山椒の実の下処理の仕方をご存知ですか?
また、山椒の実を使った美味しいレシピを探していませんか?
ピリッとした大人の味がする山椒の実。
- 家庭で楽しみたいけど扱い方がよくわからない
- 大量に手に入ったけど保存はできるのだろうか
そんな方もいらっしゃるでしょう。
今回は、山椒の実の「下処理」の方法と佃煮の作り方。
醤油漬け、塩漬けといったレシピを、初心者の方にもわかるようにご紹介していきます。
そして山椒の実がたくさん余ってしまって困っているという方、その保存方法についてもご紹介しますのでお楽しみに!
目次
山椒の実の下処理!簡単に上手にアク抜きするポイントは?
七味唐辛子にも入っている山椒の実は、私たちの生活において身近なスパイスですよね。
あの小さなサイズからは想像できない、独特なピリッとした味が私は大好きです!
ちなみに、山椒にはうれしい効果があることもご存知でしたか?
食欲増進、便秘解消、冷え性の改善、生活習慣病の予防といった効果があるのですよ。
そんな山椒の旬は6月。
市場に出回りだした山椒を見つけたら、ぜひ手に入れてみましょう!
山椒が手に入ったら始めに必ずすることは下処理です。
山椒の実の下処理方法の手順は?
<材料(山椒の実50g分)>
- 山椒の実 50g
- 水 1L (茹でる用)
- 塩 小さじ1
<下処理の方法>
1.山椒の実を水(分量外)に30分さらす。
2.鍋に、水と塩と山椒の実(枝が付いている状態でOKです)を入れて沸騰させる。
3.沸騰したら弱火にして5分煮る。
4.実が指でつぶせるくらいの柔らかさになったら、ザルにあけて冷水にさらす。
5.実についている枝と軸を取り除く。
(軸は残したままでもOKです)
6.冷水にさらして2時間置き、アクを抜く。
7.キッチンペーパーで水気をよくとる。
OK!
これで下処理は完了です。
下処理は、手に入ったらすぐにするようにしましょうね~
そのまま置いていると、山椒の色が変わってしまうので要注意です!
ちょっと時間がない、という時は、手に入ったらすぐに水にだけでもさらしておくようにしましょう。
上手にあく抜きをするポイントとしては・・・
6.で、冷水にさらして2時間おくときに、途中で水がぬるくなってきたら、冷水に変えるようにすることです。
こうすることでアクがよりよく抜けるようになりますよ!
また、山椒の実のピリッとする刺激や苦味が少し苦手・・・という方は、6.のアク抜きの時間を増やしてみてくださいね!
冷水にさらす時間を増やすことで、独特の刺激をやわらげることができるのです。
苦手な方は、半日程アク抜きの時間をとってみて下さいね。
さて、アク抜きが終わったら山椒の実を早速調理してみましょう!
まず、山椒の実と言えば、アレですよね^^
そう!代表的な佃煮のレシピをご紹介しますね。
関連記事
山椒の実のレシピ!佃煮のおいしい炊き方のポイントは?
山椒の実といえば、佃煮を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
山椒が手に入ったら、佃煮はぜひ作っておきたい料理の一つだと思います。
私はこの佃煮をごはんにのせて食べるのがとても好きで、ついつい食べ過ぎてしまうことがあるんですよね~(笑)
そんな山椒の実の佃煮のおいしいレシピをご紹介しますね。
山椒の実の佃煮のレシピ
<材料(山椒の実500g分)>
- 下処理済みの山椒の実 500g
- 醤油 カップ1
- 酒 カップ1
- みりん カップ1
<作り方>
1.鍋に下準備した山椒の実を入れ、実がヒタヒタに浸かるように水を入れる。
2.1.に醤油と酒、みりんカップ3/4を加え、中火で20~30分間煮る。
3.汁けがなくなったら、残りのみりんを入れる。
完成!
簡単ですね。
最後にみりんを分けて入れるのがポイントで、こうすることで佃煮が「てりっ」とした仕上がりになりますよ。
お好みの味があると思うので、何度か作っているうちに醤油の量を調整したりして「我が家の味」を作ってみてくださいね!
この佃煮は、タッパーなどの密封容器に入れて、冷蔵庫で約6か月間保存できますよ。
なので、私はいつも多めに作って半年ほど楽しんでいます。
お弁当にも入れることができるので、重宝するんですよね~
佃煮というと、作ったことがない方は構えるかもしれません。
ですが、こうやってとても簡単に作れるものなんです。
ぜひ山椒の実が手に入ったら、佃煮を作ってみてくださいね。
ところで、そんな山椒の実は、佃煮以外の方法でも楽しめることをご存知でしょうか?
バリエーションがとても豊富なんですね!
・・・ということで、続いては醤油漬けと塩漬けをご紹介していきますよ~
関連記事
山椒の実のレシピ!醤油漬けと塩漬けのおいしい作り方は?
