イソトマの花言葉と育て方!増やし方や寄せ植えのコツとは?

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初夏~秋にかけて、小さな星型の花を咲かせるイソトマ。

紫、青、白、ピンクなどのカラーバリエーションがあり、暑い時期に涼し気な印象を与えてくれます。

 

そんなイソトマの花言葉をご存知でしょうか?

また、育てたり、増やしたり、寄せ植えにしたいなんて思っても、詳しいやり方が分からない方は多いかもしれません。

 

今回は、イソトマの花言葉や育て方、増やし方や寄せ植えのコツ等について詳しくご紹介いたします。

最後に、枯れる原因や対処法についてもお伝えしますので、ぜひ楽しみにお読みくださいね。

イソトマとは?花言葉や開花時期は?

イソトマとは、どんな植物でしょうか。

 

イソトマは、キキョウ科イソトマ属の植物。

原産地がオーストラリアや地中海沿岸地域、西インド諸島であり、暖かい気候を好む半耐寒性多年草です。

 

気候の違う日本では寒さで枯れてしまうことが多いため、春播き一年草として扱われています。

イソトマは旧属名がローレンティア属であったことから、ローレンティアと呼ばれることもあります。

 

草丈は20~40cmまで生長し、株は横へと広がり、星型の花を株いっぱいに咲かせます。

花言葉は「嬉しい知らせ」、「神聖なる思い出」、「心を開く」といった前向きなイメージのものから、「強烈な誘惑」、「猛毒」といった少々怖いものまであります。

 

「嬉しい知らせ」、「神聖なる思い出」、「心を開く」といった花言葉の由来は明言されていないようですが、イソトマの可愛らしい花の姿から連想されたのではないでしょうか。

 

「強烈な誘惑」、「猛毒」の花言葉の由来は、イソトマが有毒植物であり、注意が必要であることから付けられたとされています。

 

茎を切った時に出る白い液は、皮膚に付くとかぶれることがあるので、作業する際は手袋を着用しましょう。

可愛い花なだけにギャップを感じますが、それもまた魅力の一つかもしれませんね。

 

開花時期は5月~10月と長く、初夏~秋にかけて花を楽しむことができます。

高温に弱いため、真夏の時期は少し弱りますが、秋に再び開花しますよ。

 

では、イソトマがどんな植物なのかが分かったところで、早速育て方を見て行きましょう!

 

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イソトマの育て方!植え付け・水やり・切り戻し等のコツは?

では、実際にイソトマを育てるにはどうしたらよいでしょうか。

順を追って説明していきましょう。

 

【植え付け】

植え付けは3月中旬~5月の間に行います。株間は20cm以上空けるようにしましょう。

植え付け場所は、日当たりが良く、真夏に西日の当たらない風通しのよい場所が適しています。

 

蒸れに弱いため、鉢植えの場合、梅雨時期は雨の当たらない場所に移しましょう。

多年草として冬越しをさせる場合は、5℃以上の気温が保てる日当たりの良い室内で管理するとよいでしょう。

 

【用土】

蒸れに弱いため、用土は、水はけと通気性のよい土が適しています。

赤玉土:腐葉土:軽石=6:3:1の割合で配合したもの、もしくは市販の草花用培養土を使用しましょう。

 

初心者の方には市販のものがお手軽でおすすめですよ。

 

【水やり】

水やりは、蒸れに弱いため、乾燥気味に管理します。

鉢植えの場合は土の表面がしっかり乾いたら、株元にたっぷりと水やりをします。

 

地植えの場合は特に水やりは必要ありません。

冬越しをさせる場合は、土の表面が乾いて数日置いてから水やりをします。

 

つい頻繁に水をあげて世話をしたくなってしまいますが、そこはぐっと我慢して。表土の状態を見ながら適宜水やりをしましょう。

 

【肥料】

肥料は、元肥として植え付け時に緩効性化成肥料を土に混ぜて与えます。

開花時期は液体肥料を月に1~2回与えます。

 

