アイビーゼラニウムと聞くと、「アイビーなのかな?ゼラニウムなのかな?」と思う方も多いでしょう。
この植物は、アイビーのような葉が伸びて、かわいい花が枝垂れるように咲く植物としてハンギングやウォーバスケットに人気の植物なんですよ。
そんな人気のアイビーゼラニウムを育ててみたいと思いませんか?
今回は、アイビーゼラニウムの花言葉や開花時期、育て方、増やし方、寄せ植えについて詳しく解説しています。
最後には、花が咲かない!枯れる!の原因と対処法についてもお話しますのでお楽しみに!
目次
アイビーゼラニウムとは?花言葉や開花時期は?
アイビーゼラニウムは、名前の通り、アイビーのような葉を這わせながら、ゼラニウムのかわいらしい花を枝垂れるようにたくさん咲かせる植物です。
この植物は南アフリカ原産のペラルゴニウム・ペルタツムを中心に品種改良した総称になります。
開花期は、真夏と真冬を除く、3~7月と10~12月です。
花色は、赤や白、オレンジ、ピンク、紫、複色と豊富で、葉の形や色も楽しむことができます。
アイビーゼラニウムは、ツルを伸ばし枝垂れるように花を咲かせるので、ハンギングなど高い位置で楽しむ植物として人気があるんですよ。
ところで、そんな人気のアイビーゼラニウムの花言葉をご存じでしょうか?
この植物の花言葉は、「真の愛情」「結婚」など素敵なものなんです。
これらの花言葉は、ツルが枯れることなく伸びていく様に由来しています。
途切れることなく伸びていく様子が、「真実の愛情」「結婚」を連想させるのでしょう。
名前の由来となっているアイビーも、愛情や友情といった花言葉なので、花言葉も影響を受けているんですね。
さらにアイビーゼラニウムのピンクの花は、「婚約の贈り物」という花色に合わせた素敵な花言葉になっています。
意中のお相手へのプレゼントに添えても、素敵ですね。
アイビーゼラニウムの素敵な花言葉を知ると育ててみたいと思いませんか?
続いては、順を追ってアイビーゼラニウムの育て方をお話します。
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アイビーゼラニウムの育て方!水やりや切り戻し等のコツは?
アイビーゼラニウムはアイビーとゼラニウムの2つの植物の名前がついているので、育て方に悩む方が多いんですよ。
しかし、ポイントを押さえれば簡単に育てることができるので、安心してくださいね。
それでは、順を追ってお話します。
【植え付け】
アイビーゼラニウムは、園芸店では通年手に入りやすい植物です。
特に真夏と真冬を除く生育期には、多くの種類を見つけることができるでしょう。
葉色が濃く、株元がしっかりしているものを選ぶことが重要です。
日当たりと風通しの良い場所に、植えましょう。
アイビーゼラニウムは高温多湿に弱いので、植え付けるときは、浅めに植えて株元に風が通るようにすることがポイントです。
この植物は弱アルカリ性の土を好むので、植え付けの時にアルカリ性の苦土石灰などを加えると、さらに生育がよくなりますよ。
【用土】
基本的には、水はけの良い弱アルカリ性の土を好みますが、市販の園芸用のお花の土で十分に育つので、安心してください。
水持ちがよすぎる場合は、小粒の軽石を1割混ぜ込むとよいでしょう。
地植えの場合は、酸性雨の影響で土は酸性に傾いていることが多いので、苦土石灰を土に規定量混ぜ込み、腐葉土など堆肥で土作りをすることが重要です。
【水やり】
アイビーゼラニウムには、土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。
ただし、鉢植えの場合は、受け皿に水を溜めると根腐れの原因になるので注意が必要です。
溜まった水はこまめに捨ててくださいね。
地植えの場合は、植え付け直後と真夏の雨が降らない日を除いて、水やりは必要ありません。
【肥料】
この植物は、真夏と真冬以外は花を常に咲かせるので、肥料を好みます。
植え付けの時に、長期間ゆっくりと効く緩効性肥料を土に規定量混ぜ込みましょう。
真夏と真冬以外は、週に1回、即効性のある液体肥料を水に規定量薄めて、水やり代わりに与えることで、たくさんの花を咲かせます。
ただし、生育が鈍る真夏と真冬に、液体肥料を与えると根痛みの原因になるので、これらの時期には肥料を与えないことがポイントです。
【剪定】
剪定は、通年いつでも行うことができます。
伸びすぎたツルや開花後の枝葉を、よく切れるハサミで切りましょう。
生育が鈍い真夏や真冬に、剪定しすぎると新芽が出てこないことがあるので、これらの時期は先端や込み合った枝葉を切るだけにしてくださいね。
株元から切り戻すのは、気温が上がっていく4月以降がおすすめです。
花終わりをそのままにしておくと、種を作る準備をして株が弱まる原因になるので、必ず剪定しましょう。
【病害虫】
アイビーゼラニウムは病害虫の被害が少ない植物です。
病気にはほとんどなりませんので、安心して育てることができます。
ただし、以下の害虫には気を付けましょう。
【カイガラムシ】
カイガラムシは、名前の通り貝殻をかぶったような小さな害虫です。
植物の枝葉に付き、全く動きません。
そのため、見つけることが遅れて大発生しやすい害虫でもあります。
市販のお薬が効きにくいので、柔らかいブラシや布でこそぎ落しましょう。
大発生すると植物が弱るほか、黒いすすが付いたようなすす病を併発させるので注意が必要です。
日頃の観察で、見つけ次第取り除きましょう。
さて、上手に育てれたら、今度は増やしたいという方もいるでしょう。
そこで、続いてはアイビーゼラニウムの増やし方について詳しくお伝えします。
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アイビーゼラニウムの増やし方!挿し木のコツやポイントは?
