ペラルゴニウムは、とても艶やかでキレイですね。
色鮮やかな花がこんもりと咲くタイプや、控えめな花が咲くタイプなどたくさんの種類がある植物です。
そんなペラルゴニウムには、どんな種類があるのでしょうか?
お庭やベランダが華やかになる花なので、育て方や増やし方を知りたい方も多いことでしょう。
今回は、ペラゴニウムの種類や育て方、さらには増やし方や寄せ植えのコツまでご紹介していきますね。
目次
ペラルゴニウムとは?種類や開花時期は?
ペラルゴニウムはフクロソウ科ペラゴニウム属の植物です。
南アフリカが原産で、栽培品種のほとんどがアメリカでうみだされました。
開花時期は春から初夏で、一季咲きの多年草。
ペラルゴニウムにはたくさんの種類があって、華やかな花をつけるものから控えめな小花を咲かせるものまで多種多様です。
花色も白、ピンク、赤、オレンジ、紫、そして複数の色が混ざったものまで様々で、どんな種類を選ぶか探すのも楽しいですよ。
【ペラルゴニウムの種類】
- 「ペラルゴニウム・トリステ」・・・白くて地味目な小花を咲かせる
- 「ペラルゴニウム・ミラビレ」・・・白や淡いピンクの控えめな小花
- 「ペラルゴニウム・シドイデス」・・・シックな赤紫の小花を咲かせる
- 「ペラルゴニウム・トーティ」・・・白い可憐な小花が可愛い
- 「ペラルゴニウム・キャンディフラワーズ」・・・真っ赤で華やかな大輪が咲く
- 「ペラルゴニウム・インクラサタム」・・・濃いめのピンクが華やかな印象
- 「ペラルゴニウム・グランデイフロラム」・・・鮮やかなピンクから白の花色
- 「ペラルゴニウム・エンジェルアイズ」・・・ピンクの小花で花付きがとてもよい
いくつか種類をご紹介しましたが、まだまだあります。
どんな種類を選ぶか迷うのも楽しいものですので、ご自分の好みやお庭やベランダの雰囲気に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
さて、実物を見た方は「ゼラニウムに似ている」または「ゼラニウムの一種?」と思った方も多いかもしれません。
私も初めて見た時はそう思いました^^
それもそのはず、ゼラニウムも同じフクロソウ科のペラゴニウム属。
大きく違う点は、ペラルゴニウムは一季咲き、ゼラニウムは四季咲きということです。
何はともあれ、お仲間ということなんですね。
それでは、ペラルゴニウムがどんなお花なのか分かったところで、育て方のコツをみていきましょう!
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ペラルゴニウムの育て方!植え付けや切り戻しなどのコツは?
ペラルゴニウムの育て方は、コツさえ知っていれば難しくはありません。
ここでは順をおって説明していきますね。
【植え付け】
6~7月に植え付けるのが適しています。
鉢植えやプランターで育てるのが一般的です。
雨には弱いので、地植えはあまりおすすめできませんが、どうしても地植えをする場合は軒先のあまり雨が当たらない場所がよいでしょう。
なるべく日当たりがよく、風通しのよい場所を選んで育てましょう。
夏の直射日光や西日の強く当たる場所は避けた方がよさそうですよ。
【用土】
弱アルカリ性の土を好みます。
鉢植え、地植えともに一握りの苦土石灰を混ぜるとよいでしょう。
【水やり】
水やりはやや乾燥気味にするのがおすすめです。
鉢植えは土が乾いたら、底から水が流れるくらいたっぷりやります。
地植えは雨が極端に少ない場合、葉っぱに元気がなくなったら水やりします。
【肥料】
どんどん花を咲かせるペラルゴニウムには、肥料がとても大切。
生育期の4~6月と花が終わった10~11月ごろ、ゆっくりと効果のある緩効性化成肥料を月1回、または2週間に1回液体肥料を与えます。
【切り戻し】
花が咲き終わった6月ごろと9月、株の2分の1ぐらいの高さで切り戻します。
できるだけ花が終わってすぐおこなうのがおすすめです。
【病害虫】
病気としては「灰色かび病」。
これを防ぐには風通しをよくすることです。
害虫としては「オンシツコナジラミ」。
白いコバエのような見た目の害虫で、葉の裏につきます。
私もこれを発見した時、株を揺らしてみたら一斉に飛び立ってびっくりしました!
