青い花びらと中心の黄色のコントラストが鮮やかで印象深いブルーデージー。
花壇や寄せ植えでも良く目にしますよね。
かわいいお花が魅力的なブルーデージーにはどんな花言葉があるのでしょうか?
また、素敵なお花なので育ててみたいけれど育て方がわからない、という方も多いと思います。
そんな方のために今回は、ブルーデージーの花言葉や育て方、挿し木の方法などについてお話ししていきたいと思います。
寄せ植えにしたい方のために、コツやポイントもお話ししていきますので、ご覧くださいね。
目次
ブルーデージーとは?花言葉や開花時期は?
ブルーデージーはどんなお花でしょうか?
瑠璃雛菊という日本名を持つブルーデージーは、南アフリカなどの熱帯地方を原産とするフェリシア属の半耐寒性多年草です。
約80種類あるフェリシア属の中で、日本ではブルーデージーというと主に、比較的小さなお花のフェリシア・アモエナと全体的に大きめなフェリシア・アメロイデスを指します。
どちらの種類も、こんもりと茂らせた葉からたくさんのすらっとした細い茎を伸ばし、その先に3、4cmくらいの小さな青い花を一つずつ咲かせますよ。
フェリシア・アモエナには斑入りの葉の品種や、白いお花を咲かせる品種もあり、それらもとても人気があります。
また、同じフェリシア属のお花で、ピンク色のお花と小さな密生した葉が特徴的なフェリシア・エキナータや、糸のように細い葉のフェリシア・フィリフォリアなども登場してきていて、バリエーションも豊富になってきています。
さて、このブルーデージーにはどんな花言葉があるのでしょうか?
ブルーデージーの属名、フェリシアがラテン語のfelix(フェリックス)、英語で言うところのhappyやluckyの意味を持つ言葉に由来することから、「幸運」や「恵まれている」という花言葉があります。
また、爽やかな青いお花の様子から、「純粋」「無邪気」などの花言葉もありますよ。
ところで、ブルーデージーのことが色々わかってくると、実際に自分で育ててみたくなりますよね。
次は、ブルーデージーの育て方についてご紹介していきます。
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ブルーデージーの育て方!種まきや切り戻し等のコツは?
ブルーデージーは一般的に苗で流通しています。
フェリシアという名前で販売されている種は、フェリシア・ヘテロフィラという同じ属性のお花でよく似ていますがちょっと違う種類ですよ。
種をまく場合は、ご自分で育てて収穫すると良いですが、なかなかできにくい品種もあるのでご注意下さい。
【栽培環境】
ブルーデージーは、日当たりの良い場所を好む反面、夏の高温多湿や冬の寒さが苦手。
なので、一年草として楽しむ場合を除いて、簡単に移動できる鉢植えにするのがおすすめです。
地植えにする場合は、雨が当たらない軒下や、水はけの良い花壇などの方が、成長しやすいですよ。
【用土】
水はけの良い土を好みます。
赤玉中粒:腐葉土:酸度調整済みピートモス=5:3:2の割合を目安に混ぜた土を使ってください。
市販の草花用土でも構いませんが、パーライトなどを1割程度混ぜると、水はけや通気性がアップしますよ。
鉢植えの場合は鉢底石も忘れずに入れてくださいね。
【植え付け】
3月から4月、苗が店頭に並び始めたのを目安に植え付けをします。
根を傷めないように、根鉢を崩さずにそのまま植えてくださいね。
早ければ3月頃から、そして5月まで青い小さなお花をたくさん咲かせてくれますよ。
また、上手に夏を越すと、9月から11月にもう一度お花を楽しむことができます。
【水やり】
鉢植えは土が乾いたらたっぷり与え、多湿にならないようにします。
地植えをした場合は、基本的に水やりは不要ですよ。
私は雨にお任せして、真夏に地割れをした時だけお水をあげています。
【肥料】
植え付け時には元肥として、リン酸分の割合が多い緩効性肥料を与えてください。
その後、鉢植えの場合は、梅雨明けから11月頃までの夏以外は、定期的に緩効性の化成肥料を少しずつ与えます。
肥料切れさせないことが、きれいなお花をたくさん咲かせるポイントですよ。
地植えの場合は元肥以外は不要ですが、花付きが悪い時には液体肥料を与えてください。
【植え替え】
根が旺盛に成長するブルーデージーは、特に鉢植えの場合は1年に一回、真夏の盛りを過ぎた8月下旬から9月に植え替えをします。
植え替えの準備として、まず株元に1/3〜1/2くらい残る位置で、全体を切り戻ししておきます。
根が傷むと本体もだめになってしまうことが多いので、根鉢を崩さないようにそっと鉢を外し、ひとまわり大きな鉢へ植え替えてあげてくださいね。
しばらくすると新しい芽が出て、10月頃にまたお花を楽しめますよ。
【剪定】
花がらをそのままにしておくと、病気の原因になるので、茎ごとこまめに切り取ってください。
植え替えの部分でもお伝えしましたが、梅雨があけて花数も少なくなったところで一度、株元に1/3〜1/2くらい残してばっさりと切り戻します。
これは、植え替えによるストレス軽減と、夏の間の休眠を促すために行う剪定です。
【種まき】
最初にちょっとご紹介した、新しい品種のフェリシア・エキナータはよく種が採れる種類なので、収穫して種をまくことができます。
たんぽぽのような綿毛がついた種ですよ。
収穫した種は通気性の良い袋に入れて、冷暗所で保管してください。
9月末頃から10月頃の、暑さが落ち着いて少し秋らしい時期になったら、一般的な種まき用土にばら撒きして、薄く覆土をしてください。
発芽までは乾かさないようにこまめに水を与え、明るい日陰で管理すると、2週間ほどで芽が出ます。
本葉が3、4枚になったら、ピンセットなどでそっと抜いて、根を傷めないように気をつけながら定植してくださいね。
実はブルーデージーは、このフェリシア・エキナータ以外は種ができにくい種類が多いんです。
では、増やしたい時にはどのようにすればいいのでしょうか?
