チャービルの育て方とレシピのおすすめ!保存方法のコツは?

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あなたは、チャービルというハーブをご存知ですか?

名前は聞いたことない方が多いかもしれません。

でも、ケーキなどの飾りつけに使われることが多いので、意外と目にしていることはあるんですよ。

 

原産はロシアの南部あたりなのですが、今は主にヨーロッパで育てられています。

目にしたことがある方でも、チャービルってどんなハーブなの?と思う方や、育て方やレシピを知りたい方もいのではないでしょうか。

 

そこで今回は、チャービルの育て方やおすすめレシピ、保存方法のコツについてお伝えしていきます。

これを読めば、チャービルの疑問はほとんどすべて解決できると思いますよ~

 

チャービルの育て方!種まきや増やし方にコツはあるの?

チャービルは、優しい香りの他にも豊富な栄養素を含んでいるハーブです。

デトックス効果や消化を助けてくれる効果があることから、古代ローマ時代から使われていたと伝えられています。

 

見た目の可愛さの他にも、実は健康になるための効果もたくさんあるハーブなんですね。

では、チャービルの簡単な説明と育て方についてご紹介していきます。

 

チャービルってどんなハーブなの?

チャービルはセリと同じ仲間で、実はパセリによく似たハーブです。

別名もいろいろあり、フレンチパセリやセルフィーユなんて呼ばれているので、この別名の方でご存知の方も多いのではないでしょうか。

チャービルは、料理の風味を際立たせるのによく用いられ、フランス料理に使われることが多いんですよ。

 

味はパセリにそっくり。
ですが、そこまで香りも強くなくマイルドなので、多く使ってもあまり主張がないのが特徴です。

 

肉や魚はもちろん、スープやデザートなど幅広い料理で彩りや香りづけに使われています。

見た目も可愛らしいので、私もよく料理に使うんですよ。

 

それではここからは育て方のポイントを6つに分けてご紹介します。

6つともおいしいチャービルを育てるために大事なポイントになるのでしっかりチェックしてくださいね。

 

チャービルの育て方のコツやポイントは?

では、早速見て行きましょう。まずは用土からです。

 

(1)用土

チャービルは乾燥が苦手なので、保水性のある土を好みます。

アルカリ性の土の方がよく育ってくれるので、ハーブ用の培養土を用意し一握りの苦土石灰を混ぜるといいですよ。

 

(2)日当たり・置き場所

風通しの良い明るいところを選びましょう。

直射日光が当たると葉が固くなってしまうので注意してくださいね。

 

(3)植え付け

植え付けの時期は3~4月か9~10月が適しています。

チャービルは、種から育てる場合と苗から育てる場合があるので、方法についてそれぞれお伝えしていきますね。

 

【種から植える場合】

チャービルは移植を嫌うので、プランターに直接まきます。

土に種をまくための穴をあけて、種が重ならないようにまいてくださいね。

種をまいた後は薄く土をかけ、芽が出るまでは水を切らさないように注意しましょう。

芽が出て本葉が5,6枚にまで育ったら株と株の間を30㎝程空けるようにしてください。

 

【苗から植える場合】

苗から植える場合は、根を傷つけないようにするのがポイントです。

根を傷つけてしまうと成長が悪くなってしまうので、ポット苗を買ったときは、周りの土を崩さずにそのまま植えてしまいましょう。

間隔は種の時と同じで30㎝程空けるようにしてくださいね。

 

続いて「水やり」を見て行きましょう。

(4)水やり

チャービルは乾燥を嫌い、湿り気のある環境の方がよく育ちます。

なので、よく観察して土の表面が乾いていたら水をあげるようにしてくださいね。

水が足りないと葉がしんなりしてくるので目安にすると良いです。

 

(5)肥料

チャービルはやせた土でも元気に育ってくれます。

なので、植え付ける時に緩効性の肥料を少し混ぜてあげるだけで大丈夫です。

追加の肥料は特に必要ないですよ。

 

(6)収穫

種まきから2か月ほどで収穫することができます。

花が咲く前に適宜収穫をして楽しむようにしましょう。

花が咲いてしまうと葉が固くなったり種ができて枯れてしまうので、花を見つけたらすぐに取り除いてください。

 

チャービルを増やすには?

