ベゴニアと聞くと多くの方が「あ~、あの花ね!」と思い浮かべることが多いことでしょう。
しかし、非常に多くの品種があり、「え!?これもベゴニアなの?」と思うほど花や葉の美しいものもあります。
そんな多種多様なベゴニアを綺麗に育ててみたいと思いませんか?
今回は、ベゴニアとベコニアの違いや種類や開花時期、育て方、増やし方、寄せ植えについて詳しく解説しています。
最後には冬越しについて解説していますので、お楽しみに!
目次
ベゴニアとベコニアとは?種類や開花時期は?
ベゴニアは、世界中の熱帯地方、亜熱帯地方に生育している植物です。
原種は900種を超え、園芸品種は15000以上あります。
ベゴニアは、シュウカイドウ科シュウカイドウ属の植物で、主に以下の4種類に分類が可能です。
1:木立ベゴニア
2:四季咲きベゴニア
3:根茎性ベゴニア
4:球根性ベゴニア
開花期はいずれも、3〜6月の春、10〜11月の秋になります。
しかし、四季咲きベゴニアをはじめとして多くのベゴニアは、生育適温の20℃前後であれば、一年中開花するんですよ。
ベゴニアは赤や白、ピンク、黄色などの花色で、一枚一枚がハートの形になっているためガーデニング愛好者にとって人気があります。
葉も特徴的な品種が多く、花だけでなく葉も楽しめることが人気の秘密でしょう。
ところで、そんな人気のベゴニアとベコニアは、同じものであることをご存じでしょうか?
ベゴニアは園芸の本やインターネットでは、ベコニアと表記されることがあるんです。
これは、英語をカタカナ表記する際の違いなので、「ベゴニア」も「ベコニア」も同じ植物を意味します。
そのため、ベゴニアとベコニアは同じ植物なので、園芸の本などで不安にならずに安心してくださいね。
ベゴニアの種類や開花時期などを知ると、育ててみたいと思いませんか?
植え付けや切り戻しなどについてお話します。
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ベゴニアの育て方!植え付けや切り戻しなどのコツは?
ベゴニアは初心者にも育てやすい植物の1つですが、上手に咲かせ続けるにはポイントがあるんですよ。
順を追ってお話しますね。
【球根】
ベゴニアには、球根を作る球根性ベゴニアという種類があり、その種類は苗だけでなく球根も園芸店などで手に入れることができるんですよ。
この球根は、日本の高湿度環境を嫌いますので、水はけのよい土に植えることがポイントになります。
【植え付け】
多くのベゴニアは一年中園芸店で手に入れることができるんですよ。
葉の色や艶がよく、株元がしっかりしているものを選びましょう。
ベゴニアは、強い日差しを嫌います。
地植えの場合は直射日光の当たらない明るい日陰に植えて、室内で管理する場合は、レースカーテン越しの柔らかい光を当てることがポイントです。
【用土】
ベゴニアは、多湿を嫌うので用土は水はけのよいものを使用しましょう。
市販の園芸用のお花の土で十分に育ちますが、1割ほど小粒の軽石を混ぜ込んであげると、さらに育てやすいですよ。
【水やり】
水やりは、基本的には土がしっかり乾いたことを確認して、たっぷりと水やりをしてください。
土が常に湿っていると、根腐れしやすく枯れてしまうことがあるので、気を付けましょう。
真夏と真冬は生育が緩やかになるので、水は少なめに管理して乾かし気味に管理するのがポイントです。
【肥料】
植え付けの時に、長期間ゆっくりと効く緩効性肥料を土に規定量混ぜ込みましょう。
ベゴニアは、温度が20度前後であれば常に花が咲き続けるので、2週間に1度は水に規定量薄めた即効性の液体肥料を、水やり代わりに与えてください。
花付きがさらによくなります。
ただし、真夏と真冬は生育が緩やかなので肥料は与えないように注意が必要です。
【剪定】
種類にもよりますが、ベゴニアの草丈は20~80㎝と大きくなるものもあります。
生育が順調で、大きくなりすぎる場合は、真夏と真冬以外の時期に、草丈の半分を切り戻しましょう。
その後、根元や脇から新芽がすぐに出てくるので安心してくださいね。
また花が次々咲くので、花終わりはこまめに取り除きましょう。
枯れた花をそのままにしておくと、病気の原因になるので注意が必要です。
【冬越し】
種類によりますが、ベゴニアの生育最低温度は5℃程です。
屋外で育てている場合は、気温が10℃付近になり始めたら、室内の明るい場所で管理しましょう。
ベゴニアを順調に育てられるようになったら、次は増やしてみたいと思いませんか?
