キンギョソウ種類と育て方!挿し木や越冬は?枯れる原因は?

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花が可愛いキンギョソウという花ですが、育て方が難しいと思っていませんか?

実は、育て方はとても簡単で、種類も豊富なので、私たちをとても楽しませてくれるんですよ。

 

「どんな種類があるの?」
「挿し木や越冬の方法は?」

そんな疑問をお持ちの方のいるでしょう。

 

今回は、キンギョソウの種類や育て方、挿し木による増やし方、越冬などについてお伝えします。

最期に、キンギョソウが枯れるという悩みをお持ちの方のために原因と対処法もお教えしますよ。

それでは、早速行ってみましょう!

キンギョソウとはどんな花?種類や開花時期は?

一言でキンギョソウと言っても、実は種類があることをご存じでしょうか?

 

キンギョソウは、ゴマノハグサ科キンギョソウ属の多年草植物です。

日本では、湿度の高い夏に枯れてしまうことが多いので、一年草として表記されることがあります。

地中海沿岸を原産地としており、その名の通り金魚を思わせる可愛いふっくらとした花を穂状に咲かせてくれます。

 

キンギョソウは、赤、白、ピンク、オレンジ、黄色、など花色が豊富で、甘い香りを持つのが特徴です。

 

切り花にも使用される1m以上成長する「高性種」、
花壇や鉢植えに最適なこんもり茂る「矮性種」、
その中間の「中間種」があります。

 

さらに、一重咲き、八重咲き、ペンステモン咲きがあり、それぞれ違った印象を持つので、キンギョソウは私たちをとても楽しませてくれるんですよ。

 

開花時期は、春の4月~6月、秋の10月~11月になります。

キンギョソウには、春のみの一季咲きタイプと、春と秋の四季咲きタイプがあり、四季咲きタイプは、夏越しがポイントです。

 

原産地と違い、日本は7月~9月と湿度の高い高温期の夏がありますので、この時期をどう過ごすかによって、秋に可愛い花を咲かせられるかが決まります。

 

可愛いキンギョソウがどんなお花なのかお分かりいただけましたよね?

それでは続いて、気になるキンギョソウの育て方を、お話ししていきますね。

 

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キンギョソウの育て方!種まきや水やりや切り戻し等のコツは?

キンギョソウを育てるのは難しいと思っていませんか?

実は、キンギョソウは簡単に育てることができるので、一つ一つ順を追ってお話ししていきますね。

 

【種まき】

キンギョソウは、市販されている種の購入、または花終わり後からも、簡単に種を手に入れることができます。

種まき時期は、4月~5月、10月~11月で、気温が20℃あれば簡単に発芽するので、種まきが初めての方にもおすすめです。

 

市販の種まき用の土や肥料分の入っていない赤玉土やバーミキュライトに種を撒いて、優しく水をやりましょう。

この時、土は被せないことがポイントです。

 

キンギョソウの種は、好光性種子と言い、光に反応して発芽しますので、土を被せてしまうと種に光が当たらず、うまく発芽しないことがあるためです。

 

私は、土を被せてしまい、発芽がうまくいかなかった経験がありますので注意しましょう。

霧吹きなどで土を乾かさないようにして、1週間ほどすると可愛い芽が発芽してきますよ。

 

【苗】

発芽したキンギョソウの本葉が5枚ほどになったら、植え替え。

3号(直径約9cm)ポットなどの小さめの鉢に、優しく植え替えて直射日光がよく当たるところに置きましょう。

 

この時にいきなり大きな鉢に植え替えると、キンギョソウの幼い苗に対して土が多くなります。

なので、水やり後に土が乾かず根が伸びず生育が遅くなります。

 

私は、いきなり大きい鉢に植え替えて、なかなか生育してくれなかった経験がありますので、気を付けましょうね。

 

また、キンギョソウは園芸店でも苗は簡単に手に入ります。

すぐに鉢植えや花壇に植えたい場合は、園芸店などで苗を購入して植えましょう。

苗は、綺麗な緑色の葉をしていて、病害虫の付いていないしっかりした株を選ぶのがポイントです。

 

