ベロニカオックスフォードブルーは、多くのガーデナーから人気がありますよね。
育てやすく、春になると非常に美しい青色の小花をカーペット状に咲かせることから人気なんです。
「どうして地面に青いカーペットがあるの?」と思ったら、この花が咲き誇っているということでしょう。
それほどに美しい青色の小花を咲かせるベロニカオックスフォードブルーを育ててみたいと思いませんか?
今回は、ベロニカオックスフォードブルーの花言葉や開花時期、育て方、増やし方、寄せ植えのポイントを詳しく解説しています。
最後には、この花が枯れる原因と対処法についても詳しくお話ししていますのでお楽しみに!
それでは、さっそくベロニカオックスフォードブルーの花言葉や開花時期からお伝えしましょう。
目次
ベロニカオックスフォードブルーとは?花言葉や開花時期は?
ベロニカオックスフォードブルーは、草丈10㎝程で青い小花が地面を這うように3月~6月に咲く美しい植物です。
この花は、ゴマノハグサ科ベロニカ属の耐寒性多年草であり、一年を通して常緑という特徴を持ち、さらに冬は銅葉に変化します。
そのため、グランドカバーなど花壇のガーデニングに非常に人気なんですよ。
寒さ残る3月は銅葉のまま、青色の小花を咲かせる姿は非常に美しく、4月以降暖かくなると緑葉に戻り、綺麗な青花を咲かせ春らしい可愛い印象になります。
そんな、青い小花が美しいベロニカオックスフォードブルーの花言葉をご存じでしょうか?
この花の花言葉は、「忠実」「忠誠心」「名誉」「人の良さ」です。
ベロニカ属の花言葉からきており、十字架を背負ったキリストの汗を拭った女性ベロニカに由来しています。
「忠実」「忠誠心」はベロニカから差し出されたヴェールで汗を拭った際に、そのヴェールにキリストの顔が映し出された奇跡から付けられた花言葉です。
「名誉」「人の良さ」は、キリストの汗を拭うという行為からきた花言葉と言えますね。
花言葉の由来を知ると、ベロニカオックスフォードブルーがより美しく見えてくることでしょう。
そんな素敵な花言葉を持ち、ガーデニングにも人気のあるベロニカオックスフォードブルーを育ててみたいと思いませんか?
ベロニカオックスフォードブルーの育て方をお話しします。
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ベロニカオックスフォードブルーの育て方のポイントは?
ベロニカオックスフォードブルーは常緑で耐寒性多年草ということもあり、非常に育てやすい植物です。
しかし、綺麗に育てるにはポイントがありますので順を追ってお話ししますね。
【植え付け】
ベロニカオックスフォードブルーは2月~6月、稀にカラーリーフとして10月~11月に園芸店で手に入ります。
2月~3月は苗として、4月以降は花付きとして販売しているんですよ。
株がしっかりしているものを選んで植え付けましょう。
植え付け時期は、園芸店に出回る2月~6月と秋の10月~11月が適期になります。
この花は日当たりを好むので、地植えなら日当たりの良い場所に植え付けることで生育が良くなり、鉢植えは日当たりの良い場所で育てることが大事です。
【用土】
ベロニカオックスフォードブルーは、水はけのよい土を好みます。
鉢植えの場合は、市販の園芸用のお花の土で良く育ちますので安心してくださいね。
地植えの場合は、土が粘土質や真砂土ばかりの土だとうまく育ちませんので、腐葉土やお花の土でしっかり土壌改良することがポイントです。
私は、新築の真砂土ばかりの土に植えて、うまく育たなかった経験がありますので気を付けてくださいね。
【水やり】
基本的には、土が乾いたらしっかり水やりをしましょう。
ベロニカオックスフォードブルーは乾燥には比較的強いですが、水のやりすぎによる多湿には弱いので、水やりに気を付けてくださいね。
鉢植えの場合は、受け皿に水を溜めていると根腐れの原因になるので注意が必要です。
水やり後はこまめに溜まった水は捨ててあげましょう。
地植えの場合は、植え付け直後以外は、真夏の高温期に雨が降らない場合を除き、水やりは必要ありません。
生育期の5月~6月は葉が茂りやすいので、花や葉に水がかかるように水やりをすると、多湿になりやすいです。
そのため、葉や花に水がかからないように株元に水やりを行いましょう。
【肥料】
植え付けの時に、長くゆっくり効く緩効性肥料を土に規定量混ぜ込んでおきましょう。
