ペチュニアの切り戻し時期と方法!枯れる失敗をなくすコツは?

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色鮮やかな花をたくさん咲かせ、「花壇の女王」とも呼ばれるペチュニア。

そんなペチュニアを美しく保つためには、切り戻しの作業が重要になります。

 

切り戻しのやり方が分からなくて、ペチュニアの栽培を思い止まっている方もいるのではないでしょうか。

今回は、ペチュニアの切り戻しの時期や方法について詳しくご紹介いたします。

 

切り戻しで枯れてしまった場合の対処法や、失敗しないためのコツについてもお伝えしますので楽しみにお読みください。

ペチュニアの切り戻し目的!しないとどうなるの?

なぜ、ペチュニアを美しく保つためには切り戻しが欠かせないのでしょうか。

大きな理由は3つあります。

 

1つ目は、切り戻しをすることで、花の数を増やすことができるためです。

 

切り戻しを行うことで、脇芽が増え、その分花の数が増えるのです。

切り戻しをしないと、株元の葉がなくなってきて、花は枝先だけという状態になり、花も少なくバランスの悪い姿になってしまいます。

 

色鮮やかな花がたくさんついたペチュニアの方が、見ていて飽きないですよね。

 

2つ目は、株を整え、仕立て直すことができるためです。

ところどころ茎が伸びて不格好になった株を整えることで見た目が美しくなり、また、芽を一斉に切り、生長をそろえることで、生長後のバランスも整えることができます。

 

3つ目は、病気を予防するためです。

切り戻しを行うことで、風通しが良くなり、蒸れから生じる病気を防ぐことができます。

 

切り戻しをしないと、うどんこ病や灰色かび病などが発生しやすくなります。

ペチュニアを美しく保つため、病気も未然に防ぎましょうね。

 

さて、ペチュニアは切り戻しをした方がいいことが分かりましたが、実際にいつ行えば良いのでしょうか。

次の章では、切り戻しの時期について詳しくご説明しますね。

 

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ペチュニアの切り戻し時期!いつまでOK?回数はどうする?

ペチュニアの切り戻し時期は、4月~9月になります。

地域にもよりますが、大体最高気温が25℃以上ある時期に行うと良いでしょう。

 

この期間に切り戻しを行えば、1ヶ月ほどでまた満開に咲いてくれますよ。

切り戻しを行う回数ですが、4月~9月の間に3~4回を目安に行うと良いでしょう。

 

タイミングとしておすすめなのは、購入後(植え付け前)、梅雨前、7月~9月頃です。

購入後は、茎が伸びてしまっている場合があるので、その場合は植え付け前に一度切り戻しを行うと、植え付けてから花をたくさんつけてくれるようになります。

 

梅雨前は、切り戻しをすることで風通しを良くし、梅雨時期の高温多湿による蒸れで生じる病気を防ぐことができます。

7月~9月頃に切り戻しを行うと、秋ごろに最後の開花を楽しめるのでおすすめですよ。

 

では、ペチュニアの切り戻し時期になったら、切り戻しを行ってみましょう。

次の章では、ペチュニアの切り戻しの方法について詳しくご説明いたします。

 

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ペチュニアの切り戻しの仕方!切る位置は葉がないところまで?

では、実際に切り戻しを行うにはどうしたら良いのでしょうか。

順を追ってご説明いたしましょう。

 

用意するものは以下の通りです。

 

・剪定バサミ

清潔なものを用意しましょう。

 

・化成肥料

置き肥を用意します。切り戻し後に施肥すると良いでしょう。

 

・ジョウロ

水やり用に用意します。

 

まず、切り戻しの作業は晴れた日に行うようにします。

梅雨前や台風が発生する時期は、切り口が乾燥しないと病気になりやすくなるため、切り戻しを行うタイミングに注意しましょう。

 

切り戻しの方法は、株の根元から10cmほどを残すように、茎をかき分けながらバッサリ切っていきます。

その際、黄色く変色した葉などは一緒に取り除くようにしましょう。

 

全体の8割ほどのボリュームになるよう思い切ってカットします。

一通り切り終わったら、仕上げにドーム状になるよう整えます。

 

最後に、置き肥として化成肥料を適量与えると良いでしょう。

切り戻し後の水やりは、カットした分必要な水分量も少なくなりますので、控えめに与えるようにしましょう。

 

また、切り戻し時期であれば、木質化した葉のないところまで切り戻しをしてもちゃんと新芽が出て、花を咲かせてくれます。

しかし、暑すぎる時期や寒くなってきた秋ごろだと復活しないまま枯れてしまう可能性もあるため、注意しましょう。

 

ところで、切り戻しで思いっきりカットしたペチュニアの茎は、なんだかもったいないような気がしますよね。

カットした茎を無駄にしないためにも、挿し芽をして株を増やしてみてはいかがでしょうか。

次の章では、切り戻した茎を使った挿し芽の方法について詳しくご説明します。

 

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ペチュニアの切り戻し!挿し芽で増やすのがおすすめ?

