水仙の花言葉は怖い?ラッパ・口紅・房咲きなど色別の意味は?

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水仙は可憐な花ですが、花言葉が怖いという噂があることをご存じでしょうか。

香りの良い花としてガーデニングやアレンジメント等にも人気なので驚いたかもしれませんね。

 

今回は、水仙の花言葉を解説しながら、怖いかどうかに真相をお話します。

 

ラッパや口紅、房咲き水仙の品種ごとの花言葉、最後には、水仙の色別の花言葉も解説していますのでお楽しみに!

水仙の花言葉は怖い?

冬から春にかけて様々な品種が咲く水仙。

 

香りが良い品種も多く人気が非常に高い植物ですが、この水仙の花言葉が怖いという噂を人から聞いたりネットで見たりして不安に思ったことはありませんか。

 

実はこの噂、、、嘘です。

水仙の花言葉に怖い意味はありません。

 

それでは、どんな花言葉があるのか由来と一緒にお話しします!

 

水仙全体の花言葉は、「自己愛」「うぬぼれ」です。

水仙の原種はスペインやポルトガルなど地中海地方のため、関係の深いギリシア神話の逸話が花言葉の由来とされています。

 

絶世の美少年ナルキッソスは多くの女性に言い寄られますが、女性たちには冷たい態度でした。

森の妖精であるエーコーもナルキッソスに恋をしましたが、相手にされず冷たくあしらわれます。

 

エーコーはそのショックからやせ衰え、身体は消滅し声だけの存在に。

そのことに激怒した復讐の女神ネメシスが、ナルキッソスに呪いをかけます。

 

その呪いは「自分だけを愛する」というもので、ナルキッソスは水面に移った自分自身に恋をして恋焦がれて憔悴し衰弱死してしまうんです。

 

水面を覗き込むように亡くなっているナルキッソスの傍らに生まれ変わりの水仙の花が咲いたことで、水仙の花言葉は「自己愛」「うぬぼれ」となりました。

 

水仙の花言葉自体には怖い意味はありませんが、ネガティブな意味とその由来に呪いや死が関係することから、花言葉も怖いという噂が広まっているんですね。

 

ナルキッソス(Narcissus)は、そのまま水仙の学名ともなっており水仙がうつむくように咲く姿は、ナルキッソスの最後の姿を思わせます。

 

日本では香りの良い花として親しまれているので、このような花言葉の由来に驚きますよね。

 

水仙全体の花言葉がわかったところで、種類によって花言葉に違いがあるのか気になりませんか?

ラッパ水仙の花言葉と由来についてお話しします。

 

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ラッパ水仙の花言葉と由来は?

水仙には様々な種類がありますが、大きな水仙と言えばラッパ水仙を思い浮かべる方も多いと思います。

ラッパ水仙は副花冠(花の中心部にある花弁)が外側の花弁に比べて長く、その姿がラッパのように見えることから、この名前が名付けられました。

 

気になるラッパ水仙の花言葉は、「尊敬」「報われない恋」です。

水仙全体の花言葉とは少し違いますね。

 

その由来をお話しします。

 

〇花言葉「尊敬」の由来

まさにラッパ水仙の立派な副花冠(ラッパ部分)が由来となっています。

日本水仙など他水仙に比べると、花も大きく立派な姿から尊敬を集めているのでしょう。

 

〇花言葉「報われない恋」の由来

こちらの花言葉は、全体の花言葉の由来であるギリシア神話ナルキッソスの逸話が由来となっています。

ラッパ水仙は水仙全体の花言葉も持っていますが、「尊敬」というポジティブな意味も持っているのが特徴です。

 

実は、このラッパ水仙はイギリスで非常に人気の品種で「Daffodil(ダッフォディル)」と呼ばれて親しまれています。

これは古英語であるアングロサクソン語で「早く来る者」という意味で、ラッパ水仙が早春に咲くことから来ているそうですよ。

 

ラッパ水仙の花言葉と由来が分かったら、今度は口紅水仙の花言葉も気になりますね。

その花言葉と由来についてお話しします。

 

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口紅水仙の花言葉と由来は?

口紅水仙もラッパ水仙同様に、その見た目から名前が付けられています。

花は純白で副花冠は淡い黄色ですが、その副花冠の先端が紅色で縁どられているんですよ。

 

その姿は、女性が口紅をしているように見えます。

そんな美しい口紅水仙の花言葉は「素敵な装い」「詩人の心」です。

 

これらの花言葉の由来は、まさにその美しく口紅をしているような花姿から来ています。

水仙の中でも特に清楚な姿で香りも高い美しい姿は、どこかナルキッソスを思わせるところがあると思いませんか。

 

実は、ナルキッソスが生まれ変わり咲いた水仙は口紅水仙であるという説もあるほどです。

多くの女性に言い寄られるほどの美しさを持っているナルキッソスと同じように、口紅水仙も美しいという理由なのでしょう。

 

口紅水仙の花言葉と由来が分かったら、房咲き水仙の花言葉と由来について気になる方もいるでしょう。

その花言葉と由来についてお話ししますね。

 

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房咲き水仙の花言葉と由来は?