「山椒の実」は、その風味を活かして醤油や塩に漬けて色々なお料理に使うことができます。
今回は、それぞれの作り方をご紹介していきますね。
佃煮に続いて、山椒の独特の味を美味しく楽しめて、また色々な楽しみ方ができるのでおすすめですよ。
では、早速「醤油漬け」のレシピからご紹介していきましょう!
山椒の実の醤油漬けのレシピ
<材料(山椒の実50g分)>
- 下処理済みの山椒の実 50g
- 醤油 大さじ4
- 保存瓶 1つ
(ジャムがはいっているようなガラス瓶が良いです)
<作り方>
1.下処理した山椒の実50gを保存瓶に入れる。
2.醤油を加えて冷蔵庫で寝かせる。
完成!
冷蔵庫でだいたい2~3日寝かせて、山椒の味がでてきてから食べてくださいね。
ちなみに私のおすすめは10日くらいおいたものです!
10日程経つと、味がしっかり染みてくるので、より美味しいですよ。
この醤油漬けは、冷蔵庫で半年ほど保存できるので、ぜひ熟成されたものも楽しんでみてくださいね!
山椒の実の醤油漬けは、「丼」や「煮物」のアクセントとして色々なお料理に使うことができます。
私の一番好きな使い方は「冷やっこ」にかけて食べる方法です!
とてもお手軽ですが、醤油漬けを一番シンプルに味わえます。
他にも、麻婆豆腐に花椒の代わりに使ったりすると、香りや刺激が花椒に比べてマイルドに仕上がるのでおすすめですよ!
では、次に塩漬けのレシピをご紹介します。
山椒の実の塩漬けのレシピ
<材料(山椒の実60g分)>
- 下処理済みの山椒の実 60g
- 塩 6g
- 保存瓶 1つ
(ジャムがはいっているようなガラス瓶が良いです)
<作り方>
1.山椒の実を保存瓶に入れる。
2.塩を加えて、瓶をしめてよく振る。
3.日の当たらない涼しい場所で10日間熟成させる。
完成!
熟成後は冷蔵庫で1年ほど保存可能ですよ。
塩漬けは保存期間が長いのも魅力ですよね。
出来上がれば、そのままごはんに混ぜておにぎりにしたり、ちりめんや昆布の佃煮に入れたりして楽しめます。
他にも、
- 肉や魚の焼き物に載せる
- サラダのドレッシングに使う
- もちろん塩漬け・冷やっこ・厚揚げ
にのせても美味しいですよ。
ちょっとした薬味としておいておくと、いつもよりも少しこったお料理に感じられるのでおすすめです。
山椒の醤油漬けも塩漬けもわりと保存が長くきくのがうれしいですよね。
では、山椒の実自体の保存期間はどのくらいで、どんなふうに保存すればよいのでしょうか?
関連記事
山椒の実の保存方法は?
山椒の実は色んなアレンジによって保存ができることがわかりましたよね。
ですが、山椒の実自体をひとまず保存したい!という場合、どのようにすれば良いのでしょうか?
「山椒の実」は旬もので、スーパーで見つけてもすぐになくなってしまったりします。
なので、とりあえず多めに手に入れたい、また庭で育てている山椒の木にたくさん実がなった、そんな時保存が出来たら便利ですよね。
では、早速保存方法をご紹介します。
山椒の実の保存方法の手順
1.下処理をする。
2.よく水分をきり、ジッパー袋に入れて冷凍庫で保存する。
これでOK!
山椒の実はそのまま置いておくと色が悪くなってしまうので、ひとまず下処理をする必要があります。
そして冷凍保存すれば、約1年間もちますよ!
私は山椒の実が好きなので、スーパーで見つけたときに大量に仕入れておいて、下処理後、小さめの袋に小分けして冷凍保存をしています。
こうしておくと、使いたいときに少しずつ出せて、衛生的にも良い状態で保存できます。
1年間食べたいときに楽しめるので良いですよ!
ぜひ参考にしてみてください。
それでは、山椒の実の下処理とレシピについて、最後にまとめましょう。
関連記事
まとめ
今回は「山椒の実」の下処理とレシピ、保存方法についてご紹介しました。
山椒の実はそのまま置いておくと色が変わってしまうため、手に入ったらすぐに下処理をしましょう。
まず、レシピは佃煮の炊き方をご紹介しましたね。
最後にみりんを入れて、てりっとした仕上がりにするとおいしいです。
醤油漬けと塩漬けの作り方も簡単でした。
1度作っておくと長く、色々なお料理で楽しむことができます。
山椒の実は下処理をしておけば1年冷凍保存ができるので、大量に手に入ったときも無駄になる心配はなく、安心ですね。
ぜひ6月の旬の季節になったら山椒の実を手に入れて、色々なお料理で楽しんでみてはいかがでしょうか。
おすすめ記事