ネリネ(ダイヤモンドリリー)というお花をご存知でしょうか?
”リリー”という名前がついているように、小さなユリのようなお花がまとまって咲く姿がとても美しいお花なんですよ。
この美しいお花には、どんな花言葉があるのか、気になる方もいらっしゃると思います。
また、そんな美しいお花なら、自分で育てて楽しみたいと思いますよね。
そこで今回は、ネリネ(ダイヤモンドリリー)の花言葉や育て方、増やし方についてご紹介していきます。
目次
ネリネ(ダイヤモンドリリー)とは?花言葉や開花時期は?
ネリネ(ダイヤモンドリリー)はどんなお花なのでしょうか?
南アフリカを原産とするヒガンバナ科ヒガンバナ属(ネリネ属)の球根性多年草です。
10月中旬~12月中旬に白や赤、ピンク、オレンジ、紫などの花を咲かせます。
30~40cmほどすらっと伸びた茎の上に、小さなユリのようなお花を5~10輪くらい丸くまとまって咲かせる姿は、とても清楚で美しい印象ですよ。
光が当たると艶がある花びらがキラキラとまるでダイヤモンドのように輝く様子から、「ダイヤモンドリリー」とも呼ばれています。
さて、そんな光り輝くお花にはどんな花言葉があるのでしょうか?
ネリネ(ダイヤモンドリリー)の花言葉は、「また会う日を楽しみに」「忍耐」「箱入り娘」です。
この花言葉は、「ネリネ」という花名の語源となっている、ギリシャ神話の海の神ネーレウスの娘たち「ネレイデス」が、海の底で不自由な生活を送っていたことに由来しています。
美しく光り輝くお花の花言葉としては少し意外な感じですが、ネレイデスは美女として有名だったというお話なので、このお花の花言葉としては、ぴったりなのかもしれませんね。
さて、そんなネリネ(ダイヤモンドリリー)はどのように育てたらいいのでしょうか?
次は、このお花の育て方のコツやポイントについてお話ししていきます。
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ネリネ(ダイヤモンドリリー)の育て方のコツやポイントは?
それではネリネ(ダイヤモンドリリー)の育て方について、項目別にご紹介していきます。
【植え付け】
一般的に流通しているものは寒さに弱いものが多く、日本の気候だと地植えは難しいので、鉢植えで育てるのをおすすめします。
植え付けは暑さが落ち着き、休眠期を終えた8月下旬~9月中旬に行います。
直径9cmの3号鉢に球根を1つ植えるのが基本で、何個か同じ鉢に植えたい場合は、直径15cmほどの5号鉢に3,4個を目安にしてください。
よく湿らせた用土に、球根の1/3くらいが埋まる程度に浅めに植えつけましょう。
あまり深く根を張るタイプではないので、浅めの鉢でもOKです。
深い鉢にするときには、鉢底石をお忘れなく。
植え付け後、2週間くらいは日が当たらない涼しいところで管理して、発根を待ちます。
この間、まだ暑い時期が続いていて、球根が腐りやすいので、特に水やりの必要はありませんよ。
3週間目くらいから、土が乾いたら土全体が湿る程度にお水を与え、加湿にならないように注意しながら育てます。
10月頃になってつぼみがついてきたら、日当たりの良い場所に移しましょう。
【用土】
水はけと通気性の良い土を好みます。
小粒の赤玉土に2割くらい川砂を混ぜたものや、市販の鉢物用土:腐葉土:川砂=3:3:4の割合で混ぜた土がおすすめです。
【水やり】
過湿を嫌いますので、乾かし気味に管理してください。
特に夏に水をあげすぎると、球根が腐りやすくなりますので、涼しくなって葉やつぼみが伸びてくる頃になってから、鉢が乾いたら水やりするようにしましょう。
【肥料】
もともと肥沃な土地に生育しているお花ではないので、肥料は控え目でも大丈夫です。
元肥も不要ですが、花後の11月下旬~2月くらいにはカリ分が多い液体肥料などを月に2回程度与えてください。
【開花中のお手入れ】
花が終わったら定期的に花がら摘みをしましょう。
花の茎を根元から切り、花がらを摘み取ってください。
このお花は切り花としても楽しめ、花持ちもいいので、私は早めに切り取って花瓶にさして楽しんでいます。
【病害虫】
特につきやすい虫やかかりやすい病気がなく、育てやすいお花です。
近くにアカダニが発生していると、このお花の葉に移ってしまうことがまれにあるので、見つけたら霧吹きなどで葉を洗い流すと退治できますよ。
さて、ここまでネリネ(ダイヤモンドリリー)の育て方についてお伝えしてきましたが、球根植物のこのお花はどうやって増やしたらいいのでしょうか?
次はネリネ(ダイヤモンドリリー)の増やし方についてご紹介しますね。
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ネリネ(ダイヤモンドリリー)増やし方!分球や種まきは?
