睡蓮の育て方!メダカと金魚が活躍?植え方や植え替えのコツ

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睡蓮といえば、日本各地の池や沼の水面に浮かぶように咲く神秘的な雰囲気の花ですよね。

その睡蓮を育てることが、実はそんなに難しくないって知っていますか?

 

植え方や植え替えのコツはどのようにすればいいのでしょうか。

また睡蓮を育てる時に、メダカや金魚が活躍してくれるという話は本当でしょうか?

 

今回は、睡蓮の育て方、植え方や植え替えのコツ、メダカや金魚の活躍の場について詳しくお伝えします。

睡蓮の育て方!準備するものはメダカと金魚?

睡蓮というとフランス人画家モネが描いたことでも有名で、池などの水辺で育つイメージですが、自分で育てるとなるとどのようにすればいいのでしょうか。

 

ここでは睡蓮を育てるのに必要なものは、大きく分けて4つです。

  • 睡蓮鉢
  • 肥料

それぞれを詳しく見ていきますね。

 

睡蓮は苗でも種からでも育てることができます。

種まきは3~4月におこない、その後約1ヵ月で開花し最盛期を7~9月に迎えます。

 

種の収穫は10月ごろになり、収穫した種は乾燥させて翌年にまた種まきをすることが可能です。

 

粘土質の田んぼの土のような肥沃な土が望ましいです。

田んぼの土が手に入らない場合は、荒木田土、腐葉土、黒土を混ぜたものでもよいでしょう。

 

  • 睡蓮鉢

大きめの睡蓮鉢とその中に入れる内鉢が必要になります。

内鉢に土を入れ種や苗を植え、それを大きめの睡蓮鉢に入れて育てます。

 

  • 肥料

肥料は油かすなどの有機肥料を、植え付けの時に与えます。

化学肥料は水質が悪くなるので避けましょう。

 

必要なものは以上のような感じになりますが、その他に睡蓮と一緒に育てるとより楽しくてメリットもあるものがあります。

それはメダカや金魚です。

 

なぜだか分かりますか?

 

夏場は睡蓮鉢の水面にボウフラが発生することがあり、蚊に孵化する原因になります。

そのボウフラを食べてくれるのがメダカや金魚なのです。

 

そういった害虫を食べてくれるメリットだけでなく、睡蓮鉢にメダカや金魚を住まわせるのは見た目にも涼し気でいいですよね。

その時に気を付けることは、メダカや金魚に害のある防虫剤を使わないことと、メダカや金魚が水面で呼吸できるよう睡蓮の葉で覆わないことです。

 

ここまで睡蓮を育てる時に必要なものについてお話してきました。

それでは睡蓮の具体的な植え方、育て方はどのようにすればいいのでしょうか。

次ではそれについてお話します。

 

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睡蓮の植え方!鉢や池で育てるってホント?肥料はいるの?

睡蓮を育てるのに必要なものが揃ったら、実際に植え付けてみましょう。

睡蓮は睡蓮鉢でも池でも育てることができます。

 

睡蓮鉢は直径30~40センチほどの大きめのものを選びましょう。

陶器のものやガラスなどさまざまなデザインがあるので、好みのものを選ぶと楽しいですよ。

 

池で育てることもできますが、睡蓮鉢でも池でも内鉢にまず植え付けてから鉢や池に入れます。

睡蓮は苗でも種からでも育てることができますが、ここでは苗からの育て方を紹介します。

 

1.内鉢の底に深さ1センチほどの粘土質の土を入れる

2.そこに有機肥料の油かすをまく

3.その上に3~5センチの深さの粘土質の土を敷き詰める

4.ポットから苗を取り出して植え付ける

5.植え付けた根の間を埋めるように粘土質の土を入れる

6.水を入れた時に土が浮かないようにしっかりと固める

7.睡蓮鉢か池に内鉢を静かに沈める

8.鉢や池の水面から苗の先端が15センチほどになるように、高さを調整する

 

肥料は植え付けた時に有機肥料の油かすなどを与えるとよいでしょう。

 

追肥は緩効性化成肥料を与えます。

与える時は内鉢を取り出して、水に溶けださないように必ず土の中に肥料を埋め込みましょう。

 

ここまでは睡蓮の鉢や池への植え方や肥料について紹介しました。

それでは睡蓮の植え替えのコツやポイントにはどんなものがあるのでしょうか。

 

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睡蓮の植え替え!コツやポイントは?

睡蓮を睡蓮鉢で育てる場合は特に、根詰まりを起こしやすいため、必ず1年ごとに植え替えをする必要があります。

睡蓮には温帯性スイレンと熱帯性スイレンがありますが、特に温帯性スイレンは生育がよいので根が密集すると花が咲かなくなってしまうのです。

 

ですので、必ず睡蓮の植え替えをしましょう。

では、植え替えのコツやポイントにはどのようなものがあるのでしょうか?

