ヒヤシンスの花言葉は怖い?紫・赤・青・白など色別の意味

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ヒヤシンスと聞くと、多くの方が「あの花ね!」と思い浮かべられることでしょう。

しかし、花言葉となると知っている方は少なく、漠然と「怖い」なんて噂を聞いた方もいるかもしれません。

 

ヒヤシンスはカラーも様々なので、色別の花言葉が気になっている方もいるでしょう。

 

そこで今回は、ヒヤシンスの花言葉について、また色別や英語、韓国語の花言葉まで解説しています。

最後に、誕生花や人気の品種についてもお話しますので、お楽しみに!

ヒヤシンスの花言葉は怖い?全般的な意味は?

ヒヤシンスは、可愛らしい小花が集まった姿と甘い香りが特徴の春の球根植物です。

しかし、ヒヤシンスの花言葉が怖いという噂を聞いたり見たりすると、育てることに不安を持ちますよね。

 

ところで、この怖いという噂は本当なのでしょうか?

 

実はこの噂は嘘です。

 

ヒヤシンス自体に怖い花言葉はありません。

ヒヤシンスの花言葉は主に以下の4つです。

 

1:スポーツ

2:ゲーム

3:遊び

4:悲しみを超えた愛

 

これらの花言葉に怖いという印象を抱く方は少ないでしょう。

では、なぜヒヤシンスの花言葉が怖いという噂が広まったのかというと、ヒヤシンスの名前の由来となった、美少年ヒュアキントスのギリシア神話に由来があります。

 

ヒュアキントスは太陽神アポロンと西風の神ゼピュロスに愛されていました。

しかし、ヒュアキントスは移り気なゼピュロスよりも、アポロンに心惹かれています。

 

ある日、ヒュアキントスとアポロンが円盤投げで一緒に遊んでいると、その様子に嫉妬したゼピュロスは悪戯心で意地悪な風を引き起こしました。

すると、円盤の軌道が変わり、ヒュアキントスの頭に当たり、大量の血を流して亡くなってしまいます。

 

その血から紫のヒヤシンスが咲き、その花を見ることでアポロンが悲しみ嘆いたというギリシア神話の伝説です。

ヒュアキントスとアポロンが行っていた円盤投げに由来して、ヒヤシンスは「スポーツ」「ゲーム」「遊び」の花言葉となっています。

 

「悲しみを超えた愛」とは、まさにアポロンがヒュアキントスを愛していたことがわかる花言葉ですね。

 

このように、花言葉としては怖いというよりも悲しいお話が由来となっていますが、円盤が頭に当たって亡くなるというショッキングな内容があります。

この内容が、ヒヤシンスの花言葉が怖いという噂になったのでしょう。

 

さて、ヒヤシンスの全体的な花言葉についてわかると、色別の花言葉が気になる方も多いでしょう。

そこで続いては、紫や赤、青などの色別の花言葉についてお話します。

 

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ヒヤシンスの色別の花言葉!紫・赤・青・白・ピンク・黄など

ヒヤシンスには様々な色があります。

水耕栽培などで、「どの色がいいかな?」と悩んだことのある方は多いのではないでしょうか。

 

ヒヤシンスは、色によって花言葉がそれぞれ違います。

〇赤:嫉妬

〇白:控えめな愛、心静かな愛

〇紫:悲しみ、悲哀、初恋のひたむきさ

〇青:変わらぬ愛

〇黄色:あなたとなら幸せ、勝負

〇ピンク:淑やかな可愛らしさ

 

色によって、花言葉の意味合いがはっきりと違うことに驚くことでしょう。

しかし、先ほど上述したヒヤシンスのギリシア神話を読むと、いずれも納得のいく花言葉が付けられているようにも思います。

 

赤い花言葉はゼピュロスの嫉妬を、白・青・ピンクの花言葉はヒュアキントスの愛を、そして紫・黄色の花言葉は太陽神アポロンの心情を表しているように感じませんか。

 

