インパチェンスの種類と育て方!挿し木や寄せ植えのやり方は?

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インパチェンスという花はご存知でしょうか?

さくさんの種類があるインパチェンスを、育ててみたいけどなんだか難しそう…そう悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。

 

今回は、そんなインパチェンスの代表的な種類と育て方についてご紹介します。

また、種類や育て方だけではなく、挿し木による増やし方や、キレイな寄せ植えのやり方もお伝えします。

 

せっかく育てたインパチェンスが枯れるという悩みをお持ちの方もいらっしゃるので、その原因や対処法もお伝えしますね!

インパチェンスとは?種類や開花時期は?

それではインパチェンスがどんな花なのかをご紹介していきますね。

インパチェンスとは熱帯や温帯の地域になんと約300種も生息しています。

 

原産の国では多年草ですが日本の気候ですと冬に枯れてしまうので、日本では一年草の低木に分類されるツリフネソウ科の植物です。

 

元々は多年草なので、鉢植えにして室内で越冬すれば何年も楽しむことができますよ。

インパチェンスには様々な種類があるので、代表的な種類をご紹介したいと思います。

 

1,アフリカホウセンカ

インパチェンスといえば、日本では一般的にこのアフリカホウセンカを指します。

名前の通りアフリカ原産で、赤やピンクなど明るく鮮やかな花色が魅力です。

 

園芸品種が豊富で花色のバリエーションも多く、バラに似た形の花が咲き誇る可愛らしい品種もあります。

 

日当たりのよくない場所でもよく育ち、例えば北向きの玄関でもアフリカホウセンカの鉢植えが一つあるとその場の雰囲気をパッと明るくしてくれます。

生育が早く、春に種をまいても初夏には縦横50~60cmくらいのドーム状に成長し、こんもりとした大きな茂みになります。

 

ドーム状の茂みから花をたくさん咲かせるととっても華やかなんですよ。

初夏に花が咲きますが、お世話次第で秋に再び花を咲かせられるので、初夏から秋まで長く開花を楽しめるのも魅力の一つです。

 

2、ニューギニアインパチェンス

こちらも名前の通り、パプアニューギニアが原産の植物です。

花の色や形はアフリカホウセンカに似ていますが、一回り大きいのが特徴です。

 

一つの花が5~7cmあり、こちらもドーム状に盛り上がり縦横70~80cmくらいまで大きく成長します。

この種類も開花は初夏から秋にかけて長く楽しめます。

 

アフリカホウセンカと違う点は日当たりをよく好む点で、夏の日差しにも負けませんが逆に日当たりの悪い場所では育ちにくいです。

 

3、ホウセンカ

ホウセンカは日本でも馴染み深い花ですね。

小学校の理科の授業などで育てた方も多いかと思います。

 

実はホウセンカもインパチェンス属に分類されているんですよ。

ホウセンカは、直立する茎にピンクやムラサキ、白などの花を2~3つずつ咲かせます。

 

高性で草丈は75cmほど大きくなりますが、横には広がらないので、前述の2種類のインパチェンスとは全く違う姿になりますね。

 

開花期は初夏から9月頃までで、2〜3ヶ月楽しめます。

鮮やかな花色なので明るく賑やかな雰囲気の花壇や寄せ植えにしたい時にはもってこいの種類です。

 

いかがでしょう?

一言にインパチェンスと言っても様々な種類があるんですね。

 

今回は、様々なインパチェンスの中でも、日本で一般的にインパチェンスとされる「アフリカホウセンカ」についてご紹介してきますね。

 

では、早速育て方を見て行きましょう!

種まき、摘芯、切り戻しなどのコツを交えながらご紹介するので是非参考にしてくださいね。

 

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インパチェンスの育て方!種まき・摘心・切り戻し等のコツは?


