ハツユキカズラの育て方!増やし方や寄せ植えのポイントは?

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冬が近づいてくる季節、外を歩いていると、ハツユキカズラが目を引くようになりますよね。

 

ところで、ハツユキカズラの育て方は、ご存じでしょうか?

ハツユキカズラの白い葉を見ていると、ちょっと気になってきて、自分の家でも育ててみたいなと思ったりしていませんか?

 

今回は、そんなあなたのために、ハツユキカズラの育て方、増やし方について大公開します。

あわせて寄せ植えのコツなども紹介しますよ。

ハツユキカズラとは?開花時期や特徴について

まず、ハツユキカズラって、どんな花なのでしょうか。

 

ハツユキカズラはその名の通り、初雪のあとを思わせる白い葉が特徴です。

新梢は白色、新芽は濃いピンク、やがて薄いピンクになり白色に、そして白に緑の斑が現れ、最後には緑一色になります。

常緑のつる性植物で、ほふく状に広がっていきます。

 

かざぐるま状の花は咲きますが、ハツユキカズラの売りは、葉ですね。

白とピンクの若葉の方が、むしろ花に見えます。

寒くなれば紅葉もします。

成長がゆっくりなので、長く楽しむことができますよ。

 

ハツユキカズラは、学名をTranchelospermum asiaticum ‘Hatsuyukikazura’といってキョウチクトウ科テイカカズラ属に分類される植物です。

 

花期は5月から6月、白い花が咲いて、後にクリーム色になります。

テイカカズラの園芸品種になり、『斑入りテイカカズラ』とも呼ばれています。

 

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ハツユキカズラの育て方!植え付けや切り戻し等のコツ

さて店頭でハツユキカズラの苗を買ったものの、うまく育つか、白い葉もつくのかちょっと心配になっていませんか?

大丈夫。早速、上手な育て方、植え付けや切り戻し等のコツをお教えしましょう。

 

①環境

ハツユキカズラは半日陰で育ちます。

葉の色を楽しむために、日当たりのいいところで育てた方が、色の出方もいいです。

 

ハツユキカズラには耐暑性も耐寒性もあります。

マイナス5℃ぐらいまでは大丈夫ですが、寒風が吹きつける場合などは、鉢を移動させましょう。

 

近年の異常な猛暑の直射日光も苦手です。

葉もさることながら、幹自体も焼けてしまいます。よしずなどを立てかけるのも手ですよ。

 

②植え付け

ハツユキカズラの植え付けは、春は4月から5月に、秋は9月から10月の間に行います。

 

その際、根鉢を崩さないように注意しましょう。

でも、あまりにも根が回りすぎていたら、丁寧にほぐして下さい。

元肥を入れるのも忘れずに。

 

地植えのときは、あらかじめ広めに穴を掘っておくといいですね!

 

③用土

赤玉土6と腐葉土3に、パーミキュライト1の混合土を使います。

もちろん、市販の培養土でも十分です。

ハツユキカズラは土を選ばないので、水はけがよければ育ちます。

 

④肥料

4月から6月と9月から10月に緩効性肥料を与えます。

ただし、地植えの場合は、必ずしも与えなくてもよく、施肥をするかどうかは、葉の色などを見て判断して下さい。

そもそもハツユキカズラは多肥が不要な植物なので、やり過ぎに注意を!

 

⑤水やり

ハツユキカズラの水やりは簡単です。

 

土の表面が乾いてきたら水やりをします。

夏場は朝夕の涼しい時間帯に、水やりして下さい。

 

地植えの場合も、雨が降らず、土が乾燥してきたら、水をやります。

冬場は乾燥しない程度に水をやって下さい。

朝、忘れたからといって、夏場の暑い時間帯の水やりはやめましょう。

お湯をかけているようなものです。

 

⑥剪定(切り戻し)

樹形を整えるためにも、新芽をうまくつかせるためにも、ハツユキカズラに剪定は必要です。

剪定は、繁ってきたらその都度できます。

花まで楽しむなら、咲き終わってすぐに剪定しましょう。

1、2節残しての剪定が、すっきり見えます。

 

⑦病害虫

ハツユキカズラは、病害虫に強い植物です。

ただ、葉が繁り込み入ったりして、風通しが悪くなると、アブラムシやカイガラムシが発生します。

 

アブラムシはただちに殺虫剤で駆除、カイガラムシは歯ブラシやヘラで落としましょう。

カイガラムシからは体液が出ています。

手袋をして処分するのをすすめます。

 

さて、育て方などがわかったところで、次はどうやって増やすかです。

 

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ハツユキカズラの増やし方!挿し木や取り木のポイントは?

