白くてフワフワした触り心地が魅力のフランネルフラワーというお花。
- どんな花言葉があるのか?
- どうやって育てるのか?
気になっている方も多い事でしょう。
また綺麗に咲かせることができたら、今度はお花を増やしたり、寄せ植えを楽しんでみたくなりますよね。
そこで、今回はフランネルフラワーの花言葉や育て方、増やし方や寄せ植えのコツ等について詳しくお伝えします。
育てていて、花が垂れたりしおれたりして悩んでいる方に向けて、その原因や対処法もお伝えしますので、お楽しみに!
目次
フランネルフラワー とは?花言葉や開花時期は?
フランネルフラワーはどんなお花かご存知ですか?
フランネルフラワーは、植物全体が細かい柔らかな毛でおおわれてます。
触り心地がフワフワで、フェルト生地で作ったかのような美しい花です。
原産はオーストラリアの山岳地で、野原に自生する野生の花<ワイルドフラワー>としても人気が高いのが特徴です。
以前は切り花のみ流通していましたが、日本での品種育成により鉢植えも楽しめるようになりました。
フランネルフラワーの開花時期は4〜6月と9〜12月。
春に咲く一期咲の品種、春から晩秋までと長く咲く四季咲きの品種があります。
また、切り花も人気で、最近では冬に開花する新品種「ぽてこ」が11月~2月を中心に出荷されるようになり、真夏を除き一年中楽しめるようになりました。
そんなフランネルフラワーの花言葉はなんでしょうか?
フランネルフラワーの花言葉は、「誠実」「高潔」「いつも愛して」。
白色のイメージから「誠実」「高潔」が表され、真っ白な花を咲かせるフランネルフラワーにその花言葉がつけられました。
また開花時期が長く、1年中美しい花が咲く様子から花言葉「いつも愛して」になったんですね。
可愛らしく清楚なフランネルフラワーにぴったりな花言葉ですよね。
ブライダルシーンでも人気なのもうなずけます。
ところで、そんなフランネルフラワーを育ててみたいけど、育て方が分からないという方もいらっしゃるでしょう。
そこで、続いてはフランネルフラワーの育て方について詳しく説明します。
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フランネルフラワー の育て方!植え付けや切り戻し等のコツは?
フランネルフラワーの育て方は、ポイントをおさえれば簡単です。
順を追って説明していきますね。
【植え付け】
フランネルフラワーの根っこはとても細く繊細です。
土を落としたり、根っこをほぐしたりせず、根鉢を崩さずそっと鉢に植えましょう。
植え付け後は日当たりのよい、雨の当たらない軒下に置きます。
また、冬場は室内に取り込み、日中は日光の当たる窓辺に置きましょう。
【用土】
フランネルフラワーは、市販されている「植物の土」など一般的な土では育たない可能性があります。
酸性の土を好みますので、ブルーベリーの用土か、市販の培養土に鹿沼土を3割ほど混ぜて植え付けしましょう。
土選びを間違ってしまうと元気がなくなってしおれてしまうので、必ず酸性の土にしてくださいね。
【水やり】
フランネルフラワーは高温多湿を嫌うため、水やりは特に注意が必要です。
鉢の表面の土が乾いたらたっぷりと水をあげますが、冬場は控えめに与えます。
少々の乾燥には強いので、完全に鉢全体の土が乾いてから水をあげたほうが安心です。
また、鉢皿に残った水は必ず捨ててください。
鉢皿に水が残っていると、いつまでも土が湿って乾かず、根腐れの原因になります。
私もよくやってしまうのですが、可愛くてついつい水をあげすぎてしまうことです。
フランネルフラワーは放置気味のほうがよく育つので、可愛がりたい気持ちをぐっとおさえて土の状況を観察してから水やりしてくださいね。
【肥料】
フランネルフラワーには、春と秋の開花時期に緩効性肥料を使用します。
夏場は肥料を与える必要はありません。
花の大きさが小さくなってきたら肥料が足りていないサインなので、補給してあげましょう。
【剪定】
夏場に風通しをよくするように剪定してあげると、秋に花のつぼみをつける新芽が育ちます。
枝と枝が重なっている部分や、枯れている葉っぱはカットしましょう。
私も少し切りすぎたかな?と思うぐらいカットしますが、カットした枝から新芽や脇芽が生えてくるので心配ありませんでした。
また、咲き終わった花がらもカットすると花が咲き続けますし、花がらを放置しているとカビの原因にもなりますので早めにカットしましょう。
【病害虫】
フランネルフラワーは多湿に弱いので、風通しが悪くなると「灰色かび病」にかかる恐れがあります。
また葉の裏に「ハダニ」が発生することがあります。
ハダニが発生している葉っぱを取り除くことで対処可能です。
全体にハダニが発生している場合は、市販の薬剤を使用しましょう。
【コツと注意点】
フランネルフラワーはとにかく湿気を嫌いますので、高温多湿の日本の夏場は注意が必要です。
水やりの頻度に注意し、乾燥気味での管理を心がけましょう。
また元気に育っていると剪定に躊躇しがちですが、枝が込み入っていると風通しが悪くなるので思い切って刈り込むことをおすすめします。
さて、フランネルフラワーを元気に育てられるようになったら、今度は増やしてみたいと思いますよね。
増やし方にには、どんな方法があるのでしょうか。
続けて見て行きましょう。
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フランネルフラワーの増やし方!種まきのコツやポイントは?
