クロッカスの季節と球根の植え方!植えっぱなしOKは本当?

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早春に一斉に花が咲き、春の訪れを感じさせてくれるクロッカス。

鮮やかな色合いで、小さい花ながらも存在感があります。

 

そんなクロッカスの球根を植える季節をご存知でしょうか。

クロッカスを育ててみたいけれど、球根をいつどうやって植えたらいいのか分からず、二の足を踏んでいるなんて方もいるでしょう。

 

今回は、クロッカスの球根を植える季節や管理の仕方について詳しくご紹介します。

クロッカスの球根の増やし方についてもお伝えしますので、ぜひ楽しみにお読みくださいね。

クロッカスの季節!球根を植える時期・咲く時期はいつ?

クロッカスの咲く季節は早春で、2月~3月が見頃になります。

開花でいち早く春が来たことを教えてくれますよ。

 

店頭に出回る量は少ないですが、秋咲き種も存在します。

秋咲き種は、10月〜11月に花を咲かせますよ。

 

では、そんなクロッカスの球根を植える時期はいつでしょうか。

 

一般的な春咲きのクロッカスを植える時期は10月、秋咲きのクロッカスを植える時期は8月〜9月頃になります。

クロッカスの球根は耐寒性が強く、日当たりを好みます。

 

寒さに当たらないと発芽しにくく、発芽適温は10℃であるため、根が張るまでは屋外で管理すると良いでしょう。

 

ところで、植え付け時期は分かりましたが、実際にどのように植え付けを行えばいいのでしょうか。

続いては、クロッカスの球根の植え付け方について詳しくご紹介いたします。

 

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クロッカスの球根の植え方!発芽日数はどれくらい?

鉢植えの場合と地植えの場合をそれぞれ順を追ってご説明いたしましょう。

 

【鉢植えの場合】

鉢植えの植え付けには以下のものを用意します。

 

・球根用培養土

赤玉土小粒:腐葉土=7:3の割合で配合したもの、もしくは市販の草花用培養土を使用しましょう。

初心者の方には市販のものがお手軽でおすすめですよ。

 

・鉢やプランター

お好みの鉢やプランターを用意します。4号の鉢で4〜5個の球根を植え付けられます。

 

・鉢底石、鉢底ネット

水はけが悪いと球根が腐ってしまうので、水はけをよくするために使用します。

まず、鉢やプランターの底に鉢底ネットと鉢底石を敷き、用土を入れます。

 

深さ3cmくらいの位置で、尖った方を上にして球根を植えていきます。

密植でも育ちますが、クロッカスは高温多湿が苦手で、翌年も球根を使う場合は育たなくなる可能性があるため、株間を3〜5cm空けて植えていくと良いでしょう。

 

植え付け後は水をたっぷりと与えて、植え付け完了です。

日当たりの良い場所で管理するようにしましょう。

 

【地植えの場合】

地植えの植え付けには以下のものを用意します。

 

・腐葉土

水はけの良い土を作るために使用します。

 

・緩効性化成肥料

植え付け時に元肥として使用します。

 

まず、植え付け場所として日当たりの良い場所を選びます。

20〜30cmほど掘り起こし、腐葉土と緩効性化成肥料を混ぜこみます。

 

深さ5cmくらいの位置で尖った方を上にして球根を植えていきます。

寒冷地の場合は、霜柱で球根が持ち上げられ地上に出てしまう可能性があるため、8cmくらいの位置で植えるようにしましょう。

 

鉢植え同様、株間を3〜5cm空けて植えていくと良いでしょう。

植え付け後は水をたっぷりと与えて、植え付け完了です。

 

春咲き種の場合は1月〜2月頃に、秋咲き種の場合は10月頃に発芽します。

寒さに当たらないと花芽が形成されないので、屋内で管理する際は注意しましょう。

 

さて、上記のような流れでクロッカスが無事咲き終わったら、どのように管理するのでしょうか。

植えっぱなしにしていても良いのでしょうか。

 

続いては、開花後のクロッカスの球根の管理についてお伝えします。

 

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クロッカスの球根は植えっぱなしOKって本当?

