ハーブに詳しくない方でも一度は必ず見たり聞いたりしたことのあるミント。
さわやかなすっきりとする香りと鮮やかなグリーンが特徴的ですよね。
いろんな使い道があるのでご自宅でも育てているよ~という方は多いのではないでしょうか?
育てている方はご存知だと思いますが、ミントは生命力が強いので一度庭に植えるとびっくりするくらい増えてしまいますよね。
そんなご家庭で増えすぎたミントを消費するために、今回は使い勝手の良いミントシロップの作り方・レシピや保存方法を徹底解説しちゃいます。
ミントシロップの作り方!ミントの種類はどれを使えば良い?
まずは、基本のミントシロップの作り方をご紹介しましょう。
暑くなる前に作っておけば、夏は涼しく過ごせること間違いなしです!
意外と簡単なのでぜひ作ってみてくださいね。
それでは、まず材料から見て行きましょう。
材料
- ミントの葉 15~30g →好みによって調整してください
- 砂糖 100g
- 水 200㏄
作り方の大まかな手順は以下のような感じです。
作り方
- 保存用の瓶を煮沸消毒しておく。(前日にしておくとスムーズです)
- ミントはよく洗って水分をふき取っておく。
- 小鍋に砂糖と水を入れ、沸騰するまで煮たてる。
- ミントを入れ、弱火で2~3分煮てからふたをして10分蒸らす。
- 冷めるまで放置し、ミントの葉を濾して瓶に詰め替える。
ポイントとして、使用するミントの葉は、一般的に使い道が難しい「大きく育った部分」を使うと、無駄にすることなく楽しめますよ。
ところで、ミントって実はいろいとな種類があることを知っていましたか?
ハーブの中で最も古い歴史を持ち、その歴史の中でいろんなハーブやミント同士で交雑・・・
現在ではなんと約3500種類以上にもなるんです。
びっくり!!ですよね…。
ここでは、そんなミントの中でもミントシロップに向いている種類とその特徴を簡単にお伝えしますね。
ペパーミント(清涼感やスーッとした香りを楽しみたい方に)
ペパーミント派、清涼感のある強い香りが特徴です。
メントールという成分が50パーセント以上も含まれていて、歯磨き粉や医薬品の香りづけなどにも使用されています。
刺激が強くはっきりした香りなので、やや好みが分かれるものになっています。
葉の表面がなめらかで丸っぽい形をしています。
スペアミント(マイルドで爽やかな香りを楽しみたい方に)
スペアミントは、ペパーミントより香りはマイルド。
そして、どちらかというと柑橘系のようなさわやかで甘い香りがします。
香りが穏やかなのでお菓子や料理などにも応用しやすいです。
葉の形がとがっており、槍(スペア/スピア)の先に見えることからこの名前がつけられました。
アップルミント(甘めの香りを楽しみたい方に)
アップルミントは、その名の通りリンゴのような甘くフルーティーな香りが特徴です。
産毛をはやした丸い形の葉っぱを持つことから、「マルバハッカ」という別名を持ちます。
生の方が香りを楽しみやすいです。
なので、シロップを作る際は沸騰した砂糖水にミントを加えた後煮たてずにそのまま余熱で蒸らした方がいい香りのものが出来上がりますよ。
ミントシロップは、好みによってミントの香りの種類や強さ、甘さを調整できます。
なので、ぜひあなた好みのシロップを作ってみてくださいね。
ただ、ミントシロップを作ってミントの葉は消費できたけど、このシロップはどうやって使うんだろうとお思いの方もいると思います。
そこで、続いてはミントシロップを使用したレシピをご紹介します。
ミントシロップのレシピは?料理やお菓子にも使えるの?
