ガーデンシクラメンは植えっぱなしOK?育て方や増やし方は?

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ガーデンシクラメンの育て方をご存知ですか?

名前は聞いたことはあるけど育て方は分からない方も多いと思います。

 

  • ガーデンシクラメンはどう育てたらいい?
  • シクラメンとは何が違うの?
  • 植えっぱなしでも育てられる?

今回は、そんな疑問を持っている方へ、ガーデンシクラメンの育て方を詳しくご紹介していきたいと思います。

またガーデンシクラメンの増やし方や寄せ植えのやり方、しおれた時の対処法もお伝えしますので、ぜひ楽しみにお読みください。

ガーデンシクラメンは植えっぱなしOK?植える時期や寿命は?

まずは「ガーデンシクラメンは植えっぱなしでもOK!」なんて噂を聞いたことはありますか?

その答えの前に、まずはガーデンシクラメンを知らない方のために、どんな花なのかをお伝えしますね。

 

ガーデンシクラメンは名前の通りシクラメンから改良された品種です。

一つの株から10〜20本の可愛らしい花を咲かせてくれる、秋冬のガーデニングではとても人気な花なんですね。

 

ガーデンシクラメンと普通のシクラメンの1番の相違点は、ずばり!耐寒性です。

 

暖かい地中海が原産のシクラメンは寒さが苦手。

なので、気温5度くらいで枯れてしまいます。

 

しかしガーデンシクラメンは違います。

なんとマイナス5度くらいまでなら、屋外で花を咲かせることができるんですね。

 

見た目的には、ガーデンシクラメンの方が一回り小さい品種が多いですが、最近では大きい品種も出てきているので違いはそんなにありません。

寒さに強いので、屋外でも10月頃の植え付けから、翌年の3月頃まで長く花を楽しむことができるのが嬉しいですね。

 

そんな秋冬のガーデニングでは定番のお花、ガーデンシクラメン。

一番の魅力は寒い時期でも、色鮮やかな花を咲かせてくれるところでしょう。

 

花は赤やピンク、白など定番な色から、珍しいものだと黄色や紫なんて品種もあります。

 

花の形も多種多様で、八重咲きやフリルのついた花弁など品種改良が盛んに行われています。

秋冬のお庭はどうしても色味が抑えられてしまいがちですが、ガーデンシクラメンがあれば一気に華やかな雰囲気になりますよ。

 

特に冬はクリスマスやお正月、バレンタインなど大きなイベントも目白押しですよね。

明るい雰囲気のお庭でお客様を迎え入れたい方にはぴったりのお花なんですよ。

 

さて、ここまでガーデンシクラメンの魅力や性質をお伝えしてきました。

最後に「ガーデンシクラメンは植えっぱなしでも育てられるのか」の答えをお伝えしたいと思います。

 

結論で言うと、条件さえ合えば植えっぱなしでも育てられます!

実はガーデンシクラメンは球根植物なので、上手に夏越しができればまた秋に芽を出してくれるんです。

 

暖かい時期になったら地面から球根を掘り上げておいて、秋になったらまた植え付けを行えば安全に夏越しができます。

しかし大事な作業だと分かっていても、植え替えって大変な作業ですよね。

 

そこで、一年中植えっぱなしでも球根が枯れない条件をご紹介したいと思います。

ガーデンシクラメンは寒さにも暑さにもある程度耐えられる丈夫な性質があるので、条件次第では植えっぱなしで夏越しができるんです。

 

それは「冬は日向、夏は日陰」な場所です。

 

また暑さに強いガーデンシクラメンですが蒸れには弱い性質があるので、風通しが良くて雨に当たらない場所であることも重要です。

地植えなら落葉樹の下で、水はけのよい場所などが良いでしょう。

 

鉢植えなら移動ができるので、雨に当たらず風通しの良い日陰で管理してあげてくださいね。

株は成長しますので数年に一度は植え替えが必要ですが、植えっぱなしで夏越しできる年があるのは嬉しいですよね。

 

色鮮やかな花と耐寒性で魅力たっぷりなガーデンシクラメンですが、毎年咲かせられるなんてコスパもとっても良いですよね。

 

さて、そろそろガーデンシクラメンを育てたくなってきているかと思います。

ですがガーデンシクラメンの育てるにはちょっとしたコツが必要になってきます。

 

そこで次は、育て方と併せて注意点やコツなどをご紹介していきます。

 

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ガーデンシクラメンの育て方!水やりや剪定等のコツは?