ペチュニアの挿し芽はいつ行えば良いのでしょうか。

 

ペチュニアの挿し芽の適期は、4月~7月、もしくは9月~10月になります。

切り戻し時期と重なるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

それでは、用意するものからご紹介します。

 

・ペチュニアの切り戻しした茎

挿し穂として使用します。7cmほどのものを用意しましょう。

 

・挿し芽用培養土または赤玉土小粒単用

清潔なものを用意します。

 

・ビニールポットまたはセルポット

育苗ポットとして使用します。

 

・剪定バサミ

清潔で切れ味の良いものを用意します。

 

・水を貯められる容器

水揚げ用に使用します。

 

・発根促進剤

使用すると発根しやすくなります。

 

次に、手順をご説明いたします。

 

まず、切り戻したペチュニアの茎を7cmほどの長さにします。

切り口は斜めに切るようにしましょう。

 

また、切り取る際は、切り口の組織が潰れてしまわないよう気を付けましょう。

下側の葉、花、蕾は取り除きます。

 

ポットに差し込む長さを確保し、葉を数枚残した状態にします。

容器に水を入れ、挿し穂を挿して30~60分ほど吸水させて水揚げします。

 

この時、発根促進剤を使用すると、発根率が上がりますよ。

用意したポットに清潔な用土を入れ、挿し穂がぐらつかない程度にしっかりと挿します。

 

発根するまでは直射日光の当たらない場所で管理し、水切れに注意して水やりをしましょう。

2週間~1ヶ月ほどで発根し始めます。

 

失敗しないためのコツとしては、用土に挿した挿し穂がグラグラすると根が切れやすいため、しっかりと挿すことです。

強い風が当たらない場所で管理するようにしましょう。

 

ペチュニアの挿し芽は発根率が高いので、切り戻しのついでにぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

さて、せっかくペチュニアを切り戻したのに、それが枯れてしまったなんてことになったら、すごくガッカリしますよね。

そんなことがないよう、最後に枯れる原因や対処法についてお伝えします。

 

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ペチュニアの切り戻しで枯れた!失敗しないコツは?

ペチュニアの切り戻しで枯れてしまった場合、以下の原因が考えられます。

 

・水はけが悪い

・肥料が多い

・茎の硬い部分で切りすぎた

 

【水はけが悪い】

切り戻した後のペチュニアは、切り戻す前の状態よりも必要な水の量が少なくなります。

切り戻し前と同じ頻度で水やりをしていて、水切れが悪い状態になっていると、根腐れを起こしてしまう可能性があります。

 

水はけが悪い場合は、水はけが良い土に植え替え、適切な水やりを行うようにしましょう。

 

【肥料が多い】

切り戻し後に与えた肥料が多すぎると、肥料焼けを起こして枯れてしまうことがあります。

新しい用土に植え替えて様子をみましょう。

 

【茎の硬い部分で切りすぎた】

切り戻し時期であれば、茎の硬い部分で切り戻しをしても、時間がかかるかもしれませんが新芽が出てきます。

しかし、暑すぎる時期や寒くなってきた秋ごろだと復活しないまま枯れてしまう可能性があります。

 

葉のないところまで切り戻しをする際は、適切な時期に行うように注意しましょう。

切り戻しで失敗しないためのコツは、適切な時期に行い、切り戻した後のペチュニアに適した管理を行うことです。

 

ペチュニアは初心者の方にも扱いやすい生命力の強い花ですので、枯れてしまったと思っても対処してあげれば持ち直してくれることが多いです。

ダメになってしまった…と諦める前に、対処後も見守ってあげると、頑張って復活してくれるかもしれませんよ。

 

それでは、ペチュニアの切り戻しについて、最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、ペチュニアの切り戻しについてお伝えしました。

 

ペチュニアを美しく保つには、切り戻しが必要。

ペチュニアの切り戻し時期は、4月~9月。

 

ペチュニアの切り戻しは思い切ってバッサリと。

切り戻した茎は挿し芽にすることができる。

 

切り戻しで失敗しないためのコツは、適切な時期に行い、切り戻した後のペチュニアに適した管理を行うこと。

ペチュニアの花を長い期間楽しむためには、少し手間でも、切り戻しを行ってあげてくださいね。

 

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