開花期の3月~6月は即効性の液体肥料を水に規定量溶かして水やり代わりに、週に1回与えることで、たくさんの花が咲きますよ。
ベロニカオックスフォードブルーは常緑の耐寒性多年草ということもあり、寒い冬でもわずかですが生育する植物です。
そのため、10月~12月に腐葉土等の堆肥や緩効性肥料を土に混ぜ込んであげることで、冬に栄養を蓄え春の花付きがぐんと良くなります。
冬の肥料やりを寒肥(かんごえ)と言い、耐寒性多年草や宿根草に寒肥を行うことは、綺麗に花を咲かせるポイントなんですよ。
【剪定】
ベロニカオックスフォードブルーは生育期の後半6月には、葉を茂らせていることでしょう。
そのままも綺麗ですが、梅雨の時期になると多湿になりやすく、葉が茂っていることで風通しが悪くなり、枯れる原因になります。
私は、茂らしたまま梅雨を迎えて、ベロニカオックスフォードブルーを多湿でボロボロにした経験があるので気を付けましょう。
そのため、6月~7月の間に、伸びた株の半分から3/4は切り戻しましょう。
株の中心部に葉があまりの残っていなくても、秋になると綺麗に葉が映えてきますので安心してくださいね。
【病害虫】
ベロニカオックスフォードブルーには、目立った病害虫は発生しません。
それほどに強く育てやすい植物なんですよ。
ただし、風通しが悪く多湿で弱っている状態の場合は、アブラムシの発生が見られます。
その場合は、伸び過ぎている枝葉を整理して、市販のお薬で対処することが大事です。
アブラムシがいなくなれば、すぐに元気になってきますので安心してくださいね。
一年を通してベロニカオックスフォードブルーを元気な育てられるようになると、今度は増やしてみたいと思う方が多いんですよ。
それでは、次は増やし方についてお話ししますね。
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ベロニカオックスフォードブルーの増やし方のコツは?
ベロニカオックスフォードブルーを増やす方法には「株分け」「挿し芽」の二通りがあります。
一つずつご説明しますね。
【株分け】
株分けの時期は、生育期の3月~6月です。
ベロニカオックスフォードブルーの根がそれぞれの根元につくように、慎重に株分けをしましょう。
根を切り分けるので、それぞれ植えなおした後は、枝葉を半分ほど剪定してあげることがポイントです。
そうすることで、葉からの蒸散を防ぎしおれがなくなりますよ。
また、発根剤であるメネデールを水に規定量薄めて水やりすることで発根が促され、株分け後の回復が早いです。
新芽が出てくれば、すぐに大きくなるので安心してくださいね。
注意点として、株分けは株が大きいベロニカオックスフォードブルーに限り行いましょう。
株が小さいものをさらに細かく分けると、株分けのダメージで枯れることがあるので、気を付けてくださいね。
【挿し芽】
挿し芽の適期は、3月~6月、10月~11月です。
伸びすぎた株を剪定した時の、枝葉を挿し穂とすると良いでしょう。
先端から10cm程切り、水で薄めたメネデールを30分程吸水させておくと、植え付け後の発根が良いのでおすすめです。
市販の挿し芽挿し木用の土や肥料分の入っていないバーミキュライトや小粒の赤玉土に深さ5㎝程の穴を開けて、優しく植え付けましょう。
肥料分の入っている土を使うと、発根がうまくできないことがあるので気を付けてくださいね。
また、挿し芽をするときには、1枝よりも数枝束ねて挿し芽してあげることで、早くボリュームのある株になりますよ。
植え付け後は、明るい日陰で水切れがないように管理してあげましょう。
1週間ほどで発根し、新芽が出てきます。
新芽が5㎝程伸びてきたら、優しく掘り上げて鉢や地植えに植えてあげましょう。
ベロニカオックスフォードブルーは、非常に強い植物なので、小さい鉢で育苗市内でも綺麗に育つので安心してくださいね。
さて、このように増やしたベロニカオックスフォードブルーは、寄せ植えをすることでガーデニングの楽しみが一気に広がります。
・・・ということで、ベロニカオックスフォードブルーの寄せ植えのポイントについてお話ししますね。
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ベロニカオックスフォードブルーの寄せ植えのポイントは?
