ハーデンベルギアの花言葉と育て方!増やし方や寄せ植えは?

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ハーデンベルギアは胡蝶蘭のような形の小さな花が、枝垂れるように咲く可愛いつる性の植物です。

 

伸びるつるを行燈仕立てにして豪華に育てることもできますし、寄せ植えでも楽しむことができます。

そんなハーデンベルギアの育て方をご存知ですか?

 

感動的な由来を持つ花言葉も知りたいと思う方も多いでしょう。

今回は、花言葉や開花時期、育て方、増やし方、寄せ植えについて詳しく解説していきます。

 

最後には、ハーデンベルギアが枯れる原因とその対処法についても解説しているのでお楽しみに!

ハーデンベルギアとは?花言葉や開花時期は?

ハーデンベルギアは、花径1㎝程の小さな花が藤のように連なって咲くつる性の常緑植物です。

小さな花が藤のように連なって咲く姿から、コマチフジと別名もあります。

 

マメ科植物の特徴的な花をしていますが、よく見るとコチョウランのような花の形もしているので、一つ一つの花姿も可愛いんですよ。

ハーデンベルギアは3~5月に咲き、花色は紫や白、ピンク、複色があります。

 

鉢物の行燈仕立てとして、贈り物やご自宅の飾り花としても人気です。

また、つるはほったらかすと3mほど伸び常緑のため、地植えでフェンスやアーチに茂らせるつる植物としても利用されます。

 

ところで、そんなつる植物のハーデンベルギアの花言葉をご存じでしょうか?

花言葉は、以下の3点が有名です。

 

1:壮麗

2:運命的な出会い

3:思いやり

 

これらの花言葉の由来は、はっきりとしていません。

しかし、大きなハーデンベルギアの花は、伸びたつるや葉を覆い隠すように咲くことから、「壮麗」と名付けられたのでしょう。

 

「運命的な出会い」「思いやり」は、ハーデンベルギアの名前の由来となったドイツの政治学者ハーデンベルグ伯爵に関係があると言われています。

ハーデンベルグ伯爵は、第二次世界大戦中に投獄され、その後釈放されて愛する家族と奇跡的な再会を果たすんです。

 

そんな「運命的な出会い」や愛する家族への「思い」から名付けられているのでしょう。

 

ハーデンベルギアの花言葉を知ると興味が湧いて、今度は育ててみたいと思いませんか?

水やりや剪定のポイントなどをお話しします。

 

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ハーデンベルギアの育て方!水やりや剪定などのコツは?

ハーデンベルギアは丈夫なつる性の植物なので育てやすいですが、美しく花を咲かせるにはポイントがあるんですよ。

順を追ってお話ししますね。

 

【植え付け】

ハーデンベルギアは3~5月の春に、園芸店でよく見られます。

花付きの苗や、プレゼント用に行燈仕立てに作られたものまであるんですよ。

 

購入するときは、葉の色が濃く、株元がしっかりしているものを選びましょう。

植え付けは、真夏と真冬を除いた3~5月の春と10~11月の秋になります。

 

ハーデンベルギアは草花というよりも、つるのある木のように育ちますので、頻繁な植え替えは必要ありません。

鉢植えの場合は、株に対して2回りほど大きめの鉢に植えつければ、2年は植え替えせずに育てることができます。

 

【用土】

ハーデンベルギアは水はけのよい土を好みます。

市販の園芸用のお花の土でも十分に育ちますが、1割ほど小粒の鹿沼土や軽石を加えると排水性がよくなり、さらに育ちがよくなるでしょう。

 

地植えの場合は、腐葉土などたい肥をしっかりと加えて、土壌改良することがポイントです。

特に、粘土質の土の場合は水はけが悪いので、しっかりと改良するか、そのような場所には植えないようにしてくださいね。

 

