プリムラジュリアンというお花をご存知ですか?
冬から春の寄せ植えや花壇で活躍してくれる、カラフルで愛らしく、とても育てやすいお花なんですよ。
そんな可憐なプリムラジュリアンには、どんな花言葉があるのでしょうか?
今回は可愛らしいお花を楽しめるプリムラジュリアンの花言葉や育て方、増やし方などについてご紹介していきます。
もちろん、寄せ植えにもぴったりなプリムラジュリアン、上手にまとめるコツやポイントもお伝えしていきますのでお楽しみに。
目次
プリムラジュリアンとは?花言葉や開花時期は?
プリムラジュリアンはどんなお花なのでしょうか?
ヨーロッパを原産とするサクラソウ科プリムラ属の野生種から生まれた園芸品種です。
プリムラ属は約500種ほどありますが、その中の何種かが交雑してできた、プリムラポリアンサという園芸品種があります。
さらにこのプリムラポリアンサを、サカタのタネが改良し、小型化したのがプリムラジュリアンなんです。
11~4月にピンクや黄、紫、赤、オレンジ、それらの複色など、さまざま色のお花を咲かせます。
お花の形は原種のサクラソウに似た形だけではなく、フリルのような花びらのバラ咲き品種もありますよ。
ちなみにプリムラジュリアンは本来、多年草ですが、夏の暑さに弱いため、一年草として扱われることもあります。
ところで花色も形も豊富なプリムラジュリアンには、どんな花言葉があるのでしょうか?
プリムラジュリアンの花言葉は、「青春の喜びと悲しみ」です。
プリムラ全般の花言葉が「青春のはじまりと悲しみ」「青春の恋」です。
これはプリムラが寒いころに咲きだし、夏を待ちながらそれに逢わずに枯れてしまうことに由来すると言われています。
プリムラジュリアンも同じようなことに由来するのかもしれませんね。
さて、冬から春にお花を咲かせ、「青春の喜びと悲しみ」を感じさせてくれるプリムラジュリアンは、どうやって育てたらいいのでしょうか?
次はプリムラジュリアンの育て方について、詳しくご紹介していきます。
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プリムラジュリアンの育て方!水やりや剪定のポイントは?
それではプリムラジュリアンの育て方を項目別に見ていきましょう。
【種まき】
発芽温度が15〜20℃なので、6〜7月の真夏になる前に種まきをします。
赤玉小粒とバーミキュライトを1:1で混ぜた種まき用の土に、種が重ならないようにまきましょう。
発芽に光が必要な種なので、覆土はしないで、種が流れないように底面給水します。
1、2週間で発芽しますので、本葉が2、3枚になったところでポットや小さな鉢に仮植えしましょう。
夏の間は風通しがいい涼しいところで、乾燥し過ぎないように注意しながら管理します。
9月下旬くらいになって暑さが落ち着き、株がしっかりしてきたら定植します。
【栽培環境】
日当たりの良いところを好みます。
日当たりが悪いと花付きが悪くなったり、葉が黄色なったりするのでご注意くださいね。
耐寒性もあるので、戸外でも越冬できますが、霜に当たったり凍ると傷みますので、軒下で管理するか、マルチングを施して霜除けしましょう。
【植え付け】
9月のお彼岸を過ぎて少し涼しくなってきた頃に植え付けます。
鉢植えの場合は植え付け後、1、2週間は日陰に置き、新葉が伸び始めたら日当たりの良いところへ移動させます。
地植えにする場合は、直射日光が当たりにくい落葉樹の下などに植えると、冬〜春にかけて日当たりの良いところになり、夏の暑い時期は少し日を遮れるのでおすすめですよ。
【用土】
水はけと水もちが良く、有機質に富んだ土を好みます。
鉢植えの場合は、赤玉中粒:腐葉土:酸度調整済みピートモス=5:3:2で混ぜた土がおすすめです。
地植えにする時は、腐葉土と堆肥をよく漉き込んでおいてくださいね。
【水やり】
鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりあげてください。
この時、葉や花に水がかかると傷みやすいので、株元にあげるようにするのがポイントですよ。
地植えの場合は雨におまかせしてOKです。
【肥料】
植え付け時に元肥として緩効性肥料を施しておきます。
また、花期が長いので肥料切れを起こさないよう、10〜4月の生育期、開花期には緩効性肥料を定期的に与え、液体肥料も与えて養分を補いましょう。
【開花中のお手入れ】
病気の予防のため、咲き終わったお花はこまめに取り除いてください。
茎の短いお花なので、剪定は必要ありませんが、枯葉などはこまめに取り除いてくださいね。
私は水やりのついでにするようにして、うっかり忘れてしまうのを防いでいます。
【病害虫】
秋〜春の生育期に、葉や茎に灰褐色のカビが生える灰色かび病にかかることがあります。
花がらや枯葉はこまめに除去し、風通しをよくすることで予防してください。
また、葉が混み合うと発生しやすいので、株が大きくなってきた時には一度、ひとまわり大きな鉢に植え替えるといいですよ。
また、アブラムシ、ヨトウムシ、ナメクジなどの害虫にも注意が必要です。
見つけ次第、捕殺したり薬剤を散布して退治しましょう。
特にヨトウムシは日中、土の中や株元に隠れてしまい発見しにくいので、葉が食べられていたら夜にチェックするといいですよ。
ここまで、プリムラジュリアンの育て方を種まきから順にお話ししてきましたが、増やすにはどうすれば良いのでしょうか?
次はプリムラジュリアンの増やし方についてお話ししていきます。
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プリムラジュリアンの増やし方!株分けの挿し木のコツは?
プリムラジュリアンは主に、株分けで増やしていきます。
というのも、プリムラジュリアンはめしべが長くておしべが短いので種ができにくい。
そして、草丈が短く挿し木にするための茎が採取できないのからです。
植え付けと同じ時期、9月下旬くらいに植え替えを兼ねて株分けをしましょう。
鉢からそっと株を抜き、土を落としてから、3、4芽くらいになるように手で株を分け、植え直します。
1、2週間は明るい日陰で管理し、芽が展開してきたらひなたに移してあげてください。
ところで、プリムラジュリアンといえば冬〜春の寄せ植えで大活躍してくれますよね。
株分けして増やしたプリムラジュリアン、今度は寄せ植えで楽しんでみませんか?
次はプリムラジュリアンを寄せ植えにする時のコツやポイントについてご紹介していきます。
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プリムラジュリアンの寄せ植え!コツやポイントは?
寄せ植えにも良く使われるプリムラジュリアンは、どんなお花と相性がいいのでしょうか?
- パンジー
- ビオラ
- スイートアリッサム
- ノースポール
冬の寄せ植えの定番、相性抜群です。
特にパンジーやビオラは色が豊富なので、同系色でシックにまとめたり、明るい色で鮮やかにまとめたりと、お好みの寄せ植えを作りやすいですよ。
- ガーデンシクラメン
- クリスマスローズ
- ハボタン
少し背が高いものと組み合わせると、プリムラジュリアンの愛らしさが引き立ちます。
また、花期が長いプリムラジュリアンは、早春のお花、ラナンキュラスやネモフィラ、ヒヤシンスなどと組み合わせても素敵です。
さらに、同じプリムラの仲間、プリムラポリアンサやプリムラマラコイデス、プリムラシネンシスやプリムラオブコニカとは、性質がよく似ているので、こちらも相性抜群ですよ。
センスの良い寄せ植えを作るコツは、背丈や株姿、花の大きさや葉の形状の異なるものを組み合わせて、立体感を出すことです。
同じ種類の色違いだけで作る寄せ植えや、似たような形状や大きさのお花の組み合わせだと、まとまりやすいのですが、少し単調なイメージになりがちです。
プリムラジュリアンのようにお花も株もコンパクトにまとまっているものは、ローダンセマムなどの背が高いお花や、ラナンキュラスのような大きなお花と組み合わせる。
そして、隙間をハツユキカズラやシロタエギクなどで埋めるとバランスが取りやすいですよ。
私は少し大きめのお花が咲く品種のパンジーとバラ咲きのプリムラジュリアン、枝垂れるように伸びるバコパなどを組み合わせるのがお気に入りです。
ところで、寄せ植えにしていると特に気になるのが、プリムラジュリアンが元気がなかったり枯れてしまうことですよね。
最後に、プリムラジュリアンの花や葉が枯れてしまう原因と対処法についてお話ししていきます。
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プリムラジュリアンの花や葉が枯れる?原因や対処法は?
プリムラジュリアンの花や葉が枯れるてしまうのは、何が原因なのでしょうか?
まず、下の方の葉が黄色くなってくるのは、肥料不足が主な原因です。
プリムラジュリアンは花期が長く、肥料切れを起こしやすいので、元肥だけではなく追肥をして育てます。
ただ、この時窒素が少ない肥料を与えてしまうと、葉が黄色っぽくなってきてしまうので、バランスの良い肥料を与えるように気をつけましょう。
また、株全体が萎れてきたり、艶がなく元気がない時には、加湿を疑ってみてください。
もともと高温多湿が苦手なプリムラジュリアンは、お水のあげすぎなどで加湿状態が続くと、だんだん弱ってきてしまいます。
水やりはメリハリをつけ、乾いてからあげるようにしてくださいね。
プリムラジュリアンを育てていると、せっかくできたつぼみが開かずに枯れてしまうことがあります。
これは、日照不足が原因なんです。
特に、咲き終わったお花を放置しておくと、その下にできたつぼみに日が当たらず、つぼみのまま枯れてしまうことがあります。
花がらをこまめに摘んで予防しましょうね。
それでは、プリムラジュリアンについて最後にまとめましょう。
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まとめ
今回は、プリムラジュリアンの花言葉や育て方、増やし方などについてお伝えしました。
プリムラジュリアンはサクラソウ科プリムラ属の多年草で、11〜4月に赤やピンク、黄色などさまざまな色のお花を咲かせます。
花言葉は「青春の喜びと悲しみ」です。
種まきは6〜7月に行い、涼しい所で夏越しさせて、9月下旬に日当たりと水はけが良い所へ定植します。
水は乾いたらたっぷり与え、生育中は肥料切れを起こさないよう定期的に施肥を行います。
プリムラジュリアンは植え付けと同じ時期に株分けで増やせます。
寄せ植えは、ガーデンシクラメンやローダンセマムなどの背が高いものと、バコパ、ハツユキカズラなどのほふく性のものと組み合わせるとバランスが取りやすいです。
肥料不足や加湿で葉が枯れたり、日照不足でお花が枯れたりするのでご注意ください。
カラフルで愛らしいお花が魅力のプリムラジュリアン、花壇にも寄せ植えにもぴったりで育てやすいお花なので、ぜひみなさんも植えて楽しんでみてください。
あなたが育てたプリムラジュリアンの話も、ぜひ教えてくださいね^^
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