ダリアが花を咲かせる季節や、種や球根を植える季節を知っていますか?
球根の植え方について知りたい方もいらっしゃるでしょう。
また、ダリアの球根は植えっぱなしでOKという噂がありますが、本当なのでしょうか?
ダリアを育てるのは初心者でもそれほど難しくはありませんが、球根を植える季節や植え方のコツを知っていれば、より上手に育てることができます。
今回は、ダリアの季節と球根の植え方、そして球根は植えっぱなしでOKなのかの真相等についてお伝えしますね。
目次
ダリアの季節!球根を植える時期・咲く時期はいつ?
ダリアの花が咲く時期や、球根を植える時期はいつ頃なのでしょうか?
ダリアの球根を植えるのに適した時期は4月ごろです。
ダリアの花が咲く時期は7月から10月頃で、9月10月が最盛期です。
そこから逆算して考えると4月ごろになるわけです。
ただ、北海道や東北地方など4月でも遅霜の心配がある地域は、遅霜の心配がなくなってから植え付けてください。
ダリアは真夏の一番暑い時期は少し花がお休みする期間もありますが、花が咲く時期が7月~10月と比較的長い間楽しめます。
品種も色数も多いダリアは、初夏から秋の長い期間華やかに花壇を楽しませてくれます。
気温が高い夏と気温が下がり始める秋では、同じ品種のダリアでも色が少し違ったりするのもおもしろいですよ。
また近年では品種改良が進んで、小型のミニダリアなら種から育てることも難しくないので、チャレンジするのも楽しいです。
それでは、ダリアの球根の植え方や発芽日数はどれくらいなのでしょう?
次ではそれについてお話しますね。
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ダリアの球根の植え方!発芽日数はどれくらい?
ダリアの球根を植える時期についてお話してきましたが、具体的な植え方やコツなどはどんな感じなのでしょう?
まず一番大切なのは、ダリアの球根の選び方です。
ダリアの球根の球と茎の間に、芽が出ているものを必ず選ぶようにしましょう。
この芽が出ていないものを植えても、ほぼ発芽しません。
球根の大きさに関係なく芽が出ているものを選べば、発芽にはそれほど難しくないですよ。
【地植えの場合】
大輪種の場合 球根の間隔を50~60センチ、深さを10センチほどにする
中小輪種の場合 球根の間隔を30~40センチ、深さを5センチほどにする
日あたりの良い場所を選び、腐葉土と苦土石灰を混ぜた土に植え付ける
【鉢植えの場合】
品種の大きさに関わらず、一鉢に一個の球根を深さ5~6センチに植え付ける
腐葉土にピートモスなどを混ぜて、水はけを良くした土に植え付ける
地植え、鉢植えともに球根を植え付ける時は、芽を上にして植え付け、その後たっぷりと水を与えましょう。
発芽までの日数は、球根を植え付けてから3~4週間です。
発芽までは楽しみな期間ですが、水の与え過ぎには注意しましょう。
ダリアはもともと球根自体に水分をたくさん含んでいるので、植え付け後の水やりだけで十分なのです。
さて、ここまでダリアの球根の植え方についてお話してきましたが、ダリアの球根が「植えっぱなしOK」という噂を聞いたことはありますか?
その噂は本当なのでしょうか。
次ではそれについてお話しますね。
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ダリアの球根は植えっぱなしOKって本当?
ダリアの球根が「植えっぱなしOK」という噂は本当なのでしょうか?
植えっぱなしOKならそんなに楽チンなことはないですが、OKでも最低限やるべきことはあるのか、気になりますよね。
ダリアの球根は地植えも鉢植えも、植えっぱなしで基本的にはOKです。
ただ、土が凍結するような寒さだと、球根が土の中で腐ってしまいます。
【地植えの場合】
寒い地域以外では地植えでの植えっぱなしもOKですが、想定外の寒さは日本のほとんどの地域であるので、地植えでの植えっぱなしはあまりおすすめできません。
それでも地植えで越冬させたい場合は、盛り土をして土が凍結するのを防いであげます。
しかし想定外の寒さという場合もあるので、お気に入りの品種や大事にしている球根は掘り上げて保存した方がいいでしょう。
【鉢植えの場合】
鉢植えでの植えっぱなしなら、凍結しない場所に移動すればいいのでおすすめですね。
気温が1度を下回らない場所を見つけて、植えっぱなしで越冬させることが可能です。
その場合の水やりは、極力少なめにした方がいいです。
活動していない時期の球根なので、水が多いと腐ってしまいますので注意しましょう。
ここまで球根を植えっぱなしで越冬する方法についてお話してきましたが、球根を掘り上げるのはどのようにすればいいのでしょうか?