では早速、ガーデンシクラメンの育て方を、流れに沿ってご説明しましょう。

まずは、苗の選び方からです。

 

【苗の選び方】

ガーデンシクラメンは、葉の数で花の数が決まります。

なので、売られている時点で花の数が多い苗よりも、花の数が少なくても葉が多い苗を選ぶと良いでしょう。

 

他にも葉の大きさが均一で、苗を横から見た時に葉の茂り方が「おわん型」でこんもり茂っている苗を選ぶとより良いですよ。

 

【植え付け】

ガーデンシクラメンは日なたで風通しの良い場所で育てましょう。

寒さには強いですが、蒸れには弱いので水はけの悪い場所は避けてくださいね。

 

鉢植えで育てる場合は、鉢は浅いものを選ぶと土の量が少なくてすぐ乾くのでおすすめです。

そして植え付けで一番大事なポイントは、苗の株元を土から2~3cm出して植えることです。

 

私も最初に聞いたときは「苗をしっかり土に植えなくていいの?」と驚きましたが、実はこうすることで乾燥しやすくなり蒸れを防ぐことが出来るんです。

 

【用土】

乾燥気味に育てるために「土作り」はとっても重要です。

市販の草花培養土に赤玉土(小粒)を2割くらい混ぜると水はけが良く、また赤玉土肥料を良く吸うので肥料持ちが良くなります。

 

自身でブレンドする場合は赤玉土4:腐葉土4:パーライト2の割合でよく混ぜて使ってください。

パーライトとは園芸資材で、主に水はけを良くするために使われています。

 

【水やり】

ガーデンシクラメンは多湿に弱いので、水やりは土が乾いてから行うように心がけましょう。

特に寒くなってくると土が乾きにくくなってくるので、水やりの際は土の表面が白っぽく乾いているか確認してから行うと良いですよ。

 

しかし悲しい事に若い苗を乾かし気味で育てていたら、だんだんと元気がなくなってしまい花が咲く前に枯れてしまったことがあったんです。

なので植え付け直後などまだ根がしっかり根付いていない時は、土が乾ききらないよう1日に1回は水をあげて根をしっかり育てた方が良さそうです。

 

また水のあげ方ですが、花の上から水をやると花を傷めてしまうので、葉を持ち上げて株元に水をあげるようにすると花が長持ちしますよ。

 

【肥料】

ガーデンシクラメンはあまりたくさんの肥料を与えなくても大丈夫です。

市販の草花培養土には最初から肥料が入っていますし、腐葉土を混ぜ込んでおけば日々の水やりで栄養が少しずつ溶け出していくからです。

 

しかしガーデンシクラメンはあまり頻繁に水やりをしないので、肥料の栄養が中々溶けないという面もあります。

そこで月に2回くらい液体肥料を施してあげると、効果的に栄養を与えることができます。

 

あまり多い頻度ではありませんが、液体肥料を与えるとやはり花付きが良くなりますよ。

 

【お手入れ】

ガーデンシクラメンには「花がら摘み」と「葉組み」というお手入れが必要になります。

一つずつやり方をご紹介していきますね。

 

・花がら摘み

咲き終わった花を摘み取る剪定作業のことです。

ガーデンシクラメンの茎には一つの花しか咲かないので、咲き終わった花を残しておいても次の花が咲きません。

 

むしろそのままにしておくと種を作り始めてたくさんの栄養を使ってしまうので、花が終わったらすぐ摘み取ってしまいましょう。

摘み取り方は簡単で、指でつまんで茎の根本から摘み取るだけです。

 

しかし上に強く引っ張ると根を傷つけてしまうので、心配な方はハサミなどを使ってくださいね。

 

・葉組み

葉組みとはガーデンシクラメン特有のお手入れで、葉の位置を組み替えることです。

ガーデンシクラメンの葉は大きいので株の中央上部にあると球根に日光が当たらなくなってしまいます。

 

葉は株の外側に引っ張ることで生育が良くなり、また花茎を中央に集めることで見映えも良くなりますよ。

買った時は花が株の中央に集まって綺麗にまとまって咲いていても、育てていると花茎が散らかってしまうことがあります。

 

葉組みをする時期は決まっていないので、花茎がばらついていてまとまりがないなと思った時に葉組みをしてあげましょう。

 

やり方は簡単です。

まずは花芽を優しくつまみ、他の葉をかき分けながら株の真ん中に引き寄せます。

 

株の中央上部に生えた葉を優しく引っ張って、他の葉をかき分けて株の一番外側に持っていってください。

株の中央の葉を同じように外側に移動できたら完了です。

 