それではインパチェンスの育て方を順を追ってご説明していきますね。

 

【種まき】

種まきは5〜6月の暖かい時期が適しています。

インパチェンスは地植えでも育てられますが、種まきの場合は浅い鉢や育苗ポットから育てるのをおすすめします。

 

実は私、地植えで種を蒔いてしまい風や雨で流されたことがあるんです。

インパチェンスの種は土に深く植えないので流されやすいんですね。

 

私のような失敗をしないためにも、ぜひ苗ポットに植えるようにしてください。

土が入った鉢やポットに種を蒔いたら、種が見えなくなる程度に薄く土を被せましょう。

 

水やりの方法が少し変わっていて、鉢皿に水を入れて鉢底から水を吸収させる方法で水分を摂らせます。

このまま戸外に置いておくと種が飛ばされてしまうので、カバーを被せるか、日当たりの良い室内などで管理しましょう。

 

大体1〜2週間すると根が生えてきます。

双葉も数えて葉っぱが4〜5枚になったら植えたい場所に植え付けていきましょう。

 

【植え付け】

一重咲きの種類は地植えでも育ちますが、八重咲きの品種は雨に弱いものが多い印象があります。

品種の性質を調べて、雨に弱い品種でしたら鉢植えなど移動させられる植え方をおすすめします。

 

それから、買った時の小さな苗がびっくりするくらい大きく育ち鉢が窮屈になってしまった経験はありませんか?

インパチェンスは驚くほど大きくなるので、購入した苗より一回り大きな鉢に植えると良いでしょう。

複数株植える場合、株と株の間隔は15〜20cmくらい空けて植えないと混み合ってしまうので気をつけてくださいね。

 

それでは、実際に株を植え付ける手順をご紹介します。

 

・地植えの場合

1,植え付けたい場所を深さ20〜30cmくらい耕して、腐葉土か牛ふん堆肥などを混ぜ合わせます。

2、インパチェンスの根を傷つけないように丁寧に土を植えます。

直根性といって、根をまっすぐ育てるインパチェンスは根が傷つくと弱ってしまうので根鉢は崩さず植え付けましょう。

3、根付くまでは朝夕の涼しい時間にたっぷり水やりを行います。

 

・鉢植えの場合

1,鉢の⅓〜¼の割合で鉢底石を敷き詰めます。

2、軽く土を入れたら、インパチェンスの根を傷つけないように丁寧に鉢に植え替え、隙間に土を詰めます。

直根性といって、根をまっすぐ育てるインパチェンスは根が傷つくと弱ってしまうので根鉢は崩さず植え付けましょう。

3,鉢のフチから1〜2cm残して土を詰めます。

この空いた隙間があることで、鉢底までしっかり水分が行き届くようになります。

4、鉢底から水が出てくるまで、少量ずつたっぷり水やりを行います。

根付くまでは朝夕の涼しい時間に水やりを行います。

 

【栽培環境】

インパチェンスは耐陰性があるので、半日しか日が当たらないような場所でも育ちますよ。

しかし日照時間が短すぎると花数が少なくなる原因にもなります。

 

半日くらいは日が当たる場所で育てる。

あるいは、ある程度大きくなるまでは、日当たりの良い場所で育ててから半日陰に移動させるという手も使えますよ。

 

【用土】

適度に水はけの良い土を好み、市販の草花培養土でもよく育ちます。

自身でブレンドする場合は、赤玉土5:腐葉土3:パーライト2の配合で混ぜ合わせてください。

パーライトとは園芸資材で、肥料にはなりませんが主に水はけをよくするために使われます。

 

【水やり】

インパチェンスは乾燥にも多湿にも強くはないので、ちょうどよいバランスで水やりを行う必要があります。

水分が蒸発して蒸れないよう、水やりは朝か夕方の涼しい時間に行ってください。

鉢植えの場合は土が乾いたらたっぷりと水をあげます。

 

地植えの場合は土や株の様子を見ながら、土が乾燥していたり、葉や花のハリがないなと感じたらたっぷり水やりしてあげてください。

 

また、花に直接水をかけると花が散ってしまいます。

少し大変かもしれませんが、できる限り株元に水やりをしてあげると花もちが良くなりますよ。

 

【肥料】

花が咲く時期になったら追肥が必要になります。

追肥とは生育に合わせて後から追加する肥料のことを指します。

液体肥料は追肥として即効性があり優れていますが、インパチェンスには固形肥料の追肥をおすすめします。

 

たくさん水やりをするため、液体肥料だとせっかく土に染み込んだ肥料が流れ出てしまうので勿体ないですし、頻回に肥料を与える必要があります。

 