見つけたらすぐに、オルトラン液剤をまいて駆除しましょう。
さて、このようにペラルゴニウムを育てることができたら、今度はもっと増やしてみたいと思いませんか?
次にその増やし方のコツとポイントをお伝えしますね。
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ペラルゴニウムの増やし方!挿し芽のコツとポイントは?
それではこちらでは、ペラルゴニウムの増やし方についてみていきましょう。
ペラルゴニウムは挿し芽で増やします。
挿し芽は花の終わった6月または9~10月ごろにおこないます。
- 3枚ほど葉を残して、茎を先端から7~10センチほどのところで切る
- バーミキュライトなど水はけのよい土に茎をさす
- たっぷり水をやる
そして1週間ほど明るい半日かげで管理をし、少しずつ直射日光にも慣れさせます。
根が十分についたら鉢植えや地植えにします。
上記のような手順でおこなえば、2~3週間ぐらいで小さな葉っぱが出てきたり、発根した様子が確認できますよ。
その期間はじっとがまんです!
根付いてくるのを楽しみに待っていてくださいね。
このような手順で上手にペラルゴニウムが増やせたら、今度は寄せ植えを楽しんでみたくなってきませんか?
次ではペラルゴニウムの寄せ植えのコツやポイントをお話していきますね。
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ペラルゴニウムの寄せ植え!コツやポイントは?
さて、それではペラルゴニウムを使った寄せ植えのコツやポイントをお伝えしますね。
まず、寄せ植えに使う鉢やコンテナ選びのコツですが、なるべく足つきの高さのあるものをおすすめします。
これは、ペラルゴニウムのふんわりとした姿を横から眺める方がきれいだし楽しめるからなんですね。
寄せ植えで合わせるのにおすすめの花は、「カスミソウ」「リナリア」「ラナンキュラス」など。
華やかだけどナチュラルな雰囲気になりますよ。
つる性植物と合わせるのも素敵で、「アイビー」「ハツユキカズラ」「ハニーサックス」などがおすすめです。
這うように広がるつる性植物とペラルゴニウムを合わせると、とてもオシャレな雰囲気になります。
少し高さの出るペラルゴニウムに対して、足元に低めの植物を何種類か合わせると、高低差が出てナチュラルな雰囲気の寄せ植えになりますよ。
さて、このように楽しみ方がいろいろあるペラルゴニウムですが、なぜか「葉が枯れた!」、「花が咲かない!」ということに悩む方もいらっしゃると思います。
次は、これらの原因や対処法についてお話しますね。
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ペラルゴニウムの葉が枯れる!花が咲かない!原因と対策は?
大切に育てているペラルゴニウムなのに、葉が枯れたり花が咲かなかったりすると、ショックですよね。
私も急に葉っぱが枯れてきたことがあり、焦ったり心配したりという経験があります。
【葉が枯れる】
原因としては夏場に高温のところに置いたり直射日光に当てすぎると、葉が黄色くなったり枯れることがあります。
涼しい場所に移すと復活して元気になるでしょう。
【花が咲かない】
温度、日光、肥料不足が疑われます。
それらを適度に与えてあげると花が咲きやすくなるでしょう。
また、冬の低温を感じて花芽を作るので、室温の高すぎる室内や温室に入れると花が咲きにくくなる場合もあります。
以上の点に注意してあげてくださいね。
それでは、ペラルゴニウムについて最期にまとめましょう。
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まとめ
今回はペラルゴニウムの種類や育て方等についてお伝えしました。
ペラルゴニウムはたくさんの種類をもつ、アフリカ原産のフクロソウ科の植物です。
育て方は、日当たりがよく風通しのよい場所で、鉢植えがおすすめです。
そして挿し芽でわりと簡単に増やすことができます。
高低差を生かした様々な植物との寄せ植えも楽しむことができます。
葉が枯れる、花が咲かないという問題がおきたら、高温や直射日光を避けて、適度な温度、日光、肥料をあたえて様子をみてあげましょう。
ぜひ、たくさんの種類の中からご自分の好みのペラルゴニウムを見つけて楽しみましょう。
あなたが育てたぺラルゴニウムの話も、ぜひ教えてくださいね~
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