ユリオプスデージーの花言葉と育て方!挿し木や寄せ植えは?

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ユリオプスデージーというお花をご存知でしょうか?

 

聞き慣れない名前ですが、黄色のマーガレットのようなお花をたくさん咲かせる、魅力的な植物なんです。

そんなビタミンカラーで元気をくれるユリオプスデージーには、どんな花言葉があるのでしょうか?

 

また、かわいいお花なら育ててみたいけど、どうやったらいいのかな…と思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

今回はそんなみなさんに向けて、ユリオプスデージーの花言葉や育て方、挿し木の方法などについて、詳しくご紹介していきます。

さらに、「ただ育てるだけじゃつまらないな」という方のために、寄せ植えにする時のポイントについてもお話ししていきますのでお楽しみに。

ユリオプスデージーとは?花言葉や開花時期は?

ユリオプスデージーはどんな花なのでしょうか?

 

南アフリカを原産とするユリオプスデージーは、キク科ユリオプス属の常緑低木です。

小さいうちは、草花のようにも見えますが、長く育てていると、茎はしっかりとした幹のようになり、大きくなる時には1mくらいになるんですよ。

 

11〜5月のお庭が寂しくなりがちな時期に、3、4cmほどの黄色いマーガレットのようなお花を次々と咲かせてくれます。

また、葉も少しシルバーがかったレースのような繊細な形をしていて、お花がない時期でも楽しめますよ。

 

そんな様々な魅力があるユリオプスデージーの花言葉は、どんなものなのでしょうか?

ユリオプスデージーの花言葉は「円満な関係」「夫婦円満」「明るい愛」です。

 

「円満な関係」や「夫婦円満」は、きれいな丸い形に育つことや、たくさんのお花がバランスよく穏やかに咲く様子から、「明るい愛」は冬の寒い時期に美しく輝いて咲くお花の姿から生まれた花言葉です。

明るい黄色で冬のお庭を彩るユリオプスデージーは、花言葉が表すように幸せの象徴のようなお花ですね。

 

そんな素敵な花言葉を持つユリオプスデージーを、実際に育てて、みなさんのお庭も幸せな黄色でいっぱいにしてみませんか?

次はユリオプスデージーの育て方についてお話ししていきます。

 

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ユリオプスデージーの育て方!水やりや切り戻しのコツは?

それでは、ユリオプスデージーの育て方について、項目別にご紹介していきますね。

 

【栽培環境と植え付け】

ユリオプスデージーは種ができにくいので、一般的には苗で流通しています。

初めて育てる場合は、苗を購入して始めましょう。

 

9月下旬から10月、もしくは3月から5月に植え付けをします。

耐寒性が強いわけではないので、寒冷地で地植えにする場合は、3月以降の霜が降りなくなった時期に植えてくださいね。

 

鉢植えの場合は、南側のよく日の当たって暖かいところか室内で冬越ししてください。

根がよく伸びて大株になるので、鉢植えの場合は大きめの鉢をご用意ください。

 

日当たりと水はけの良い所を好み、乾燥につよい反面、多湿を嫌います。

地植えの場合は少し高く作った花壇や丘の上、鉢植えの場合は雨が当たらない軒下などで育ててくださいね。

 

【用土】

水はけが良く有機質に富んだ土を好みます。

地植えの場合は腐葉土を漉き込み、よくほぐしておいてください。

 

鉢植えの場合は一般的な草花用土でも構いませんが、私は通気性を高めるために、酸度調整済みピートモスを2割程度混ぜています。

ご自分で配合する場合は、赤玉中粒:腐葉土:酸度調整済みピートモス=5:3:2を目安にしてくださいね。

 

【水やり】

春から秋にかけてや、室内で育てている場合は、土が乾いたらたっぷりあげます。

乾燥に強く、多湿に弱いので、メリハリをつけてあげるのがポイントです。

 

屋外で育てている場合、12月から2月の厳寒期は、暖かい日の午前中に少量ずつ、2、3日に1回くらいのペースであげてください。

また、ユリオプスデージーの葉は白い産毛に覆われていて、水がかかると蒸れて傷みやすくなりますので、お水をあげる時には根元にかけるよう、ご注意くださいね。

 

【肥料】

植え付け時に元肥として、リン酸が多めの緩効性肥料を与えておきます。

その後、鉢植えの場合は、真夏と真冬を除く時期は液体肥料を定期的に施し、花後には緩効性肥料を併用して与えてください。

地植えの場合は、基本的に肥料は不要ですが、花つきが悪い時などは液体肥料を施すといいですよ。

 

【剪定】

ユリオプスデージーは樹木なので、放っておくと大きくなりすぎたり、形が崩れたりしてしまいます。

花後の5〜6月か9月下旬〜10月に切り戻しの剪定をして、すっきりとした姿にしてあげましょう。

 

剪定に強いお花なので、思いきって丈の半分くらいを目安に、全体を短く切り戻します。

この時、葉のすぐ上や分枝している節のすぐ上で切るようにしてください。

 

これは、不要な部分に栄養がいくのを防ぎ、枯れ残った部分から病害虫の被害に遭うのを防止するためですよ。

 

【病害虫】

4〜10月の成長期に、アブラムシがつきやすいので注意が必要です。

見つけ次第、除去するか薬剤散布をして退治します。

 

私は予防のために、植え付け時や植え替え時に、オルトランなどの土中に混ぜておく粒状の薬剤を使用していますよ。

 

さて、ここまでユリオプスデージーの育て方についてご紹介してきましたが、冒頭でお話ししたように、ユリオプスデージーは種ができにくいんです。

そんなユリオプスデージーを増やすにはどのような方法があるのでしょうか?