【水やり】

基本的には、土が乾いたら鉢底から水が流れるくらいにしっかりと水やりをしましょう。

受け皿をしている場合は、溜まった水は小まめに捨ててくださいね。

 

そのまま受け皿に水を溜めていると根腐れしてしまう可能性があるので気を付けましょう。

しかし、鉢植えの場合は花が咲く3~5月に乾燥させすぎると蕾が落ちてしまうので、春の水やりには気を付けてくださいね。

 

地植えの場合は、植え付け直後と全く雨が降らない場合を除いて水やりは必要ありません。

 

【肥料】

地植え鉢植えともに、植え付けの時にゆっくりと長期間効く緩効性肥料を、土に混ぜ込んであげましょう。

鉢植えの場合は、生育期の3~5月の春、10~11月の秋に週に一回即効性のある液肥を水やり代わりに与えると美しく育ちますよ。

 

地植えの場合は、植え付け時の緩効性肥料とたい肥だけでよく育ちますので、安心してくださいね。

 

【剪定】

ハーデンベルギアは花が咲き終わった後は、種を付けようとします。

種がつくと、そちらに栄養が集中し花付きが悪くなるんです。

 

そのため、花終わりは小まめに切ってあげると長く美しい花を楽しむことができます。

花が終わり始める6月ごろに、伸びすぎたつるや枝葉を、風通しが良くなるように剪定してください。

 

そのまま剪定せずに育てると、株元の葉がなくなりバランスの悪い株になるので注意が必要です。

小さく育てたい場合は、花終わりに半分くらいバッサリと切っても良いでしょう。

 

【病害虫】

ハーデンベルギアは病気になりにくい植物です。

そのため、初心者にも育てやすい植物ですが、以下の2種の害虫には気を付けましょう。

 

1:アブラムシ

2:ハダニ

 

アブラムシは、どの植物にも発生しやすいです。

特に、春の新芽に発生しやすく、大発生すると植物の生育が衰えるので注意しましょう。

 

ハダニは、乾燥すると葉の裏に発生しやすい害虫です。

ハダニが、発生すると葉色が薄くなり擦れてきます。

 

クモの仲間なので、さらに大発生すると植物全体に糸を張ってしまい、植物が枯れる原因となるので注意が必要です。

この害虫は湿度が高い環境を嫌いますので、霧吹きなどで小まめに葉水を行ったり、ホースシャワーで植物ごと洗い流すとよいでしょう。

 

どちらの害虫も発生初期に対処することが重要なので、日頃の観察で見つけ次第取り除いたり、お薬で対処したりしてくださいね。

 

上手にハーデンベルギアを美しく育てることができたら、今度は増やしてみたいと思いませんか?

挿し木のポイントについてお話ししますね。

 

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ハーデンベルギアの増やし方!挿し木のコツやポイントは?

ハーデンベルギアは挿し木で簡単に増やすことができます。

挿し木の時期は、5~6月と9~10月です。

 

これらの時期に、伸びた枝を2~3節ごとに切り分けましょう。

その切り分けた枝を挿し穂とします。

 

その挿し穂に、発根剤であるメネデールを薄めた水に30分ほど浸して吸水させましょう。

用土は市販の挿し木さし芽用の土や肥料分の入っていない小粒の赤玉土やバーミキュライトがおすすめです。

 

肥料分が入っていると根がうまく出ないことがあるので注意してください。

土に1~2節埋まるくらいの穴を開けて、優しく植えつけましょう。

 

その後は、明るい日陰で水切れしないように管理すると、約1か月で新芽が出てきます。

その新芽が5~6枚になったら、優しく掘り上げて、3号(直径約9㎝)ほどの鉢に植えつけましょう。

 

いきなり、地植えをしたり大きな鉢に植えつけたりすると、水やり後に土が乾燥せずに根腐れで枯れる恐れがあります。

そのため、まずは小さな鉢で苗をしっかり育てることが大事です。

 

その後は、生育に合わせて少しずつ大きな鉢に植えかえると、花が咲いてきますので安心してくださいね。

 

ハーデンベルギアを増やすことができたら、その増やした株で寄せ植えを作ってみたいと思いませんか?