固形肥料は水やりの度にゆっくり溶け出すため効果はゆっくりですが長く効きます。

株が著しく元気がなければ、即効性の液体肥料が好ましいです。

 

しかし、元気な株なら固形肥料で少しずつ栄養を摂らせた方が「もっと大きくなって栄養を見つけなきゃ!」と根が頑張りよく育つんですよ。

 

また、肥料をあげる回数も減りお世話が楽になるメリットもあります。

肥料を選ぶ際は、パッケージの裏などに書いてある成分表を見るとより株にあったものを選べますよ。

 

たくさんの項目があって迷ってしまいますが、チッ素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)の3要素はどんな肥料にも必ず表記されています。

 

チッ素は葉っぱや茎、リン酸は花や実、カリウムは根の成長を促進してくれます。

花が咲く時期はリン酸が多い肥料を選んだり、冬越し中で生育が緩やかな時はチッ素成分が多めのものなど、時期や株によって使い分けると良いですよ。

 

【剪定】

インパチェンスは大きくなるとドーム状に成長しますが、綺麗なドーム状を保つためには剪定が必要です。

剪定にも2種類あるので、そちらのご説明と剪定の方法についてご紹介していきますね。

 

1,摘心

摘心とは、植物の茎の先端をカットすることで脇芽を増やす剪定のことです。

1本の茎から2〜3本の脇芽が出てくればそれだけ大きな株になりますよね。

 

たくさん脇芽が出てくればそれだけ花もたくさん咲くので、とても大事な作業ですよ。

茎に節目があるので、その節目の上で切り取ると、そこからどんどん次の芽が出てきてくれます。

 

株に葉っぱが10〜15枚つくくらい成長したら、茎の先端をハサミでカットしていきます。

最初は切るのが怖いかもしれませんが、葉っぱが残っていれば次の芽はちゃんと出てくるので安心してくださいね。

 

2,切り戻し

切り戻しとは、伸びすぎた茎などを短くカットして脇芽を増やしたり見映えをよくしたりする剪定のことです。

特に真夏になる前に行うことで、混み入った株をスッキリさせ蒸し暑さから守る役目もあります。

 

7月くらいだとまだ咲いている花があると思いますので心苦しいですが、½〜⅓くらいまでバッサリ切り戻して構いません。

 

ここできちんと切ってあげることで秋にまた花を咲かせてくれ、長く開花を楽しめますので思い切ってくださいね。

 

夏前以外でも伸びすぎて形が悪いかなと感じたら、伸びすぎた茎はカットして形を整えましょう。

 

【冬越し】

インパチェンスは5度以下になると枯れてしまうので、日本では沖縄など一部の地域を除いて地植えでの冬越しは厳しいです。

しかし元々は多年草なので室内に移動させて、気温を10度くらいに保てれば冬越しできます。

冬越し中も日当たりの良い場所に置いてあげてください。

 

【病害虫】

・灰色かび病

葉や花が水がしみたような灰褐色になって枯れていたら、灰色かび病が疑われます。

灰色かび病はどんどん移っていくので、見つけ次第すぐに切り取ってください。

切り取ったら薬剤を塗布して、滅菌させましょう。

灰色かび病の原因は多湿なので、風通しがよくなるよう剪定したり、水やりは出来るだけ株元に行い、水をあげすぎないなど注意することで発生を防ぐことができます。

 

・アブラムシ

アブラムシとは1㎜程度の小さな虫で、茎や葉をかじって樹液を吸い取る害虫です。

アブラムシ1匹なら大した被害はないですが、アブラムシは繁殖能力が高くあっという間に広がってしまいます。

 

アブラムシが大量発生すると樹液を吸われるのはもちろん嫌ですが、それ以上に見た目がとってもグロテスクになってしまうので早めの対策が重要ですよ!

見つけ次第、テープなどに貼りつけて捕殺したり、虫が苦手な方は薬剤を塗布して殺虫したり対策しましょう。

 

以上がインパチェンスの育て方でした。

 

インパチェンスは水やりの頻度を気をつければ、初心者にも育てやすい植物です。

剪定で脇芽を増やしてたくさんの花を咲かせてくださいね。

 

しかし剪定で切り取った茎を捨ててしまっては勿体ないですよ!