紫はギリシア神話の中で、ヒュアキントスの流した血から咲いたヒヤシンスの色です。

そのため、「悲しみ」や「悲哀」の花言葉として名付けられています。

 

赤は「嫉妬」の炎に燃えるゼピュロスと言えるので、赤に嫉妬の花言葉が名付けられたのでしょう。

白やピンクは、その色のイメージから「控えめの愛」や「淑やかな愛」と名付けられても違和感はありませんね。

青も海や空の色が変わらないように、「変わらぬ愛」と花言葉が名付けられたのだと感じます。

 

黄色は幸せなイメージを持つ方も多いはずです。

その黄色のイメージに合わせて、「あなたとなら幸せ」となっているのでしょう。

 

ヒヤシンスのギリシア神話とそれぞれの色の花言葉を知ると、ヒヤシンスの花の印象がガラリと変わった方も多いと思います。

 

悲しい愛をイメージしてしまうヒヤシンスの花言葉ですが、その美しさは美少年ヒュアキントスそのものなので、ぜひお好きな色を楽しんでくださいね。

ここまでは日本語の花言葉について見てきましたが、中には英語圏の方と交流があって、英語の花言葉が気になる方もいるでしょう。

そこで、続いては英語の花言葉についてお話しますね。

 

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ヒヤシンスの英語の花言葉と由来は?

実は、ヒヤシンスの英語の花言葉は、意外にも日本とほとんど変わりません。

英語では、以下の3つになります。

 

1:「sports(スポーツ)」

2:「games(ゲーム)」

3:「rashness(無分別)」

 

スポーツやゲームは、日本の花言葉と全く一緒です。

そして、日本の花言葉「悲しみを超えた愛」とは違い、「無分別」とあります。

 

無分別とは、分別がないことであり、よく考えないで行動することの意。

 

これは、ギリシア神話に置けるゼピュロスの行いのように考えることができます。

日本の「悲しみを超えた愛」がアポロンとヒュアキントスの関係を表すことを考えると、英語での花言葉がゼピュロスを表していることは面白いですね。

 

色別の花言葉も、日本同様にギリシア神話に沿った花言葉になります。

赤:「play(遊び)」

白:「loveliness(愛らしい)」「I will pray for you(あなたのために祈ります)」

紫:「I am sorry(ごめんなさい)」「sorrow(悲しみ、悲哀)」「please forgive me(許してください)」

青:「constancy(不変、節操)」

黄色:「jealousy(嫉妬)」

ピンク:「play(遊び)」

 

色の違いはありますが、日本語の色別の花言葉の意味と似ていますね。

英語の花言葉も、ヒヤシンスのギリシア神話を由来としているのでしょう。

 

そのため、英語圏の方にヒヤシンスを贈るときは、花言葉に気を付ける必要があります。

特に、黄色は日本の花言葉とは違う花言葉なので贈らないようにしてください。

 

好意的な贈り物であれば、白色のヒヤシンスがおすすめです。

また、よく遊ぶ英語圏の友人であれば、赤やピンクのヒヤシンスも良いでしょう。

 

ところで、英語の花言葉は分かったけど、私は韓国語を勉強していて韓国語の花言葉が気になるなんて方もいるかもしれません。

続いては、韓国語の花言葉についてお話します。

 

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ヒヤシンスの韓国語の花言葉と由来は?

韓国のヒヤシンスの花言葉は、残念ながらはっきりしておらずわかりません。

しかし、英語圏でもギリシア神話の内容に沿った花言葉であることから、同様の花言葉と考えられます。

 

ヒヤシンスではないですが、グレープヒヤシンスとも言われるムスカリの韓国語の花言葉は、失望。

この失望も、ギリシア神話の内容が由来であり、日本や英語圏でも失望の花言葉があります。

 

そのため、ヒヤシンスでも日本や英語圏での花言葉と同じと考えて良いでしょう。

韓国語でのヒヤシンスのはっきりした花言葉はわかりませんが、その中に「スポーツ」「ゲーム」「悲しみ」「愛」などの花言葉があると考えられます。

さて、ヒヤシンスに関する数々の花言葉を見てきましたが、大切な人へのプレゼントを考えている方は、誕生花という見方を知っておくのも良いと思います。

 

そこで、最後にヒヤシンスの誕生花と人気の品種についてもお話しますね。

 

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ヒヤシンスには誕生花もある?人気の品種はどれ?

