ランタナは小花が集まった万華鏡のような美しい植物です。
咲き始めると花色が移ろいゆく姿は「七変化」と言われるほどで、ガーデニング初心者の方にも人気があります。
そんな花色が美しく変化していくランタナの花言葉や育て方が、気になりませんか?
今回は、花言葉や開花時期、育て方、増やし方、寄せ植えについて詳しく解説しています。
最後には、ランタナが咲かない原因やその対処法について解説していますのでお楽しみに!
目次
ランタナとは?花言葉や開花時期は?
ランタナは1㎜程の小さな花が集合して咲く可愛い常緑花木です。
花木と言って草丈は最大で1m程度と低木に分類されます。
この植物は、クマヅツラ科シチヘンゲ属の植物で、5~10月と長期間咲くことが特徴です。
ランタナは、和名で「七変化」と呼ばれており、花が咲き進むにつれて花色が変化していくことに由来しています。
この花色の変化が非常に美しく、この植物の人気の秘密です。
ところで、そんな人気のランタナの花言葉をご存じでしょうか?
ランタナには、以下の3点の花言葉があります。
1:心変わり
2:協力
3:厳格
「心変わり」は、花が咲き進むにつれて花色が変化する様子が由来です。
美しい花色を心に見立てて、その変化を花言葉にしているのは、とても面白く思えますね。
「協力」は、小さな花が集合して一つの花を形成していることから、それぞれが協力している様子から名付けられています。
またランタナは、5月~10月と非常に長い期間咲き続けることから、「厳格」という花言葉もあるんですよ。
ランタナの花言葉や開花時期について知ると、愛着が湧いて育ててみたいと思いませんか?
水やりや切り戻しなどのポイントについてお話しします。
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ランタナの育て方!水やりや切り戻し等のポイントは?
ランタナは、ガーデニング初心者にも育てやすい植物ですが、長期間きれいに咲かせるにはポイントがあるんですよ。
順を追ってお話ししますね。
【植え付け】
ランタナは3月~5月の春や9月~10月の秋に園芸店によく出回ります。
5月~10月と長期間咲くので、春や秋以外に、夏にも手に入りやすい植物です。
葉の色が濃く、株元がしっかりしている苗を選びましょう。
この植物は常緑花木ですが、寒冷地での冬には耐えることができません。
そのため、暖地以外では地植えはせずに日当たりのよい環境で鉢植えとして育てるとよいでしょう。
【用土】
ランタナは水はけさえよければ、特に土を選びません。
市販の園芸用のお花の土でよく育ちます。
地植えの場合は、腐葉土などたい肥をしっかりと漉き込み、有機質に富んだ水はけのよい土にしておきましょう。
粘土質な土の場合は、小粒の軽石などを混ぜこみ土壌改良すると良いですよ。
【水やり】
表面の土が乾いたら、鉢底から水が流れるくらいしっかりと水やりをしましょう。
受け皿をしている場合は、たまった水はこまめに捨ててください。
そのままにしていると、土が乾かず根腐れの原因になるので注意が必要です。
7月~9月の夏は、鉢植えは特に乾きやすいので、朝と夕方の2回水やりが必要になることが多いので、土の乾燥具合はこまめにチェックしましょう。
冬は、土が乾いていなければ、水やりは必要ありませんので、気を付けてくださいね。
地植えの場合は、植え付け直後と真夏の雨が降らない時期以外は水やりは必要ありません。
【肥料】
植え付け時に、ゆっくり長期間効く緩効性肥料を土に規定量混ぜ込みましょう。
鉢植えの場合は、生育期の春~秋に特に肥料を必要とするので、週に一回は即効性のある液体肥料を水に薄めて水やり代わりに与えてください。
地植えの場合は、生育旺盛になりすぎるので、植え込み時の緩効性肥料で十分育ちます。
【剪定】
春~秋の生育期間中に、茂りすぎた枝葉を風通しがよくなるように剪定してあげましょう。
特に、地植えの場合は茂りやすいので、風通しが良いように剪定してあげることで、健康にきれいに育ちますよ。
【病害虫】
ランタナは非常に強い植物なので、目立った病害虫は発生しません。
そのため、安心して育てることができますが、水のやりすぎは根腐れの原因になるので、注意しましょう。
ランタナを上手に育てることができたら、今度は増やしてみたいと思いませんか?
挿し木についてお話しします。
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ランタナの増やし方!挿し木のコツやポイントは?
