色鮮やかなお花が魅力のバーベナは、ガーデニングでもさまざまなシーンで活躍してくれ、とても人気がありますよね。
そんなバーベナにはどんな花言葉があるのでしょうか?
気軽に育てられるバーベナですが、詳しい育て方などをきちんと知りたいという方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、バーベナの花言葉や育て方、挿し木のポイントについてお伝えしていきます。
もちろんバーベナを寄せ植えで楽しみたい方に向けて、寄せ植えのポイントについてもご紹介しますのでお楽しみに。
目次
バーベナとは?花言葉や開花時期は?
バーベナとはどんなお花なのでしょうか?
バーベナは美女桜とも呼ばれる、クマツヅラ科バーベナ属のお花全般を指します。
ひとつひとつのお花は小さいですが、ハート形のような5枚の花びらからなるお花が枝先に傘状に数輪ずつまとまって咲くので、とても豪華に見えますよ。
種類によって開花時期が異なり、5月中旬〜11月中旬にお花が楽しめます。
花の色も白やピンク、赤、紫、黄色などととても豊富なんですよ。
南北アメリカに野生種が約250種自生していて、日本にも「クマツヅラ」というお花が自生しています。
本来は多年草ですが、暑さに弱い種類もあり、日本では一年草として扱われているものもありますよ。
そんなバーベナの花言葉は、「魔力」「魅力」です。
由来ははっきりしていませんが、バーベナのお花が外側から順に連なるように咲く様子が、人と人との結びつきのシンボルであるとされています。
バーベナのお花に美しさのあまり魅了される、というイメージから生まれた花言葉なのかもしれませんね。
そんなバーベナの魅力や魔力に触れるために、今度は実際に育てて楽しんでみましょう。
次はバーベナの育て方についてお伝えしていきます。
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バーベナの育て方!種まきや水やりや切り戻しのコツは?
バーベナの育て方について、項目別にご紹介していきます。
【栽培環境】
もともと熱帯から亜熱帯に自生するお花なので、日当たりと風通しが良いところで育てましょう。
寒さにあまり強くないので、寒い地方の方は地植えではなく鉢植えで育てるのをおすすめします。
【種まき】
4月もしくは9〜10月に種まきします。
発芽温度は15〜20℃なので、私は春に蒔く時には桜が咲いた後くらいを目安にしています。
種の表面に発芽を抑制する物質がついているので、ガーゼなどに包んでよく水洗いしてから種まきします。
市販の種まき用土に撒き、しっかり覆土して乾かさないように明るい日陰で管理しましょう。
2、3週間で発芽しますので、本葉が4、5枚に増えたら定植します。
【植え付け】
5〜7月中旬と9月に植え付けをします。
苗が流通している時期に植え付ける、と覚えておくといいですよ。
ポットから取り出したときに根が固く巻いてしまっているときは、少しほぐしてから植えてあげてください。
【用土】
水はけと通気性、保水性のある土を好みます。
市販の草花用土:腐葉土:牛フン堆肥=6:3:1で混ぜた土がおすすめです。
暖かい地方で地植えにされる方は、酸性土壌に弱いので、事前に腐葉土と堆肥に加えて、苦土石灰をよくすき込んでおいてくださいね。
【水やり】
乾燥に強く多湿に弱いので、鉢植えは土が乾いたらたっぷり与えます。
地植えの場合は、植え付け時以外は雨に任せてOKですが、真夏に日照りが続くときには、朝夕の涼しい時間にお水をあげてください。
【肥料】
植え付け時に元肥として、緩効性肥料を混ぜておきましょう。
生育中は花付きをよくするために、定期的に置き肥をしたり、2週間に一回くらいに頻度で液体肥料を与えるといいですよ。
【剪定】
バーベナはよく伸びるので、8月中旬頃に蒸れ防止も兼ねて切り戻しの剪定をしましょう。
全体の1/2〜1/3を残して、節の上でバッサリと切り戻します。
1週間前後で脇芽が出てきて、また元通りこんもりとした姿になっていきますよ。
【病害虫】
春と秋にうどん粉病にかかりやすいのでご注意下さい。
特に蒸れると発生しやすいので、枯葉や花がらはこまめに除去し、風通しを良くしておきましょう。
また、オンシツコナジラミやハダニの被害にも遭いやすいです。
オンシツコナジラミは春と秋の繁殖期に卵を産まないように、あらかじめ殺虫剤を散布しておくと効果的ですよ。
ハダニは夏の高温乾燥期に発生しやすいので、つきやすい葉の裏に水をかけると予防できます。
ここまでバーベナの育て方を項目別にご紹介してきましたが、種まき以外でバーベナを増やすことはできるのでしょうか?
