カンパニュラの花言葉と育て方!増やし方や寄せ植えのコツは?

ガーデニング

カンパニュラは、風鈴草や釣鐘草という別名があり、こちらの名前でご存じの方も多いと思います。

風鈴や釣鐘に例えられるように、ベル型の花が下向きに咲く姿がとても可愛く、女性に人気の花です。

 

そんなカンパニュラにはどんな花言葉があるのでしょうか?

可愛い花なので育て方や増やし方を知りたい方もいるでしょう。

 

今回は、花言葉や育て方、増やし方、寄せ植えのコツについて詳しく解説しています。

最後に、花が咲かなかったり、枯れたりする原因とその対処法も解説しますので、お楽しみに!

カンパニュラの花言葉はうるさい?開花時期や種類は?

カンパニュラは、ベルの形をした花が下向きに咲く花です。

その可愛い花姿は、様々な絵本や物語のモチーフや挿絵にもなっています。

 

カンパニュラは、南ヨーロッパ原産のキキョウ科ホタルブクロ属の植物です。

この植物は種類が300を超えるほど非常に多く、1年草や多年草のものまであります。

 

花色は紫や青、白、ピンクなどがあり、花の大きさも種類により様々です。

開花期はガーデニングに最適な5~7月。

 

初心者にも育てやすいカンパニュラは、初めてガーデニングをする方にも人気の花になります。

 

ところで、そんな人気の植物の花言葉をご存じでしょうか?

カンパニュラの花言葉は、「誠実」「感謝」「節操」などです。

 

南ヨーロッパが原産国だけあって、ギリシア神話やキリスト教との関係が深く、花言葉もそれらから来ています。

オリンポスの黄金の林檎を守っていた美しい妖精カンパニューラは、林檎を盗みに来た盗賊を見つけベルを鳴らして助けを求めましたが、助けは間に合わず命を奪われました。

 

その死を悼んだ花の女神フローラが、カンパニューラをベルの形をした花に姿を変えたとの神話があるんですよ。

カンパニューラのように「誠実」「節操」に黄金の林檎を守ろうとした姿から、花言葉が来ています。

 

また、ベル型の花は教会のベルとも関連付けられ、教会の教えなどから「感謝」という花言葉がつけられているんです。

とても素敵な背景のある花言葉なので、プレゼントに添えて贈るときっと喜ばれることでしょう。

 

そのため花言葉が「うるさい」ということではありませんので、間違えないように注意してくださいね。

 

カンパニュラの素敵な花言葉を知ると、育ててみたいと思いませんか?

切り戻しや花がら摘みなどのポイントをお話します。

 

関連記事

 

カンパニュラの育て方!切り戻しや花がら摘み等のコツは?

カンパニュラは、初めてガーデニングする方も育てやすい花ではありますが、綺麗に咲かせ続けるためにはポイントがあるんですよ。

順を追ってお話しますね。

 

【植え付け】

カンパニュラの花苗は、園芸店で簡単に手に入ります。

多年草タイプは12~4月、一年草タイプは3~5月に出回ることが多いんですよ。

 

一年草タイプは花付き苗ですが、多年草タイプは葉も少ない苗の状態で販売されています。

葉の色が濃く、株がしっかりしているものを選びましょう。

 

日当たりと風通しがよい場所で管理することが大事です。

地植えの場合は、夏の直射日光が避けられる環境であることが夏越しのポイントになるので、植栽計画をしっかり立てましょう。

 

カンパニュラは、根を崩すと生育が悪くなるため、植え付けるときは根鉢を崩さずに優しく植えることがポイントになります。

 

【用土】

カンパニュラは多湿を嫌いますので、水はけのよい土に植えてください。

市販の園芸用のお花の土で十分に育ちますが、一割ほど小粒の軽石を混ぜ込んでおくと、さらに育てやすいでしょう。

 

また、この植物は弱アルカリ性の土を好むので、鉢植えの場合でも石灰を混ぜ込んでおくと綺麗に育って花を咲かせてくれます。

地植えの場合は、腐葉土などの堆肥と小粒の軽石、石灰をしっかりと混ぜ込んで、弱アルカリ性の水はけのよい土にすることがポイントです。

 

【水やり】

基本的には、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいしっかりと水やりをしましょう。

受け皿をしている場合は、溜まった水はこまめに捨ててください。

 

そのままにしていると、土が乾かず根腐れで枯れる原因になるので注意が必要です。

地植えの場合は、植え付け直後と真夏の雨が降らない時を除いて、水やりは必要ありませんので安心してくださいね。

 

鉢植え、地植えどちらも、葉や花にかからないように株元に水やりしましょう。

葉や花に水がかかりそのままにしておくと、病気の原因になるので注意してくださいね。

 

