エキナセアとは?育て方とハーブティーの効果!チンキはどう?

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エキナセアってご存知ですか?

それほど有名なハーブではないので、頭に「?」が付くかも方がいるかもしれません。

その育て方を知っているという方も、やはり多くはないでしょう。でも、意外とカンタンなんですよ。

 

また、育てたエキナセアをハーブティーにしたいという方は、その効果も気になると思います。

今回は、エキナセアとはどんなハーブなのか、育て方とハーブティーの効果や作り方をお伝えします。

 

最後に、チンキの作り方と効果もお伝えしますので、お楽しみに!

 

 

エキナセアとは?育て方は難しいの?

免疫力を上げてくれるって、エキナセアは一体どんなハーブなんでしょうか?

日本ではムラサキバレンギクといわれ、花を楽しむ園芸植物として多くの品種があります。

 

一方、海外では、薬草として広く使われている植物なんです。

古くはネイティブアメリカンも感染症やのどの痛み、傷の治療にエキナセアを使っていました。
また、ドイツでは国の機関が有効性を認定しているほどです。

効果が期待できそうですよね。

 

さて、その育て方はというと、乾燥を好み虫に強く、手間要らずでとても簡単なんですよ。

これから育て方の一連の流れを説明していきますね。

 

  • 種まき

エキナセアは、種から育てると花を咲かせるのは翌年以降になります。

早く花を見たい方は、この次にご紹介する苗から育てる方がおすすめです。

 

春3~4月または秋9~10月に種をまきます。

赤玉土を入れた浅めの容器に種をまいて、発芽するまでの2週間は乾かないように水をたっぷりやります。

 

芽が出た後、本葉が2~3枚になったら、育苗ポットに仮植えします。

その後、もっと成長して、本葉が5~6枚以上になったら、鉢や地面に植えます。

 

2回植え替えるので面倒そうですが、丈夫な植物なのでこれだけ守れば大丈夫です。

 

  • 苗の植え付け

春4~5月または秋9月末~10月に苗を植えます。

土は水はけがよくなるように用意します。

 

鉢植えなら、小粒の赤玉土と腐葉土を7:3で混ぜたもの、
地植えなら、1週間くらい前に庭土に腐葉土を混ぜて用意しておきます。

この時、緩効性の化成肥料も混ぜておいてあげましょう。育ちがよくなりますよ。

 

エキナセアは、水はけがよく、日当たりと風通しのよい場所がお好みなので、そんな場所を選んであげてくださいね。

苗と苗の間は30cmほど間を空けて植えてあげましょう。

 

  • 水やり・肥料

エキナセアは乾燥気味くらいがちょうどいいようです。

 

水をやりすぎないのが、育て方の最大のポイントと言っていいくらいです。

なので、地植えの場合は、ほぼ水やりなしで大丈夫です。

 

カサカサの地面でけなげに頑張っているエキナセアを見ると、私もついお水をあげたくなっちゃいますが、がまんがまんです。

鉢植えの場合も、土がだいぶ乾燥したなと思ったら、たっぷり水をやりましょう。

 

冬場は冬眠しているので、土が乾いている状態が数日続いてから水をやるというくらいでかまいません。

肥料は、10日に1回くらい液体肥料をやると元気に育ちます。

 

  • 旬の時期(開花)

6月~9月にかけてが花の時期です。

花が咲いたら摘み取りましょう。

種に栄養分を吸い取られて株が弱ってしまうのを防ぐためです。

 

私は、摘んだお花は葉や茎も一緒に、後でご紹介するハーブティーやチンキにして使っています。

 

  • 越冬

冬は枯れてしまいますので、2~3cmだけ残して刈り取ってしまいましょう。

 

根に霜があたるのを防ぐため、藁をかけておいてあげると春また芽を出してくれます。

葉は枯れていても根は生きていますので、エキナセアを信じて春を待ちましょう。

 

  • 害虫・病気

キク科のエキナセアは害虫には強いのですが、気を付けなければならない病気があります。

いずれもカビが原因となりますので、くれぐれも水のやりすぎには注意してくださいね。

 

<うどんこ病>

葉の表面にカビがついて白く粉を拭いたようになる病気です。

見つけたら、他の葉に広がらないように切り取りましょう。

 

<灰色カビ病>

葉や花に水がしみたような模様ができ、これが広がって枯れてしまいます。

発見したらすぐに切り取りましょう。株全体に広がると、もうお手上げとなり、全て捨ててしまわなければならなくなります。

 

<白絹病>

根元に白い絹糸のようなものがつきその後腐って枯れてしまう病気です。

これもカビが原因で、発生すると他の株にも広がる恐れがあるため、すぐに株ごと処分することになってしまいます。

私は一度経験しました。これは相当ショックですので、皆さんはくれぐれも気を付けてくださいね。

 

大切に育ててきたエキナセアを収穫できたら、いろいろと使って見たくなりますよね。

そこで、まず作ってみてほしいのがハーブティーです。

・・・ということで、次はハーブティーの作り方と効果についてみていきましょう。

 

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エキナセアハーブティーの効果と注意点!作り方はカンタン?

