シンビジウムの植え替え時期と方法! 株分け等のポイントは?

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コチョウランと同様に人気のシンビジウム。

植え替えの時期や、その方法について悩んでいる人は多いのかもしれません。

 

植え替えをしたの株分けの方法についても気になりますよね。

 

今回は、シンビジウムの植え替え時期や方法、株分けについて詳しく解説します。

最後に、植え替えを失敗させないコツについてもお伝えしますので、ぜひ楽しみにお読みください。

シンビジウムの植え替え時期!根腐れの時はどうする?

冬のお花の贈り物としても人気のシンビジウム。

 

植え替え時期は4~5月です。

シンビジウムの花は12~4月が開花期のため、花が咲き終わったら植え替えをすることがポイントになります。

 

植え替えのタイミングは2~3年に1度なので、毎年植え替える必要はありません。

 

ただし、鉢底から根が出たり株元から根が盛り上がったりする時は、2~3年経っていなくても植え替えましょう。

 

生育期である4月~10月にしっかりと根を伸ばし新芽を出しておくことが、花を咲かせるために重要です。

そのため、4~5月には植え替える必要があります。

 

3年以上植え替えしなかったりすると、株が鉢の中でいっぱいになって新芽が出てきませんので注意してくださいね。

 

シンビジウムは、葉の根元が球根のように膨らむバルブができます。

植え替えをせずに鉢がいっぱいになった状態では、新しいバルブが出てこないので花芽が出てこない可能性が高いんですね。

 

毎年花を咲かせるためにも、2~3年を目安として鉢が株でいっぱいにならないように植え替えると良いでしょう。

 

ところで、シンビジウムを育てていると、根腐れした経験はありませんか?

 

根腐れの原因は、受け皿に水を常に溜めていたり、肥料を与えすぎたりすることです。

根腐れした場合、そのままにしておくと根は徐々に枯れてシンビジウムの生育に悪い影響を及ぼします。

 

そのため、冬以外であれば鉢から引き抜き、黒ずんだりスカスカになったりしている根を切り取って植え替えてください。

 

冬は花が咲く時期でもあるため、水を控えて様子を見て春3月早めに植え替えます。

 

さて、シンビジウムの植え替え時期がわかったら、用土や肥料などの準備が気になりませんか。

植え替え時の下処理についてもお話しします。

 

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シンビジウムの植え替え!用土の配合・肥料・鉢・下処理

シンビジウムには水はけのよい土が適しています。

主に、軽石やバークチップを用土として使用してください。

 

また、シンビジウム専用の土も園芸店などで手に入るので、そちらを使うと初めての方も土に困らないでしょう。

 

もしシンビジウムの専用土を使わない場合は、軽石とバークチップを8:2で混ぜ込んで、土を作ってくださいね。

 

肥料は「置き肥」や「液肥」を利用します。

多くの草花では植え替え時に土に肥料を混ぜ込みますが、シンビジウムでは土に肥料は混ぜ込みません。

 

なぜなら、10月以降は肥料を与えると株が傷んだり花芽が付かなかったりするからです。

ゆっくりと効く長期的な緩効性肥料は土に混ぜず、いつでも取り外せる置き肥を株元に置くようにしてください。

 

または、2週間に一度のペースで、水やり代わりに速効性のある液肥を薄めて与えます。

土に混ぜる緩効性肥料は10月以降も効果を発揮する場合があるので気を付けてくださいね。

 

植え替える鉢は縦長い鉢を準備しましょう。

シンビジウムは、根が真っすぐ伸びる性質があります。

 

そのため、浅い鉢では根が上手く伸長せず生育によくありません。

私は縦長い鉢がなく、浅い鉢に植え替えた経験がありますが、植え替え後の新芽の勢いが悪かった経験があります。

 

さらに、すぐに根詰まりしてしまうので植え替える手間もあり大変でした。

このようなことがないように、植え替える場合は縦長い鉢を用意することがポイントです。

 

いざ植え替える時は、引き抜いた根鉢の底1/3を剪定ばさみなどで水平に切り取ります。

この時、黒ずんでいたりスカスカの根も切り取っておきましょう。

 

根をバッサリ切ることで、新しい根が伸びてきますよ。

 

さて、シンビジウムの植え替えの準備が出来たら、実際に植え替える方法が気になりますね。

続いては、シンビジウムの植え替え手順を、初心者の方にもわかりやすいようにお話します。

 

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シンビジウムの植え替え方法!手順を分かりやすく解説します

シンビジウムの植え替え方法の手順は以下の通りです。

 

  1. 鉢から引き抜く
  2. 一回り大きな鉢を用意する
  3. 根鉢を底から1/3切り取る
  4. 用意した鉢に専用土を入れながら株の高さ調節をする
  5. シンビジウムを鉢に入れる
  6. その周囲に専用土を入れる

 

2~3年と長く育てたシンビジウムの場合、根が張って引き抜けない場合があります。

その場合は、ハンマーなどで鉢の縁などを軽くたたき引き抜きましょう。

 

根を切り取ったシンビジウムを新たに植え替える鉢に入れて、植える高さを確認してください。

このときに確認せずに専用土で植えると、深く植えすぎたり浅すぎたりして生育が悪くなる可能性があります。

上手に育てるためにも気を付けてくださいね。

 