ハツユキカズラの増やし方は、とても簡単。

挿し木か取り木で増やします。

順を追って、ご説明しましょう。

 

・挿し木での増やし方

 

花が終わった6月中旬から7月までが適期です。

 

  1. 若い枝を6~8㎝にカットし、葉は2,3枚残します。
  2. 切り口を斜めにカットし、1時間くらい水につけます。これで差し穂ができました。
    ※「差し穂」とは、挿し木にする枝や茎のことですね。
  3. 小粒の赤玉土または鹿沼土にさします。土は湿らせた状態を保ちます。
  4. 1~2か月で発根します。鉢上げして、植え付けを行います。

 

・取り木での増やし方

 

取り木は、ハツユキカズラのつるが長く伸びるのを利用したものです。

5月から8月までに行います。

 

  1. 伸びてきたつるの上から、軽く土をかけておきます。
  2. 節から根が出てきたのを確認します。
  3. 根の下の部分でカットし、植え付けを行います。

 

このような手順でやってもらえれば、環境によっては2週間ほどで発根しますので、もう8月中には、ハツユキカズラのピンクや白の葉があなたの目を楽しませてくれるはずですよ。

 

さて、ここまで育て方、増やし方までご説明しました。

もう一歩踏み込んで、寄せ植えをやってみようかと思っている人もいるかもしれませんね。

ということで、次は寄せ植えについて、ご説明します。

 

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ハツユキカズラの寄せ植えのコツとポイントは?

ハツユキカズラの寄せ植えの相手は、いっしょに冬の間も楽しめる、花期が長いものを選びましょう。

今回は入手しやすい3種類を選んでみました。

 

①プリムラ

プリムラは寒い季節から春先まで赤、ピンク、紫、黄色など鮮やかな色で花壇を明るく彩ります。

植え方のひとつとして、ハツユキカズラを小型のトレリスなどに這わせ、手前にプリムラを植えてみるのは、いかがでしょうか。

 

②クリスマスローズ

白や黒や紫などおしゃれで落ち着いた花色のクリスマスローズも半日陰で育ち、ハツユキカズラにはぴったりの組み合わせです。

クリスマス頃から春先にかけて長く咲きます。

ただしクリスマスローズの汁はかぶれることがあり、注意が必要です。

 

③ノースポール

和名『寒白菊』の名の通り、寒さに強く、こぼれタネで次々に発芽し、いっぱい白い小花をつけるノースポール。

冬から初夏まで咲きます。

ノースポールも葉が込み入ってきたら虫がつきやすくなるので、注意して下さい。

 

ハツユキカズラはつる性という性質から、とても寄せ植えに合う植物です。

トレリス、ポール仕立てのほか、ハンギングタイプでつるを垂らしたりすれば、とても寄せ植えのバリエーションも広がりますね。

和にも洋にも合うハツユキカズラです。

寄せ植えを楽しんでくださいね。

 

ハツユキカズラが白くならない、枯れるなどの原因と対処法

ここでは、ハツユキカズラを育てていく中で、よく聞く「葉が白くならない」と「枯れる」原因、対策について取り上げます。

 

・葉が白くならない

原因 

  1. 剪定がなされていない
  2. 日当たりが足りない
  3. 根詰まりを起こしている

以上が考えられます。

対策

  1. 剪定をしましょう。
    切り戻すことで葉の成長が促され、いい新芽ができます。
  2. ある程度は日にあたる場所で育てましょう。
    日にあたらないと、いい色は出てきません。
  3. 根詰まりを起こしていれば、成長は妨げられ、いい新芽はできません。
    一回り大きな鉢に植え替えましょう。

 

・枯れる

原因

水のやり方がよくないのが、考えられます。

水が足りなくて枯れてるか、水が多すぎて根腐れを起こしているかです。

対策

冬場でも水やりは必要です。

表面が乾いていたら水をやります。

また、土がジュクジュクなるほどの水やりも、根腐れの原因になります。

受け皿に、いつも水がいっぱい溜まっているのも、よくありません。

 

それでは、ハツユキカズラについて最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、ハツユキカズラの育て方や増やし方、寄せ植えのコツなどをお伝えしました。

 

ハツユキカズラは、白やピンクの葉が楽しめるのが特徴です。

半日陰で育ち、あまり肥料は必要としません。

 

切り戻しは必要ですが、時期は問わないので自由にやってみましょう。

 

ハツユキカズラの増やし方は、挿し木か取り木です。

 

寄せ植えの相手は、花期の長い花を選ぶといいですよ。

トレリス仕立てなどで、見せ方を工夫して下さい。

 

ハツユキカズラの葉が白くならないのは、剪定がされてないか、日当たり不足です。

枯れるのは 水のやり方がよくないことが多いです。

 

特徴的な葉と一緒に楽しめる、魅力的なハツユキカズラをあなたも元気に育ててくださいね。

 

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