アイビーの花言葉は怖い?育て方や増やし方などのコツは?

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ツルを活かして建物やフェンスに這わせたり、ハンギングにしたり、様々な飾り方を楽しむことができる観葉植物のアイビー。

 

そんなアイビーに、実は怖い意味の花言葉があるという噂があることをご存知でしょうか?

プレゼント等を考えている人には気になる話ですね。

 

また、育ててみたいとは思うけど、育て方が分からなくて二の足を踏んでいるなんて方もいるでしょう。

今回は、そんなアイビーの花言葉や育て方、増やし方や寄せ植えのコツ等について詳しくご紹介します。

 

枯れる原因や対処法についてもお伝えしますので、ぜひ最後までお読みくださいね!

アイビーとは?花言葉が怖いってどういうこと?

アイビーとは、どんな植物でしょうか。

 

アイビーはウコギ科キヅタ属のつる植物。

学名のヘデラの名前でも呼ばれます。

 

耐陰性、耐寒性がある強健な植物で、室内と屋外の両方で栽培できます。

常緑なので、一年中葉を観賞することができますよ。

 

繫殖力も強く、茎から根を出してツルを伸ばします。

近くの壁や樹木をつたって生長し、覆いつくしてしまうなんてことも。

 

グランドカバーとしても優秀ですが、育てやすい一方で予定外に増えすぎてしまう可能性もあるため、地植えの場合は注意が必要です。

種類も豊富で、斑入りのものや葉がフリル状のものなどもあります。

 

ところで、そんなアイビーの花言葉をご存知でしょうか。

一般的な花言葉は、「永遠の愛」、「結婚」、「友情」、「誠実」、「不滅」。

 

「永遠の愛」は、どんな季節でも緑色の葉が枯れないことから、中世ヨーロッパより変わらぬ愛を示すシンボルとされていることに由来しています。

「結婚」は、ギリシャ神話に登場する、結婚を司る女神の祭壇に飾られてきたことに由来しているとされています。

 

これらの花言葉から、アイビーは結婚式でブーケやフラワーアレンジメントに使用されることが多い植物です。

 

「友情」、「誠実」は、根を張りながらツタを伸ばし、簡単に離れない様子が、強い繋がりや絆を連想させることに由来しているとされています。

「不滅」は、生命力の強さに由来しているとされています。

 

どれもアイビーの常緑の生命力溢れる姿を表現した、素敵な花言葉ですね。

 

ここまではアイビーの前向きなイメージの一般的な花言葉でしたが、実は他に少し怖い意味の花言葉があります。

アイビーのもう一つの花言葉、それは「死んでも離れない」です。

 

アイビーは根を張りながらツタを伸ばしますが、葉が枯れても根が残り、離れない様子に由来しているとされています。

強い生命力が執着を思わせる花言葉ですね。

 

生まれ変わっても一緒にいよう、という愛情を表現する意味にもとらえられますが、送る相手は慎重に選んだ方がいいかもしれません。

主に葉を観賞するアイビーですが、9月~12月に小さな花を咲かせます。

 

しかし、アイビーはある程度年月の経過した株にしか花をつけず、咲いても開花期は4~7日と短いため、花が見られることは非常に稀です。

アイビーの花は貴重ですので、見つけたらいいことがあるかもしれませんね。

 

アイビーをイメージ出来たら、早速育ててみましょう!

 

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アイビーの育て方は室内と屋外で違う?水やりや剪定のコツは?

実際にアイビーを育てるにはどうしたらよいでしょうか。

室内と屋外で管理方法が異なるところもあるので、注意してくださいね。

 

では、順を追って説明していきましょう。

 

【植え付け】

植え付けは、4月~10月に行います。

 

室内の場合は、直射日光が当たる窓辺など、明るく風通しの良い場所が適しています。

エアコンの風が当たると枯れてしまう可能性があるため、置き場所に注意しましょう。

 

屋外の場合は、特に場所を選びませんが、夏の直射日光が当たらない場所だと葉焼けの心配がいりませんよ。

耐寒性があるため、屋外の場合でも冬の管理は必要ありません。

 

根詰まりを起こさないよう、2年に1回植え替えをしましょう。

 

【用土】

水はけと通気性が良く、適度な保水性のある土が適しています。

赤玉土(小粒):腐葉土=6:4の割合で配合したもの、もしくは市販の草花用培養土を使用しましょう。

 