お気に入りのダリアの球根を植えっぱなしにした結果、冬の寒さで球根が腐ってしまったらとても悲しいですよね。
ですので、球根の掘り上げについてはしっかり知っておきたいと思いませんか?
また冬越しの保存はどうすればいいのでしょうか?
次ではそれについてお話しますね。
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ダリアの球根の掘り上げ!冬越しの保存はどうすればいいの?
ダリアの球根を植えっぱなしにするのが心配な場合、球根を掘り上げて保存するのがおすすめとお話しましたが、具体的にはどのようにすればいいのでしょうか?
球根を掘り上げる時期は、寒くなる前(11月~12月)です。
寒冷地は特に霜の降りる前におこないましょう。
球根の掘り上げ方から保存までを順番にご紹介しますね。
1.茎を10センチほど残して切る
2.球根自体を傷つけないように、根っこごと丁寧に掘る
※大切なのは発芽点といわれる、球根と茎の間にある芽を必ずついた状態にすること。これがないと翌年は芽が出ません。
3.丁寧に水洗いする
4.日かげで3日ほど乾燥させたあと、木箱などに入れてもみ殻やピートモスの中に埋めて保管する
冬越しさせるために保管する時は、気温が5度を下回らない場所を選んで保管するのが大事です。
翌年にまたきれいな花を咲かせてくれるために、球根にはあたたかいベッドで休んでもらいましょう。
ここまでダリアの球根の掘り上げ方や、冬越しの保存についてお話してきました。
が、せっかく保存した球根が発芽しない!ということもたまにあります。
その原因と対処法はどのようなものがあるのでしょうか?
次ではそれについてお話しますね。
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ダリアの球根が発芽しない!冬越しで失敗しないコツは?
保存したダリアの球根が発芽しない…ってショックですよね。
そんな球根の冬越しで失敗しない原因と対処法についてご紹介しますね。
- ダリアの球根の発芽点を取り除いてしまった
発芽点といわれる、球根と茎の間にある芽を傷つけたり取り除いてしまうと翌年は芽が出ません。
球根を掘り上げる時に、丁寧に扱って必ず発芽点を残しましょう。
- 保存する場所の温度が低すぎた
保存する場所の温度が5度を下回ると、ダリアの球根は腐りやすくなります。
保存する場所は5度以上に保つようにしましょう。
- 保存する時に球根が乾燥しすぎた
保存する時に球根が乾燥しすぎると発芽しないことがあります。
保存する時はもみ殻やピートモスの間に埋めて、適度な湿気を保つとよいです。
以上のような原因と対処法がありますので、参考にしてみてください。
私も経験がありますが、なかなか芽が出ないと焦って水やりをしすぎたりします。
そうすると水分が多すぎて球根が腐ってしまい、逆効果になるので注意してくださいね。
それでは、ダリアの季節と球根の植え方について、最後にまとめましょう。
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まとめ
今回はダリアの季節と球根の植え方についてお話しました。
ダリアの球根を植える時期は4月ごろ、花が咲く時期は7月~10月です。
球根の植え付けは地植えでも鉢植えでもOKで、約3~4週間で発芽します。
ダリアの球根は植えっぱなしでもOKですが、土が凍結しないように1度以上の気温の場所にしましょう。
ダリアの球根を掘り上げる時は発芽点が欠損しないよう注意して、気温5度以上の場所で保管します。
ダリアの球根が発芽しない場合、発芽点の欠損や低温などに原因があるので、それぞれに対処してみましょう。
球根を上手に保管して翌年もきれいな花を咲かせてみてくださいね。
あなたが育てたダリアの話も、ぜひコメントお待ちしています^^
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