レモンマートルの育て方をご存知ですか?
熱帯育ちの植物と聞いたけど日本とは環境が違うし育てるのが難しいんじゃないか…
大きくなると聞くから上手く育てていけるか心配…
そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私もそんな1人でした。
でも、レモンマートルは、その香りが楽しめたり、かわいい花が咲いたり、とっても育てがいのある植物なのです。
もちろん育て方も難しくありません!
そしてその葉を収穫し、ハーブティーやお風呂に入れてみたりと、色々な方法で楽しめるのですよ。
今回は、レモンマートルの育て方や、ハーブティーを始めとするその葉を使って楽しむ方法をご紹介していきます!
目次
レモンマートルの育て方!苗植えや植え替えのポイントは?
レモンマートルは、その名にも入っているようにレモンの香りがする葉をもつ植物です。
その香りのもととなるシトラールという柑橘系の芳香成分の含有率が、果実のレモンよりも多い。
そのことから、「レモンよりもレモン」と言われたりもしていますよ。
また、葉だけでなく、クリーム色の小さな花がたくさん咲き、甘い香りがして、目にも鼻にも楽しめるハーブ!
さらにシトロネラールという防虫作用のある成分も含まれていて、蚊よけの効果もあるんですよね。
ますます育てるのが楽しみになりませんか?
では、早速レモンマートルの育て方についてご紹介していきますね。
- 苗植え
苗植えは、2月~4月が適期です。
苗よりも「ひと回り」大きな鉢を用意してください。
その後、鉢底石を入れて、市販の培養土を使って苗を植えていきましょう。
植え付けたら、たっぷり水をあげてくださいね。
ちなみに、レモンマートルは地植えでも不可能ではありませんが、根付く可能性が低いです。
そのため、鉢植えで少しずつ鉢を大きくしてから地植えに植え替えすると上手くいく可能性が高くなりますよ。
植え替えについては後ほど詳しくご説明しますね。
- 水やり
土の表面が完全に乾いたら、たっぷり水を与えるようにしましょう。
受け皿にたまっている水はその都度捨ててくださいね。
レモンマートルは、乾燥によく耐えるので、多少乾きすぎても心配はいりません。
逆に、土が濡れたままだと根腐れを起こしてしまいます。
なので、水のやりすぎには注意するようにしましょう。
冬の水やりについては、土の表面が乾いて数日たってからたっぷり与えるくらいで十分ですよ。
- 肥料
肥料を与えたい場合は、4~10月に、月1回のペースで薄い液体肥料を与えましょう。
コンパクトに育てていきたい場合は、特に肥料は与えなくても良いです。
私も、大きくするつもりがないので肥料は特に与えていないですが、それでも元気に育っていますよ!
- 植え替え
レモンマートルは生育が早いので、根詰まりを起こしやすいです。
そのため、1年に1回、植え替えを行うようにしましょう。
時期としては、4月~10月に行います。
苗植えをしたときと同様に、鉢底石と培養土を用意し、今植えている鉢よりもひと回り大きい鉢へ植え替えをします。
- 剪定
レモンマートルをコンパクトに育てたい方は、剪定をしましょう。
私は、適度な大きさで育てていきたいので、1年に1回の頻度で剪定を行うようにしています。
どんどん大きくなってしまうので、留めたい樹高を決めて、剪定後の大きさのイメージを描いてから剪定をしていくと良いですよ。
多少強めに剪定してしまっても、どんどん枝を伸ばして大きくなるので心配しなくて大丈夫です。
少し切りすぎたかな?というくらいがちょうど良いですよ。
剪定の時期としては、花芽を落とさないように7月~10月に行うようにしましょう。
- 収穫
レモンマートルは、その葉を収穫して色々な使い方ができます。
次の章でご紹介するハーブティーもそのうちの1つです。
収穫は年中可能なので、好きなときに収穫して利用することができます。
収穫方法はとても簡単!
必要な葉の数がついた枝を切り、枝から葉を切り離せばOKです。
収穫して色々試してみてくださいね。
- 元気に育てるコツ、注意点
元気に育てるコツは、日当たりがよく、風通しの良い場所で育てること。
葉の抗菌成分のおかげなのか、病害虫にはほとんど苦労しません。
私は、育て始めた最初の頃、風通しをあまり気にせずに庭に置いていたら、カイガラムシがついたことがありました。
急いで風通しの良い場所に移動したら、大丈夫でした。
それ以後、今のところ被害にあっていませんよ。
ただ、カイガラムシをしっかり予防するために、風通しの良い場所に置くことは大事ですね。
また、レモンマートルを育てる上での注意点は「寒さに弱い」ということ。
レモンマートルはもともと亜熱帯に自生している植物です。
なので、乾燥や暑さには強いのですが、寒さには弱く、霜に当たると枯れてしまいます。
気温が10度を下回るようになったら、鉢を室内に置くようにしましょう。
なるべく日光の当たる場所を選んでくださいね!