切り取った茎を使えば挿し木といって、株を増やすことも出来るんです。

次はインパチェンスの挿し木の方法についてご紹介していきますね。

 

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インパチェンスの挿し木!増やし方のコツとポイントは?

今ある一つの株を増やすことができたらお得ですよね。

そんな時は挿し木で株を増やすことをおすすめします。

インパチェンスの挿し木は簡単なので、是非挿し木で増やして楽しみましょう!

 

・時期

気温が15度以上あり、真夏になる前の5〜7月が適しています。

 

・手順

1,茎をよく見ると数センチ間隔で節目があり、その節目から新しい芽が出ているものを見つけてみてください。

芽が出ている部分から下の10〜15cmをカットして、挿し木に使います。

茎の途中部分でもできますが、茎の先端を使うと花が早く咲きますよ。

特に初心者の方で節目が分かりにくい場合は先端を使うと分かりやすいですね。

 

2,切り口を水に1〜2時間つけます。

3、茎の下の方についている葉を取り除き、新しい土に1.5〜2cmくらいの深さで挿します。

これで1〜2週間すると根付き、1ヶ月ほどで花を咲かせると思います。

 

挿し木はやったことがないと「本当に根付くの?」と不安になるかもしれませんが、小さな茎がちゃんと根を出しますので植物の力強さに驚かされますよ。

 

ところで挿し木に使う土は、肥料の入っていない土に入れた方が根がよく育つのはご存知ですか?

不思議ですが栄養のある培養土より、赤玉土など肥料成分の少ない土の方がおすすめです。

 

さて、いかがでしょうか?

インパチェンスの挿し木はとても簡単でしたね。

株の数を増やせば、それだけ花の楽しみ方も増えると思いますよ。

 

ところで、育て方や増やし方が分かったら、今度は、寄せ植えに挑戦してみるのはいかがでしょう?

寄せ植えが上手にできるようになると、バリエーションが広がってすごく楽しいですよ。

次は、寄せ植えのやり方やコツやポイントをご紹介していきますね。

 

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インパチェンスの寄せ植え!コツやポイントは?

数種類の植物を一つの場所に植えて、一度にたくさんの色彩を楽しむことができる寄せ植え。

難しいと思われるかもしれませんが、始めてみるととっても楽しいのでぜひ気軽に挑戦してほしいです。

ポイントを踏まえながら手順や相性の良い植物をご紹介していくので、初心者の方も安心してご覧くださいね。

 

【寄せ植えの手順】

寄せ植えをするにあたって、まずやるべきことをご紹介します。

 

1,寄せ植えのイメージを頭に浮かべる

なんとなくでいいので、使いたい色、「可愛い」「クール」「優雅」などイメージを決めていきます。

中々イメージ出来ない方は雑誌や写真を見ながら好みのものを見つけていくと決めやすいと思いますよ。

 

2,鉢を決める

鉢の見た目はもちろんですが、どこに置くかによっても鉢は変わってきます。

 

外に置くなら陶器鉢など重い方が風に煽られないですし、柵にかけるハンギングなら重量制限があるのでプラスチック製など軽い鉢が適していますね。

 

見た目だけでなく、鉢の素材や重さを考えて鉢を選ぶと失敗が少なくなりますよ。

 

3、植物を選ぶ

今回はインパチェンスとの寄せ植えですので、インパチェンスと相性の良い植物を選んでいきます。

最初はメインの植物と、脇役として2~3種類くらい選ぶと育てやすいと思います。

選び方のポイントはこの後、ご紹介しますね。

 

4,仮置き

どこに何を植えるかで印象が大きく変わります。

植え付け後に直したいと思っても掘り返すことで根を傷つけてしまうので、仮置きは大事ですよ。

 

土の上で苗ポットのまま仮置きしてレイアウトを決めてから植え付けましょう。

私は寄せ植えの最中、時折離れたところから見てバランスを確認するようにしています。

ずっと至近距離で見ているより、色合いや高低差のバランスに気づけるのでおすすめです。

 

5、植え付け

植え付ける時はまず、鉢の中心から植えていきます。

メインに植えるものや背が高く後方に植えるものから順に植え付けていきます。

 

垂れる植物は鉢のフチに植えましょう。

各苗の表面の土の高さが水平になるように、植え付け時の土の高さを調節するのを意識すると良いですよ。

以上が寄せ植えのやり方です。

 

しかし、いざ植えようとすると鉢の大きさが足りずに植えたい植物が入りきらなかった、なんて経験はありませんか?