ランタナは挿し木で簡単に増やすことができます。
生育期の5月~9月に、伸びた枝を2節~3節に切り分けましょう。
切り分けた枝をさし穂とします。
このさし穂に、発根効果のあるメネデールを薄めた水を30分ほど吸水させましょう。
用土は、市販の挿し芽挿し木の土や肥料分の入っていない小粒の赤玉土やバーミキュライトを使ってください。
肥料分が入っていると発根の妨げになるため注意が必要です。
1節が埋まるくらいの深さの穴を開けて、優しく植えつけましょう。
植えた後は、土が乾かないように明るい日陰で管理してください。
2~3週間ほどで新芽が出てきます。
その新芽が5枚以上になれば、優しく彫り上げて、3号(直径約9㎝)程の鉢に植えて日当たりのよい場所で育てましょう。
その後は、順調に育ち大きくなるので、花壇や大きな鉢に植え替えて楽しんでくださいね。
ランタナを順調に増やすことができたら、その増やした株で寄せ植えを作ってみたいと思いませんか?
寄せ植えのポイントについてお話ししますね。
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ランタナの寄せ植え!コツやポイントは?
ランタナは地植えにすると1mと大きくなってしまいますが、鉢植えであれば小さくまとまり良く育てることができます。
そのため、寄せ植えとしても人気があるんですよ。
それでも約40㎝程の大きさにはなるので、寄せ植えする場合は鉢の中央や後ろ側に植えるとよいでしょう。
寄せ植えは、鉢の正面から見て3角形になるように植物を植えて、横から見ても3角形になるように植えると、大きくなってもバランスの良い寄せ植えになります。
ランタナの開花期は、5月~10月と長いので、春から秋にかけて咲く植物と一緒に寄せ植えすると素敵な寄せ植えになるんですよ。
〇オキザリス
〇イベリス
〇ジニア
〇日日草
〇ペチュニア
〇バーベナ
〇ペンタス
〇アンゲロニア
〇アイビー
〇ローズマリー
〇タイム
など
ランタナには、葉色が鮮やかな斑入り品種などがあり、カラーリーフとしても活躍します。
ランタナ同士で寄せ植えしても、非常に美しい寄せ植えになるので、ぜひ寄せ植えに挑戦してみましょう。
ところで、可愛く寄せ植えしたランタナが咲かなかったら、すっごく悲しいですよね。
そこで最後に、花が咲かない原因と対処法についてお話しします。
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ランタナの花が咲かない!原因と対処法は?
ランタナの花が咲かない原因は以下の2点です。
1:日当たり不足
2:水のやりすぎ
【対処法1:日当たり不足】
ランタナは日当たりの良い環境を好みます。
そのため、日陰の花壇や、直射日光の当たらない室内では花が咲かなくなってしまうでしょう。
その場合は、伸びた枝葉を切り戻し、直射日光が半日以上当たる環境で育ててください。
鉢植えの場合は移動させて、地植えの場合は植えかえるとよいでしょう。
その後は、自然と花が沢山咲いてきますので安心してくださいね。
【対処法2:水のやりすぎ】
水のやりすぎは、根の生育に大きく影響し、根腐れの原因にもなります。
土が常に湿っていると、根が生育せずに株を大きくすることができずに花が咲きません。
そのため、水やりは土が乾いてから行うことを心がけましょう。
鉢植えの場合は、受け皿にたまった水は小まめに捨てて、土を乾燥させるようにしてください。
地植えの場合は、植え付け直後と真夏の雨が降らない時期を除けば水やりは必要ありません。
地植えで、土が苔が生えるほどずっと湿っているようでしたら、腐葉土などのたい肥や小粒の軽石を混ぜ込み土壌改良して植えなおしましょう。
その後は、徐々に根が生育して、花が咲いてきますので安心してくださいね。
それでは、ランタナについて最後にまとめましょう。
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まとめ
ランタナの花言葉と育て方についてお話しさせていただきました。
ランタナは、花色が咲き進むにつれて変化する特徴から、「心変わり」という花言葉を持ち、それ以外にも「協力」「厳格」といった花言葉もあります。
目立った病害虫の被害にも合いにくい非常に育てやすい植物なので、日当たりと水はけのよい環境であれば、きれいに育つでしょう。
この植物は挿し木で簡単に増やすことができ、挿し木の適期は5月~9月です。
ランタナは生育期が5月~10月と非常に長く楽しめるので、同様に春から秋まで楽しめるような植物と植えると素敵な寄せ植えになります。
花が咲かない理由は、「日当たり不足」「水のやりすぎ」が原因のため、それらを改善することが大事です。
それでは、ランタナを育てて素晴らしいグリーンライフを過ごしましょうね!
あなたが育てたランタナのお話も、ぜひ教えてくださいね^^
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