ミントシロップは、ドリンクやカクテル、ゼリーやアイスなどのデザートなど使い道は無限大です。
ここでは、代表的なドリンクであるモヒートとゼリー、フルーツのマリネをご紹介します。
ミントシロップで簡単!!さわやかモヒート
材料
- ミントの葉 トッピング用に2~3枚
- ミントシロップ 30g(大さじ2)
- レモンorライム スライス1枚
- 炭酸水 120㏄(アルコール入りにしたい方は)ホワイトラム 30㏄
作り方
- グラスにミントシロップと氷を入れ少し混ぜてシロップを冷やします。
- 炭酸水をゆっくり入れて優しく混ぜます。
- トッピングにミントとレモンかライムのスライスを飾って出来上がり
※アルコール入りにしたい場合は、①の時にラムを入れる
暑いときや食欲のないときにもおすすめです。
辛口のジンジャーエールやアップルサイダーで割ってもおいしいですよ♪
脂っこい食事の後におすすめ!ミント&オレンジのゼリー
材料(ゼリー型2個分)
- ゼラチン 3g
- ゼラチン用の水 大さじ2
- ミントシロップ 40g
- 水 180㏄
- オレンジ果肉 1個分
- ミントの葉 トッピング用
作り方
- ゼラチン用の水の中に粉ゼラチンを加えふやかす。
- 小鍋にミントシロップと水を加え軽く温める。
- ②に①を加えてゼラチンを溶かす
- ゼリー型にオレンジの果肉を敷き詰め、③のゼリー液を静かに注ぐ
- 冷蔵庫で冷やして固める。
オレンジをグレープフルーツにしたり、水の部分を紅茶にするとまた味が変わって楽しいです。
ドリンクやデザートにも使えるフルーツのミントマリネ
材料
- オレンジ1個
- グレープフルーツ1個
- イチゴ・ブドウなどお好みのフルーツ適量
- ミントシロップ150g
作り方
- フルーツを食べやすい大きさに切る
- ミントシロップと混ぜて冷蔵庫で最低1時間は休ませる
ヨーグルトにかけたり、パンケーキに生クリームとともに添えてもおいしくいただけます。
ミントシロップ自体甘いものなので、料理に使うには少しコツが必要です。
ワインビネガーなど酸味のあるものと混ぜると野菜やキノコのマリネに使いやすくなりますよ~。
他にもココアに入れるとチョコミントドリンクになりますし、意外とコーヒーとの相性もいいのでコーヒーゼリーなんかもいいかもしれませんね。
ところで、せっかく作ったミントシロップはできるだけ無駄にしたくないですよね。
手作りしたのは良いけど、どれくらい日持ちするの?って思う方も多いでしょう。
ということで、最後に ミントシロップの賞味期限と保存方法についてお伝えしますね。
ミントシロップの賞味期限は?長持ちする保存方法はあるの?
手作りのものこそ気になるのは賞味期限ですよね。
水と砂糖を煮詰めたものにミントを加えて作るので、そのままではとても甘く日持ちがしそうなイメージがあると思いますが、実際のところはどうなのでしょうか?
ミントシロップがどれくらい持つのか、長持ちさせる保存方法についてお伝えします。
ミントシロップの日持ちはどれくらい?
手作りのものの賞味期限の目安は「冷蔵庫で約1か月」です。
あくまでも目安ですが、長期間保存してしまうとミントのさわやかな香りも弱くなってしまいます。
冷蔵庫を過信せず、それより早くてもおかしいなと思ったらすぐに処分するようにしてくださいね。
市販品と手作りのものでは作っている環境が違うので、市販のものと同じくらいもつでしょという考えは危険ですよ~
ミントシロップの保存方法は?
【常温の場合】
手作りの場合は、きちんと管理された中で加熱・殺菌がされていないので常温保存には向いていません。
【冷蔵の場合】
手作りのミントシロップは市販でいう開封後のジャムと似ています。できるだけ早く使い切りましょう。
いくら糖度が高いといっても、空気や雑菌に触れることで劣化していきます。
使用後はふたをしっかり閉め、取り出すときは清潔なスプーンを使いと良いです。
【冷凍の場合】
冷蔵で消費しきれない場合は冷凍保存もおすすめです。
製氷皿に流して固めておけば、そのまま炭酸水を注ぐだけでモヒートなどのドリンクを作るのに使いやすいですよ。
自分の使い方によって、冷蔵保存なのか?冷凍保存なのか?便利な方を選んでくださいね。
さて、ミントシロップについていろいろとお伝えしましたので、最後におさらいをしましょう。
まとめ
今回は、ミントシロップの作り方、レシピや保存方法についてお伝えしてきました。
お家で手作りするミントシロップは砂糖・水・ミントの葉とシンプルな材料で作ることができます。
自分の好きな香りのミントを選んで、ドリンクやゼリー、デザートなどで楽しんでさわやかな気分を味わってください。
また、手作りの場合は保存方法に注意が必要です。
せっかく作ったおいしいシロップを無駄にしないように正しい方法で保存しましょうね。
過ごしにくい梅雨や暑い夏に限らず、オールシーズン、ミントパワーで乗り切りましょう!!
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