花の数が減ったり、葉の色が薄くなった時が肥料を与えるタイミングになります。

ただし、真夏の時期と冬越しの時期は株が弱るため施しません。

 

多肥になると株が徒長気味に伸びるため、与えすぎにも注意します。

 

【剪定(切り戻し)】

切り戻しは、開花の終わる7月頃に草丈の真ん中あたりで行います。

草姿が乱れてきた場合や、風通しが悪くなり蒸れやすくなっている場合は、適宜整えてあげるとよいでしょう。

 

【花がら摘み】

花がら摘みは、種を採取しない場合は、花が咲き終わった後に行うようにしましょう。

花茎の付け根から切り取ります。

 

そのままにしておくと、種を作ることに体力を使ってしまって、花数が少なくなってしまうため、面倒でも手をかけてあげてくださいね。

 

【病害虫】

病害虫は、ほとんど発生しません。

 

【栽培のコツ】

すでにお気づきかもしれませんが…。

何度も「蒸れに弱い」というワードが出てきている通り、イソトマの栽培のコツは「多湿と気温に注意して乾燥気味に育てる」です。

 

環境が合えば、手間がかからず育てやすいですよ。

 

ところで、このような流れでイソトマを育てたら、増やしたいと思う方は多いですよね。

続いては、増やし方について詳しく説明します。

 

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イソトマの増やし方!挿し芽のコツやポイントは?

イソトマの増やし方は、「種まき」か「挿し芽」の二種類になります。

 

・種まきの場合

種を採取する場合は、花が咲き終わった後に子房が膨らんでくるので、中から取り出し採取します。

種はかなり小さく軽いため、風に飛ばないように注意しましょう。

 

【時期】

3月下旬~4月、もしくは9月中旬~10月上旬に種まきをします。

 

【用土・方法】

種まき用土を用いて平鉢やセルトレイに播き、土をかける際はごく薄く覆う程度にします。イソトマの種子は日光を浴びないと発芽しないので、土のかけすぎに注意しましょう。

明るい日陰のもと管理します。

 

【水やり】

水やりは、鉢の底から与えます。水切れを起こさないように注意しましょう。

発芽適温は15~20℃で、種まきから2週間ほどで発芽します。本葉が3枚ほど出た頃にビニールポットに植え替えし、大きくなってから鉢や花壇に植え付けます。

 

秋に蒔いた場合は、冬越しをして春に植え付けを行います。

 

・挿し芽の場合

【時期】

切り戻しのタイミングで、太い茎を用いて行います。

 

【用土・方法】

あらかじめビニールポットに入れた挿し芽用培養土を十分に湿らせて置き、挿し芽が半分入るほどの穴を空けておきます。

茎の先端から7cm程に切り口が斜めになるように切り、切り口を30分ほど水に浸けます。その後、植物成長調整剤「ルートン」を付け、挿し芽用培養土に挿します。

 

【水やり】

根が張るまでは、水やりは鉢の底から与えます。2週間ほどで根が出始めます。

 

【栽培のコツ】

種まきと挿し芽のいずれにしても、増やす際は底面給水の水切れに注意しましょう。

大きくなってからは、乾燥気味に育てましょうね。

 

自分で増やしたイソトマは、より一層愛着が湧くことでしょう。

 

さて、このような流れでイソトマをうまく育てられたら、オリジナルの寄せ植えに挑戦したいという方は多いです。

寄せ植えは、寄せ植えする植物同士でお互いを引き立て合い、美しい景観をアートのように楽しむことができますよ。

 

それでは、寄せ植えのやり方やコツについて詳しく見て行きましょう。

 

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イソトマの寄せ植え!コツやポイントは?