初心者の方には市販のものがお手軽でおすすめですよ。

 

また、アイビーは水耕栽培でも育てることができます。

水耕栽培の場合は、ハイドロカルチャーを使用するか、瓶に水を入れて水挿ししましょう。

 

【水やり】

室内の場合は、土の表面がしっかり乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいにたっぷりと水やりをします。

過湿は病害虫の発生の原因になるため、必ず土が乾ききってから水を与えるようにしましょう。

 

株が繫茂している場合は蒸れやすくなるため、特に注意が必要です。

水やりと別に、定期的に霧吹きで葉に直接水を吹きかけてあげると、ハダニの発生を予防することができますよ。

 

冬は根腐れを防ぐため、水やりを控えめにします。

土の表面が乾いて2、3日ほど置いてから水やりをしましょう。

 

屋外の場合は、特に水やりは必要ありません。

 

【肥料】

寄せ植えなどであまり繁茂させたくない場合は、3月~4月に緩効性化成肥料を元肥として与えるだけにします。

アイビーのみの鉢植えで楽しむ場合は、元肥と、追肥として夏まで2週間に1回液体肥料を与えます。

 

【剪定・切り戻し】

葉が混み合ってきたら、風通しを良くするため適宜切り戻します。

生長期にあたる春から秋の間に行いましょう。

 

特に生育が盛んな5月頃に切り戻しすると、すぐに新芽が出て切り口が隠れるため、おすすめですよ。

 

【病害虫】

病気は、すす病と炭そ病が発生します。

 

すす病は、アブラムシの排泄物にカビがついてすすのように汚れる病気です。

風通しが悪い場合や湿度が高い場合、発生しやすくなります。

 

アブラムシが媒介するため、アブラムシを防除するようにしましょう。

 

炭そ病は、葉に灰褐色の小さな斑点が発生し、だんだん黒色に近い病斑が葉全体に広がり、やがて病斑に穴が開く病気です。

水はけが悪い場合や湿度が高い場合に発生しやすくなるため、注意しましょう。

 

害虫は、アブラムシ、カイガラムシ、ハダニが発生します。

アブラムシは春から秋にかけて発生しやすくなります。

 

潰して退治するか、市販の殺虫剤で対処しましょう。

カイガラムシは枝葉が繫茂し、風通しが悪い場合に発生しやすくなります。

 

潰して退治するか、市販の殺虫剤で対処しましょう。

ハダニは気温が高く乾燥していると発生しやすくなります。

 

テープで貼り付けて駆除するか、市販の殺虫剤で対処しましょう。

 

【栽培のコツ】

アイビーの栽培のコツは、適切な水やりと剪定で、病害虫の発生を防ぐこです。

 

ちょっとやそっとじゃ枯れないアイビーですが、健やかで美しい葉を保つためには、適切な水やりと剪定で病害虫の発生を防いであげることが重要です。

室内でも屋外でも管理が簡単ですので、初心者にも扱いやすい植物ですよ。

 

このような流れでアイビーを育てたら、増やしたいと思う方は多いですよね。

続いては、増やし方について詳しく説明します。

 

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アイビーの増やし方!挿し木等のコツやポイントは?

アイビーの増やし方は、挿し木、水挿し、株分けの3種類あります。

それでは、それぞれの時期や方法を説明しましょう。

 

  • 挿し木の場合

【時期】

4月下旬~6月上旬、9月下旬~10月上旬に行います。

 

【用土・方法】

ツルを10cm程に切り口が斜めになるように切り、挿し穂とします。

挿し穂に雑菌が入ると枯れてしまうため、剪定バサミは清潔なものを使用しましょう。

 

茎の先端の葉を3、4枚残した状態で下側の葉は取り除き、残した葉は、蒸散量を緩和させるために半分程度に切ります。←コピペ率が高いです。自分の言葉で書いてください。

用土は赤玉土(小粒)か、肥料分の少ない培養土を使用します。

 

挿し木する前にあらかじめ水やりをして湿らせておきましょう。

挿し穂の切り口を1時間ほど水に浸けた後、倒れないように用土に挿し、明るい日陰で管理します。

 

【水やり】

乾燥に気を付けて水やりをします。

2週間~1ヶ月ほどで芽が生長し、根が出始めます。

 

  • 水挿しの場合

【時期】

4月下旬~6月上旬、9月下旬~10月上旬に行います。

 