次はバーベナの増やし方をご紹介します。
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バーベナの増やし方!挿し木のコツやポイントは?
バーベナは挿し木で増やすことができます。
4〜5月、もしくは9月に元気な枝を選んで10cmくらいに切り取り、上部に2、3枚の葉を残して下葉を除去したら、1時間くらい水につけておきましょう。
湿らせた赤玉土や市販の挿し木用の土に挿し、明るい日陰で乾かさないように管理します。
1か月ほどで根が出てきますので定植します。
芽が伸びてきたら摘心をすると、株がこんもりして花数を増やすことができますよ。
せっかく挿し木で増やしたバーベナを使って、今度は寄せ植えを楽しんでみるのはいかがでしょうか?
次はバーベナを寄せ植えにするときのコツやポイントをお伝えしていきます。
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バーベナの寄せ植え!相性の良い花ややり方のコツは?
バーベナは初夏〜秋の寄せ植えに大活躍してくれるお花ですが、どんなものと組み合わせたらいいのでしょうか?
バーベナはひとつひとつのお花が小さいので、ペチュニアやベコニア、ニチニチソウなどの少し大きめのお花と組み合わせると相性がいいです。
また、ラベンダーやブルーサルビアなど、縦のラインを強調してくれるものと合わせると、バーベナの小さなお花が丸くまとまっている雰囲気がよく引き立ちますよ。
また、バーベナは立ち性のものと這い性のものがありますので、背の高いものと組み合わせるときには這い性のものにするなど、組み合わせるお花でどのタイプの種類を選ぶのか決めるといいですね。
私は白や黄色のバーベナと、マリーゴールド、黄花コスモスなどを使って、ビタミンカラーでまとめるのがお気に入りです。
ところで寄せ植えにもぴったりで育てやすいバーベナですが、突然枯れてしまうことはあるのでしょうか?
次はバーベナが枯れてしまう原因と対処法についてご紹介します。
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バーベナが枯れる?その原因と対処法は?
バーベナが枯れてしまう原因は、どんなことが考えられるのでしょうか?
夏に葉が黄色くなってきたときには、水分不足を疑いましょう。
特に地植えにしている場合は、乾燥に強い種類とはいえ日照りが続くと水不足で弱ってしまいます。
葉が萎れてきていないか、土がひび割れたりしていないかなど、こまめにチェックして適宜水やりをしましょう。
また逆に、水のあげすぎで多湿状態が続くと、根腐れして枯れてしまうことがあります。
梅雨時など、長雨に当たらないように注意しましょう。
夏に水やりするときも、日中の気温が高い時間にあげないようにするのも、大切なポイントです。
ハダニやコナジラミなどの害虫の被害で枯れてしまうこともあります。
こまめに剪定したり枯葉や花がらを摘んで風通しをよくして予防しますが、害虫は早期発見・早期駆除が大切なので、毎日よく観察して、異常がないかチェックしましょうね。
それでは、バーベナについて最後にまとめましょう。
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まとめ
今回は、バーベナの花言葉や育て方、挿し木や寄せ植えのコツ等についてお伝えしました。
バーベナはクマツヅラ科バーベナ属の総称で、5月中旬〜11月中旬に白やピンク、赤などの小さな花が傘状に咲きます。
花言葉は「魅力」「魔力」。
春または秋に種まきをし、発芽後の初夏か秋に、元肥を与えて日当たりと風通しが良いところに植え付けます。
水は乾燥したらたっぷりと与え、8月中旬に切り戻しの剪定をします。
うどん粉病やコナジラミ、ハダニがつきやすいのでご注意を。
バーベナは挿し木で増やすことができます。
寄せ植えはバーベナと花の形が異なるペチュニアやラベンダーなどと相性がいいです。
水不足や多湿、病害虫の被害で枯れてしまうことがあります。
花の色や株姿など、種類も豊富で育てやすいバーベナ、花壇や寄せ植えなど、さまざまなシーンで楽しめるので、ぜひいろいろな種類を植えて楽しんでみてください。
あなたが育てたバーベナの話も、ぜひコメントしてくださいね^^
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