次はブルーデージーの増やし方、挿し木の方法についてお話ししていきます。
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ブルーデージーの挿し木!上手に増やすポイントは?
挿し木は、4月から5月の温暖で生育旺盛な時期にします。
元気な葉や芽がついた茎を選び、5cm程度の長さに切り取り、1時間ほど水につけて水あげします。
よく湿らせた赤玉小粒や鹿沼土、挿し木用の土などにさし、明るい日陰で乾かさないように注意しながら管理してくださいね。
20日から30日くらいで発根します。
意外と長いですが、じっと我慢して観察し、新しい芽が展開してきたら発根の合図ですよ。
私は、発根した苗を2、3本まとめて定植して育て、7月や9月に摘芯しています。
こうするとボリュームのある株になるのでおすすめですよ。
さて、せっかく増やしたブルーデージーを、今度は一味違った形、寄せ植えで楽しんでみませんか?
次はブルーデージーを寄せ植えする時のコツやポイントについてお話ししていきます。
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ブルーデージーの寄せ植え!コツやポイントは?
すらっと伸びた茎に先にかわいいお花を咲かせるブルーデージーは、寄せ植えにもぴったりなお花なんですよ。
寄せ植えを作る時に大切なポイントは、生育環境が似たものを選ぶことと、お花が咲く時期を考えて組み合わせることです。
同じ時期にお花が咲くパンジーやビオラ、ペチュニアなどは生育環境も似ていて相性が良く、選ぶ色によって雰囲気ががらっと変わるのでおすすめです。
特に黄色系のお花を選ぶと、ブルーデージーの青色が映えて素敵ですよ。
コツラ(花ホタル)やマリーゴールドなどもおすすめです。
また、同系色や白いお花でまとめて、ティントクローバーやハツユキカズラなどのカラーリーフをアクセントにしても良いですね。
ところで、寄せ植えに限りませんが、ガーデニングで一番心配になるのが、お花が咲かないことですよね。
大切に育ててきたのにブルーデージーのお花が咲かない…なんていう経験はありませんか?
次はブルーデージーのお花が咲かない時の原因や失敗しないコツについてお話ししていきます。
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ブルーデージーの花が咲かない!失敗しないコツとは?
大切なブルーデージーのお花が咲かない…、どうしちゃったんだろう?と思ったことはありませんか?
ブルーデージーはおひさまが大好きなお花なので、日当たりが悪いとお花が咲かなくなることがあります。
時間によって大きな建物や木の陰になってしまうところに置いていませんか?
朝から夕方まで、きちんとおひさまが当たる場所に置いてあげるのが、失敗しないコツですよ。
また、肥料切れを起こすとお花が咲かないことがあるので、開花期間中は定期的に肥料を与えるようにしてください。
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まとめ
今回はブルーデージーの花言葉と育て方、挿し木や寄せ植えのコツについてお伝えしてきました。
ブルーデージーの花言葉は、「幸運」「恵まれている」「純粋」「無邪気」です。
3〜4月に日当たりと水はけの良い所へ苗を植え、乾燥したらたっぷり水をあげて育てます。
花が終わったら切り戻しをし、8月下旬に植え替えると、秋にまたお花が咲きます。
4〜5月の成長期に、挿し木で簡単に増やすことができます。
寄せ植えはパンジーやビオラ、ペチュニア、ティントクローバーやハツユキカズラなど相性が良いです。
お花が咲かない時は日照と肥料不足が原因なので、日当たりの良い所に移して肥料を与えてください。
爽やかで愛らしいお花が魅力のブルーデージー、育てやすく寄せ植えにも使いやすいお花なので、ぜひみなさんも育ててみてくださいね。
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