では、育て方の最後に、ガーデニングの大きなお悩みの一つ、病害虫についてお伝えします。

 

【病害虫】

・灰色かび病

温度が低く多湿な環境で発生し、特に梅雨時期や秋の長雨の時期によく見られる病気です。

最初は水が滲んだような褐色になり、腐敗が進むと灰色のカビが葉や茎、花など株全体に現れて枯れてしまいます。

 

灰色かび病を防ぐ為には、日当たりや風通しを良くすることが一番効果的です。

発生してしまったら、枯れた葉や花をすぐに切り取り薬剤を塗布してください。

 

また病気の葉や花が地面に落ちていると他の箇所に感染するので、こまめに片付けておくのも大事ですよ。

 

【夏越し】

ガーデンシクラメンは多湿に弱い為、夏越しはせず一年草として扱う人もいますが適切な管理が出来れば翌年も育てることができるんです。

ガーデンシクラメンの夏越しの方法は二つありますので一つずつご紹介しますね。

 

・休眠方法

夏越しの成功率が高く、初心者向けの方法です。

 

①花の終わる5月頃、茎葉を全て取り除いて球根だけにしてください。

 

②鉢植えの場合は屋外の日陰に移動、地植えの場合は球根を掘り上げて屋外の日陰に移動します。

完全に水はあげずに乾燥させます。

 

③10月上旬(気温15〜20度)の涼しくなってきた時期に、新しい土へと植え替えましょう。

植え替え時に、古い根を半分ほど切り落として植え付けてください。

 

・非休眠方法

成長を止めず夏越しするので次の花を早く咲かせられる、上級者向けの方法です。

 

①5月頃、元気な葉だけを残し、あとはすべて取り除いてください。

②屋外の日陰に移動し、土が乾いたら水やりを続けます。

③10月上旬(気温15〜20度)の涼しくなってきた時期に、新しい培養土へ植え替えます。

 

植え替えの際は、根鉢は崩さず、表土を軽く落として植えるようにしましょう。

休眠方法は開花は遅れますが成功率が高く初心者の方にはおすすめですよ。

 

以上がガーデンシクラメンの育て方です。

普通の植物とは育て方が違うポイントが、けっこうありましたね。

 

特に植え付け時に株を数センチ土から出して植えるのは驚きですよね。

そのくらい土を乾燥させることを第一に育ててみましょう。

 

さて、育て方が分かってくると、ガーデンシクラメン増やしてみたい方は多いですよね。

そこで、続いては増やし方についてお伝えします。

ガーデンシクラメンは株分けが出来るのか?また種の取り方についても併せてご紹介していきますよ。

 

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ガーデンシクラメンの増やし方!株分けはムリ?種取りの方法

今あるガーデンシクラメンから株を増やせたら、とってもお得ですよね。

球根植物の中には株分けといって、親球の横に新しくついた子球を切り分けることで株を増やせるものもあります。

 

では球根植物であるガーデンシクラメンも株分けで増やせるのでしょうか?

結論から言うと、ガーデンシクラメンは「子球」を作らないので株分けで増やすことは出来ないんです。

 

「う~残念!」という声が聞こえてきそうですね。

でも、安心してください^^

ガーデンシクラメンは種を採取して株を増やすこともできるんですよ!

それではガーデンシクラメンの種の採取方法について説明していきます。

 

・種の採取時期

花が終わる初夏頃が種の採取に適しています。

開花時期にも種は取れますが、種の生成に栄養を使うので次の花が咲かなくなります。

 

せっかくなら花をたっぷり楽しんだ後に種を取りましょう。

 

・採取方法

①1~2本の花を花を残したまま、株が枯れるのを待つ。

②花のあった場所にさやがつくので種が完熟したら採取する。

 

種の採取は栄養をたくさん使うため、残す花はは1~2本程度にしてくださいね。

 

さて採取方法は簡単ですが、ポイントは種が完熟するタイミングを見極めることです。

ガーデンシクラメンのさやは丸い形で、最初は緑色ですがだんだんと茶色くなり、それから膨らんで硬くなっていきます。

 

まださやが柔らかい内は種が熟していないので、触って硬さを確かめてみましょう。

さやが硬くなるまで待っていると、株がどんどん枯れてきますがそれで大丈夫ですよ。

 

さやの皮が少し破けて中の種が見えるくらいになったら完熟した証拠です。

また熟した種ははじけやすいので、優しく扱ってくださいね。

 

・種の管理

ガーデンシクラメンの種蒔きは10月~11月が適しています。

それまで乾燥した涼しい場所で種を管理しましょう。

 

湿気があるとカビが発生することもあるので、採取した後は風通しの良い場所で1週間ほどよく乾燥させると安心です。

 

ガーデンシクラメンは株分けは出来ませんでしたが、種で増やすことが出来るんですね。

種から育てるのは手間がかかりますが、種は一度にたくさん取れます。

 

株をいっぱい増やせたら手間以上の喜びが返ってきそうですね。

 

ところで、育て方や増やし方が分かったところで、次に挑戦していただきたいのは「寄せ植え」です。

 

もしあなたが「秋冬の寄せ植えは華やかさに欠けるんだよね…」そんな風に思っていたら大間違い!