挿し木での増やし方についてお話しますね。
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ベゴニアの増やし方!挿し木のコツとポイントは?
ベゴニアは挿し木で簡単に増やすことができます。
挿し木の適温は20〜25℃なので、4〜6月の春、10〜11月の秋に行うと成功しやすいです。
新芽が出てきている枝を10㎝ほどの長さに切り、挿し穂とします。
この挿し穂を土に挿す前に、発根剤であるメネデールを薄めた水を30分吸水させると発根しやすいですよ。
用土は、市販の挿し木挿し芽の土や肥料分の入っていない小粒の赤玉土やバーミキュライトを使用しましょう。
土に肥料分が入っていると、発根の阻害になるので注意してください。
土に5㎝ほど穴をあけて、挿し穂を優しく植えましょう。
あとは、直射日光の当たらない明るい日陰で、水切れがないように管理してください。
2〜3週間ほどで発根して、新芽がたくさん出て来ます。
葉が5枚ほど出てきたら、3寸(直径約9㎝)の鉢に植え替えて、育てましょう。
小さな状態で、地植えをしたり大きな鉢に植えたりすると、土が乾かず根腐れすることがあるので、始めは小さな鉢で育てることがポイントです。
ベゴニアを増やすことができたら、その増やしたベゴニアで寄せ植えを作りたいと思いませんか?
寄せ植えについてお話しますね。
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ベゴニアの寄せ植え!相性が良い花や植え方のコツは?
ベゴニアは、種類によって花や葉の色や大きさに差があります。
寄せ植えをする前に、ベゴニアの特徴をしっかりと確認しましょう。
草丈が低いベゴニアは鉢の中心部に、草丈が高いベゴニアは鉢の後ろ側に植えてあげると見栄えがよいですよ。
寄せ植えは、鉢の正面から見て3角形になるように植え付けて、横から見ても3角形になっていると、成長して大きくなってもバランスがよくなります。
ベゴニアの花も葉も、3〜6月の春、10〜11月の秋が最も美しいので、この時期に一緒に咲く植物と寄せ植えをするとよいでしょう。
〇ユーフォルビアダイヤモンドフロスト
〇日日草
〇ペチュニア
〇ラミウム
〇ミニバラ
〇トレニア
〇アイビー
〇ローズマリー
〇リュウノヒゲ など
ベゴニアは、花や葉の色や大きさなどの特徴が違う品種が多いので、ベゴニア同士で寄せ植えしても可愛いですよ。
ぜひ、素敵な寄せ植えを作って育ててみましょう。
せっかく素敵な寄せ植えを作ったのに、ベゴニアが寒さで枯れたらすごっく悲しいですよね。
ベゴニアの冬越しについてお話します。
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ベゴニアの冬越し!寒さに弱いって本当?
ベゴニアの冬越しは寒さに弱い植物です。
そのため、冬は室内の明るい場所で育てる必要があります。
天気予報を確認しつつ、最低気温が10℃になり始めたら、屋外で育てているベゴニアは明るい室内に入れてあげましょう。
最低気温が5℃以下になると、枯れてしまう恐れがあるので注意が必要です。
この時期は、土がしっかり乾いたことを確認して、表面の土が湿るくらいの少ない水やりを心がけましょう。
水のやりすぎは根腐れや、枝葉、球根の凍結の恐れがあるので気を付けてくださいね。
冬越しをして、最低気温が安定して10℃以上になり始めたら、直射日光の当たらない明るい屋外で管理しましょう。
新芽が出てきたら、通常通り水やりを行い育ててくださいね。
その後は、ぐんぐん育って綺麗になっていきますよ。
それでは、ベゴニアについて最後にまとめましょう。
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まとめ
今回は、ベゴニアの種類や育て方等をお話しました。
ベゴニアとベコニアは同じ植物のことで、種類は15000を超えるほど多く開花時期は主に春と秋です。
この植物は直射日光と多湿環境を嫌うので、明るい日陰で水はけのよい土や風通しの良い環境で育てることがポイントになります。
ベゴニアは、春と秋に挿し木を行うことで、簡単に増やすことができるんですよ。
種類が非常に多いので、それぞれの花や葉、草丈の特徴に合う植物と植えることで、とても素敵な寄せ植えになります。
ベゴニアの冬越しは、室内の明るい場所に置き、水をやりすぎないように管理することが重要です。
それでは、ステキなグリーンライフを過ごしましょう。
あなたが育てたベゴニアのお話も、ぜひコメントしてくださいね^^
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