結論から言うと、クロッカスの球根は植えっぱなしにしても問題ありません。

ただし、植えっぱなしにする場合は、開花後に適切な管理をしなければなりません。

 

まず、開花後は花柄摘みを行います。

花柄摘みをしないと、種を作ろうとし、栄養が球根に行き届かなくなるため、必ず行うようにしましょう。

 

花柄摘みは、開花後の花の根元から切り取ります。

葉は光合成を行うのに必要であるため、枯れるまで残すようにしましょう。

 

葉が枯れるまで水やりをし、葉が枯れて休眠に入ったら水やりを休止します。

そして、秋になり涼しくなった頃から水やりを再開すると、時期になれば芽を出しますよ。

 

基本的に植えっぱなしにしても花を咲かせてくれますが、新しい球根がどんどん増えてしまうので、4〜5年ほどで掘り上げを行うと良いでしょう。

 

掘り上げの方法については、次の章でご説明しますね。

植えっぱなしにしないで掘り上げをする場合は、どのように行えばいいのでしょうか。

 

続いては、クロッカスの球根の掘り上げの方法について詳しくご説明いたします。

 

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クロッカスの球根の掘り上げと保存方法は?

クロッカスの球根は、茎や葉が枯れる6月頃が掘り上げの適期です。

掘り上げの方法について、順を追って説明いたしましょう。

 

まず、クロッカスの葉がほとんど茶色く変色した頃に、球根を掘り上げます。

次に、掘り上げた球根についた泥を落とし、葉や茎を取り除きます。

 

この時、やらなくても大丈夫ですが、消毒をすると球根が病気にかかりにくくなりますよ。

消毒は、バケツなどに球根を入れ、表記の通りに薄めた球根消毒用薬剤に30分ほど浸して行います。

 

消毒後は、2〜3日陰干しをして十分に乾燥させましょう。

最後に、通気性の良いネットの袋に入れ、風通しの良い場所で管理します。

 

球根の植え付け時期になったら、前の章でお伝えした方法で再度植え付けをしましょう。

適切に管理をすれば、何度でもクロッカスの花を楽しむことができますよ。

 

クロッカスの球根を掘り上げると、もとの球根の上に新しい球根がついて、球根の数が増えていることがあります。

分球をすると、クロッカスの球根を増やすことができますよ。

 

最後に、クロッカスの分球のやり方についてお伝えします。

 

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クロッカスの球根の増やし方!分球の具体的なやり方について

クロッカスは、分球によって球根の数を増やすことができます。

分球は、球根が増えすぎて窮屈になり生育不良になることを防ぐことができるため、クロッカスを掘り上げる4〜5年に一度行うと良いでしょう。

 

準備するものは以下の通りです。

 

・スコップ

掘り上げる際に使用します。

 

・ナイフやカッター

ライターなどで加熱消毒した清潔なものを用意します。

 

まず、掘り上げた球根についている新しい球根を、ナイフやカッターを使って球根を傷付けないよう丁寧に切り分けます。

切り分けにくい場合は手でも大丈夫ですが、ナイフやカッターの方が切り口を潰しにくいためおすすめです。

 

切り分けた球根は、もとの球根と同じくらいの大きさのものだけ残し、小さすぎるものや状態が良くないものは捨てます。

その後、風通しの良い日陰で切り口を乾燥させます。

 

あとは掘り上げた球根と同じように植え付け時期まで保管しましょう。

手間もかからず簡単に球根を増やすことができるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

 

それでは、クロッカスの季節や球根の育て方等について最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、クロッカスの球根の植え方についてお伝えしました。

 

クロッカスの球根の植え付け時期は秋頃。春咲き種は早春に花が咲きます。

植え付けた後、寒さに当たらないと花芽が形成されないため注意してください。

 

クロッカスの球根は植えっぱなしにしても大丈夫です。

球根は、どんどん増えてしまうため、4〜5年に一度掘り上げを行うと良いでしょう。

 

クロッカスは、分球を行うことで球根を増やすことができます。

初心者でも扱いやすく、簡単に増やすこともできるため、クロッカスはおすすめですよ。

 

クロッカスの球根を植えて、早春に咲く可愛らしい花を育ててみてはいかがでしょうか。

 

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