クレソンの栽培方法と食べ方!保存は冷蔵と冷凍どっちが良い?

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クレソンは、スーパーでも見かけることがある割と有名なハーブですよね。

 

そんなクレソンを育ててみたいけど方法が分からない…なんて思いませんか?

実は、クレソンは買う人が多いと思いますが、カンタンに育てられるんですよ。

 

また、どうやって食べるとおいしいの?日持ちはするの?と疑問に思う方も多いことでしょう。

ステーキや肉料理の横にちょこんと置かれているイメージが強いと思いますが、実はレシピもたくさんあります。

 

今回は、クレソンの栽培方法を食べ方、保存方法について詳しくご紹介していきますね。

 

クレソンの栽培!水槽やペットボトルで育てられるって本当?

クレソンは、ヨーロッパやアジアにかけて広く育っているハーブで、日本でも自生していることがあります。

春には白い小さな花を咲かせてくれますよ。

 

クレソンは、水があれば勝手に育ってくれると言ってもいいほど繁殖力が高いハーブの1つなので初心者にもおすすめです。

寒さには弱いのですが、冬場の気温さえ気をつければほぼ一年を通して収穫できます。

 

今回は、植木鉢がない方でも簡単に育てられる方法も合わせてお伝えしていきますね。

では、育て方について6つのポイントに分けてご紹介していきます。

 

6つとも育てるうえでは大事なので、しっかりとチェックしてくださいね。

 

 

(1)用土

クレソンを育てる時は、水はけのよい土を選ぶと良いですよ。

肥料入りの土や野菜用の培養土を選ぶと簡単に栽培が始められます。

 

(2)置き場所・日当たり

クレソンは丈夫なハーブで日当たりを好みますが、やや涼しい所の方が育ちやすいです。

真夏は、直射日光に当てないように気をつけてくださいね。

寒さにはあまり強くないので、冬の間外で育てる場合は5℃を下回らないように気をつけましょう。

 

(3)植え付け

クレソンは、主に種から育てることが多いです。

植えるタイミングは気温が15~20℃の春か秋の間が適しています。

 

種をまく際は、プランターに土を入れ細い棒などで深さ1㎝くらいの溝を掘りそのラインに沿って種をまきます。

その上から優しく土をかぶせ、水をあげましょう。

 

芽が出てきたら混みあっている部分や小さすぎる芽を間引いていきます。

新芽が伸びて10㎝程度になったら収穫ができますよ。

 

(4)水やり・肥料

湿り気のある環境が好きなので、土の表面が乾いたらたっぷり水をあげるようにします。

保水力のある土を選んでいる場合、根腐れを起こす場合があるので、水の量には注意してくださいね。

真夏と真冬以外は2週間に一度ほど液体肥料をあげるとより元気に育ちます。

 

(5)収穫

茎が10㎝程度まで伸びて生い茂ってきたら収穫のタイミングです。

芽の先の部分が柔らかく食べやすいので、その部分を中心に収穫すると良いですよ。

花が咲いてしまうと固くなってしまうので注意してくださいね。

 

(6)害虫対策

クレソンは病害虫に比較的強いので特に対策はありませんが、虫を見つけた場合はすぐに駆除してくださいね。

 

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クレソンは水耕栽培もできます

クレソンは水辺に生えていることが多いので、育てるときは「水耕栽培」もできるんです。

 

育てたクレソンの芽を10㎝ほどにカットし、浅めの口が広い容器に水を張って発根するまで待ちます。

水槽やペットボトルを使う事もできるんですよ。

 

もしご自宅で熱帯魚を飼っている場合は、ろ過装置のパイプの近くに種を置いてあげるだけで簡単に育ってくれます。

アクアリウムとしても使えますし、抵抗がなければそのまま収穫して食べる事もできますよ。

 

また、ペットボトルを容器にする方法は以下の通りです。

  1. 洗ったペットボトルを上1/3くらいの高さで切ります
  2. 切った上半分を逆さにして重ねます
  3. 底側の部分に水や液体肥料を入れておきます

 