【方法】

挿し木と同様の方法で挿し穂を準備します。

ツルを10cm程に切り口が斜めになるように切り、挿し穂とします。

 

挿し穂に雑菌が入ると枯れてしまうため、剪定バサミは清潔なものを使用しましょう。

茎の先端の葉を3、4枚残し、下側の葉は取り除き、水を入れたグラスなどの容器に挿し穂を挿します。

 

水の中に葉が入ると腐ってしまうため、水に浸かる位置に葉が残らないようにしましょう。

水温が上がると腐りやすくなるため、直射日光が当たらない室内で管理します。

 

1日1回水を取り替えましょう。

2週間~1ヶ月ほどで根が出始めます。

 

  • 株分けの場合

【時期】

4月下旬~6月上旬、9月下旬~10月上旬に行います。

 

【用土・方法】

アイビーの株を掘り出し、根をほぐしながら土を優しく落とします。

茶色く変色した根は切り落とし、株の半分をハサミで切り分けます。

 

赤玉土(小粒):腐葉土=6:4の割合で配合したもの、もしくは市販の草花用培養土に植えつけましょう。

植え付け後はたっぷりと水やりをし、一週間程半日陰で管理します。

 

【栽培のコツ】

乾燥を好むアイビーですが、挿し木の場合は、水切れに注意します。

根が出るまでは土が乾かないように水やりをしましょう。

 

アイビーは初心者でも簡単に増やしやすいので、ぜひ試してみてください。

 

アイビーを育てられたら、寄せ植えに挑戦してみてはいかがでしょうか。

寄せ植えは、寄せ植えする植物同士でお互いを引き立て合い、美しい景観をアートのように楽しむことができます。

 

ぜひ寄せ植えでアイビーの魅力を引き出してみましょう♪

 

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アイビーの寄せ植え!コツやポイントは?

寄せ植えのコツとしては、生育環境が似ている植物同士で植えると管理がしやすく、寄せ植えを長く楽しむことができます。

アイビーは乾燥を好み、半日陰~日当たりが良い場所で育つことから、同じ条件で育つ植物と寄せ植えすると良いでしょう。

 

アイビーは下や横に伸びるため、どの植物ともバランスがとりやすく、寄せ植えする花を引き立てる名脇役となりますよ。

それでは、寄せ植えをするにあたって、アイビーと相性が良い植物をご紹介します。

 

◎寄せ植えでアイビーと相性が良い植物

 

・ドラセナ

細長い葉を観賞する観葉植物です。高さは50cmほどのものから、150cmほどになるものもあります。

乾燥を好み、明るい日陰で育つため、生育環境がアイビーと似ており、おすすめです。

 

・ヒポエステス

葉が白、赤、ピンクなどのまだら模様の観葉植物です。

乾燥を好み、明るい日陰で育つことから、生育環境がアイビーと似ており、おすすめです。ナチュラルな印象の寄せ植えになります。冬は屋内で管理します。

 

・ラベンダー

5月~6月に花を咲かせる草丈50~100cmほどの低木です。

花色は紫、白があります。乾燥を好み、日当たりが良い場所で育つため、生育環境がアイビーと似ており、おすすめです。洋風の寄せ植えに仕立てられます。

 

・シロタエギク

一年を通してカラーリーフとして白色の葉を観賞する多年草です。

乾燥を好み、日当たりが良い場所で育つため、生育環境がアイビーと似ており、おすすめです。

 

シルバーリーフが美しく、葉物同士の寄せ植えでも華やかになります。

 

・ゼラニウム

3月~11月に花を咲かせる草丈20~100cmほどの多年草です。

花色は赤、白、ピンク、オレンジ、紫などがあります。

 

乾燥を好み、日当たりが良い場所を好むことから、生育環境がアイビーと似ており、おすすめです。

育てやすいため、初心者にも扱いやすいですよ。

 

・ビオラ

10月~5月に花を咲かせる草丈10~30cmほどの一年草です。

花色は赤、白、ピンク、オレンジ、黄、青、紫、黒などがあります。

 

乾燥を好み、日当たりが良い場所を好むことから、生育環境がアイビーと似ており、おすすめです。

開花時期が長く、冬の間も寄せ植えを楽しむことができます。

 

・ニチニチソウ

5月~11月に花を咲かせる草丈10~80cmほどの一年草です。

花色は赤、白、ピンク、紫などがあります。

 