レモンマートルは成長が早く花も咲くので、変化が目に見えて楽しいです。
でもレモンマートルは、育てる楽しさだけでは終わりません。
レモンマートルの葉を収穫したら、フレッシュなハーブティーにもできるのです!
では、続けて見て行きましょう。
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レモンマートルのハーブティー効果!味と香りと作り方は?
レモンマートルの葉は、収穫してそのままハーブティーとして楽しむことができます。
レモンマートルのハーブティーは、レモンの香りがするけれど酸っぱくはない、少し渋みのある味わいです。
そんなレモンマートルには、うれしい効果がたくさんあります。
- リフレッシュ効果
- リラックス効果
- 抗菌作用
- 血行促進
などなど・・・
風邪やインフルエンザなどの予防、また消化不良のときにも効果があるとされているのですよ。
私も、ちょっと疲労がたまっているな、と感じる時によく飲んでいます。
飲むとほっこりとリラックスでき、免疫力もアップするので良いですよ。
では、そんなレモンマートルの美味しいハーブティーの作り方をご紹介します。
レモンマートルハーブティーの作り方
<材料(1杯分)>
- ・レモンマートルの葉 1枚
- ・お湯 180ml
<作り方>
1.レモンマートルの葉を収穫し、水で洗う。
2.レモンマートルの葉にハサミで5,6箇所程切り込みを入れる。
3.お湯にレモンマートルの葉を入れ3分蒸らす。
完成!
とってもお手軽ですね^^
葉に切り込みを入れるのがポイントで、こうすることでよりハーブティーが香るようになりますよ。
このレモンマートルティーは、夏の暑い時期には、氷とはちみつを入れて飲むととっても美味しく、私の夏のイチオシドリンクです!
ところで、レモンマートルってハーブティー以外に楽しむ方法はないの?
・・・と言う方も、中にはいらっしゃるかもしれませんね。
もちろんありますよ!
食卓以外にも活躍するレモンマートル、次の章では、お風呂での活かし方についてご紹介していきます。
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レモンマートルの使い方!お風呂にイイって本当なの?
レモンマートルの葉は、ハーブティー以外にも、
- お菓子作り
- お料理
- 虫よけスプレー
- ポプリ
等、その香りと効果を活かして色々なものに使えます。
その中でも私のお気に入りなのがお風呂に入れる使い方です!
入浴剤として使う方法ですね。
お風呂にレモンマートルの葉を入れて、その香りでたっぷりリラックス、そしてリフレッシュできます。
さらにとっても嬉しい効果が!
レモンマートルに含まれるシトラールという成分が、肌を刺激して、血行を促進します。
その結果、美肌効果を高めると言われているのです。
これはやらない手はないですよね。
そんなレモンマートルのお風呂での活用方法がこちら!
レモンマートルのお風呂での使い方
<用意するもの>
- レモンマートルの葉(ドライ) 一掴み
<使い方>
1.レモンマートルの葉を、メッシュ袋にいれる。
(洗濯物に使うメッシュ袋がお手軽ですね。)
2.お風呂のお湯にレモンマートルの葉が入ったメッシュ袋を入れる。
しっかりお湯に浸ける。
OK!
これで入浴してみてくださいね!
少し袋を揉んでみると、香りがより出ますよ。
ゆーっくりレモンマートルのお湯に使って疲れをととるとともに、お肌もリフレッシュという癒しの時間を作りたいですね。
このお風呂に使ったレモンマートルの葉をドライにする方法もご紹介しておきます!
レモンマートルの葉をドライにする方法
1.レモンマートルの葉を収穫して水で洗う。
2.ざるに広げて室内で陰干しする。
OK!
季節にもよりますが、1~2週間で乾燥します。
日に当たると葉が黄色くなってしまうので注意してくださいね!
では、レモンマートルについていろいろとお伝えしましたので、最後にまとめましょう。
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まとめ
今回は、レモンマートルの育て方からハーブティー、お風呂での使い方をご紹介しました。
まず、レモンマートルの育て方は、苗植え、水やり、肥料、植え替え、剪定という流れでご説明しましたね。
元気に育てるコツは、日当たりが良く、風通しの良い場所で育てることです。
ハーブティーの作り方は、葉に切り込みを入れて香りを引き立てるのがポイント。
お風呂に葉を入れて入浴を楽しむ方法では、美肌効果も期待できるのでこれは是非試したいところです!
レモンの香りがし、かわいい花が咲き、嬉しい効果があるレモンマートル、育ててみませんか?
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