 

  • 植え替え時期

植え替えは10~11月にします。

この時期までにすれば、冬から春の生育がよくなり春には早めにたくさんの花が咲きます。

 

  • 植え替え時の手順

睡蓮の古い根を球根の付け根部分で切り落とし、土も取り除きます。

1年間育った根茎は、鉢の中でぎっしりと密集しています。

 

親根茎から伸びた根茎の中で、しっかりと太った丈夫そうな根茎を選んで植え替え用の鉢に分けましょう。

そして1芽ずつになった根茎を植え付けます。

 

密集して栄養が行き渡らなかった根茎が、植え替えることでしっかり育ち、たくさんの花を咲かせてくれますよ。

 

  • 注意点

新芽を折らないように気を付けましょう。

 

ここまでは睡蓮の植え替えのコツやポイントについて紹介しました。

では睡蓮の株分けのコツやポイントはどのようにすればいいのでしょうか。

 

せっかく育てた睡蓮なので、もっと増やせたら楽しいですよね。

次では睡蓮の株分けについてお話します。

 

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睡蓮の株分け!コツやポイントは?

睡蓮を育てて花が咲くようになったら、もっと増やして楽しみたいですよね。

 

睡蓮は株分けをすることで増やすこともできます。

睡蓮の株分けのコツやポイントはどのようなものがあるのでしょうか?

 

まず、株分けに適した時期は温帯性スイレンと熱帯性スイレンで変わってきます。

 

日本で多く見かける温帯性スイレンは3~4月が適しています。

また熱帯性スイレンは5~7月ですが、寒さに弱いため水温が15度以上になっていることが大事なポイントです。

 

株分けの手順とコツは次のとおりになります。

 

1.鉢から株を丁寧に取り出す

2.根や株についている土を丁寧に落とす

3.根をハサミで切り落とす

4.切れ味のよいナイフやハサミで、株を切り分ける

5.この時、1つの株に芽が1~2個は必ずついているようにする

6.鉢に植え付ける時は新芽が上向きに、土から出るように植える

7.元肥を必ず与えて、優しく水をやる

 

その他のコツやポイントとしては、鉢から取り出した株を乾燥させないことです。

なるべく乾燥しないように、鉢から取り出したらすぐ株分けをして植え付けましょう。

 

また、株分けをした後は睡蓮の株自体が疲れている状態なので、必ず元肥を与えることが大切です。

それでも元気がない場合は追肥もおこないましょう。

 

株分けをした株は生育期に入りますので、花が咲くのを気長に待つのも楽しいですよ。

 

さて、大切に育てた睡蓮の花が咲かない!と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

次ではそんな悩みについて、原因や対処方法をお話していきます。

 

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睡蓮の花が咲かない!原因や対処方法は?

睡蓮の花が咲くのを楽しみに、大切に育てたのに花が咲かない!

となったら、とても焦るしショックですよね。

 

私も初めのころはうまく行かず、花が咲かなくて悩んだのでよくわかります。

睡蓮の花が咲かない原因はいくつか考えられます。

 

  • 日あたりが悪い

睡蓮を育てるには日あたりの良さがとても大切です。

できれば一日中、降り注ぐ陽の光がある場所で育てましょう。

 

また、睡蓮の葉が多すぎて陽の光が株まで届かないのは生育を妨げますので、適宜葉を間引くことも大切です。

 

  • 肥料が不足している

元肥はもちろん、追肥も必要に応じて与えましょう。

生育期の3月~9月ごろまで、2ヵ月に1度の頻度で追肥を与えるとよいとされます。

 

  • 根詰まりを起こしている

睡蓮の根は生育期はどんどん伸びていきます。

鉢が小さすぎると、鉢の中で根が詰まりすぎて根腐れを起こすことがあります。

 

生育してきたら、一回り大きい鉢に植え替えることも大切です。

上記のことを守って睡蓮を育てれば、きっと元気に花を咲かせてくれますよ。

 

それでは、睡蓮の育て方について、最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、睡蓮の育て方、植え方や植え替えのコツについて紹介しました。

 

睡蓮は睡蓮鉢の中に内鉢を入れて、その中に植え付けます。

メダカや金魚と一緒に育てると、夏場に水面に発生するボウフラを食べてくれて、蚊の発生を抑えたり水質をよくしてくれるメリットがあります。

 

睡蓮の植え方は大きめの睡蓮鉢を使い、元肥として有機肥料を与えましょう。

睡蓮は根詰まりを起こしやすいので、1年ごとに植え替えをするとよいです。

 

そして株分けをしてもっと増やすことも可能です。

睡蓮の花が咲かない場合は、日照不足や肥料不足、根詰まりなどが原因として考えられるので、それぞれに対処しましょう。

 

睡蓮を上手に育てて、涼し気なお庭を作ってくださいね!

 

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