ベランダや庭に出ると、虫や蚊が寄ってきたりして、嫌な思いをすること、ありませんか?
下の方の階だとゴキブリの侵入経路になったりすることもありますし、家のまわりやベランダには気を遣いますよね。
だからといって、虫除けスプレーを頻繁にするのもめんどくさいし、匂いも気になるし。。
そこでおすすめしたいのが、ハーブです!
ハーブのあの香りで、虫除け対策ができるんですよ。
私たち人間にとっては、香りも良いし、育てて料理に使うこともできる、あのハーブです。
虫除けもできちゃう、一石二鳥のおすすめハーブや効果的な置き方・植え方について、ご紹介しますね。
目次
虫除けハーブで庭やベランダに植えると良いのはどれ?
ハーブっていい香りで、虫も寄ってきちゃうんじゃないの?
・・・と思いがちですよね。
でも、ハーブは自分が虫に食べられたり、攻撃されたりしないように、その香りで自分自身を守っているんです。
これを、”忌避(きひ)効果”といいます。
なので、特に虫除け効果が強いハーブを植えることで、虫除け対策になるんです。
虫対策に効果的なハーブを3種類、ご紹介しましょう。
まず1つ目は、ペパーミントです。
ペパーミントは、爽やかですーっとする匂いで、よくガムなどの香料に使われています。
このメントールの香りが、他のハーブよりも強く、虫対策としてもハーブの中でダントツなんです。
更に、ペパーミントは繁殖力が強いです。
なので、あまり育てるのが得意じゃない方や、あまり手を掛けられない方でも、簡単に育てることができるんですよ。
2つ目にご紹介するのは、ゼラニウムです。
ゼラニウムには、シトロネラ―ルという、虫が嫌がる成分が多く含まれています。
特に蚊よけに効果があるとされているのは、二酸化炭素を察知して蚊は寄ってくるのですが、この二酸化炭素の匂いを低下させ、蚊が寄ってこないようにする効果もあります。
なので、葉っぱなどで肌に直接ゼラニウムの匂いをつけるのも有効ですよ。
特に、ローズゼラニウムは香りも強いので、効果も一際です。
3つ目にご紹介するのは、レモングラス。
レモングラスは、ハーブティーなどで、よくリラックス効果が高いとお薦めされていますよね。
その名の通り、レモンのような柑橘系の香りです。
実は、この香りが虫除けに効果があります。
ちなみに、ゴキブリにも効くので、ぜひ試してみたいですね!
さて、ベランダで育てるのにお薦めのハーブをご紹介しましたが、虫が入ってくるのはベランダからとは限らないですよね。
玄関の出入りの時、室内の窓の近くなども心配というあなたに、ベランダ以外の場所に置くと良いハーブをお伝えしましょう。
虫除けハーブで室内や玄関に置くと良いのはどれ?
家の中にハーブを置くときは、どういう風にするのが効果的でしょうか?
上でご紹介したハーブを、小さい鉢に植えて、玄関やキッチン、窓辺などに置いても効果アリです。
ただ、あまり土などを室内に入れたくないという方には、気軽な方法がありますよ。
ベランダで育てたハーブを、香りが出るようなお茶のパック(自分で入れるようになっている袋だけのもの)に入れて、置いたり吊るしたりしてもOKなのです。
ハーブをパックに入れた後、手で少し揉むようにしてあげると、香りがさらに立って、効果が高くなります。
もしくは直接小皿などに載せて置いておいたり、ドライフラワーにしてもいいですね。
ラベンダーやローズマリーなどは、よくクローゼット用などでサシェになってるのがあります。
ローズマリーはダニ除けに特に効くので、夏の間保管する布団などに入れるのもお薦めです。
ただし、一点だけ気を付けてほしいことがあります。
それは、ずっと置いておくと、匂いが切れて効果が薄まるので、定期的に交換してほしいということ。
もしくは、アロマオイルやスプレーなどでも効果はあるので、オイルやスプレーを買って、定期的に香りを足してあげてもいいと思います。
虫は香りに反応するので、香りを切らさない!ということを忘れないようにしてくださいね。
プラスアルファでお薦めのハーブ書きましたが、あれもこれも育てるのは面倒だし、場所もそんなにない!
もっと効果的でコンパクトになればいいのに!というあなたにグッドニュースです!
ハーブは「寄せ植え」というのできるんですよ。
その秘密を見ていきましょう。
虫除けハーブは寄せ植えするとさらに効果的?
ハーブの中でも、蚊に特に利くハーブ、ゴキブリに利くハーブと、分かれています。
それぞれ植えるのはちょっと手間だし、場所も取りますよね。
そんな時お薦めなのが、寄せ植えです!