寄せ植えのポイントについてお話ししますね。

 

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ハーデンベルギアの寄せ植え!コツやポイントは?

ハーデンベルギアの花は、放射線状に枝垂れながら咲きます。

そのため、鉢の中心に植えつけて花が全体にまんべんなく広がるように植えると美しい寄せ植えになるんですよ。

 

植物を鉢の正面から見て3角形になるように植え付け、横から見ても3角形になるように植えると、大きくなってもバランスの良い寄せ植えになります。

ハーデンベルギアは3~5月の春に開花するので、同時期に花が咲く植物と寄せ植えしましょう。

 

〇ネメシア

〇ペチュニア

〇イベリス

〇ビオラ・パンジー

〇ラナンキュラス

〇アネモネ

〇チドリソウ

〇アイビー

〇ローズマリー

〇ラミウム

〇タイム  など

 

ハーデンベルギアには、紫以外にも白花や桃花もあるので、同じ種類で植え付けても優しい色合いの寄せ植えを作ることができますよ。

 

ところで、このように可愛い寄せ植えを作ったのに、ハーデンベルギアが枯れたら、すっごく悲しいですよね。

そこで、最後に枯れる原因や対処法についてお話しします。

 

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ハーデンベルギアが枯れた(枯れる)!原因と対処法は?

ハーデンベルギアが枯れる原因は以下の3点です。

1:日当たり不足

2:水のやりすぎ

3:冬の管理

 

【対処1:日当たり不足】

ハーデンベルギアは日当たりの良い環境を好むので、日中日陰ではうまく生育できずに枯れてしまう恐れがあります。

鉢植えの場合は、日当たりの良い環境に移動させて育てましょう。

 

地植えの場合は、日当たりの良い環境を選んで植えることが重要です。

 

【対処2:水のやりすぎ】

この植物は、水はけのよい土を好むので、水のやりすぎで常に土が湿っていると枯れやすいです。

もちろん、常に乾燥しすぎていても枯れることがあるので、土の乾燥具合を確認して水やりを行いましょう。

 

鉢植えの場合は、受け皿に水を溜めないようにすることが大事です。

地植えの場合は植え付け時に土壌改良をして、水はけを良くしておきましょう。

 

【対処3:冬の管理】

ハーデンベルギアは-3℃まで耐えることができますが、雪や霜には強くありません。

鉢植えの場合は、室内に移動させましょう。

 

地植えの場合は、雪や霜に当たらないようにビニールを被せたり、株元をマルチングして保温すると冬越しできますよ。

凍結するほどの寒さの場合は、掘り起こして鉢植えで室内に移動することも考えておくと良いですね。

 

それでは、ハーデンベルギアについて最後にまとめましょう。

 

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まとめ

ハーデンベルギアの花言葉と育て方についてお話しました。

 

ハーデンベルギアは、3~5月の春に咲くつる性植物。

花言葉は「壮麗」「運命的な出会い」「思いやり」などがあります。

 

育て方は、日当たりと水はけの良い環境を好み、花終わりは伸びすぎたつるや枝葉を切って整えると美しい姿を維持できます。

 

ハーデンベルギアは5~6月、9~10月に挿し木で簡単に増やせますよ。

放射線状に枝垂れるように咲く植物なので、寄せ植えの中心に植えて、鉢全体に花が見えるようにすると美しくなります。

 

枯れる原因は「日当たり不足」「水のやりすぎ」「冬の管理」が考えられるので、これらについてしっかり対処することが重要です。

 

それでは、ハーデンベルギアを美しく咲かせて、ステキなグリーンライフを過ごしましょう!

あなたが育てたハーデンベルギアの話も、ぜひ教えてくださいね^^

 

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