マーシュマロウというハーブをご存知ですか?
お菓子のマシュマロとそっくりな名前ですが、どんな関係があるのでしょう。
自分で栽培してみたい方にとっては「育て方」も気になりますよね。
育てたマーシュマロウからは、ハーブティーも作れるですが、どんな味がするのでしょうか。
今回は、マーシュマロウとマシュマロとの関係、育て方、ハーブティの作り方や効能について、お伝えしていきましょう。
マーシュマロウとは?マシュマロの原料になってたのは本当?
マーシュマロウは、ヨーロッパ原産のハーブ。
で、お菓子のマシュマロは、昔はこの根を粉にしたものに砂糖を加えて作っていたんですよ。
へーって感じですよね^^
なので、お菓子のマシュマロにちなんで名づけられたわけではなく、こちらの方が元祖なのです。
(ちなみに、現在のマシュマロはゼラチン、卵白、砂糖が原料です)
マーシュマロウというのは英語の名前です。
- 「マーシュ」は沼
- 「マロウ」はアサイ科の植物
を意味していて、その名のとおり沼地のような湿ったところを好む植物なんです。
沼地に生えるハーブなんて珍しいですよね。
マーシュマロウは和名ではビロードアオイと言います。
これは、毛の生えた葉がビロードのような感触であることからきています。
花の時期は夏。
白地にほんのりピンク色の花が咲きます。
そして、マーシュマロウはお菓子の原料というだけではありません。
ヨーロッパでは、古くから薬草や野菜としても利用されていて、花はエディブルフラワーとしてサラダなんかにも使えますよ。
つまり、マーシュマロウはこんな風に、
- 葉
- 花
- 根
とほぼ全てを利用することができるんです。
全てが役に立つという意味で、イタリアでは、明るく働き者の女性を「マーシュマロウのような人」と呼ぶくらいなんですって。
私もそう呼ばれてみたいです(笑)
ところで、色々と使えるマーシュマロウは、家庭で栽培したいという方も多いです。
じゃあ、どのように育てるのでしょうか?
続いては、マーシュマロウの育て方を説明しましょう。
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マーシュマロウの育て方!元気に育てるコツと注意点は?
マーシュマロウは、寒さに強く病気にもなりにくいので、育てやすいハーブなんです。
ぐんぐん育ち、花も楽しめるので、育てがいがありますよ。
ぜひ挑戦してみてください。
育て方を説明していきますね。
- 植え付け
春4月~6月頃に種をまきます。
成長すると2mにもなるのと乾燥に弱いため、地植えをおすすめします。
私は以前、プランターに植えたこともあるのですが、大きくなってきて、結局は庭に植え替えする羽目になってしまいました。
植える場所は、日当たりがよく、湿り気のある場所が適しています。
種まきをする1週間くらい前に、土耕して堆肥や腐葉土を混ぜておきましょう。
種は1か所に2~3粒ずつまいていきます。
2週間ほどで芽が出ます。本葉が出たら間が30cm以上空くように間引きます。
- 水やり
常に湿り気を保つことが大切です。
土の表面が乾いたらすぐに水をやるようにしましょう。
夏場は特に注意して、毎日水をあげてくださいね。
- 肥料
マーシュマロウは食いしん坊さん。大きく育つ分、養分がたくさん必要です。
月に1回くらい固形肥料を置いてやると元気に育ちますよ。
- 手入れ
背丈が高くなってきたら、風で倒れないように、支柱を立てて麻ひもなどでゆるく縛っておくと安心です。
寒さには強いので、地植えのまま冬を越すことができます。
- 害虫
注意したい害虫には、ハマキムシがあります。
大量発生する前に、なるべく早めに見つけて駆除することが大切です。
私も常にハマキムシには目を光らせています。
葉の表面に卵がつくので、見つけたら葉っぱごと摘んで駆除するようにしてください。
- 収穫
葉や茎は、夏に花がつき始めた頃がよい香りが出るので、この頃に収穫するのがおすすめです。
根を使う場合は、2年目の秋に掘り出しましょう。
こうして大切に育てたマーシュマロウはどのように活用すると良いのでしょうか。
次は、手軽にできて様々な効能のあるハーブティーの作り方についてお伝えしますね。
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マーシュマロウのハーブティー!味と香りと効能は?
収穫したマーシュマロウを活用するには、ハーブティーがおすすめです。
葉を乾かして、水に浸けるだけでできちゃうんです。
マーシュマロウのハーブティーは強い香りや味はなく、クセもありません。
とろみがあるのが特徴です。
なので、そのままよりも他のハーブにブレンドして飲むと、香りのよい葛湯みたいになって美味しいですよ。
私はカモミールティーとブレンドするのがお気に入りです。
作り方を説明しましょう。
1.マーシュマロウの葉を乾燥させたもの大さじ1をティーバッグに詰め、200ccの水を注ぎます。
2.そのまま1時間ほど置いて抽出します。時々かき混ぜるといいです。
ハーブティーは普通はお湯で抽出します。
ですが、マーシュマロウはお湯ではなく、水で抽出したほうが成分が良く出るといわれています。
こうしてできた、とろとろのお茶を他のハーブティーと混ぜて飲みます。
そして、マーシュマロウのハーブティーには、様々な効能があるんですよ。
まずは、粘膜を保護する効果があることから、胃腸炎、気管支炎、のどの痛みや口内炎の改善です。
私は喉が痛いとき、マーシュマロウのハーブティーでうがいをするようにしています。
次に、水溶性の食物繊維を多く含むので、腸内環境を整えて便秘や下痢を改善してくれます。
そして、血圧調整作用もあり、高血圧の改善も期待できます。
こんなに様々効能があるからこそ、古くから薬草として利用されてきたことにも大きくうなづけますね。
ただし、マーシュマロウハーブティーには、薬の吸収を妨げる効果があるので、薬と同時に飲むのは避けるようにしてください。
それでは、マーシュマロウについていろいろとお伝えしましたので、サイトにまとめましょう。
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まとめ
今回は、マーシュマロウについてお伝えしました。
お菓子のマシュマロは、昔はマーシュマロウの根を原料として作られていたのは発見でしたね。
お菓子だけでなく、薬草や野菜としても使われていました。
育て方は、大きく成長するため地植えにするのがおすすめ。
乾燥とハマキムシに注意することがポイントでした。
ハーブティーは、他のハーブと違い、水で抽出すると良いです。
また、粘膜保護など様々な効能があることもご紹介しました。
葉も花も根も使えて、夏にはきれいな花も咲かせてくれるマーシュマロウ。
このちょっとユニークな植物をあなたもぜひ育ててみてください。
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