アイビーゼラニウムは挿し木で簡単に増やすことができます。
挿し木を行う時期は、4~7月の気温が上がっていく生育期がおすすめです。
この植物の先端の枝葉を10㎝ほど切り取り、挿し穂とします。
この挿し穂は、植え付け前に発根剤であるメネデールを薄めた水に30分吸水しておくと、挿し木後の発根率がよくなるんですよ。
土は、市販の挿し木挿し穂の土や肥料分の入っていない小粒の赤玉土やバーミキュライトを使いましょう。
肥料分が入っていると発根の阻害になるので注意が必要です。
土に深さ5㎝の穴を開けて、挿し穂を優しく植えこみましょう。
土が乾燥しないように明るい日陰で管理することで、約2週間後には新芽が伸びてきます。
新芽が5㎝以上伸びてきたら、3号ポット(直径約9㎝)など小さな鉢に優しく植え替えてください。
その後は、日当たりの良い場所で管理することで、順調に育つので安心してくださいね。
ところで、増やしたアイビーゼラニウムで寄せ植えを作ると、さらにガーデニングが楽しくなるんですよ。
続いて、寄せ植えのポイントについてお話しますね。
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アイビーゼラニウムの寄せ植え!コツやポイントは?
アイビーゼラニウムはツルが伸びて枝が垂れる特徴があります。
そのため高さのある鉢やハンギングバスケットのように、吊るして高さの出せる鉢に植えると、さらに素敵な寄せ植えになるんですよ。
鉢のふち沿いに植えることで、枝葉が枝垂れて花が咲く姿が楽しめます。
寄せ植えは、正面から見て3角形になるように植え込み、横から見ても3角形になるように植えることで、大きくなってもバランスの良い寄せ植えになるんですよ。
アイビーゼラニウムは、春と秋に特に花が咲くので、この時期に花が咲く植物と一緒に寄せ植えするとよいでしょう。
〇マーガレット
〇ユーフォルビア
〇ペチュニア
〇ペンタス
〇ゼラニウム
〇ミニバラ
〇アイビー
〇ワイヤープランツ
〇ローズマリー
〇ロータス ブリムストーン など
アイビーゼラニウムには様々な品種があるので、花色違いや葉色違いで寄せ植えしても素敵な寄せ植えを楽しむことができますよ。
ぜひ、素敵な寄せ植えを楽しみましょう。
ただ、せっかく綺麗に寄せ植えしたのに、アイビーゼラニウムの花が咲かずに枯れたなんて悩んでいる方がいるかもしれません。
そこで、最後にアイビーゼラニウムが枯れる原因と対処法についてお話しますね。
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アイビーゼラニウムが咲かない!枯れる!原因と対処法は?
アイビーゼラニウムの花が咲かずに枯れてしまう原因は以下の3つになります。
1:日当たりが悪い
2:水のやりすぎ
3:土が酸性になっている
【対処1:日当たりが悪い】
アイビーゼラニウムは日当たりの良い環境を好むので、直射日光の当たらない環境では花が咲きません。
日当たりの良い屋外や窓際に移動させて管理しましょう。
ただし、真夏の直射日光は、この植物にとって強すぎて葉焼けの原因になるので、夏は明るい窓際がちょうどよいですよ。
【対処2:水のやりすぎ】
どの植物も水のやりすぎは根腐れの原因になります。
特に、この植物は高温多湿を嫌うので、夏の水のやりすぎには注意が必要です。
必ず水やりの時は、土の乾燥具合を確認することが大事です。
受け皿には水を溜めずに、こまめに捨てましょう。
【対処3:土が酸性になっている】
アイビーゼラニウムは弱アルカリ性の土を好みます。
地植えの場合は、特に酸性雨の影響で土が酸性になりやすく注意が必要です。
一年に一度、植え付け時と同様に4月~7月に苦土石灰を土に混ぜ込むとよいでしょう。
鉢植えの場合も、植え替え時に苦土石灰を加えると生育がよくなり、たくさん花を咲かせてくれますよ。
それでは、アイビーゼラニウムについて最後にまとめましょう。
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まとめ
今回は、アイビーゼラニウムの花言葉や育て方等についてお話しました。
アイビーゼラニウムには、ハンギングなどで枝垂れて花が咲く姿が人気の植物です。
花言葉は「真実の愛」「結婚」などでしたね。
日当たりと風通しの良い環境、弱アルカリ性の土を好むので、これらの環境を整えることで上手に育てることができるでしょう。
この植物は、4~7月の時期に挿し木で簡単に増やすことができます。
アイビーゼラニウムは、枝垂れるような姿で咲くことが特徴なので、ハンギングのように高さの出すことができる鉢に寄せ植えすると素敵です。
「日当たりが悪い」「水のやりすぎ」「土が酸性になっている」が、花が咲かずに枯れる原因になるので、気を付けましょう。
それでは、美しく元気なアイビーゼラニウムに育てましょうね。
あなたが育てたアイビーゼラニウムのこともぜひ教えてくださいね。
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