高さを調節したら、隙間が埋まるように専用土を入れます。

この時に隙間なく入れるために鉢をゆすったり、棒で突いたりすると綺麗に土が入るんですよ。

 

その後は、しっかりと水やりを行えば植え替え完了です。

 

ポイントは根鉢1/3を切って植えることなので、あまり難しく考えずに植え替えてみてください。

植え替えるだけで、新しいバルブが出てきて綺麗な花を咲かせるでしょう。

 

シンビジウムを育てるのに植え替えが重要なことがわかったと思います。

しかし、一回り大きな鉢に植え替え続けると鉢がどんどん大きくなって大変です。

 

そんな場合は、大きくなったシンビジウムを切り分けて小さく株分けして植え替えましょう。

その方法とコツについてお話しします。

 

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シンビジウムの株分けの方法とコツ

シンビジウムを植え替えし続けると、株が大きくなり続けて植え替えが大変になります。

また、古いバルブは枯れてしまうので、見た目にもよくありません。

 

そのため、大きくなった株は株分けが必要です。

株分けも植え替え同様に4~5月に行います。

 

シンビジウムの株元のバルブを見ながら、3つ以上のバルブを付けて切り分けることがポイントです。

この時、新しいバルブを傷つけないように気を付けてくださいね。

 

また2つ以下のバルブで細かく切り分けると、翌年に花が咲かない場合があります。

必ず3つ以上のバルブをハサミで切り分けてください。

 

切り分けた後は、大きさに合う鉢を用意して植え替えましょう。

用意する鉢は、切り分けた株の一回り大きいくらいのものです。

 

あまり大きすぎると、水やり後に土が常に湿ってしまい根腐れの原因になるので注意します。

株分けのコツは、以下の3つ。

 

  • 3つ以上のバルブで1株として切り分ける
  • 新しいバルブは傷つけない
  • 切り分けた株に対して1回り大きな鉢に植え替える

 

これらのコツを守って株分けすると、その後も生育がよく花が咲いてくれますよ。

 

さて、ここまでのコツを押さえればシンビジウムの植え替えは難しくありません。

ですが、それでも失敗したらどうしようと心配な方もいることでしょう。

 

最後にシンビジウムの植え替えを失敗させないコツについてお話しします。

 

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シンビジウムの植え替えを失敗させないためのコツは?

シンビジウムの植え替えを失敗させないためのコツは以下の4つです。

 

  • 2~3年に一度は植え替える
  • 根鉢は1/3切り取る
  • 鉢を大きくしたくない場合は株分けをする
  • 縦長い鉢に植え替える

 

それでは、順を追ってお話しします。

 

【1:2~3年に一度は植え替える】

シンビジウムは根の鉢が強いので、遅くても3年に一度は植え替えてください。

植えっぱなしにしていると、根詰まりをして鉢もパンパンになり生育に悪影響です。

 

鉢植えや鉢底から根が出てきた時も植え替えタイミングなので、4~5月に植え替えましょう。

 

【2:根鉢は1/3切り取る】

長年植えていたシンビジウムほど根詰まりしており、鉢底で固まっています。

そのため、その固まった根鉢を剪定はさみなどで水平に思い切って切ってください。

 

この時に黒ずんだりスカスカだったりする根も、切り取っておくことも大事です。

根を固まった根を切り取ることで、植え替え後に新しい根が伸びて新しいバルブが出来てきます。

 

【3:鉢を大きくしたくない場合は株分けする】

植え替えし続けるほど、鉢は大きくなってしまいます。

鉢が大きくなると風通しも悪く動かすことも大変になるので、多くの方は育てるのに困るのではないでしょうか。

 

そんな時は、植え替えるタイミングで株分けしてください。

 

3つ以上のバルブで1株として、切り分けて植え替えます。

シンビジウムもコンパクトになり、風通しがよくなり生育が改善されるでしょう。

 

【4:縦長い鉢に植え替える】

シンビジウムの根は真っすぐに伸びるので、できるだけ縦長い鉢に植え替えてください。

浅い鉢では、すぐに根詰まりして生育に悪影響です。

 

ただし、株に対して一回り大きい鉢にしましょう。

縦長い鉢でも大きすぎると、根腐れの原因になるので気を付けてくださいね。

 

これらの4つのコツに注意して植え替えることで、シンビジウムの生育がよくなりますよ。

ぜひ、植え替えをして立派なシンビジウムを育てましょう!

 

それでは、シンビジウムの植え替えについて最後にまとめです。

 

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まとめ

今回は、シンビジウムの植え替えについてお話しました。

 

植え替えの時期は4~5月で、根腐れしている根は丁寧に取り外します。

植え替えは専用土を使うと初心者でも上手に育てることができるでしょう。

 

シンビジウムは、根鉢を引き抜き1/3切り取った後に縦長い鉢に植え替えます。

株分けは3つ以上のバルブを1株として切り分けましょう。

 

2~3年に一度、根鉢を1/3切って縦長い鉢に植え替えたり株分けしたりすることが植え替えを失敗させないコツです。

あなたもシンビジウムを上手に植え替えて、綺麗な花を咲かせてくださいね。

 

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