飲み口の方を逆さにすることで、根がその部分に向かって伸びていきます。

水を入れた部分に光が当たりすぎると藻が発生することがあるので、水が入っている部分にはアルミホイルを巻くといいですよ。

 

置き場所は日当たりと風通しの良い場所が好ましいですが、真夏は直射日光に当たらないように気をつけてくださいね。

 

水は時々交換し、液肥を少し与えた方が生育が良くなります。

茎が伸びてきたら収穫のタイミングです。

 

クレソンは水があれば簡単に育ってくれる繁殖力の高いハーブなので、初心者でも簡単に育てることができます。

冬の気温や水のやりすぎには注意してくださいね。

 

ただ、クレソンを育ててみたはいいけれど、料理にちょっと使う程度では消費が間に合いませんよね…。

クレソンは脇役のイメージがありますが、実はメインにもなれるポテンシャルを秘めています。

続いては、クレソンを主役にした料理のレシピをお伝えしていきますね。

 

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クレソンの食べ方は?おすすめレシピを3つご紹介します!

クレソンは肉料理に合わせたり、添え物としてのイメージが強いと思います。

ですが、味はさわやかでほのかにピリッとした辛みがあるので、サラダにもぴったりの野菜なんですよ。

 

その味から、オランダガラシという別名があるってご存知でしたか?

ここでは、ピリッとしたほのかな辛みが特徴的なクレソンを使った料理のレシピを3つご紹介します。

3つとも私が家でよく作る簡単なものなので、ぜひ作ってみてくださいね。

 

クレソンとカリカリささみのサラダ

材料

  • クレソン 100g
  • レタス 2枚
  • きゅうり 1/2本
  • ミニトマト 5個
  • ささみ 3本
  • 塩コショウ 少々
  • 小麦粉 適量
  • オリーブオイル 大さじ2

ドレッシング

  • オリーブオイル 大さじ2
  • しょうゆ 大さじ1
  • 白ワインビネガー 大さじ1
  • 塩コショウ 少々

 

では、作り方です。

①野菜類は洗って水気を切り、食べやすい大きさに切って冷やしておきます。

②ささみは筋を取り、綿棒などでたたき薄く延ばして塩コショウで下味をつけます。

③②のささみに薄く小麦粉をまぶし、オリーブオイルを熱したフライパンで揚げ焼きにしましょう。

④お皿に野菜とカリカリに揚げて食べやすい大きさに切ったささみを盛り付け、ドレッシングをかけて完成です。

 

今ご紹介したのは、クレソンをメインにしたさっぱりサラダです。

ささみを使っているのでさっぱりヘルシーにいただけますし、クレソンのピリッとした辛みが味を引き立てまとめてくれますよ。

 

クレソンのクルミ味噌和え

材料

  • クレソン 200g
  • くるみ 50g
  • 味噌 大さじ1
  • 砂糖 大さじ1と1/2
  • しょうゆ 小さじ1
  • マヨネーズ 小さじ1

 

続いて作り方です。

①クレソンは洗って熱湯でさっとゆでてから食べやすい大きさに切り、水気を絞っておく

②クルミは細かくみじん切りにし、調味料と一緒に混ぜておく

③クレソンとクルミ味噌を混ぜて出来上がり

 

クレソンは茹でることで辛みが少なくなりマイルドになります。

量も少なくなるので、たくさん食べたい方にもおすすめですよ。

 

クレソンとちりめんじゃこのさっと炒め

材料

  • クレソン 200g
  • ちりめんじゃこ 10~20g
  • ごま油 大さじ1
  • しょうゆ 小さじ1
  • お好みで 七味唐辛子

 

では、作り方です。

①フライパンにごま油を熱し、ちりめんじゃこをカリッとするまで炒めたら一旦取り出す

②フライパンはそのままで、洗って5㎝程度に切ったクレソンをしんなりするまで炒める

③ちりめんじゃこを戻してしょうゆを鍋肌から垂らし、香りをつけて完成です。

 

ごはんのお供にしてもおいしいですし、パスタを入れてもぴったり合いますよ。

もう少しボリュームが欲しい時はベーコンを入れるといいかもしれません。

 

クレソンは普段の料理にも違和感なく使うことができます。
ほのかな辛みと苦さはこれから食欲が落ちがちな初夏にもぴったりですね。

加熱すると辛みがマイルドになるので、たくさん食べたい場合は加熱すると使いやすいですよ。

 

ところで、育てるとどんどん収穫できるクレソンは、収穫後あまり日持ちがしないイメージはありませんか?