ネリネ(ダイヤモンドリリー)は3~4年ほど植えっぱなしにしておくと、自然に分球するので、この子球を使って増やすことができます。
長く植えていると鉢が球根でいっぱいになってしまいますので、植え替えも兼ねて分球するのがおすすめです。
時期は、8月下旬~9月中旬。
鉢から株全体を取り出し、増えた球根を傷めないようにそっと手で取り分けましょう。
その後は、植え付けと同じように、新しい鉢に植えれば分球完了です。
また、市販はされていませんが、自分で育てた花の「種」を採取して増やすこともできます。
11月下旬ころ、最後のお花が咲いたら花がらを摘まずにそのままにしておきます。
小さな丸いの果実の中に種ができるので、乾燥してきたら採取してください。
1月頃に室内で、種まき用土にまき、乾燥させないように注意しながら育てましょう。
生長は、かなりゆっくり。
2か月ほどかけて葉が展開し、双葉がでたところで夏越します。
その後は、ゆっくりと球根を太らせていく必要があります。
開花までは4、5年をを要することが多いので、気長にチャレンジしてみてくださいね。
ところで、このお花は単体でもその美しさを楽しめるお花ですが、寄せ植えでも楽しむことができるのでしょうか?
次は、ネリネ(ダイヤモンドリリー)を寄せ植えにするときのコツやポイントについて、ご紹介します。
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ネリネ(ダイヤモンドリリー)の寄せ植えのコツは?
ネリネ(ダイヤモンドリリー)を寄せ植えにするときには、どんなことに気を付けたらいいのでしょうか?
このお花は地上に少し顔を出した球根から、すっと伸びた茎にまとまってお花を咲かせ、花が咲き終わる頃に葉が伸びてくるお花です。
咲き始めなどは特に、足元が寂しく感じられます。
なので、同じ時期にお花が咲くガーデンシクラメンやパンジー、ビオラ、ハボタンなどと寄せ植えにしたくなるかもしれません。
ですが、過湿を嫌う性質があるので、実は寄せ植えにすると、球根が蒸れて枯れやすくなってしまうんです。
また、年月がたつと、球根が分球してどんどん横に広がっていきます。
そのために、寄せ植えにしていると、この分球がしにくくなってしまいます。
ネリネ(ダイヤモンドリリー)を他のお花と組み合わせて楽しみたいときには、このお花だけを植えた鉢と、他のお花の寄せ植えなどを一緒に組み合わせて置くのをおすすめします。
例えば、私は背が低いパンジーやビオラ、チェッカーベリーなどを浅めの鉢にこんもりさせた寄せ植えと、ネリネ(ダイヤモンドリリー)を少し背の高い鉢に植えた鉢を一緒に置いています。
こうすると、縦のラインを強調できるので、浅めの鉢の丸い感じの寄せ植えの組み合わせると、バランスがよく、お互いの魅力を引き立てあってくれますよ。
ところで、そんなネリネ(ダイヤモンドリリー)は、お花が咲き終わったらどのようにお手入れしたらいいのでしょうか?
次はこのお花が咲き終わったあとの、お手入れや管理の方法についてお話していきます。
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ネリネ(ダイヤモンドリリー)の花が終わったらどうするの?
ネリネ(ダイヤモンドリリー)は花が咲き終わった12月頃に、葉が伸びてくる品種が多いです。
花後、葉だけになった状態は、球根を太らせていく時期でもあります。
そのまま外で育てると寒さで枯れてしまいますので、開花後は室内で管理しましょう。
室内の日当たりのよい場所で管理し、3月下旬~4月上旬になったらまた、屋外の日当たりの良いところに移してあげます。
5月下旬の、気温が25℃を超える頃になると、休眠期に入りますので、水やりをやめて、雨が当たらない涼しいところに移動させ、夏越ししましょう。
また、加湿に弱いので、梅雨の時期などは、長雨に当たらないように注意してくださいね。
秋に水やりを再開すると、新しい芽が出てまた美しいお花を楽しめますよ。
それでは、ネリネ(ダイヤモンドリリー)について最後にまとめましょう。
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まとめ
今回はネリネ(ダイヤモンドリリー)の花言葉や育て方、増やし方などについてお伝えしました。
ネリネ(ダイヤモンドリリー)は、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の球根性多年草です。
10月中旬~12月中旬に白や赤、ピンク、オレンジ、紫などの花を咲かせます。
花言葉は、「また会う日を楽しみに」「忍耐」「箱入り娘」でしたね。
育て方は、8月下旬~9月中旬に鉢に植えつけし、水はけと通気性の良い土に植え、日当たりの良いところで乾燥ぎみに管理します。
増やし方は、自然に分球した子球で増やしたり、種で増やすことができます。
寄せ植えは、同じ鉢に他のお花と植えるのではなく、単体で植えたこのお花と、他の寄せ植えの鉢を組み合わせるのがおすすめです。
開花後、冬の間は室内で管理し、春~初夏は日当たりのいい戸外で育て、休眠期の夏は雨の当たらない涼しいところで夏越しします。
きらめく花が魅力的なネリネ(ダイヤモンドリリー)は丈夫で病害虫の被害にも遭いにくいお花です。
他にはない艶やかなお花を鉢植えでぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。
あなたが育てたネリネ(ダイヤモンドリリー)のお話もぜひ教えてくださいね^^
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