房咲き水仙とは、いわゆる日本水仙の親株です。

1つの茎から房状に連なってうつむき加減に花が咲くのが特徴。

 

副花冠がラッパ水仙のように飛び出さず、杯状になっているのでとても可愛らしい印象の花です。

房咲き水仙に似ている日本水仙には日本という名前が付いていますが、日本原産の水仙ではありません。

 

この房咲き水仙が日本に渡来して、日本の環境に合わせて独自に進化した品種になります。

そのため、房咲き水仙の1種類ということで原産地としては、正しくは地中海沿岸なんですよ。

 

それでは、気になる花言葉を紹介します!

 

房咲き水仙の花言葉は「思い出」「記念」です。

非常に美しい花言葉だと思いませんか。

 

その由来は、房状にうつむき加減に咲く花姿が家族や友人たちと一緒に美しい思い出に浸かったり、過去の記念を思い出したりしているように見えることから来ています。

水仙全体の花言葉と比べると、とても美しい花言葉ですね。

 

この房咲き水仙の花言葉ならばプレゼントにもピッタリだと思います。

 

房咲き水仙の花言葉や由来までわかると、水仙の色別でも花言葉が変わるのか気になりませんか?

色別の花言葉についてお話しします。

 

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水仙の色別の花言葉!白・紫・赤・黄色などは?

水仙には黄色以外にも、白色やピンクなどの花色があります。

実は水仙には、全体の花言葉以外にも色別でも花言葉を持っているんですよ。

 

品種別にも花言葉を持ち、さらに色別でも花言葉を持つことから水仙が多くの人になじみ深い植物であることがわかりますね。

それでは色別の花言葉についてお話しします!

 

〇黄色:「私のもとに帰って」「愛に応えて」

〇白色:「神秘」

〇ピンク:「上品な」

 

気になる由来を色別でご紹介!

 

〇黄色:「私のもとに帰って」「愛に応えて」

黄色の水仙の花言葉は、水仙全体の花言葉同様にギリシア神話が由来とされています。

しかし、ナルキッソスの逸話とは別の話なんですよ。

 

冥界の王ハーデスは豊穣の神デメテルの子供であるペルセポネに一目惚れします。

白い水仙を摘んでいたペルセポネをハーデスは黄泉の国へ連れ去ってしまうのです。

 

この時に摘んでいた白い水仙が黄色に変化したことで、このギリシア神話が黄色の水仙の花言葉となっています。

母のデメテルは怒り悲しみ「私のもとに帰って来て」と願ったこと。

 

そして、ハーデスの愛に最後まで応えなかったベルセポネに向けたハーデスの思い「愛に応えて」が花言葉になっています。

 

〇白色:「神秘」

水仙は房咲き水仙や日本水仙のように冬から咲く品種があります。

寒い冬の中でも、水辺に凛として咲く水仙が神秘的に見えることが由来です。

 

とても素敵な花言葉と由来だと思いませんか。

 

〇ピンク:「上品な」

こちらの花言葉の由来は、残念ながらはっきりとしていません。

しかし、黄色や白色の水仙が凛とした姿に対して、ピンクの水仙は柔らかく優しい印象を抱きます。

 

そんな姿から、品の良い「上品な」という花言葉が付いたのでしょうか。

とても可愛らしく上品な色をしていますので、ぜひピンクの水仙を見たときはよく観察してみてくださいね。

 

それでは、水仙の花言葉について最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、水仙の花言葉についてお話しました。

 

水仙全体の花言葉は「自己愛」「うぬぼれ」であり、ネガティブな意味を持ちますが怖い意味はありません。

ラッパ水仙の花言葉は、立派な花姿が由来の「尊敬」「報われぬ恋」です。

 

口紅水仙の花言葉は「素敵な装い」「詩人の心」。

房咲き水仙の花言葉は、家族と昔の思い出に浸っているように一つの茎に複数の花が一緒にうつむきながら咲く姿が由来の「思い出」「記念」です。

 

水仙の黄色は「私のもとに帰って」「愛に応えて」、白色は「神秘」、ピンクは「上品な」という花色別の花言葉も持っています。

 

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