【植え付け】

種から育てた苗は、3号ポットで本葉が10枚くらいに大きくなったら、鉢植えや花壇に植え付けてあげましょう。

園芸店で購入した苗は、根が固まっていた場合のみ、軽くほぐして植え付けてあげると良いですよ。

 

【用土】

市販のお花用の園芸用土を使いましょう。

花壇に植える場合は、キンギョソウは酸性の土を嫌いますので、苦土石灰を土にすき込んで、土の酸度調整をして植え付けてあげることがポイントです。

 

【水やり】

基本的には、土の表面が乾いたら鉢底から、水が出るくらいにしっかりとやりましょう。

この時、受け皿をしている場合は、溜まった水はこまめに捨ててあげることが大事です。

 

キンギョソウは、加湿を嫌います。

なので、受け皿に水が溜まった状態はもちろん、花や葉に水がかからないように管理してあげると綺麗に育ちますよ。

地植えの場合の時は、雨が降った後は、手入れするときに触ってあげて水滴を落としてあげると良いですね。

 

【肥料】

植え付け時に、ゆっくり長期間効く「緩効性肥料」を規定量土に混ぜておきましょう。

花が次々咲き始めたら、即効性の液体肥料を水を薄めて、水やり代わりに与えることで、たくさんの花が咲きますよ。

 

【切り戻し】

キンギョソウは花が終わり始めたら、早めに花のすぐ下を切ってあげることで、わき芽がすぐに出て次の花が咲いてきます。

切り戻したタイミングで、即効性のある液体肥料を規定量薄めて与えることで、綺麗な花が早くに咲いてくれるんですよ。

 

キンギョソウは、湿度が高い夏が苦手なので、梅雨から夏にかけて、こまめに切り戻してあげて風通しを良くすることがポイントです。

 

【病害虫】

キンギョソウの主な病害虫には、アブラムシと灰色カビ病があります。

 

〇アブラムシ

アブラムシはどんな花にも付きますので、発見次第、市販の殺虫剤で対処しましょう。

 

〇灰色かび病

葉や茎に灰色のカビが発生する病気です。

この病気は、特に梅雨の時期や、枝葉が茂りすぎて風通しが悪くなった時になりやすいので、湿気が溜まらないように増えすぎた枝葉は剪定しましょう。

それだけで灰色かび病は予防できます。

 

また、花終わりの枯れた花をそのままにしていると、そこからも灰色かび病が発生しますので、花終わりはこまめに取ることが大事ですよ。

どうしても良くならない時は、市販の殺菌剤を使って対処しましょう。

 

さて、育て方がわかってくると、今度は元気なキンギョソウを増やしてみたいと思いませんか?

では、キンギョソウの挿し木による増やし方をご紹介しましょう。

 

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キンギョソウの挿し木!増やし方のポイントは?

キンギョソウは、挿し木で簡単に増やせることをご存じでしたか?

キンギョソウは株分けはできないので、増やすには挿し木が簡単でおすすめです。

 

挿し木の時期は、最低気温が約20℃になる春~秋に行うことができます。

 

キンギョソウの若い新芽を約10cm程の長さに切り、挿し木用の土や肥料分の入っていない赤玉土やバーミキュライトに植えましょう。

古い枝部分は、根が出にくいです。

なので、脇から伸びてきた新芽などを、手入れや切り戻しの際に、切って挿し木にするのがおすすめです。

 

挿し木に使用する若い芽の土に挿す部分は、よく切れるはさみやカッターで切ることが挿し木を成功させるコツです。

切れ味の悪いはさみなどは、切り口部分を細胞ごと押しつぶしてしまい、発根しにくくなるので注意しましょう。

 

切った新芽は、メネデールなどの発根促進剤を水に溶かして、薄めたメネデールを吸わせて、切り口にルートンを付けてあげるとさらに発根しやすいですよ。

 

土に植えるときは、土に棒などで穴を開け、優しく植えてあげましょう。

土が乾燥しないように、明るい日陰で管理すると良いです。

 

1週間もすると新芽が出てきます。

これは、土の中で少しずつ根が伸びている証拠ですので、新芽が出てきたら、すぐに植え替えず、本葉が5枚以上になるまで、待ってあげましょう。

 

そのころには、土の中で根が伸びてきていますので、優しく掘り上げて、1本ずつ3号ポットなどに植え替えて育ててあげましょう。

 

さて、このように増やしたキンギョソウですが、越冬させて来春も咲かせてみたいですよね。

そこで、続いてはキンギョソウの越冬について詳しくお伝えしましょう。

 

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キンギョソウの越冬!コツや注意点は?