ベロニカオックスフォードブルーは草丈10cm程の這性の植物。
なので、寄せ植えでは、鉢の縁から枝垂れるように植えると、寄せ植えがさらに可愛くなります。
寄せ植えは、鉢の前から見て3角形になるように、横から見ても3角形になるように植えてあげると、大きくなってもバランスの良い寄せ植えになるんですよ。
ベロニカオックスフォードブルーは一年を通して常緑のため、花が咲く春や秋~冬の銅葉など、楽しみ方が多くあります。
そのため、一緒に植える植物を選ばず、それぞれの季節の植物と寄せ植えを楽しむことができ、花としてもカラーリーフとしても活躍することができるんです。
- ビオラ・パンジー類
- イベリス
- ネモフィラ
- ローダンセマム
- アリッサム
- キンセンカ
- ネメシア
- クローバー
- ローズマリー
- ヒューケラ
- ペチュニア
など
春は青い小花が美しいので、春らしい可愛い寄せ植えが楽しめ、夏~秋は緑のカラーリーフとして、秋~冬は銅葉でシックな寄せ植えが楽しめます。
一年を通して、ベロニカオックスフォードブルーの様々な表情を楽しんでくださいね。
ところで、せっかく可愛く寄せ植えしたのに、ベロニカオックスフォードブルーが枯れたらすごく悲しいですよね。
ベロニカオックスフォードブルーが枯れる原因とその対処法についてお話しましょう。
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ベロニカオックスフォードブルーが枯れた!原因と対処法は?
ベロニカオックスフォードブルーは非常に強い植物なので育てやすい。
しかし、枯れてしまう原因はあります。
その原因は以下の通りです。
- 日が当たらない
- 水はけが悪い
【日が当たらない】
ベロニカオックスフォードブルーは日当たりの良い場所を好み、半日陰程度なら花数は少なくなりますが、十分に育ちます。
しかし、全く日が当たらない日陰の場合は、生育が難しく枯れてしまいます。
そのため、日が当たらない北側の花壇などではうまく生育できず枯れてしまうので、日当たりの良い場所に植えなおしましょう。
または、鉢植えにして日当たりの良い場所で管理して、週に2日~3日だけ移動させて楽しむようにすると良いですよ。
【水はけが悪い】
ベロニカオックスフォードブルーは水はけのよい土を好みますので、花壇の水はけが悪い場合や鉢の受け皿に水を溜めておくと枯れる原因になります。
特に地植えの場合は、腐葉土や小粒の軽石などでしっかり土壌改良して植えてあげることが大事なポイントです。
鉢植えの場合は、受け皿に水を溜めないように気を付けてくださいね。
この2点に気を付ければ、可愛いベロニカオックスフォードブルーを毎年楽しめますよ。
それでは、ベロニカオックスフォードブルーについて最後にまとめましょう。
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まとめ
今回は、ベロニカオックスフォードブルーの花言葉や育て方等についてお話しました。
ベロニカオックスフォードブルーは、春に開花する美しいブルーの小花が可愛らしいお花です。
花言葉は、「忠実」「名誉」「人の良さ」など・・・
育て方としては、暑さ寒さに強いですが、水のやりすぎなどの多湿に気を付けましょう。
増やし方は、「株分け」「挿し木」で簡単に行えます。
ベロニカオックスフォードブルーは、常緑で一年を通して楽しめるため、花やカラーリーフとしてそれぞれの季節の寄せ植えで活躍しますよ。
枯れる時は、日が当たらない場所や水はけが悪い場所には気を付けて育ててください。
可愛らしいベロニカオックスフォードブルーを綺麗に咲かせて、ステキなガーデニングを楽しみましょう。
あなたが育てたベロニカオックスフォードブルーのことも、ぜひ教えてくださいね^^
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