フランネルフラワーは、「種まき」で増やせます。
花が咲き終わり、花芯部分がタンポポの綿毛のようにフワフワとしてくると種が取れます。
触ってみてポロポロとすぐに取れると種が熟したサインです。
取れた種は低温で保存する必要があるので封筒に乾燥剤と種を入れ、さらに密閉容器などに入れて冷蔵庫で保管しましょう。
種の発芽率はあまりよくないため、ちょっとだけ難しいです。
発芽にもかかる時間が1ヶ月〜2ヶ月と種によって違います。
そのため、根気よく育てることが大切です。
種まきの時期は、5月ごろ行うとよいでしょう。
土は、市販の「種まき用土」を使って種を植え付けます。
植え付け後は、日当たりのよい室内で管理しましょう。
発芽するまでは土が乾かないように、こまめに水やりをしてください。
そうすれば元気にすくすく育っていきますので、たくさん増やせますよ!
あ、そうそう!種取りについて一つ注意点があります。
増やした種は無断譲渡、販売が禁止されていますので、個人で楽しみましょうね。
たくさん増えたフランネルフラワーを寄せ植えにしてみませんか?
コツをおさえれば簡単にできますよ!
寄せ植えのコツやポイントをみていきましょう。
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フランネルフラワー の寄せ植え!コツやポイントは?
フランネルフラワーは酸性の土を好むので寄せ植えを楽しむには、同じように酸性の土を好む草花を選ぶ必要があります。
リンドウ、ミニバラ、ゼラニュウムなど色とりどりの花を植えると、フランネルフラワーの白い美しい花が一層引き立ちますよ。
簡単な寄せ植えのやり方をご紹介しますね。
鉢は素焼きの鉢にします。
通気性がよくフランネルフラワーが苦手な多湿を防げます。
花の苗は三種類あれば組み合わせも簡単で、バランスも取りやすいのでおすすめです。
直径20㎝くらいの鉢に、ブルーベリーの用土か、市販の培養土に鹿沼土を3割ほど混ぜた土を鉢の半分位入れます。
そこにバランスを見ながら花の苗を入れます。
背丈の高い苗を後ろにすると、見栄えよくバランスがとれますよ。
苗の位置が決まったら、根っこが隠れるまでそっと土をかけます。
水をたっぷりと与えたら、日光の当たる軒下に置きましょう。
特にフランネルフラワーの根っこは細く繊細なので、触らずそのまま植えてくださいね。
上記のような流れで寄せ植えをすることで、簡単にセンス良く飾れるようになりますよ。
ただ、フランネルフラワーを育てていて、「花が垂れる」「しおれる」と悩んでいる方はけっこう多いです。
そこで、最後にその原因と対処法についてご説明しますね。
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フランネルフラワー の花が垂れる!しおれる!原因と対処法
大切に育てたフランネルフラワーの元気がなくなってきたら心配ですよね。
花が垂れる原因は水のやりすぎで根腐れがおきているからです。
軒下で育てている場合でも、雨風が吹き付けて意外と雨ざらしになってることがあります。
根っこが腐ってしまうと回復は難しいですが、花をすべて摘み取り、水やりをやらないなど株への負担を減らすことが大切です。
花がしおれる原因は水切れによる水分不足で起こります。
土の状態をみて乾燥しているようなら水をたっぷり与えてください。
乾きすぎて土が水を吸わない場合は、バケツに水をはり、鉢の半分程度水につけます。
土が湿ったらバケツから出し、しばらく様子をみてください。
フランネルフラワーの細く繊細な根っこは水やりのタイミングを見極めることが大切です。
上記のような点に注意し、慌てず対処すれば数日で回復してきますよ!
それでは、フランネルフラワーについて最後にまとめましょう。
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まとめ
今回は、フランネルフラワーの花言葉や育て方、増やし方等についてお伝えしました。
フランネルフラワーは触り心地がフワフワで、フェルト生地で作ったような美しい花です。
育て方のポイントは乾燥気味に育てて、水やりと日光不足に注意します。
剪定すると花付きがよくなりますよ。
種まきで増やせますが、発芽までに時間がかかるので根気よく育てましょう。
寄せ植えは難しいですが、寄せ鉢ならカンタンです。
フランネルフラワーの花が垂れたり、しおれる時は水切れか根腐れが原因。
育て方のコツを覚えれば一年中楽しめるフランネルフラワー。
切り花やドライフラワーにもできますので、お部屋に飾ってみるのもいいですね。
あなたが育てたフランネルフラワーの話もぜひ、コメントしてくださいね^^
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