そんな時は、苗の土の部分を手で挟んで根を傷つけないように、ギューと潰してみてください。

こうして根を圧縮すると省スペースで植えられますし、根を傷つけずにほぐせるので成長を促すこともできるんですよ。

 

【植物選びのポイント】

寄せ植えに正解はありませんのでお好みで植えて構わないのですが、それでも相性が良い植物を植えるに越したことはありません。

植物の選び方のポイントを、4つの観点からご紹介していきますね。

 

1,色彩

インパチェンスは色鮮やかで主役級の華やかさがあります。

全く同じような色の植物より、主役を引き立ててくれるような色彩の植物を選びましょう。

白や淡い色を合わせればインパチェンスがより目立ちますし、暗めの濃い色でインパチェンスの鮮やかさを引き立てれば引き締まってお洒落だと思いますよ。

 

2,開花期間

開花期間が長いインパチェンスと一緒に植えるなら、同じく長く花が続く種類が良いですよね。

他にも、花ではなく葉の色を楽しむカラーリーフもおすすめです。

緑だけではなく、赤・オレンジ・黄色・紫・白・黒・シルバーなどカラーリーフの色合いはとても多いんです。

花ではないのですぐに枯れることはなく、また日陰の方が葉焼けしないので、インパチェンスの栽培環境にも合致していますね。

 

3,高低差

寄せ植えの鉢の中で高さが均一だと後方が見えにくくなってしまうので、高低差のある植物を植える方が見映えが良くなります。

後方に背の高い植物、前方に低い植物を植えると見やすいだけでなく、遠近法で鉢が立体感を増しグッとお洒落度が上がりますよ。

 

4、栽培環境

寄せ植えの中で乾燥を嫌う植物と、多湿を嫌う植物を植えてしまうと、一緒に育たずにどちらかがすぐ枯れてしまいます。

インパチェンスは乾燥を嫌う性質がありますので、頻回の水やりを嫌う植物より、同じくらい水が好きな植物や丈夫な植物を選ぶと良いでしょう。

 

【相性の良い植物】

それでは上記の4つのポイントを考慮しながら、インパチェンスと相性の良い植物を選んでみました。

良ければ参考になさってくださいね。

 

・ユーフォルビア、ダイアモンド、フロスト

白くて可愛い花を咲かせる、寄せ植え界の名脇役です。

寄せ植えで便利な花は?と周りのガーデナーに聞くと、必ずと言っていいほど名前を聞きますね。

草丈が高くインパチェンスの後方に植えると高低差があって奥行きが出ます。

白くて小さな花はどんな植物と植えても喧嘩しないので、寄せ植えでは人気の花です。

また、4〜11月頃まで長く花をつけるのでインパチェンスの開花期間ともバッチリ合います。

 

・ヒューケラ

丸い形の葉は、色の種類が豊富で人気のカラーリーフです。

特に柔らかい黄色はカラーリーフの中でも珍しいので人気で、私も大好きな色です。

花の色に合わせて同系色でまとめても統一感がありますし、暗い色を入れても引き締まるので色んな組み合わせを楽しめます。

大きさも多種多様なので、自分に合った種類が見つけられると思います。

日陰にも強いのでインパチェンスと植えても、好む環境が似ているので育てやすいですよ。

 

・コリウス

こちらも色が豊富なカラーリーフで、寄せ植えで人気です。

私は毎年と言っていいほどコリウスに頼ってしまうのですが、どんな植物とも相性がいいのが人気の理由だと思います。

寒さには弱いですが、暑さに強いので夏の寄せ植えの心強い味方です。

多湿に耐えられるので日本の気候にも適していて、インパチェンスだけでなく様々な植物と相性が良いです。

 