チャービルを増やしたい場合は「種まき」が向いています。

植える時期は、植え付けの場所でもお伝えしたように3~4月、9~10月が適しています。

 

新鮮な種の方が発芽率は高くなるので、育てているものから種を採取するようにすると良いですね。

花が咲いてもそのまま置いておくと種が収穫できるので、そこから増やすことができますよ。

 

チャービルは、水が足りないとすぐに元気がなくなってしまうハーブです。

育てるときも、土の様子をよく観察して水をあげるようにしてくださいね。

 

パセリに似た香りを持ちますが、そこまで香りが強くないので比較的どんな料理にも合うので使いやすいハーブとも言えますね。

 

とはいえ、初めてハーブを扱う方にはどんな料理に合わせたらいいの?と疑問に思いますよね。

そこで、続いては、私も家でよく作るチャービルのレシピについてご紹介していきます。

簡単なレシピばかりなのでぜひ参考にしてみてください。

 

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チャービルのレシピ!おいしい食べ方にはどんなのがあるの?

チャービルを育てているとたくさん収穫できることもあります。

ですが、飾りつけとして使うイメージがあるので、そんなにたくさんは使うことができないですよね。

 

また、火を通すと香りが弱くなってしまうので、生で食べるか、仕上げの直前に入れるなど工夫が必要なんです。

ここでは、私もよく作るチャービルを使ったレシピを3つご紹介していきます。

 

海鮮サラダのチャービル風味

では、まずは材料からご説明しましょう。

 

材料(2人分)

  • お刺身(サーモン・鯛など) 2人分
  • お好みでエビやイカをボイルしたもの 適量
  • 玉ねぎ 1/2個
  • サニーレタス 4枚ほど
  • チャービル 10g
  • お好みのドレッシング

 

続いて、作り方をご説明します。

  1. 玉ねぎは薄くスライスして水にさらし、水気をふき取ります
  2. サニーレタスも水でよく洗い、食べやすい大きさにちぎってから水気をふき取ります。
  3. チャービルは茎の部分を取り除いておきます
  4. お皿にサニーレタス、玉ねぎ、お刺身を並べてドレッシングとチャービルをトッピングして出来上がり

 

ドレッシングはお好みのものでいいのですが、私はイタリアンドレッシングをよく使います。

やはり風味を楽しむならそのままサラダで食べるのがおすすめですよ。

次は、タラのアクアパッツァという料理です。

 

タラのアクアパッツァ

材料(2人分)

  • タラ 2切れ
  • 塩コショウ 適量
  • アサリ 10個ほど
  • ミニトマト 5個
  • にんにく 1かけ
  • オリーブオイル 大さじ1
  • 水 1/2カップ
  • 白ワイン 大さじ2
  • チャービル 10~20g

 

では、作り方です。

  1. タラは塩コショウで下味をつけ、アサリは砂抜きをしておく
  2. ミニトマトはヘタを取りよく洗っておきにんにくは薄くスライスしておく
  3. フライパンにオリーブオイルを熱し、タラを皮目の方から焼く
  4. 焼き目がついたらにんにく、ミニトマト、アサリ、水、白ワインを加え煮立つまで強火にかける
  5. 煮立ったら弱火にし5分程煮る
  6. 塩コショウで味を整えてチャービルをトッピングし出来上がり

 

アクアパッツァは簡単で見た目が華やかなので、お家パーティーにぴったりです。

パーティー用なら小さな鯛を使うとより華やかになりますよ。

最後に、みんな大好きなパスタメニューを一つご紹介しますね。

 

ツナとキャベツのペペロンチーノ

まずは、材料から行ってみましょう。

 

材料

  • スパゲティ- 200g
  • ツナ缶 1缶
  • キャベツ 100gほど
  • オリーブオイル 大さじ1
  • にんにく 1かけ
  • 鷹の爪 1本
  • チャービル 10g

