朝顔(アサガオ)の種類と見分け方!人気なのは日本?西洋?

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朝顔(アサガオ)と聞くと、ほとんどの方がパッと思い浮かべることができるでしょう。

 

ただ、その有名な朝顔にはたくさんの種類があることをご存知ですか?

日本朝顔と西洋朝顔なんて言葉を初めて聞く方もいるかもしれませんね。

 

そこで、今回は子供の時から親しみのある朝顔(アサガオ)の種類や見分け方、日本朝顔と西洋朝顔の種類や特徴、人気品種について詳しく解説します。

最後に、朝顔の小さい種類についても紹介しますのでお楽しみに!

朝顔(アサガオ)の種類は何通りある?見分け方は?

色とりどりの美しい朝顔(アサガオ)ですが、朝顔の種類は何通りあると思いますか?

 

原種の朝顔以外にも、品種改良などの交配種も含めると、実は1600種類以上の朝顔が存在しているんです。

そんなに種類があるなんてビックリですよね!

 

朝顔(アサガオ)は、熱帯アジアやヒマラヤ地域、アメリカ大陸を原産とするつる性の一年草植物または多年草植物です。

 

この植物の歴史は古く、日本では奈良時代に中国から薬草として渡来し、その後江戸時代には交配が進んだことで、多くの品種が生まれたんです。

日本では古くから愛され、独自の進化を遂げたことで、日本朝顔(ニホンアサガオ)として海外でも人気がありますよ。

 

朝顔は、大まかに以下の2つの種類に大別することができます。

1:日本朝顔

2:西洋朝顔

 

多くの方が朝顔の花を一度は見たことがあると思いますが、日本朝顔と西洋朝顔の見分け方をご存じでしょうか?

日本朝顔の葉は、表面に細かな毛があり、つるが控え目で1m~2mとあまり伸びない特徴があります。

 

西洋朝顔の葉は、毛のないハート形をしており、つるの勢いがよく2m以上とグリーンカーテンにできる程、伸びるんです。

 

こんな感じで朝顔(アサガオ)に多くの品種があり、2通りの種類に大別されることを知ると、その2つの種類と特徴を知りたいと思いませんか?

それでは、まず日本朝顔(ニホンアサガオ)についてお話しします。

 

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日本朝顔(ニホンアサガオ)の種類と特徴は?

日本朝顔とは、小学校などでもよく育てられてる「あの朝顔(アサガオ)」のことです。

なので、育てた経験がある方は多いことでしょう。

 

そんな日本朝顔には以下の種類があります。

  • 平安の紅
  • 平安の香
  • 平安の暁
  • 団十郎
  • 天の紫涼
  • 薄青
  • サンスマイル
  • 青雲
  • 紅冠
  • 暁の海
  • 黒王

など

 

日本朝顔の特徴は、上述している通り、葉に細かな毛があり、つるが控え目で1~2mほどとあまり伸びません。

そのほかの特徴について順を追ってお話ししますね。

 

【開花時期】

開花時期は、6月~10月頃で7月が最盛期になります。

 

【花の特徴】

基本的な日本朝顔の花形は円錐形で、楽器のラッパの先端のような形です。

しかし、突然変異や品種改良によって、星形に咲く「桔梗咲き」や花びらが細かくさける「采咲き」「切れ咲き」などの変化のある日本朝顔もあります。

 

朝顔というと、丸いラッパ形を想像しますが、花が割けて咲く形もあるなんて驚きですよね。

また、花色は青やピンク、紫、赤、白、複色など様々あります。

 

花の大きさは、直径が5~6㎝の小輪から15㎝以上の大輪まであり、大きさにもバリエーションがあるんですよ。

 

【葉の特徴】

日本朝顔の葉は、多くの方がせみ葉やとんぼ葉と言われる三方向に尖っているような特徴的な物で、多くの方が一般的な朝顔をイメージするときの葉の形です。

 

【つるの雰囲気】

日本朝顔は、日本らしさである詫び寂びを取り入れながら交配されてきた歴史もあるので、つる自体は柔らかい印象を持ち、草丈も最大で2mほどしか伸びないものが多くあります。

 

【強さ】

日本朝顔は、日本で独自の交配が進んだ朝顔なので、日本の高温多湿の夏にも強く、鉢植え、地植えともによく育つんですよ。

 

【育てるポイント】

朝顔はつるが伸びる植物なので、支柱を立ててあげたり、行燈仕立てにしてあげたりしてあげましょう。

 

鉢植えの場合は、水やりがポイントになります。

土が常に湿っている状態を嫌いますが、乾燥しすぎてもいけません。

 

水やりは、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れるくらいにたっぷりと与え、受け皿をする場合は溜まった水は小まめに捨てることが大切です。

水を溜めたままにしていると、根腐れをしてしまう原因になるので注意しましょう。

 

地植えの場合は、真夏の雨が降らないとき以外は水やりは必要ないので安心してくださいね。

 

さて、日本朝顔の種類と特徴が分かってくると、今度は「西洋朝顔」が気になりませんか?