・ヒメツルニチニチソウ

つる性の植物で、ライムグリーンの葉を伸ばします。

寄せ植え以外にもグランドカバーでも人気で、気をつけて見てみれば色んなお家のお庭で見かけるので初心者でも手の出しやすい植物と言えます。

 

ハンギングにしてつるを垂らすと、一層魅力を出すことができます。

花は咲きませんが、明るい色の葉は可愛らしい雰囲気にしてくれますよ。

生命力が強く丈夫なので、寄せ植えにしても枯れにくいです。

 

他にもおすすめしたい植物がたくさんありますが、この4種は本当に万能なので困った時はぜひ選んでみてください。

寄せ植えはやったことがないと難しそうに思えるかもしれませんね。

 

私も寄せ植えを何度もやったことがありますが、毎回「こっちの方が良かったかな」「ここにあれを植えればよかった」など反省してばかりです…。

 

しかし後悔はしたことがありません!

それだけ寄せ植えは奥が深くて面白いので、満足いくまで毎年毎年挑戦できる楽しみ方だと思います。

初心者の方も、ベテランの方も、ぜひインパチェンスの寄せ植えを楽しんでほしいですね。

 

ところで、育てたインパチェンスが枯れてしまったことはありませんか?

せっかく大切にお世話をしていたのに、枯れてしまったら悲しいですよね。

そこで最後に、インパチェンスが枯れてしまう原因や対策についてご紹介したいと思います。

 

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インパチェンスが枯れる!原因や対処法は?

育てていたインパチェンスが枯れてしまったら悲しいですよね。

あなたのインパチェンスが元気に育つよう、枯れてしまう原因や対策についてご紹介していきたいと思います。

 

1,根腐れ

毎日水やりをしているのに元気がない、そんな時は根腐れが疑われます。

根腐れすると、茎や葉がブヨブヨしている、葉が変色している、腐ったような臭いがする、などの症状があります。

 

インパチェンスは水を好む性質がありますが、やはり水のあげすぎは根が腐ってしまう原因になります。

予防策は、土が乾いてから水やりをする、剪定をしたり場所を変えるなどして風通しを良くすることです。

 

鉢植えの場合は、受け皿にたまった水はこまめに捨てることも大切ですよ。

根腐れになってしまったら、まずは変色した葉などを取り除き、水やりの頻度を少なくして様子を見ましょう。

 

それでも元気が戻らなければ、優しく鉢から抜いて細く腐った根を切り取り、新しい清潔な土に植え替えてみてください。

地植えなどで抜くのが大変な場合は無理に引き抜くと根を傷つけてしまうので、元気な枝を切り取って挿し木にしてしまうのも一つの手です。

 

2,日当たり

インパチェンスは耐陰性があり、明るい日陰でも育てることができます。

しかし日当たりがあまりに少ないと生育が悪くなったり花付きが少なくなったりします。

逆に、真夏の直射日光に当てすぎると葉焼けしてしまい、光合成がしにくくなると生育が悪くなることがあります。

真夏の直射日光だけは避けられるように、育てる環境を整えてあげてくださいね。

 

3,気温

インパチェンスは熱帯の植物で、寒さには弱いです。

霜に当たると枯れてしまうので、越冬させる場合は鉢植えにして、暖かい室内で管理してください。

最低10度くらいの室温で、日当たりの良い環境なら冬越しが可能ですよ。

 

それでは、インパチェンスについてたくさんお伝えしましたので、最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、インパチェンスの種類や育て方、増やし方等についてお伝えしました。

インパチェンスは日本では一般的にアフリカホウセンカがインパチェンスとして流通しています。

 

この種類は開花期間が長く、日陰にも強いのでガーデニングにはありがたいですね。

挿し木も簡単なので、剪定で出た茎を再利用してみてくださいね。

 

寄せ植えにすれば、鮮やかなインパチェンスと他の植物の違った色彩とを同時に楽しむことができますよ。

インパチェンスが枯れないようにするには早めの対策が重要です。

少しの時間でいいので、葉っぱのハリや花の数など観察してあげることで被害を少なくすることができますよ。

夏の日差しに負けないくらい鮮やかなインパチェンスのパワーは、きっとあなたを元気にしてくれるでしょう。

ぜひインパチェンスをあなたのお庭で育ててみてくださいね!

 

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