トリテレイア花言葉と育て方!増やし方や寄せ植えのコツは?

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トリテレイアというお花をご存知ですか?

 

あまり聞き慣れない名前ですが、小さな星のような形のお花が愛らしく、丈夫で育てやすいお花なんです。

そんな魅力的なトリテレイアの花言葉はどんなものなのでしょうか?

 

また、育てやすいお花ならぜひ自分で育ててみたい、と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、トリテレイアの花言葉と育て方、増やし方などについてお伝えしていきます。

 

「トリテレイアは知っているし育てた事もあるけど、違う楽しみ方はないかな?」と思われている方に、寄せ植えのコツやポイントについてもお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに。

トリテレイアとは?花言葉や開花時期は?

トリテレイアはどんなお花なのでしょうか?

 

オレゴンやカリフォルニアなど北アメリカ西部に原種が約14種ある、キジカクシ科トリテレイア属の球根植物です。

かつてはブロディアエア属に含まれていたので、その属名からブローディアと呼ばれることもありますよ。

 

花の色は白、ピンク、黄、青、紫などさまざまで、ユリの花を小さくしたような星形のお花を、長く伸ばした茎の上にまとまって放射状に十数輪咲かせます。

和名をヒメアガパンサスというので、小さなアガパンサスのようなお花、というとイメージしやすいかもしれませんね。

 

お花は梅雨空の下、5月下旬〜7月に楽しむことができます。

 

さて、そんなトリテレイアの花言葉はどんなものがあるのでしょうか?

トリテレイアの花言葉は「淡い恋」「守護」です。

 

もちろん、花言葉には由来があります。

「淡い恋」はトリテレイアの代表的な花の色、儚く美しい青い色のイメージから、「守護」は植えられた場所で、分球して子孫を増やし守っていく健気な姿から生まれた花言葉です。

優しい雰囲気でありながら凛とした姿のトリテレイアにぴったりの花言葉ですね。

 

さて、トリテレイアの魅力がわかってくると、今度は実際に育ててみたくなりませんか?

次はトリテレイアの育て方について詳しくご紹介していきます。

 

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トリテレイアの育て方!植え付けや水やり等のポイントは?

それではトリテレイアの育て方を項目別に見ていきましょう。

 

【栽培環境と植え付け】

トリテレイアは少し乾燥気味で日当たりがよく、水はけの良いところを好みます。

ロックガーデンのように、少し高さがあるところでも元気に育ちますよ。

 

球根を植えるのは9月の長雨が終わって少し土が乾燥し始める、10月頃に行いましょう。

また、寒さが本格化する前に根を張らせたいので、あまり遅くに植え付けないようにご注意下さいね。

 

トリテレイアは冬の間に芽を出して葉を展開し、越冬します。

比較的、耐寒性の強いお花ですので、関東以西の温暖な地域では地植えでも越冬できます。

 

ただし、葉が霜に当たると傷みやすいので、敷き藁やビニールなどでマルチングをして霜除けをしたり、鉢植えにして軒下で管理すると良いですよ。

 

植え付けは、地植えの場合、深さ5~10cm、間隔は7~10cmを目安に植えてください。

鉢植えの場合は、直径15cmの5号鉢に4球程度、深さは5cmくらいが目安です。

 

【用土】

水はけと通気性の良い土を好みますので、鉢植えの場合は、赤玉小粒:腐葉土:軽石=6:3:1に割合で混ぜたものがおすすめです。

私はお手軽に、市販の草花用土に1割程度軽石を混ぜて使っています。

 

地植えの場合は、腐葉土をよく漉き込んでおいてください。

 

【水やり】

乾燥気味を好みますので、生育期間中は、土が乾いてからたっぷりあげるようにしてください。

地植えの場合は、雨にお任せして大丈夫ですよ。

 

ただ原産地では、根を張らせる冬季が雨季にあたりますので、あまり晴天が続くようでしたら、1、2週間に一度くらいの頻度でお水をあげてください。

開花後は休眠期に入って行くので、徐々にお水の量を減らし、地上部が枯れたら水やりをしないようにします。

 

【肥料】

元肥として植え付け時に肥料を与えますが、塩分が含まれていると根を傷めますので、土中に混ぜ込むのではなく、置くタイプの化成肥料を用いてください。

葉や茎が伸びてきた3〜5月には、花付きをよくするために、液体肥料を月に2回程度追肥しましょう。

 

また、球根を太らせるために、花後にお礼肥としてカリ分を多く含む肥料を与えるといいですよ。

 

【病害虫】

病害虫に強いお花なので、特にかかりやすい病気やつきやすい虫はいません。

ただ、多湿状態が長く続くと、球根が傷みますので、お水のあげすきにはご注意くださいね。

 

【開花中のお手入れ】

花が咲き終わったら、花がらをこまめに摘んでください。

この時、花の部分だけではなく、花の咲いていた茎の根元から除去してください。

 

茎だけ残っていると見た目も悪く、蒸れやすいのでお気をつけくださいね。

トリテレイアの中でも、クイーンファビオラやブリッジェシーという品種は、花が枯れた後も花びらが散らずに残るので、そのまま陰干ししてドライフラワーとして楽しむこともできますよ。

 

また、地上部が枯れた後そのまま放置しておくと、枯れ葉をつたって球根に水が流れ込み、土中で腐敗してしまうことがあるので、枯れ葉は早めに取り除いてくださいね。

 

さてここまでトリテレイアの育て方についてお話ししてきましたが、球根を植えて育てたトリテレイアはどうやって増やすのでしょうか?