秋冬×ガーデンシクラメンの組み合わせの魅力をたっぷり伝えていきますので、是非参考になさってくださいね。

 

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ガーデンシクラメンの寄せ植え!コツやポイントは?

クリスマスカラーの赤緑、お正月の紅白など冬のイベントに赤は欠かせない色ですよね。

ガーデンシクラメンは秋冬の植物の中で珍しく鮮やかな赤い花を咲かせてくれるので、大変重宝されると思います。

 

ガーデンシクラメンを使って、楽しいイベントにぴったりな華やかな寄せ植えを作ってみましょう。

そこでガーデンシクラメンの寄せ植えで相性の良い植物や、寄せ植えの作り方を詳しくご紹介していくので是非参考になさってくださいね。

 

【相性の良い植物】

①コニファー

針葉樹で生垣にも使われるほど背が高くなりますが、秋頃には寄せ植えに手頃なサイズが流通します。

 

クリスマスツリーのような外見で、クリスマスシーズンの寄せ植えにはぴったりです。

寄せ植えの後方に植えるとガーデンシクラメンとの高低差が出て見映えも良いですね。

 

②葉牡丹

キャベツような見た目のカラーリーフで、学校の花壇などで見たことがある方も多いと思います。

葉牡丹の花言葉は「祝福」「慈愛」「利益」など縁起の良いものが多く、昔からお正月の寄せ植えとしてよく使われてきたんですよ。

 

葉牡丹に併せて、赤と白のガーデンシクラメンを一緒に使った紅白の寄せ植えなら更に縁起が良くなりそうじゃないですか?

 

③プラチーナ

霜に当たっても枯れないシルバーリーフで、ポキポキと茎が折れ曲がりながら枝を伸ばしていきます。

赤い鮮やかなガーデンシクラメンとも合いますが、白のガーデンシクラメンと合わせて降り積もった雪を思わせる寄せ植えも、冬しかできない組み合わせです。

 

④スイートアリッサム

秋冬の寄せ植えや花壇作りでは定番の花で、根強い人気があります。

小さな白い花をたくさんつけ、可愛らしい雰囲気を作ることができます。

 

ガーデンシクラメンより草丈が低いので、株元を隠したい時などに便利です。

 

⑤ストック

草丈が80cmほどになる背の高い花で、良い香りのするパステルカラーの花を咲かせます。

本来は春の花ですが11月くらいから流通し始め、春まで花を咲かせてくれます。

 

優しい雰囲気の花を咲かせますので、白やピンクのガーデンシクラメンと相性抜群です。

 

⑥へデラ(アイビー)

最後になりますが、これが私の一番のおすすめ植物です。

へデラといえば、カエデのような形の葉をつけツタを伸ばすとってもポピュラーな植物ですよね。

 

繁殖力が旺盛なので地植えにすると手入れが大変ですが、寄せ植えなら育ちすぎる心配もありません。

垂れたツタの見た目が可愛いのはもちろん、鉢の水をたくさん吸うので土を乾燥させたいガーデンシクラメンにはぴったりの相棒です。

 

【寄せ植えの作り方】

さて次に実際に寄せ植えを作る時のやり方や注意点をご紹介します。

 

まず最初に植える前に、苗ポットから取り出さずに配置を決めましょう。

後から「やっぱりこっちにしようかな?」と思い直して植え替えると、根が傷つくので最初に決めておいた方が良いですよ。

 

見映えを良くするために、草丈の高い植物は後方に、草丈の低い植物やツタを垂らす植物は鉢の手前側に植えるようにしましょう。

配置が決まったら最初は真ん中に植える植物か背の高い植物から植えて、最後に背の低い植物を植えていくようにすると植えやすいですよ。

 

植え付け時にガーデンシクラメンの株元を土から数センチ出すのは、寄せ植えでも変わらないので忘れないでくださいね。

鉢の中にどうしても苗が入りきらない時は、根鉢を崩してスペースを作りましょう。

 

ガーデンシクラメンは植物の中でも根鉢を崩されるのを嫌うので、へデラなど根の丈夫な植物の根鉢を崩すと良いですよ。

 

いかがでしたか?