おこで続いては、西洋朝顔の種類と特徴についてお話しましょう。

 

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西洋朝顔(セイヨウアサガオ)の種類と特徴は?

西洋朝顔(セイヨウアサガオ)は、グリーンカーテンとしてエコロジーな点が人気のある植物です。

グリーンカーテンとは、窓際でつる性の植物を育てて窓全体をカーテンのように覆い、日光を遮ったり、植物を通り抜ける風を冷やしたり、様々な効果を楽しむ方法のこと。

 

近年の地球温暖化の影響もあり、多くのご家庭で育てるだけでなく省エネ対策としてもグリーンカーテンをしたことがあるのではないでしょうか。

 

そんな西洋朝顔(セイヨウアサガオ)には以下の種類があります。

  • ヘブンリーブルー
  • フライングソーサー
  • スカーレットオハラ
  • パーリーゲート
  • スノーフレーク
  • ヴェニスブルー
  • ヴェニスピンク
  • ミルキーウェイ
  • 天上の蒼
  • カレドニアブルー

など

 

西洋朝顔には、日本朝顔の葉に見られる毛がありませんが、つるの伸びが非常によく2m以上伸びる種類がほとんどです。

そのほかの西洋朝顔の特徴について順を追ってお話しますね。

 

【開花時期】

開花時期は、6月~11月頃で9~10月が最盛期になります。

 

【花の特徴】

西洋朝顔も日本朝顔同様の花色に、円錐のラッパ形の花です。

 

しかし、花の大きさは直径10㎝ほどの大きさで、日本朝顔の大輪系よりは小さいのが特徴になります。

さらに、花茎に3~5輪の花が咲くことから、日本朝顔よりもたくさんの花が咲くんですよ。

 

【葉の特徴】

西洋朝顔の葉の特徴は、毛がないハート形をしているため、つるっとした印象です。

朝顔はヒルガオ科サツマイモ属の植物であり、西洋朝顔は、特にサツマイモらしい葉をしています。

 

【つるの雰囲気】

西洋朝顔のつるは2m以上伸びるものが多いため、つるは力強く太いです。

そのため、グリーンカーテン以外にも、大型のアーチやパーゴラにも添わせて、お庭で豪華に咲かせることもできます。

 

【強さ】

西洋朝顔も日本朝顔同様に育てやすい植物ですが、日本の高温多湿の夏時期は花を休めることが多いです。

真夏の暑さが落ち着き、涼しくなる9月中旬以降に非常に多くの花を咲かせますので、安心してください。

 

【育てるポイント】

西洋朝顔は真夏は生育が鈍り、花を付けにくくなりますが、病気ではありませんので心配せずに、そのまま育ててください。

西洋朝顔(セイヨウアサガオ)も、日本朝顔同様「水やり」がポイントになります。

 

土が常に湿っている状態を嫌いますが、乾燥しすぎてもいけません。

水やりは、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れるくらいにたっぷりと与え、受け皿をする場合は溜まった水は小まめに捨てることが大切です。

 

水を溜めたままにしていると、根腐れをしてしまう原因になるので注意しましょう。

地植えの場合は、真夏の雨が降らないとき以外は水やりは必要ないので安心してくださいね。

 

また、グリーンカーテンとして茂らせる場合を除き、肥料を与えすぎると葉ばかり茂り、花が咲かなくなるので、長くゆっくり効く緩効性肥料や液肥は規定量与えることが重要です。

 

ところで、日本朝顔や西洋朝顔の種類が分かったら、人気の種類を知りたいと思いませんか?

ということで、続いて人気のある朝顔(アサガオ)の種類について紹介します。

 

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朝顔(アサガオ)の種類で人気なのは?

それでは、気になる日本朝顔と西洋朝顔の人気の種類ですが・・・

今回は、それぞれのベスト3を一挙にご紹介しますね!