【肥料】

植え付けの時に、ゆっくりと長く効く緩効性肥料を土に規定量混ぜ込んでおきましょう。

3~7月、10~11月は2週間に1度、即効性の液肥を薄めた水を水やり代わりに与えることで、しっかりとした株になり、花がたくさん咲きますよ。

 

真夏と真冬は、カンパニュラは生育が緩やかになる時期なので、肥料は与えないようにしましょう。

この時期に、肥料を与えると根痛みの原因になるので注意が必要です。

 

【剪定】

カンパニュラは、品種によって草丈が150㎝になるものや20㎝程と小さなものまで様々です。

特に、草丈が大きくなるものは株が乱れやすく強風でも倒れやすいため、花終わりは剪定してあげることで、脇芽から再び花が咲きやすくなります。

 

茂りすぎたカンパニュラは風通しが悪くなり病気になりやすいので、風通しがよくなるように間引くように剪定してあげるとよいでしょう。

 

【花がら摘み】

カンパニュラの多くは、ベル型の花が株一面にたくさん咲く特徴があります。

これらの花をそのままにしておくと、花後に種を作る準備をします。

 

種ができると、そちらに栄養が集中して、株が弱くなり花付きも悪くなるんですよ。

そのため、長く花を楽しむためには、花がらはこまめに取り除くことがポイントになります。

 

【病害虫】

カンパニュラに発生する代表的な病害虫は以下の3つです。

1:灰色かび病

2:アブラムシ

3:ヨトウムシ

 

1:灰色かび病

言葉通り、灰色のカビが低温期の3~5月に多湿になると枝葉に発生する病気です。

低温期に水のやりすぎや枝葉に水がかからないように管理することが重要になります。

 

また茂りすぎている枝葉を剪定して、風通しをよくすることも効果的な予防です。

灰色かび病の発生が収まらない場合は、市販のお薬で対処しましょう。

 

2:アブラムシ

アブラムシは、どんな植物にも発生する吸汁性害虫ですが、カンパニュラにも同様に発生します。

特に新芽が出始める3~5月に発生しやすく、若い枝葉につき生育を阻害するんですよ。

 

日頃の観察で、見つけ次第取り除きましょう。

大発生している場合は、市販のお薬で簡単に対処できます。

 

取り除くのが難しいほど大発生しているときは、お薬を使いましょう。

 

3:ヨトウムシ

ヨトウムシとは「夜盗虫」と書き、春と秋の夜に活動し葉や花を食害する害虫です。

普段は土の中や枯葉の下に隠れているので見つけることが難しく、夜に枝葉や花が食べられてしまうことがあります。

 

株元に枯葉など隠れる場所がないように整理してあげたり、夜に植物を確認することで見つけて取り除くことが予防になるでしょう。

あらかじめ、市販の薬を巻いておくことも効果的なので、そちらの方法もおすすめですよ。

 

カンパニュラを上手に育てることができたら、次は増やしてみたいと思いませんか?

種まきや株分けのポイントについてお話します。

 

関連記事

 

カンパニュラの増やし方!種まきや株分けのコツは?

カンパニュラの増やし方には、以下の2つの方法があります。

1:種まき

2:株分け

 

1:種まきでの増やし方

カンパニュラは、園芸店で種子としても販売されています。

また花終わりに種子も簡単に収穫できるんですよ。

 

手に入れた種は、一年草タイプか多年草タイプかで巻く時期が異なります。

一年草タイプは8月下旬~9月下旬、多年草タイプは5~6月に種まきをしましょう。

 

カンパニュラの種子は、発芽に光が必要な光好性種子です。

そのため種まき後は、土を被せないことがポイントになります。

 

種まき後に土を被せると、光が種子に当たらず発芽しないので注意しましょう。

用土は、市販の種まき用の土や肥料分の入っていないバーミキュライト、小粒の赤玉土がおすすめです。

 

肥料分が入っていると発芽を阻害するので気を付けてくださいね。

 

種まき後は、明るい日陰で土が乾かないように管理することで1~2週間で発芽してきます。

新芽が5~6枚の時に、3号(直径約9㎝)くらいの鉢に植え替えをしましょう。

 

カンパニュラの根はデリケートなので、優しく植え替えることがポイントです。

その後は、日当たりの良い場所で管理することで、しっかり育ちますので安心してくださいね。

 

2:株分けでの増やし方

カンパニュラは株分けで簡単に増やすことができます。

株分け時期は、3~4月の春、9~10月の秋に行いましょう。

 

ただし、カンパニュラの株が大きくないと株分けが難しく、購入したばかりや種から1年目の株は、根の発育も不十分です。

2年以上の大きな株で、株分けを行うことがポイントになります。

 

株分けを行うときに、細かく分けるとその後の成長がよくないので、株分けは3芽にとどめることがおすすめです。

手で根を分けるように簡単に株分けできますが、根が絡まりあっている場合は、ハサミで切れ込みを入れて株分けすることもできます。

 

分けた株は、鉢植えや地植えにして日当たりと風通しの良い環境で育てることで、綺麗になりますので安心してくださいね。

 

カンパニュラを順調に増やすことができたら、その増やした株で寄せ植えを作ってみたいと思いませんか?