 

早く食べるに越したことはないけれど、なかなか難しいな…と思っている方もいらっしゃいますよね。

そこで、最後にクレソンを新鮮な状態に保つための保存方法をご紹介していきますね。

 

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クレソンの保存方法は冷凍?冷蔵?保存期間はどれくらい?

クレソンを育てているとその成長スピードに驚く方はたくさんいらっしゃるのではないかなと思います。

食べる量が多い方は気にならないかもしれませんが、収穫した分を消費しきれない方は多いですよね…。

 

新鮮さをなるべく長く保つために、保存方法は押さえておきたいポイントの1つですよね。

ここでは、クレソンの保存方法や期間を冷蔵・冷凍の2つの場合に分けてお伝えしていきます。

 

冷蔵保存の場合

クレソンは本来、水辺の近くに自生するハーブなので葉がしおれやすく傷むのも早いんです。

冷蔵で保存する時はなるべく育っている状態と似せてあげる事がポイントになります。

 

冷蔵保存の場合の手順はこちらです。

  1. コップに水を入れてクレソンを立てる
  2. ビニール袋で全体を覆う
  3. 立てた状態で冷蔵庫に入れる

 

冷蔵庫の中にコップに入れたクレソンを立てる場所がないという方は、濡らしたキッチンペーパーで茎の根元を包む方法でも大丈夫ですよ。

水は最低1日に1回は交換してあげるのと、葉がしおれてくる前に食べきってくださいね。

 

冷蔵の状態では、約3日ほど保存することができます。
ですが、時間とともに香りも弱くなってしまうのでなるべく早めに食べるようにしましょう。

 

冷凍保存の場合

冷蔵で保存できるのは分かるけど3日以内は無理だな…と感じる方には冷凍保存という方法もあります。

ただし、冷凍してしまうと解凍したときにしなっとしてしまうので生で食べるのはおすすめしません。

 

冷凍保存する場合は、加熱することを前提にしてくださいね。

冷凍保存の方法は以下になります。

  1. クレソンはよく洗って水けをきる
  2. 冷凍対応の保存袋に入れて空気を抜き冷凍庫に入れるだけです

 

また、下茹でしてから冷凍することもできますよ。

塩を入れた熱湯で10~20秒さっとゆでて流水で冷やし、水気を絞って食べやすい長さに切ってから冷凍庫に入れます。

 

下茹でが終わっているので、解凍後おひたしや和え物を作る時にさっと取り出すだけで簡単にできますね。

すぐに食べきれない場合は冷凍保存をしてしまいましょう。

 

冷凍の状態では1か月ほど保存することはできますが、こちらも早めに食べきるようにしましょうね。

それでは、クレソンについてまとめましょう。

 

まとめ

今回は、クレソンの栽培方法やレシピ、保存方法をお伝えしてきました。

クレソンは生育力が強いので育てやすいのですが、水をあげすぎると根腐れを起こすことがあるので注意が必要です。

そして、今回ご紹介したレシピは3つ。

  • クレソンとカリカリささみのサラダ
  • クレソンのクルミ味噌和え
  • クレソンとちりめんじゃこのさっと炒め

でしたね。

生ではぴりっとした辛みとほろ苦さが楽しめ、加熱すると辛みがマイルドになり量もたくさん食べる事ができますよ。

 

あまり長期間の保存には向かないのでなるべく早く食べきるようにしてくださいね。

身体にとても良いクレソンを普段から取り入れて健康な体を目指しましょう。

 

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