 

まずは、日本朝顔(ニホンアサガオ)から行ってみましょう!!

 

【日本朝顔】

1:平安の紅

2:平安の香

3:暁の海

 

それぞれ、花径12㎝を超える巨大輪の日本朝顔です。

 

1:「平安の紅」

赤紫色の花を咲かせ、葉には白斑模様が入る美しい品種になります。

 

2:「平安の香」

「平安の紅」と同様に葉に白斑模様が入りますが、花は中心部分だけが赤紫色で、全体的に美しい白色です。

 

3:「暁の海」

特に花径が大きく最大で約18㎝と超巨大輪になり、澄んだ濃い青色の花が特徴になります。

 

どの日本朝顔も、すごく個性があって魅力的なんですよ~

それでは、続いて西洋朝顔の人気ベスト3です!!

 

【西洋朝顔】

1:ヘブンリーブルー

2:フライングソーサー

3:パーリーゲート

 

1:「ヘブンリーブルー」

西洋朝顔の代表的な品種で、つるの伸びがよくグリーンカーテンにもよく使用されます。

西洋朝顔の特徴でもある丸いハート形の葉と澄んだ青色の花が人気です。

 

2:「フライングソーサー」

薄い青色と白色のストライプ模様が不規則に入ります。

その涼しげな花色が人気があり、開花するときの環境によっては、白色のみ、青色のみの花も付けることがあるんですよ。

 

3:「パーリーゲート」

一つの花茎に複数の花芽を付ける房咲き純白花です。

そのため、非常に多くの花が咲き、最盛期の9~10月は非常に美しいので人気があります。

 

西洋朝顔(セイヨウアサガオ)の方も、すごく魅力的で甲乙つけがたいというのが正直なところです^^;

 

さて、日本朝顔と西洋朝顔の人気ベスト3を見てきましたが、

人気の朝顔以外にも、可愛らしい小さな朝顔もあることをご存じでしょうか?

 

最後に、魅力的な小さな朝顔を紹介しますね。

 

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朝顔(アサガオ)の種類で小さいのは?

人気の朝顔には、グリーンカーテンに使用できるものや巨大輪の品種が多いですが、小さい朝顔も可愛いんですよ。

以下が小さな朝顔の種類になります。

 

1:豆朝顔

2:星朝顔

3:ルコウソウ

4:アメリカ朝顔

 

1:「豆朝顔」

北アメリカ原産のヒルガオ科サツマイモ属の花径約1.5㎝の小さな朝顔です。

花色は白色で、関東以西では道路脇などでよく見ることができます。

 

2:「星朝顔」

熱帯アメリカ原産の朝顔で、「豆朝顔」と同様の特徴をしており、花色が薄紫色です。

 

3:「ルコウソウ」

朝顔と同様にヒルガオ科サツマイモ属であり朝顔の仲間ですが、葉は切れ目が入った細い葉で花形も1〜2㎝の星型になります。

朝顔と名前がついていませんが、朝顔同様につるで1~3m程伸びる可愛い朝顔の仲間です。

 

4:「アメリカ朝顔」

熱帯アメリカ原産の非常に美しい青色の朝顔です。

花径は約3㎝ほどで、その美しさと可愛らしさで人気がありますが、繁殖力が強く、道端や荒廃地などでよく見ることもできます。

 

それでは、朝顔(アサガオ)の種類についてたくさんお伝えしましたので、最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、朝顔の種類と見分け方についてお話しました。

 

朝顔には1600を超える種類があり、主に日本朝顔と西洋朝顔に分けることができます。

日本朝顔の特徴は、細かい毛のある葉が3裂に尖って、つるの伸びが1~2mと短いものが多いです。

 

西洋朝顔の特徴は、毛のないハート形の葉を持ち、日本朝顔と違いつるの伸びが旺盛で、開花期も長い点です。

人気品種は、日本朝顔なら「平安の紅」「平安の香」「暁の海」、西洋朝顔なら「ヘブンリーブルー」「フライングソーサー」「パーリーゲート」です。

 

小さい朝顔には、「豆朝顔」「星朝顔」「ルコウソウ」「アメリカ朝顔」があります。

親しみのある朝顔(アサガオ)ですが、あまりの種類の多さにビックリですよね。

 

美しい朝顔を育てて、ステキなグリーンライフを過ごしましょう!

あなたが育てた朝顔のことも、ぜひ教えてくださいね^^

 

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