次はユリオプスデージーの増やし方、挿し木の方法についてご紹介していきます。

 

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ユリオプスデージーの増やし方!挿し木のコツやポイントは?

種ができにくいユリオプスデージーは、挿し木で簡単に増やすことができるんですよ。

挿し木の適期は4〜5月と9〜10月です。

 

ちょうど剪定の時期と重なるので、私は剪定した枝を利用して挿し木をしています。

元気が良い枝を選んで、5〜10cmほどの長さにし、枝先に5枚ほどの葉を残して他は除去します。

 

お花や蕾がついてる場合も取り除いてくださいね。

1時間くらいお水につけてシャキッとさせたら、鹿沼土やバーミキュライトなどの水はけが良くて清潔で肥料分のない土にさします。

 

市販の挿し木用の土でもいいですよ。

 

明るい日陰で乾かさないように管理すると、1ヶ月ほどで根が生えてくるので、植え付けと同じように定植しましょう。

成長してきたら、先端の芽を摘む摘心をすると、脇芽が出て形が整いやすくなりますよ。

 

ところで、挿し木で増やしたユリオプスデージーは、まだあまり大きくないので、寄せ植えで楽しむこともできるんです。

次はユリオプスデージーをは寄せ植えにするときの、コツやポイントについてお伝えしていきます。

 

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ユリオプスデージーの寄せ植え!コツとポイントは?

寄せ植えを作る時に大切なのは、生育環境が似たものを選ぶこと、そして成長したときのことを想像して作ることです。

 

最初の方でご紹介したように、ユリオプスデージーは常緑低木なので大きく育ちます。

同じ鉢に何年も植えっぱなしにしておくと、根詰まりを起こしてしまうので、寄せ植えにするときにはワンシーズンで植え替えるようにしましょう。

 

さて、日当たりが良いところを好み、11〜5月にお花が咲くユリオプスデージーは、どんなお花と相性がいいのでしょうか?

 

寒い時期に楽しむなら、同じように寒さに強いパンジーやビオラ、ガーデンシクラメンなどと組み合わせるのはいかがでしょうか?

特にパンジーやビオラは色が豊富なので、選ぶものによって華やかにもシックにもなるので、お好みの寄せ植えを作りやすいですよ。

 

また、これらのお花はあまり背が高くならずにこんもりと広がるので、すらっと伸びて足元が寂しくなりがちなユリオプスデージーと、形の面でも相性がいいんです。

春に楽しむなら、ブルーデージーやワスレナグサ、ムスカリなどのブルー系のお花と組み合わせると、春らしい明るい寄せ植えになるのでおすすめですよ。

 

ところで、寄せ植えにすると特に気になるのが、お花が咲かないなどのトラブルですよね。

せっかく植えたユリオプスデージーのお花が咲かないのには、どんな原因があるのでしょうか?

次はユリオプスデージーのお花が咲かないときの原因と対策についてお話ししていきます。

 

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ユリオプスデージーの花が咲かない!原因と対処法は?

ユリオプスデージーは丈夫で育てやすいお花ですが、色々な原因で花が咲かなくなってしまうことがあるんです。

花付きが悪いな…と思ったら、まずは日照不足を疑ってみてください。

 

ユリオプスデージーはよく日が当たるところを好むので、特に開花期間は長い間、日が当たるところで育てましょう。

この他に考えられるのが、多湿によって弱ってしまっている場合です。

 

ユリオプスデージーは乾燥に強く、多湿に弱いので、多湿で本体が弱っているとお花を咲かせる方までエネルギーを回せなくなってしまいます。

枯葉をこまめに取り除いたり、剪定をすることで風通しをよくし、元気を回復してあげてくださいね。

 

また、肥料不足でも花付きが悪くなってきます。

成長期間は定期的に液体肥料を与えるなどして、肥料切れを起こさないようにするといいですよ。

 

それでは、ユリオプスデージーについて最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回はユリオプスデージーの花言葉や育て方、挿し木や寄せ植えのコツについてお話ししてきました。

 

ユリオプスデージーは黄色いマーガレットのような花を咲かせる常緑低木です。

花言葉は「円満な関係」「夫婦円満」「明るい愛」です。

 

9月下旬〜10月か3〜5月に日当たりと水はけの良い所へ植えると、11〜5月に花を楽しめます。

水は土が乾いたらたっぷり与え、成長期は定期的に液体肥料を施します。

 

樹形が乱れてきたら、花後に切り戻しをして形を整えましょう。

4〜5月と9〜10月に挿し木で増やすことができます。

 

寄せ植えはパンジーやビオラ、ブルーデージーやワスレナグサなどのこんもりとした形の花と相性がいいです。

日照不足や多湿、肥料不足で花付きが悪くなるのでご注意ください。

 

花言葉が示すように、可愛らしい黄色いお花で私たちを「明るい愛」で満たしてくれるユリオプスデージー、とても育てやすいお花なので、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください。

あなたが育てたユリオプスデージーのお話もぜひコメントしてくださいね^^

 

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