次は、トリテレイアの増やし方についてお話ししていきます。

 

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トリテレイアの増やし方!掘り上げや分球のコツやポイントは?

トリテレイアは他の球根植物と同じように、自然に分球して増えていきます。

 

そのため、トリテレイアを増やしたい時には、この分球した球根を使っていきますよ。

花が咲き終わり、地上部が枯れたら球根を掘り上げて、手で分けます。

 

保管する場合は日陰で乾燥させてから、ネットなど通気性の良い袋に入れて保管して置いてください。

秋に植え付けるとまた、来年お花を楽しめますよ。

 

トリテレイアは花後、花がらを摘まずにそのままにしておくと、種が収穫できます。

この種を蒔いても増やすこともできますが、大きくなるまでに時間がかかるので、分球する方が確実に増やせますよ。

 

さて、初夏に儚くも美しいお花で私たちを楽しませてくれるトリテレイアですが、寄せ植えにして楽しむこともできるのでしょうか?

次はトリテレイアを寄せ植えにする時のコツやポイントについてお話ししていきます。

 

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トリテレイアの寄せ植え!コツやポイントは?

トリテレイアを寄せ植えにする時に、気をつけた方がいいポイントはあるのでしょうか?

 

トリテレイアに限らず、寄せ植えを作る時に大切なポイントは2つあります。

1つ目は、生育環境が似ているお花を組み合わせること、そして2つ目は同じ時期にお花が咲くものを選ぶことです

 

また、トリテレイアは根元には細い葉を茂らせ、すらっと茎を伸ばしたところにお花を咲かせますので、根元の葉と花の間が寂しくなりがちです。

この根元からの葉とお花を活かし、中間部分をうめるように寄せ植えすると、形が整いやすいですよ。

 

これらの条件を満たすお花は、ペチュニアやニチニチソウ、マリーゴールド、メランポジウムなどです。

どのお花もふんわりと丸い形になりますので、すらっとしたトリテレイアと相性がいいですよ。

 

また、私はトリテレイアのお花を活かすために、あえてお花が目立たないヒューケラ・ドルチェやコリウスなどのカラーリーフと組み合わせて楽しんでいます。

そして、最後に大切なポイントをもう一つ。

 

トリテレイアはあまり、苗の状態で販売されていません。

そのため、寄せ植えにする時にはまず、大きな鉢にトリテレイアの球根を植えておき、葉が生えそろったところで、周りを掘って他のお花を植えて行くと、寄せ植えが作りやすいですよ。

 

ところで、トリテレイアに限らず、球根植物はお花が咲いた後、そのままにしておいていいのか悩むところですよね。

そこで、続いてはトリテレイアのお花が咲いた後のお手入れについてお話していきます。

 

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トリテレイアの花が終わったら?植えっぱなしOKなの?

トリテレイアのお花が咲いた後は、植えっぱなしにしておいてもいいのでしょうか?

結論から言うと、植えっぱなしはやめましょう。

 

育て方のところでも少しお話ししましたが、花後は花が咲いていた茎の根元から「花がら」を除去するようにします。

また、水が流れ込んで球根が傷むのを防ぐために、葉が枯れたら早めに刈りとってください。

 

さて、地上部が枯れてしまうといよいよ球根だけが残ってしまいますが、これは掘り上げた方がいいのでしょうか?

 

トリテレイアの球根は湿気があるところに長い間置かれていると、腐ってしまうことがあります。

そのため、地上部が枯れたら雨に当たらないように必ず掘り上げてください。

 

増やし方のところでもお話ししましたが、日陰で乾燥させてから、通気性のいいネットなどに入れて保管しましょう。

 

ただし、鉢植えにしていた時は、軒下などの雨のあたらないところにおいておけば、掘り上げずに鉢ごと乾燥して保管することもできますよ。

基本的には手のかからないお花ですので、気軽にやってみてくださいね。

 

それでは、トリテレイアについて最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回はトリテレイアの花言葉や育て方、増やし方や寄せ植えのポイントなどについてお話しました。

 

梅雨空の下、青や白の小さな星形のお花を咲かせるトリテレイア。

花言葉は「淡い恋」「守護」です。

 

10月に球根を植え、日当たりの良いところで少し乾燥気味にお水を与えながら育てます。

 

元肥として置き肥をし、生育期には液体肥料を月に2回与え、花後は球根を太らせるためにカリ分を多く含む肥料を与えます。

自然と分球しますので、掘り上げて手で分け、増やしていくことができます。

 

寄せ植えはペチュニアやニチニチソウ、ヒューケラやコリウスなどと相性がいいです。

花がらは茎ごと、葉も枯れたら素早く刈りとり、球根は掘り上げて乾燥させてから保管します。

 

梅雨から初夏にかけて、優しく爽やかなお花をたくさん咲かせるトリテレイア、儚げな見た目とは裏腹にとても丈夫で育てやすいので、ぜひあなたもチャレンジしてみてください。

トリテレイアを育てた感想などあれば、ぜひコメントしてみてくださいね^^

 

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