乾燥を好み、日当たりが良い場所を好むことから、生育環境がアイビーと似ており、おすすめです。

育てやすいため、初心者にも扱いやすいですよ。

 

アイビーは種類が豊富なので、アイビーの葉の形や色、寄せ植えする植物の組み合わせ次第で、様々な印象の寄せ植えを作ることができるでしょう。

種類の違うアイビー同士の寄せ植えも、グリーンのナチュラルな寄せ植えになり、おすすめですよ。

 

アイビーを寄せ植えに使用する場合は、アイビーだけがどんどん増えていかないように、こまめに剪定してあげましょうね。

 

ところで、せっかく育てたアイビーが枯れてしまったりしたら、すごくガッカリしますよね。

そんなことがないよう最後に、枯れる原因や対処法についてお伝えします。

 

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アイビーが枯れる!赤くなる!原因や対処法は?

アイビーが枯れてしまう場合、以下の原因が考えられます。

・病害虫の発生

・根腐れを起こしている

 

【病害虫の発生】

1mm~10mmほどの白い殻、もしくはふわふわしたものが付いている場合、カイガラムシが発生しています。

卵はティッシュを使ってふき取り、幼虫は市販の殺虫剤を使用しましょう。

 

成虫は殺虫剤が効きにくいため、歯ブラシなどで擦り落としましょう。

カイガラムシの発生は糖を含む排泄物により、アブラムシを引き寄せてしまう原因になりますので、早急に対処しましょう。

 

アブラムシが発生している場合は、テープや歯ブラシを使って落とすか、市販の殺虫剤を使用しましょう。

これらの病害虫の発生は、風通しが悪い環境が引き起こします。

 

アイビーは葉が茂りやすいので、こまめに剪定を行うようにしましょう。

葉が全体的に白っぽい場合、ハダニが発生している可能性があります。

 

テープで貼り付けて駆除するか、市販の殺虫剤を使用して駆除します。

定期的に葉に霧吹きで水をかけて予防するとよいでしょう。

 

葉が黒くすすけたようになる場合、すす病が疑われます。

光合成や蒸散の妨げになり、枯れてしまうので、すすけた部分を水で洗ったり、剪定して対処しましょう。

 

予防策としては、すす病はアブラムシが媒介するので、アブラムシの防除に努めましょう。

灰褐色や黒褐色の小さな斑点が発生している場合は、炭そ病が疑われます。

 

放置すると枯れてしまうので、発病した葉は早急に取り除き、市販の殺菌剤を使用しましょう。

炭そ病は水はけが悪い場合に発生しやすくなります。

 

水はけの良い土に植え替えたりするなど、再度環境を整えてあげましょう。

 

【根腐れを起こしている】

葉が茶色や黄色に変色していたり、根が黒く変色している場合は、根腐れを起こしている可能性があります。

アイビーは蒸れに弱いため、水を与え過ぎると根腐れを起こします。

 

根の変色した部分を切り取り、清潔で水はけの良い土に植え替えをしましょう。

 

【葉が赤い場合は?】

葉が赤い場合は、寒さに当たり、一時的に変色している可能性があります。

暖かい場所に移動させると良いでしょう。

 

枯れているわけではないので、暖かい時期になれば自然と緑色に戻りますよ。

寒い時期は水やりを控えめにしましょう。

 

アイビーは丈夫に育つため、対処してあげれば時間はかかっても持ち直してくれることが多いです。

ダメになってしまった…と諦める前に、対処後も見守ってあげると、頑張って復活してくれるかもしれませんよ。

 

それでは、アイビー花言葉や育て方等について最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、アイビーの花言葉や育て方等についてお伝えしました。

 

アイビーの花言葉は「永遠の愛」、「結婚」、「友情」、「誠実」、「不滅」。

良くも悪くも、アイビーの強い生命力にちなんでいます。

 

育て方は、適切な水やりと剪定が美しい葉を保つコツです。

増やし方は、挿し木、水挿し、株分けの3つをご紹介しましたね。

 

寄せ植えは似た者同士で。どんな植物とも合わせやすいですよ。

アイビーは丈夫。葉が赤くなっても、枯れていないと覚えておきましょう。

 

育てやすく、手軽に観賞して楽しむことができます。

ぜひ好きな飾り方で、アイビーを育ててみましょう。

 

あなたが育てたアイビーのことも、ぜひ教えてくださいね~

 

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