風邪の引き始めにはエキナセアハーブティーが良い、と聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

 

エキナセアに含まれる多糖類、糖タンパク質、フラボノイドなどが、身体の中にある免疫システムを活発にします。

そして、風邪やインフルエンザなど感染症の予防、花粉症などのアレルギー症状を緩和する効果があると言われています。

ただし、キク科の植物であるため、キク科アレルギーの方は摂らないようにしてくださいね。

 

エキナセアのハーブティーは、免疫力が注目されているので、意識的に飲まれている方も多いんですよ。

こちらの動画でも紹介されているのでご覧ください。

エキナセアハーブティーは、動画のように市販もされていますが、私は自分で育てたエキナセアで作っています。

その方がフレッシュで香りも良いのでおすすめですよ。

 

作りは簡単です。

収穫したエキナセアの花、葉や茎そしてあれば根も使います。

特に根には有効成分が多く含まれるそうなんです。

 

私はエキナセアが大きく育って株分けをする時などに、根を少し取っておいて、使うようにしています。

花、葉、茎、(あれば根の部分も)を洗った後、細かく切って、日陰で2~3日乾燥させるだけです。

 

これをティーポットに茶さじ1杯ほど入れて、200ccの熱湯を注いで15分ほどゆっくり成分を抽出させます。

クセのない味と干し草のような香りで、飲みやすいですよ。

 

ところでハーブティーは、エキナセアの楽しみ方としてとてもおススメですが、
もっとエキナセアの成分をたっぷりと摂る方法が、他にもあるんですよ。

どんな方法か分かりますか?

では、続いて見て行きましょう。

 

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エキナセアチンキの作り方と使い方!どんな効果があるの?

あまり知られていませんが、エキナセアの成分には、水には溶けないものもあるんです。

つまり、それって、ハーブティーだけだと摂れない成分もあるということですよね。

 

そこでおすすめなのが「エキナセア・チンキ」です。

チンキとは、水には溶け出さない成分もアルコールには溶け出るという性質から、エキナセアの有効成分をアルコールで抽出したもの。

 

エキナセアチンキは市販されているものもありますが、私はウォッカやホワイトリカーを使ってお手製しています。

浸けておくだけで簡単にできますよ。

 

長く保存しておくため、容器は煮沸消毒しておくのがコツです。

では、作り方を見て行きましょう。

 

<材料>

  •  乾燥させたエキナセア 10g
  •  ウォッカ(ホワイトリカーでも可)100cc

 

<作り方>

1. ふたつきのガラス瓶にエキナセアを入れ、ウォッカを注ぎます。

2. 1.の瓶のふたをしっかり閉めて、よく振ります。こうしてエキナセアがウォッカに充分に浸かるようにします。

3. このまま2週間、冷暗所に置いておきます。毎日1、2回振って抽出を促します。

4. 2週間たったら、茶こしで濾してエキナセアの葉を取り除きます。遮光瓶に入れ替えて、1年くらい使えます。

 

こうして作ったエキナセアチンキは、水かお湯100ccに小さじ1/2くらい入れて飲みます。

これもハーブティーと同様にクセがなく飲みやすい味です。

 

私は、風邪かな?怪しいな~と思ったときには、これを1日3回くらい飲みます。

エキナセアが免疫力を高めてくれるせいか、たいていの場合は食い止められるんですよね。

 

ハーブティーよりもより成分が濃縮されているので、効果が現れやすい気がします。

うがい水に入れて使うこともあります。

ぜひ、やってみてくださいね。

 

それでは、エキナセアについていろいろとお伝えしたので、最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、エキナセアについてご紹介してきました。

 

エキナセアは海外では古くから薬草として使われてきたハーブ。
育て方はいたって簡単で、注意点は水をやりすぎないことでした。

 

エキナセアティーは熱湯で15分ほどゆっくり抽出するのがポイントでしたよね。

チンキの作り方や効果もご紹介しました。

 

ただし、アレルギーの方はハーブティーもチンキもNGなのでご注意ください。

 

これからもいろいろな敵と戦っていかなくてはならない私たちの身体。

ぜひエキナセアを上手に使って、打ち勝っていきたいものです。

 

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