植物には、誕生花という考えがあります。

誕生花と同じ誕生日の方は、その花の加護を受けたりその日にその花からの影響を受けたりすることができるという考え方です。

 

気になるヒヤシンスの誕生花は、以下の7日になります。

 

〇1月2日(白)

〇1月4日(白)

〇1月7日(赤)

〇1月16日(黄色)

〇1月26日(白)

〇2月7日

〇4月11日

 

2月7日、4月11日に限っては色別ではなく全色対応の誕生花となっております。

2月であれば早めに開花させたヒヤシンスを購入してお部屋に飾ると良いでしょう。

 

4月であれば、通常通り花を楽しむこともできます。

1月ではヒヤシンスは咲いていないですが、球根の水栽培をしてお部屋に飾ってみるのも良いかもしれません。

 

ぜひ、誕生花の日にお部屋に飾ったり贈ったりしてヒヤシンスの加護を受けて、素敵な1日にしたいですね。

 

ところで、ヒヤシンスを贈るなら人気の品種を贈りたいと思いませんか?

人気のヒヤシンスには、2品種あります。

 

1:ダッチヒヤシンス

2:ローマンヒヤシンス

 

【1:ダッチヒヤシンス】

オランダで品種改良されたヒヤシンス。

青、赤、ピンク、白、黄色など多彩な色を持っており香りが良いのが特徴です。

 

現在、水耕栽培用や鉢植え用として最も手に入りやすい品種になります。

まさに、水耕栽培などお部屋でヒヤシンスを楽しみたい方や、香水などの香りが好きな方にプレゼントすると良いでしょう。

 

【2:ローマンヒヤシンス】

フランスで改良されたヒヤシンス。

青や白と花色こそ少ないですが、非常に丈夫で育てやすいのが特徴です。

 

また、草丈はダッチヒヤシンスのように大きくならないので、花壇用として草花のように楽しむことができます。

 

ただし、花付きが少し悪く花も小さいので、花壇に植えてたくさん増やして楽しむのがおすすめです。

室内よりもお庭でのガーデニングを楽しみたい方に、ぴったりのヒヤシンスでしょう。

 

ヒヤシンスには、プレゼントするには避けたい花色の花言葉があります。

お祝い事には、赤色や紫のヒヤシンスは選ばないようにしてください。

 

女性へのプレゼントの場合は、白や青、黄色、ピンクの花色で花言葉を添えると喜んでくれるでしょう。

ぜひ素敵なヒヤシンスをプレゼントしてくださいね。

 

それでは、ヒヤシンスの花言葉について最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、ヒヤシンスの花言葉についてお話しました。

 

まず、ヒヤシンスの怖い花言葉という噂はウソです。

全体的な花言葉は「嫉妬」や「悲しみ」「愛、幸せ」と一部ネガティブな意味を持っています。

 

色別の花言葉は、

  • 「赤:嫉妬」
  • 「白:控えめな愛」
  • 「紫:悲しみ」
  • 「青:変わらぬ愛」
  • 「黄色:あなたとなら幸せ」
  • 「ピンク:淑やかな可愛らしさ」

でしたね。

 

英語の花言葉には「sports(スポーツ)」「games(ゲーム)」「rashness(無分別)」があります。

 

ヒヤシンスの韓国語の花言葉は正確にはわかりませんが、日本や英語圏での花言葉同様にギリシア神話に沿った花言葉が付けられているでしょう。

 

ヒヤシンスには7日の誕生花があるので、ダッチヒヤシンスやローマンヒヤシンスの白や青、黄色、ピンクを誕生花に飾ったりプレゼントしたりすると喜ばれます。

大切な人にヒヤシンスをプレゼントする際にお役立てくださいね^^

 

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