しそをプランターで栽培できたら、新鮮な葉がいつでも簡単に手に入っていいですよね。
ただ、しそを育てるのには虫除けが大変って聞いたことがある方も多いのでは?
対策の方法が気になりますね。
また、プランターよりもっと手軽にできそうな、栽培キットも売られていますよね。
お手軽に始めるには、やはりキットが良いのでしょうか?
ここでは、しそ栽培をプランターでする方法と虫除け対策、また栽培キットについてもご紹介していきます。
しそ栽培をプランターでする方法!育て方のポイントは?
しそは、地植えでも育てられます。
ですが、しそを植えたプランターを身近なところ置いておくと、使いたいときにすぐに摘めて、とても便利ですよ。
では、プランターでの育て方について、順を追って説明しましょう。
- 種まき
しそは気温が低いと発芽しないので、種まきはしっかり暖かくなった5~6月がおすすめです。
用意するものは、プランター、土と肥料、種です。
プランターの大きさは一般的な60型で良いでしょう。
これで2~3株を育てられます。
土は、市販の野菜用の培養土か、自分で配合するなら赤玉土と腐葉土を半々の割合で混ぜたものを用意しましょう。
プランターの底に鉢底石をしいた上に、用意した土を入れておきます。
種はまく前に一晩水に浸けておきます。
ちょっとしたひと手間ですが、こうすることで発芽しやすくなるんです。
プランターに15cmくらいの間隔で、3~4粒ずつ種をまきます。
光がないと芽が出ないので、土はかぶせず、手で押さえて土になじませるくらいにしておきましょう。
その後プランターの底から流れるくらいたっぷり水をやっておきます。
10日~2週間ほどでかわいい芽が出てきます。
この間、乾燥に気を付けてこまめに水やりをします。
水をやるときは、種が流れてしまわないように気をつけましょう。
霧吹きを使うのもおすすめですよ。
- 間引き
これってとても心が痛む作業なんですが、元気なしそを育てるためには必要なことなんです。
心を鬼にして臨みましょう。
間引きは2回行います。
1回目は本葉が出てきた頃に行います。
種をまいたところ1箇所につき2株の元気な子だけ残して、あとは抜いてしまいます。
2回目は、本葉が4~6枚くらいになったころ。
各所2株のうち1株だけ残して、あとは抜いてしまうか、移植します。
- 水やり・肥料
しそは乾燥を嫌いますので、水は毎日たっぷりとやります。
特に夏場は朝晩2回水をやって乾燥しないように気を付けてくださいね。
肥料は、2~3週間に1度くらい液体肥料をやると成長がよくなります。
ただし、肥料をやりすぎると、虫がつきやすくなるので気を付けてください。
- 摘芯
摘芯というのは、幹となる部分(芯)の芽を摘んで、脇芽がたくさん出るようにすることです。
これをやらないと、しそはただ上にひょろひょろと伸びるだけで、たくさんの葉を収穫することができないのです。
摘芯は、しその背丈が30cmくらいになったころ、または本葉が10枚くらいになったころから、収穫を兼ねて行います。
葉の根元に新しい芽が出ている茎は残しておいてくださいね。
- 元気に育てるコツ
しそは、どんどん使うと元気に育ちます。
というのも、葉が大きく育ってくると風通しが悪くなったり、葉の陰に隠れて日当たりが悪くなってしまうことがあるんですね。
ですので、葉が育ったらどんどん収穫して、風通しと日当たりが良い状態を保ってあげましょう。
ただし、あまり葉が少ないと株が弱るので、
最低でも7~8枚は葉を残しておいてください。
9月頃になると、花穂が出てきます。
これもそのままにしておくと株が弱ってきますので、種をとる以外は摘み取ってお料理に使ってくださいね。
ところで、私がしそを育てる中で一番苦労するのは、虫対策です。
大切に育てたしそに虫がついて使えなくなってしまうのは、悲しいですよね。
そこで、続いては気になる、効果的な虫除けの方法をご紹介していきましょう!
関連記事
しそ栽培で虫除け!害虫がついた場合の対処法は?