キンギョソウの越冬は、難しいと思っていませんか?

実は、キンギョソウは寒さに強く越冬は簡単なんですよ。

 

キンギョソウは、最低温度-5℃まで耐えるくらいに寒さに強いので、越冬はそんなに難しくありません。

温暖な地方だと、雪や霜の当たらない場所なら外に出しっぱなしでも越冬できるくらいです。

 

寒さには、とても強いですが、雪や霜には弱いので、雪や霜が当たらない工夫をしましょう。

地植えのものは、鉢に植え替えて、軒下などの雪がよけられる場所に移動してあげると良いですよ。

 

また、冬は生育が止まるので水やりは少なくしてあげましょう。

水やりをしすぎると、多くの水を吸い、寒さでキンギョソウが凍りやすくなります。

 

一度凍ってしまうと枯れてしまうので、冬は土は乾かし気味で管理しましょう。

もしも、-5℃以下になるようでしたら、暖房の効いていない室内に入れてください。

 

春の遅霜が終わったころに、日当たりの良いところに置くことで、新芽がどんどん出てきて、また綺麗に咲き始めますよ。

 

ところで、せっかく越冬させて、綺麗に大きく育てたキンギョソウが枯れたりすると悲しいですよね?

実際、けっこう枯らしてしまう人は多いんですよね。

 

そんなことにならないように、最後に「枯れる原因と対処法」についてお話しします。

 

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キンギョソウが枯れる!失敗の原因は?

キンギョソウが枯れる原因には以下があります。

 

原因1:灰色かび病

キンギョソウの病害虫でも、お話ししましたが、風通しが悪く、湿度が高いと発生しやすい病気です。

枯れた花をそのままにして、水に濡れるとその部分からもカビが発生します。

 

対策として、枯れた花の花がらは、こまめに取り除き、水やりをやりすぎず花や枝葉にかからないようにしましょう。

梅雨時期は特に湿度が高いため、このタイミングで剪定をして風通しを良くするのがポイントです。

 

原因2:アブラムシ

アブラムシは、植物の新芽など若い枝葉に付き、植物の栄養を吸って植物を弱らせてしまいます。

特に、キンギョソウのように枝葉が増えるような植物は、風通しも悪くなりやすいため増えやすいです。

 

対策として、日頃の観察や手入れをして、見つけたらすぐに市販の殺虫剤を使用して退治しましょう。

 

原因3:雪や霜

キンギョソウは、暑さ寒さに強い非常に優れた性質を持っていますが、雪や霜に当たると枯れてしまいます。

対策として、温暖な地域では軒下など雪や霜が当たらないようにして、最低気温が-5℃以下になるようでしたら室内へ入れましょう。

 

また、生育が止まっているこの時期は、暖かい時間に水やりを月に1回~2回程にして、やりすぎに気をつけてくださいね。

 

それでは、キンギョソウについてたくさんお伝えしましたので、最後にまとめましょう。

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まとめ

今回は、キンギョソウの種類や育て方、増やし方等についてお話しました。

 

キンギョソウには種類があります。

高性種、矮性種、中間種があり、それぞれ花に甘い香りがあり、多くの咲き方を持つ植物です。

 

育て方のコツは、高湿度が苦手なので梅雨から夏にかけてこまめに切り戻してあげましょう。

増やし方は、気温が20℃以上あれば、挿し木で簡単に増やすことができます。

 

越冬ですが、雪や霜さえ当たらないようにすれば、-5℃まで耐えるので越冬は簡単です。

 

キンギョソウの枯れる原因は、大きく3つ。

灰色かび病、アブラムシ、雪や霜があり、茂りすぎた株を切り戻すことで病害虫は予防ができます。

 

可愛らしいキンギョソウを元気に育てて、ステキなグリーンライフをお過ごしください。

あなたのキンギョソウ栽培体験もぜひコメントしてくださいね^^

 

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