寄せ植えのコツとしては、生育環境が似ている植物同士で植えると管理がしやすく、長く楽しむことができます。

イソトマは多湿に弱いため、多湿を好む植物との寄せ植えは避けた方がよいでしょう。

 

イソトマはこんもりと株が茂るため、ハンギングにも向いています。

ハンギングは風通しが良くなり蒸れにくくなるため、おすすめですよ。

 

それでは、寄せ植えをするにあたってイソトマと相性が良い植物をご紹介します。

 

【寄せ植えでイソトマと相性が良い植物】

・ニチニチソウ

生育環境と開花時期がイソトマと似ており、相性が良いです。

初心者にも扱いやすいですし、カラーバリエーションが豊富です。

 

・ジニア

生育環境と開花時期がイソトマと似ており、相性が良いです。

こちらも初心者でも扱いやすいですし、同じくカラーバリエーションも豊富です。

 

・バーベナ

このお花も生育環境と開花時期がイソトマと似ていて、寄せ植えの相性が良いです。

初心者にも扱いやすく、カラーバリエーションもたくさんあってオリジナリティが出せます。

 

・ガウラ

同じく生育環境と開花時期がイソトマと似て、相性が良いです。

寄せ植えには、小ぶりな品種を用いるとバランスが良くなりますよ。

 

高さのある寄せ植えが作れるのが特徴ですね。

 

・ブルーサルビア

生育環境と開花時期がイソトマと似ていることで、相性が良いです。

紫や青のイソトマと合わせてブルー系の寄せ植えにすると良いでしょう。

 

・ユーフォルビア(ダイアモンド・フロスト)

生育環境と開花時期がイソトマと似ており、相性が良いです。

白く細かい葉が涼しげな印象になります。

 

・ペチュニア

ペチュニアは、開花時期が長く、初心者にも扱いやすいですし、カラーバリエーションも豊富にあります。

イソトマの涼し気な色合いから、ブルー系や淡いカラーの寄せ植えが人気ですね。

 

種類や色の組み合わせによって、自分だけの寄せ植えを作れると思いますよ。

 

さて、育て方から寄せ植えまで見てきましたが、せっかく育てたイソトマが枯れてしまったりしたら、すごくガッカリしますよね。

そんなことがないよう、最後に枯れる原因や対処法についてお伝えします。

 

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イソトマが枯れる!その原因と対処法は?

イソトマが枯れてしまう場合、以下の原因が考えられます。

 

1,風通しが悪く、蒸れている

2,日当たりが悪い

3,水はけが悪くなっている

 

1,風通しが悪く、蒸れている

下葉が変色する場合は蒸れている可能性があります。

切り戻しをし、風通しをよくしましょう。

 

根が黒くなっている場合は、根腐れを起こしている可能性があります。

その場合は、挿し芽にしてしまうのも手です。

 

2,日当たりが悪い

日当たりが悪い場合は、西日の当たらない日当たりが良い場所へ移動させます。

寄せ植えなどで、一緒に植えた植物の陰になり、日当たりが悪くなる場合は、移植や剪定を検討しましょう。

 

3,水はけが悪くなっている

用土の乾く速度が遅くなり、水はけが悪くなっている場合は、腐葉土を混ぜましょう。

鉢底から水が出てくる時間が短くなれば改善されています。

 

根詰まりを起こして水はけが悪い場合は、鉢を一回り大きいものに移し替えてあげましょう。

イソトマは丈夫に育つため、対処してあげれば時間はかかっても持ち直してくれることが多いです。

 

ダメになってしまった…と諦める前に、対処後も見守ってあげると、頑張って復活してくれるかもしれませんよ。

 

それでは、イソトマについて最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回はイソトマについてお伝えしました。

 

イソトマは、爽やかな印象の可愛い花ですが、有毒なので注意しましょう。

花言葉には怖いものもありましたね。

 

育て方は、多湿と気温に注意して、乾燥気味に育てましょう。

増やし方は、種まきと挿し芽で増やせます。水切れに用心しましょう。

 

寄せ植えは似た者同士でやると良いです。

イソトマは丈夫なので、枯れても対処すれば復活するかもしれません。

 

可愛らしい星型の花は、見る人に涼しさと癒しを与えてくれるでしょう。

小ぶりな花は寄せ植えにもピッタリ。

 

色々な花と寄せ植えを楽しむことができますよ。ぜひ、イソトマで涼を感じてみてください。

あなたが育てたイソトマの話も、ぜひ教えてくださいね^^

 

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