ガーデンシクラメンの寄せ植えは組み合わせ次第でイベント特化型と春まで楽しめる長持ち型、どちらも楽しめます。

お好きなタイプを選んで秋冬だからこそできる寄せ植えを楽しんでみてくださいね!

 

ところで、話は変わりますが、せっかく育てたガーデンシクラメンが突然しおれてしまった!なんて悲しい経験はありませんか?

最後は、そんな時のためにガーデンシクラメンがしおれる原因と対処法についてお伝えしますね。

 

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ガーデンシクラメンがしおれる!原因と対処法は?

育てていたガーデンシクラメンが突然ぐったりとしおれてしまった!なんて経験はありませんか?

できればしおれてしまったガーデンシクラメンを復活させてあげたいですよね。

 

そこでガーデンシクラメンがしおれる原因はいくつかありますので、対処法も併せてご紹介していきます。

育てる時は是非こちらのポイントに気をつけてみてくださいね。

 

【原因1】水切れ

葉がしおれて花が下を向いてしまっていたら水切れが原因かもしれません。

 

一日水やりをしないくらいではしおれませんが、最近水やりをしていなかった場合は水やりを再開しましょう。

葉や花に直接水がかからないよう、少量ずつたっぷり水やりをするのがコツです。

 

葉が完全に枯れてしまうと復活は難しいですが、早い内に対処すれば復活しやすいですよ。

 

【原因2】根腐れ

水やりをしているのに葉や花がしおれる、葉や茎がブヨブヨして変色している、土が腐ったような臭いがする、などの症状があれば根腐れが疑われます。

土の中の水分が残りすぎて根が腐っている状態で、水切れの場合より復活が難しくてなります。

 

変色した葉や花は切り取り、水やりの頻度を少なくして元気が戻るか様子を見ましょう。

鉢植えなら一度鉢から取り出し黒く腐った根を切り取ってから、新しい土に植え替えてみてください。

 

【原因3】霜、寒さ

ガーデンシクラメンは耐寒性が強く、マイナス5度くらいまでは耐えられます。

しかし、霜柱ができるくらい冷え込んで根に霜が当たってしまうと、昨日まで元気だった株も朝にはすっかりしおれてしまうことがあります。

 

鉢植えなら、軒下や玄関先など霜が当たらない場所に移動させることで霜対策ができます。

日当たりが悪くなってしまう場合は、夜間や特に冷え込む日だけ移動させると良いでしょう。

 

移動させる時の注意点ですが、暖かい室内に入れてしまうと温度差で株が弱ってしまう点です。

外気温と気温差があまり大きくならないように玄関など暖房の効いてない場所で管理してください。

 

地植えの場合は移動できないのでマルチングをして霜対策をしましょう。

マルチングとは、株の根元にワラやクルミの殻、腐葉土などを敷いておくことで、こうすることで根を守ることができます。

 

ガーデンシクラメンの葉や花は根より丈夫なので、少々霜が当たっても大丈夫ですよ。

むしろ葉や花を霜から守ろうと何かで覆うと通気性が悪くなり逆効果になるので気をつけてくださいね。

 

それでは、ガーデンシクラメンについてたくさんお伝えしましたので、最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、ガーデンシクラメンの育て方や増やし方等についてご説明しました。

 

秋冬の花の中でも鮮やかな花色が魅力のガーデンシクラメン。

シクラメンより丈夫なので、条件が揃えば植えっぱなしでも育てられるのは嬉しいですよね。

 

育て方は、根鉢を土から少し上に出しておくのは忘れないでくださいね。

多湿が苦手なので水やりは土の様子を見てからあげると良いですよ。

 

増やし方は、春まで育てたら種が取れるので、翌シーズンは種蒔きから始めるのも楽しそうですね。

また秋冬の物寂しい季節でも、ガーデンシクラメンなら華やかな寄せ植えを作れるので是非取り入れてみてくださいね。

 

それから、ガーデンシクラメンがしおれないよう日々の観察と早めの対処を心がけましょう。

花の鮮やかさ、丈夫さ、育てやすさ、どれを取っても魅力たっぷりなガーデンシクラメン。

ぜひお庭で育ててグリーンライフをお楽しみくださいね^^

 

あなたが育て方ガーデンシクラメンのお話もぜひコメントお待ちしていますよ。

 

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