寄せ植えについてお話します。

 

関連記事

 

カンパニュラの寄せ植え!コツやポイントは?

カンパニュラは草丈が大きくなるものから、地面を這うような小さなものまで様々です。

それぞれの特徴に合わせた寄せ植えを作る必要があります。

 

草丈が大きいものは、鉢の後ろ側に、草丈が小さいものは鉢の中央から前側に植えましょう。

寄せ植えは、鉢を正面から見て3角形になるように植え付けて、横から見ても3角形の形になっていると大きくなっても、バランスの良い寄せ植えになります。

 

カンパニュラの開花時期は5~7月なので、この時期に開花する植物と寄せ植えをすると素敵な寄せ植えになるでしょう。

〇マーガレット

〇アネモネ

〇ネメシア

〇ペラルゴニウム

〇バーベナ

〇クレマチス

〇オステオスペルマム

〇アイビー

〇ローズマリー

〇タイム  など

 

カンパニュラは多くの種類と花色があるので、カンパニュラ同士で寄せ植えを作っても非常に可愛い寄せ植えができます。

ぜひ可愛い寄せ植えを、作ってみてくださいね。

 

可愛い寄せ植えを作ったのに、カンパニュラの花が咲かなかったり、枯れてしまったりすると、とっても悲しいですよね。

その原因と対処法についてお話しします。

 

関連記事

 

カンパニュラの花が咲かない!枯れた!原因と対処法は?

カンパニュラの花が咲かなかったり、枯れてしまったりする原因は以下の3つあります。

1:根鉢を崩した

2:日当たり不足

3:土が酸性

 

【対処法1:根鉢を崩した】

カンパニュラは、根鉢を崩されることを嫌います。

そのため、他の植物を植えるときのように、固まった根を崩したり、ハサミで切ると植え付け後に花が咲かなくなることが多いんですよ。

 

あまりにもひどい場合は、そのまま枯れこむこともあります。

根鉢を崩さずそのまま植え付けることが上手に育てる重要なポイントです。

 

崩してしまった場合は、発根剤であるメネデールを水に薄めて、水やりをしながら様子をみましょう。

 

【対処法2:日当たり不足】

カンパニュラは、日当たりの良い環境を好みます。

特に、春と秋は一日十日当たりの良い状態にすることが大事です。

 

日陰の場合、花は咲かないので直射日光の当たる環境で管理してあげましょう。

ただし真夏は直射日光が強すぎて葉焼けを起こすので、真夏だけ明るい日陰で管理してくださいね。

 

【対処法3:土が酸性】

カンパニュラは酸性土を嫌います。

鉢植えの場合に、植える土が新しい土であれば問題ありませんが、再生用土や地植えの場合は、土が酸性になっている可能性が高いです。

 

酸性土の場合は、カンパニュラが育たず花も咲きませんので、植え付ける前に石灰を撒いて、土を弱アルカリ性にすることがポイントになります。

日本は、コンクリートや酸性雨の影響で土が酸性になりやすい環境なので、植え付け前に規定量の石灰で土を整えてあげるとよいでしょう。

 

土の酸度は、園芸店で簡単に測定できる道具が手に入りますので、気になる方はぜひ使ってみてくださいね。

 

それでは、カンパニュラについて最後にまとめましょう。

 

関連記事

 

まとめ

今回は、カンパニュラの花言葉や育て方等についてお話しました。

 

カンパニュラは「誠実」「感謝」「節操」と素敵な花言葉を持っており、5~7月に可愛いベル型の花を咲かせます。

この植物は、日当たりと風通しがよい環境で育てることが重要で、土を弱アルカリ性にすることでさらに育てやすくなるんですよ。

 

カンパニュラは、「種まき」と「株分け」で簡単に増やすことができます。

多くの種類があるのでそれぞれの特徴に合わせて、5~7月に咲く花と一緒に植えて素敵な寄せ植えを作りましょう。

 

カンパニュラの花が咲かなかったり、枯れたりする原因は「根鉢を崩す」「日当たり不足」「土が酸性」の3点です。

それでは、素敵なグリーンライフをお過ごしくださいね。

あなたが育てたカンパニュラの話も、コメントお待ちしています^^

 

おすすめ記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました