サイネリア花言葉と育て方!増やし方や寄せ植えのコツとは?

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冬から春まで鮮やかな花を楽しめるサイネリアという鉢花をご存じでしょうか。

 

半円球状に満開に咲く鮮やかなこの花は、眺めているだけで元気や喜びを与えてくれる人気の鉢花なんですよ。

そんなサイネリアを育ててみたいと思いませんか?

 

今回は、花言葉や開花時期、その育て方、増やし方、寄せ植えについて、詳しく解説しています。

最後には、サイネリアが枯れる原因とその対処法についても詳しくお話していますのでお楽しみに!

サイネリアとは?花言葉や開花時期は?

サイネリアは冬から春(11月~4月)にかけて、半円球状に色鮮やかな花をたくさん咲かせる植物です。

花色は、赤、紫、青、白、複色など非常に豊富で、次々に花が咲き満開となるので、鉢花として人気があります。

 

サイネリアはキク科ペリカルリス属の多年草ですが、日本の湿度の高い夏を越すことが難しいので、基本的には一年草として扱われているんですよ。

半円球の真ん丸な花姿が有名ですが、最近では切り花としても楽しめる品種も人気が出てきています。

 

そんな冬から春にかけて鮮やかに咲き誇るサイネリアの花言葉をご存じでしょうか?

 

この植物は、「いつも快活」「喜び」という花言葉を持っています。

これらの花言葉は、サイネリアが寒い冬から春になるまで元気に咲き続ける様子から付けられているんですよ。

 

鮮やかな花を、いつも快活に咲かせているサイネリアを、寒い冬に眺めることで喜びを感じますね。

 

素敵な花言葉を持ち、鉢花としても人気のあるサイネリアを育ててみたいと思いませんか?

サイネリアの育て方のコツや注意点についてお話しますね。

 

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サイネリアの育て方!水やりや切り戻し等のコツは?

サイネリアは人気のある花ですが、上手に咲かせ続けるにはコツが必要です。

順を追ってお話しますね。

 

【植え付け】

サイネリアは花付きの鉢花として11月以降の冬から園芸店に出回ります。

冬に見かけるので寒さに強いと思いがちですが、実は寒さには強くありません。

 

特に霜や雪に当たると、すぐに枯れてしまうので気を付けましょう。

そのため、株がしっかりしているサイネリアを購入した後は、花壇に植えたり、夜も屋外に置いたりしないようにすることが重要です。

 

また、この植物には根をたくさん張る特徴があります。

購入したらすぐに一回り大きな鉢に優しく植え替えてあげると、管理もしやすくたくさんの花を楽しめるようになるんですよ。

 

【用土】

サイネリアは腐葉土など有機質に富んだ水はけのよい土を好みます。

市販のお花用の土で、よく育つので安心してくださいね。

 

もし、オリジナルの土を作る場合は、小粒の赤玉土に腐葉土を7:3の割合でブレンドした土がおすすめです。

その土に、水はけが良いように小粒の軽石やベラボンを全体の1割ほど加えても良いでしょう。

 

サイネリアは、水持ちの良すぎる土の場合、根腐れなどを引き起こす場合があるので気を付けてくださいね。

 

【水やり】

サイネリアには、土の表面が乾いたら、鉢底からしっかりと水が出るくらいに水やりを行いましょう。

鉢花として楽しむので、受け皿をすることが多くなります。

 

その場合に気を付ける点は、受け皿に水を溜めないことです。

受け皿に水を溜めていると、土が乾かず根腐れの原因になったり、寒い冬に凍傷の被害をうけたりするので、溜まった水はこまめに捨てましょう。

 

また、半円球状にたくさんの花が咲くので、上から水やりをすると花や葉に水が溜まり、病気になって枯れる原因となります。

美しいサイネリアの花に水垢もついてしまうので、水やりは花や葉にかからないように株元に行うことが上手に育てるコツです。

 

【肥料】

サイネリアは冬から春まで絶え間なく咲くので、肥料を好みます。

植え替えるときに、長期間ゆっくりと効く緩効性肥料を土に規定量混ぜ込んでおきましょう。

 

その後は、即効性のある液体肥料を水に規定量薄めて、水やりのたびに与えるとさらにたくさんの花を楽しめます。

 

しかし、冬の間は気温が低いので、土が乾きにくいです。

土が乾いていることを確認して水に薄めた肥料を与えてくださいね。

 

【剪定】

サイネリアは花が次々に咲くので、花が終わり始めて花びらが散り始めたら、すぐに取り除きましょう。

その花の下の枝に控えていたつぼみが、すぐに咲き始めてくれるんですよ。

 

花終わりをそのままにしてしまうと、種を作る準備をしてそちらに栄養が集中して、結果として花付きが悪くなるので気を付けてくださいね。

枯れ込んだ枝葉や花は、こまめに剪定することで、長く花を楽しむことができます。

 

サイネリアの開花期は4月までなので、3月に一度全体的に切り戻し、風通しの確保と日光をしっかり当てることで、もう一度、花を一斉に咲かせることもできるんですよ。

 

【病害虫】

サイネリアの病害虫には以下の4つが発生することがあります。

1:アブラムシ

2:コナジラミ

3:灰色かび病

4:うどんこ病

 

1:アブラムシ

冬の期間は発生しにくいですが、暖かくなり始める春(3月~5月)に発生します。

サイネリアの新芽に付きやすく、見つけたらすぐに取り除いたり、市販のお薬で対処しましょう。

 

そのままにしておくと、大発生して病気になったり、枯れたりするので注意が必要です。

 

2:コナジラミ

サイネリアは、冬は明るい窓辺等で管理する必要があります。

室内の場合、暖房による空気の乾燥で、葉の裏にコナジラミが発生することがあるんです。

 

特に、暖房の温風が直接当たる場合は、注意しましょう。

コナジラミが発生した場合は、市販のお薬で対処しながら、暖かい日に屋外で株を揺らし、こまめに追い出すと少しずつ減っていきますよ。

 

3:灰色かび病

灰色かび病は、水が花や葉にかかることで発生しやすい細菌による病気です。

名前の通り、灰色のカビが花や枝葉に発生します。

 

市販のお薬で対処しながら、被害の大きい枝葉や花は切り取ることが大事です。

水やりは、葉や花にかからないように、株元に優しく水やりしましょう。

 

4:うどんこ病

うどんこ病は、空気中の湿度が高く、風通しのない環境の場合に発生しやすいカビによる病気です。

枝葉や花にうどんの粉を降ったような、白い粉が付きます。

 

徐々に株が弱まり枯れる原因になるので、市販のお薬で対処しましょう。

灰色かび病と同様に枝葉や花に水がかからないようにする点と、空気がよどまないように風通しを良くすることで発生を抑えることができます。

 

日頃の観察をしつつ、水やりや風通しに気を付けて、病害虫を防ぎ綺麗にサイネリアを育てましょう。

 

サイネリアの上手な育て方が分かったら、今度は増やしてみたいと思いませんか?

挿し芽のコツやポイントについてお話しますね。

 

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サイネリアの増やし方!挿し芽のコツやポイントは?

サイネリアの挿し芽は5月~6月に行います。

花終わりの4月に切り戻した枝から出てきた、新芽を挿し穂として使用しましょう。

 

新芽を10cm程の長さで切り、発根剤であるメネデールを薄めた水を30分吸水させると、挿し芽がしやすくなります。

土は、市販の挿し芽挿し木の土や肥料分の入っていない小粒の赤玉土やバーミキュライトを使いましょう。

 

土に肥料分が入っていると、発根がうまくできずに挿し芽が失敗しやすくなるので注意が必要です。

挿し芽の土に深さ5㎝程の穴を開けて、優しく挿し穂を植えてあげてください。

 

その後は、土が乾かないように明るい日陰で管理しましょう。

10日程で根が出てきますので、葉が5枚~6枚になったら、優しく掘り上げて3号ポット(直径約9cm)ぐらいの鉢に植え替えて、育ててくださいね。

 

風通しがよく、日当たりの良いところで育てることで、大きくなっていきます。

サイネリアは日本の湿度の高い夏を嫌うので、夏は風通しのあるできるだけ涼しい場所で育ててあげることがポイントです。

 

夏が終わり涼しくなってくると、花芽がついてくるので安心してくださいね。

 

上手に育てて増やしたサイネリアを、寄せ植えで楽しんでみたいと思いませんか?

サイネリアの寄せ植えの作り方や一緒に植える植物についてお話しますね。

 

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サイネリアの寄せ植え!コツやポイントは?

サイネリアは寒さに弱いので、冬に室内に入れても大丈夫な植物と一緒に植えることが、寄せ植えを楽しむポイントになります。

そのうえで、半円球状になるサイネリアを寄せ植えで楽しむためには、鉢の中心から後ろ側に植えると良いでしょう。

 

その手前に、室内に入れても大丈夫なカラーリーフ等を中心に植えてあげると管理がしやすく育てやすいですね。

寄せ植えは鉢を正面から見て3角形になるように植えて、横から見ても3角形になるように植えると大きくなってもバランスの良い寄せ植えになります。

 

サイネリアとの寄せ植えにおすすめの植物は以下の通りです。

〇アイビー

〇ポトス

〇タイム

〇リシマキア

〇ガーデンシクラメン

〇ローズマリー

〇ジャスミン

〇ロータスブリムストーン など

 

寒さに弱いので、室内に入れることを考えると、どうしてもカラーリーフが中心の寄せ植えになりますが、サイネリアをメインとして楽しみましょう。

 

ただ、せっかく可愛く育てたサイネリアが枯れたり、しおれたりすると、すっごく悲しいですよね。

では、その原因と対処法についてお話します。

 

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サイネリアが枯れたり、葉っぱがしおれたらどうすればいい?

サイネリアが枯れたり、しおれたりする原因は以下の3つがあります。

1:日当たり不足

2:根腐れ

3:5℃以下の寒さ

 

【対処法1:日当たり不足】

サイネリアは日当たりの良い環境を好みます。

しかし、寒さに弱い特徴を持つので、寒い冬は室内に入れ込まなければいけません。

 

そのため、明るい窓際でも日当たり不足になりやすいです。

その結果、枯れたりしおれたりすることもあります。

 

冬でも、暖かい日差しが出ている時間帯は、外に出して直射日光に当ててあげましょう。

しっかり日光に当てて、寒くなる夕方に室内に取り込むことで、室内管理でも日当たり不足に対処することができますよ。

 

【対処法2:根腐れ】

サイネリアは湿度が高く、土が乾かない環境を嫌います。

土がずっと湿っていると根腐れの原因となり、根が吸水することができずにしおれて枯れてくるので注意が必要です。

 

土が乾いてから水やりを行う点と受け皿に溜まった水はこまめに捨てる点に気を付けて管理すると良いでしょう。

 

【対処法3:5℃以下の寒さ】

サイネリアは寒さに弱く、5℃以下の環境の場合、枯れる恐れがあります。

そのため、冬は室内の明るい窓際で管理することが大事です。

 

しかし、窓際は夜から朝にかけて、屋外と同様に冷え込む影響で枯れることもあるので注意しましょう。

暖房を付けているときは良いですが、暖房を切った後は窓際から離れた室内の中心に移動してあげると、冷え込みの影響を受けません。

 

このように、朝晩だけは窓際から離してあげると寒さの影響を受けにくく、育てやすいですよ。

寒さが緩み、最低気温が5℃以上になる3月になれば、屋外で育てることができるので安心してくださいね。

 

それでは、サイネリアについて最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、サイネリアの花言葉や育て方、増やし方や寄せ植え等についてお話しました。

 

半円球状に鮮やかに花が咲くサイネリア。

キク科の植物で、「いつも快活」「喜び」という花言葉を持っています。

サイネリアは冬から春にかけて咲きますが、寒さには弱いので室内の明るい窓際で育てることがポイントです。

 

この植物は5月~6月に挿し芽をすることで、簡単に増やすことができます。

寒さに弱く室内に入れることを考えて、室内でも育つカラーリーフを中心に寄せ植えを楽しみましょう。

 

サイネリアが枯れる原因は、「日当たり不足」「根腐れ」「5℃以下の寒さ」なので、これらに気を付けて育てることが大事です。

 

それでは、ステキにサイネリアを育ててくださいね。

あなたが育てたサイネリアの話もぜひコメントお待ちしています^^

 

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