 

続いて、作り方です。

  1. キャベツは大きめのざく切りにしておく
  2. フライパンにオリーブオイル、にんにく、種を取った鷹の爪を入れて熱する
  3. 軽く油を切ったツナを入れて炒める
  4. パスタを茹で、ゆであがる2分前に①のキャベツを入れ一緒に茹でる
  5. パスタが茹で上がったら③のフライパンに戻し、軽く炒め合わせる
  6. 塩コショウで味を整えて、仕上げにチャービルを飾って出来上がり

 

チャービルはパセリに似た風味を持つのでパスタ料理にもぴったりなんです。

ペペロンチーノ以外にも、クリームソースやトマトソースにも合うのでお好みのソースで試してみてくださいね。

 

私もよく家で作っているチャービルを使った簡単レシピ3つをご紹介してみました。

 

チャービルも他のハーブと同じく、使い慣れていないと何に合うのかわからず迷ってしまいがち。
ですが、香りにクセがないので比較的どんな料理にも合わせることができますよ。

 

今回紹介した3つ以外にも合う料理はたくさんあるので、彩りのつもりでいろんな料理にトッピングしてみてくださいね。

 

ところで、チャービルは慣れてくればその使い勝手の良さから家で育てたくなる方が多いです。

ですが、ご自宅で育て始めると消費に追いつかないくらい収穫できたりしますよね。

 

捨てるのはもったいないけど使い切れない…とお困りの方に、たくさん収穫できた時のための保存方法をご紹介しますね。

 

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チャービルの保存方法は?冷凍や乾燥はどうなの?

ご自宅で育てたりスーパーで買ったりと、気軽に手に入れられるチャービル。
ですが、飾りとして使っているとあまり使い切れないことは多いですよね。

 

せっかく手に入れたチャービルは、きるだけ長い期間おいしくいただきたいと思いませんか?

では、どんな保存方法がいいのかお伝えしていきたいと思います。

 

冷蔵保存の場合

【濡らしたキッチンペーパーに包む】

チャービルは収穫後や購入後、葉がしなっとしていたら一旦水に浸しておきます。

水につけておくと葉がシャキッとしてくるので、
そうなれば軽く水けをふきとり濡らしたキッチンペーパーで包んで保存袋に入れ冷蔵庫で保存します。

キッチンペーパーは毎日取り換えるようにし、なるべく早めに使い切るようにしてくださいね。

 

【瓶に詰める】

チャービルを水に浸すまでは同じで、そこから水気をふき取って瓶に入れ冷蔵庫で保存する方法もあります。

色が変色している部分があったらすぐに取り除くようにしてくださいね。

こちらの保存方法はご自宅にいいサイズの瓶があればキッチンペーパーに包むより手軽に保存することができますよ。

調理に使う際も取り出しやすいのでおすすめです。

 

他の保存方法はあるの?

ちなみに、チャービルはそこまで香りが強いハーブではないので、冷凍や乾燥する保存方法は向いていません…。

彩りにだけ使うのであればいいかもしれませんが、香りはほとんどなくなってしまうので注意してくださいね。

 

では、チャービルについていろいろとお話ししてきましたので、最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、チャービルの育て方とおすすめレシピ、保存方法についてお伝えしました。

チャービルは、日に当てすぎずに水加減に注意すれば初めて育てる方でも十分育てることができます。

花が咲いてしまうと葉が固く香りが弱くなってしまうので注意してくださいね。

そして今回ご紹介したレシピは3つ。

  • 海鮮サラダのチャービル風味
  • タラのアクアパッツァ
  • ツナとキャベツのペペロンチーノ

でしたね。

他にも相性のいい料理はたくさんあるので色々試してみてくださいね。

 

保存する時は、冷蔵保存が向いています。

収穫後2週間ほどはもつので、早めに使い切るようにしてください。

チャービルを使って料理を色鮮やかに飾ってあげましょう。

 

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