寄せ植えとは、いくつかのハーブをまとめて1つの鉢に植えること。
こうすることで、いくつも鉢を準備することなく、コンパクトに収めることができますね。
特に対策したい虫への効果があるハーブの組み合わせや、自分が好きなハーブの組み合わせでも、構いませんよ。
ただ、注意していただきたいことが2点あります。
1点目は、繁殖力が強いハーブをいれないことです。
例えば、上でご紹介したペパーミントがそう。
他のハーブが育ちにくくなってしまうので、ペパーミントの寄せ植えは避けてください。
続いて2点目ですが、育ちやすい環境が似ているものを一緒にしてあげる方が、育てやすいです。
- 寒さに強い・弱い
- 太陽を好む・好まない
など、育てるのに適した環境を考慮に入れて選んであげると、楽に育てられるでしょう。
ただ、そうは言っても、初心者だと選ぶだけでも難しいですよね。
そこで、お薦めの組み合わせをご紹介しましょう。
ラベンダー、タイム、タンジーの3種類です。
それぞれ、香りが強いハーブで、3種類組み合わせることで高い虫除け効果も期待できます。
高さや色合い、性質などを考慮して、バランス良く植えてみてください。
ラベンダーは見た目にもきれいですし、タイムは料理にも使えるので、育てる楽しみも2倍、3倍になりそうですね。
でも、育てるのが苦手、忙しくて手を掛けられない、という方もいらっしゃると思います。
そんな時はどうしたらいいでしょう?
もっと気軽で簡単にできる方法はないでしょうか。
実は、あるんです!
ハーブの香りをスプレーにしたものが。
それでは、スプレーの効果について、見ていきましょう。
虫除けハーブのスプレーは手っ取り早くておすすめ?
ハーブに興味はあるけど、土いじりしたことないから、栽培はハードルが高い!
という方に虫除けとなるハーブの香りのスプレーについて、お伝えしていきましょう。
メリット・デメリット、それぞれご紹介しますね。
まずはメリットを2点。
1.購入が簡単!
ネットやハーブ・アロマの専門店などを探すと、今は簡単に購入することができます。
自分の好きな香りや、期待する効果のハーブを選ぶといいですね。
2.体に安全、安心!
今の時代、特にビオなどに注目が集まっているおかげで、アロマやハーブの専門店では特に、体への害が少ない商品が売られています。
一般的に販売されている、ハーブのものではない虫除けスプレーには、殺虫剤成分が入っています。
大量に使用することはないですが、まれに肌荒れや神経への障がいが出ることもあります。
その点、ハーブは香りで虫除けをするため、殺虫剤成分などは入っていません。
自分で作ることも可能なほど、どこでも手にいれられる材料で作られている、安心なものなのです。
次はデメリット2点についてです。
1.効果が長続きしない。
育てているハーブは、生きているので、枯れない限りは常に香りを発しています。
しかし、スプレーの場合、香りが風化していってしまうので、持続性という点ではあまり期待できません。
なので、効果の持続を期待するのであれば、2~3日に1回など、自分でペースを決めて、定期的に香りを撒く作業を行う必要があります。
2.アレルギー反応を起こすこともあります。
上記で、体に優しいとは書きましたが、ハーブの中には成分が強く出ているものもあるので、まれにアレルギー症状を起こすこともあります。
基本的には安心な製品ですが、最初は少しずつ使ってみていただくことをお勧めします。
いかがでしょうか?これが、メリットとデメリットです。
気軽ではありますが、定期的に使わないと効果が期待できないようですね。
使うときですが、ベランダの網戸全体に吹きかけておくと効果的です。
室内では、ソファやカーペットなどを重点的に、キッチンは全体的にふってもいいですし、気になるところにピンポイントでふってもいいと思います。
量を見ながら、気になるところにふってみてください。
まとめ
では、まとめです。
ハーブの香りが、忌避効果という虫除け対策に効くので、べランダで育てると自然の虫対策になります。
お薦めハーブは、ペパーミント、ゼラニウム、レモングラス。
室内や玄関では、小さい鉢に植えたものを置くのもいいです。
また、育てたハーブを細かくしてお茶パックにいれたり、ドライフラワーにしたものを、気になるところに置くのも良いです。
コンパクトに育てたいなら、寄せ植えはおすすめ。
栽培は苦手、という方には、ハーブのスプレーがいいでしょう。
気軽に買えて、市販の殺虫剤に比べれば安心ですが、持続効果はハーブよりは弱く、アレルギーにも注意して使ってみてください。
ハーブは育てる楽しみだけじゃなく、香りや料理に使用したりもできます。
ぜひチャレンジしてみてくださいね!
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