残念なことに、しそは香りの強いハーブであるにもかかわらず、虫がつきやすいんです。
しそを狙うにっくき害虫には、
- アブラムシ
- ハダニ
- アザミウマ
- コナジラミ
- ヨトウムシ
などがあります。
生の葉をそのままお料理に使うことが多いので、なるべく虫がつかないようにしたいですし、もし虫がついても殺虫剤は使いたくないですよね。
虫除けのためには、しそを植えたプランターを「防虫ネット」で覆ったり、
黄色の「粘着捕虫シート」で捕獲してしまうなどの対策をしましょう。
どちらもホームセンターなどで手に入ります。
粘着捕虫シートは、直射日光が当たる場所に設置するのがコツですよ。
虫除け対策をしていても、小さな虫たちはスキを狙って大切なしそに近づいてきます。
毎日の水やりの時には害虫パトロールも忘れないようにしてくださいね。
もし虫がついているのを発見したら、すぐに駆除して、大量発生を防ぎましょう。
地道な努力ですが、害虫への対処法としてはこれがとても大切なポイントです。
駆除といっても農薬は使いたくないので、私は牛乳スプレーを使っています。
牛乳を霧吹きで虫がついているところに吹きかけるんです。
すると小さな虫は体の表面に牛乳の膜ができて窒息死してしまいます。
牛乳が乾いたら必ず水で洗い流しておいてくださいね。
そのままにしておくと臭くなってしまいます。
ただ、こんな虫との戦いのことをお伝えすると、育てるのをためらう方もいるかも知れませんね。
大丈夫ですよ! プランターよりももっと簡単に、しそを育てる方法があります。
そう、栽培キットです!
続いては、お手軽な「しそ栽培キット」についてお伝えしていきましょう。
関連記事
しそ栽培はキットが簡単?おすすめキットと使い方
今までプランターでのしそ栽培をご紹介してきましたが、それはちょと大変そうという方。
栽培キットで育てるという方法がありますよ!
キットの多くは小さな容器で、育てられるのは最終的には1株だけです。
窓辺など室内で育てられるので、害虫の心配もなく清潔に育てられます。
たくさんの収穫は必要なく、少しの量を手軽に摘んで使っていきたい方には便利な方法といえます。
栽培キットには、培養土で育てるタイプと、水栽培で育てるタイプがあります。
水栽培は成長が早く根の成長も観察できて面白いのですが、やってみると、水の汚れが気になって、しょっちゅう水を換える必要がありました。
こまめな水の管理は難しそうという方には、培養土で育てるタイプがおすすめです。
私は、
- おちょこ型の容器
- 種
- 培養土
がセットになっているキットを使って育てることがあります。
使い方はとても簡単です。
面白いのは、培養土は圧縮されてキットの中に入っているのですが、これを容器に入れて水をかけるとむくむくと膨れてくるんです。
ふえるわかめみたいでした(笑)
この培養土を「つまようじ」でほぐして、ついてきた種をまきます。
明るいところに乾燥しないようにして置いておき、芽が出てきたら、間引きをして最終的には1株にして育てます。
収穫は少しですが、虫がつかないので安心でした。
和柄の容器がかわいくて、お部屋のインテリアとしてもいいですよ。
それでは、しそ栽培についていろいろとお伝えしましたので、最後にまとめましょう。
関連記事
まとめ
今回は、しそ栽培をプランターでする方法と、虫除け対策、また栽培キットについてご紹介しました。
しそをプランターで育てるには、
- 乾燥に注意する
- 摘芯をして脇芽を増やす
- 育ったら葉をどんどん収穫する
がポイントでしたね。
虫除け対策には、防虫ネットや黄色の粘着捕虫シートを利用すること。
毎日の虫パトロールを欠かさないことが大切でした。
栽培キットは簡単に育てられて便利なものです。
収穫量は少ないですが、虫の心配が要らないので安心でしたね。
このように、しそはプランターでも栽培キットでも、いろいろな方法で育てられます。
用途が多く、身近にあると大変便利なしそ。ぜひあなたのやりやすい方法で育ててみてくださいね。
おすすめ記事