ロベリアは蝶が舞っているような花姿が可憐。
草姿も花色もバラエティーに富んでいて、たくさんの種類があるお花です。
そんなロベリアにはどんな種類があるのでしょうか?
咲いた時にとても華やかなので、この花を育ててみたい方も多いのではないでしょうか。
今回は、ロベリアの種類や育て方、増やし方や寄せ植えのコツなどもお伝えします。
また、花が咲かないと悩んでいる人のために、その原因や対処法についてもお伝えしますのでお楽しみに!
目次
ロベリアとは?種類や開花時期は?
ロベリアは南アフリカが原産で、キキョウ科ロベリア属の植物。
和名が「瑠璃蝶草」というくらい、花姿が蝶々にとても似ています。
花びらの様子をじっくり見てみると、上部2枚の花びらは小さめ、下部3枚の花びらは少し大きめでひらひらとしています。
たくさん咲いている姿はまるで蝶々が舞い飛ぶように可憐なんですよ。
開花時期は4~6月で、こんもりと華やかに咲く姿は明るい気分にしてくれます。
そんなロベリアの魅力は種類の豊富さもあるのではないでしょうか。
では、ロベリアにどんな種類があるのかご紹介しましょう。
・ロベリアエリヌス
一般的に園芸品種として多く親しまれている種類です。
花色が豊富で、品種改良で様々なタイプが出回っていますよ。
・ロベリアリチャードソニー
茎が横にはって広がるタイプの宿根草です。
淡い青紫色の小花がちらちらと咲いてくれます。
・ロベリアアズーロコンパクト
夏に強い一年草タイプです。
スカイブルー、白、赤紫などの花がこんもりとドーム状に咲きほこります。
・ロベリアバリダ
背丈がわりと高くなる、立性タイプのお花です。
・ロベリアリビエラ
花が少し大きめで、園芸品種として出回っています。
このようにたくさんの種類の中から「どれを育ててみようかな」「うちの庭やベランダにはどのタイプが合うかな」と選ぶのも、楽しい悩みですよね!
ぜひワクワクしながらロベリアを育ててみてください。
次の章では、この花の育て方、植え付けや切り戻しなどについて、詳しくお話していきますね。
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ロベリアの育て方!植え付けや切り戻しなどのコツは?
ロベリアの育て方はコツを知っていれば難しいものではありません。
ここでは順を追って説明していきますね。
【植え付け】
3~4月、10~11月に植え付けをおこないます。
地植えの場合、3~4月の方が霜の心配がなくよりおすすめでしょう。
場所は日当たりがよく、水はけのよいところが良いです。
【用土】
鉢植えの場合は草花用培養土、または赤玉土7に腐葉土3を混ぜたもの。
地植えの場合は用土に腐葉土やたい肥を混ぜて、水はけをよくすること。
【水やり】
鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷり与えます。
地植えの場合は降雨のみで大丈夫ですが、雨が少なく乾燥がひどい場合は水やりをします。
【肥料】
元肥としては緩やかな効果のある緩効性化成肥料を用土に混ぜ込みます。
追肥としては4~6月の生育期に薄めた液体肥料を2週間に1度ほど与えます。
【剪定(切り戻し)】
6~7月に切り戻すのがおすすめです。
この時期に株の半分ほどまで切り戻しておくと、湿気で蒸れることで起こりやすい病害虫を防ぐことができますよ。
【花がら摘み】
花がら摘みは咲き終わった花をまめに摘み取ることです。
花がらをそのままにしておくとカビや病気の原因になりますので、その予防のためにおこないます。
また蒸れの原因にもなりますので、咲き終わった花はこまめに取り除き、風通しをよくしておきましょう。
【病害虫】
アブラムシは時々発生することがあります。
見つけたらすぐに駆除しておきましょう。
あとは「立枯病」になることも。
この病気に感染すると、葉っぱが下から上にどんどん茶色く枯れてきます。
私もこれを発見した時はショックだったし焦りました!
立枯病は薬剤がなかなか効かないので、枯れた部分は早めに切り戻しをしましょう。
さて、このようにロベリアを上手に育てることができたら、今度はもっと増やしたいと思いませんか?
次ではロベリアの増やし方、挿し芽や種まきのコツをお話していきますね。
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ロベリアの増やし方!挿し芽や種まきのコツとポイントは?
それではロベリアの増やし方についてみていきましょう。
ロベリアは挿し芽で増やします。
挿し芽に適した時期は6月または10月で、手順は以下のとおりです。
1.ロベリアの茎を切り取る(白い粘液はかぶれやすいので注意して洗い流す)
2.切った茎を水に浸す
3.水に浸したあと、乾燥するまで陰干しする
4.3を土に植える
土に植えたあと、2~3週間ぐらいで発根してきますので楽しみに待ちましょう!
また、種まきをして増やすこともでき、適した時期は9月中旬~10月中旬です。
1.育苗箱かポットに密集させず、3~5粒ずつまく
2.土はかぶせず、種をおいたら軽くおさえる
3.日向に置き、土の表面が乾燥したら、鉢底から吸水させる
4.本葉が3~4枚でたら、ポットへ1株ずつ植える
5.本葉が7~8枚でたら、鉢や地植えをする
発芽まで10日ぐらいかかりますが、発芽率は比較的よいのでぜひ種まきにもチャレンジしてみてくださいね。
このように挿し芽や種まきでロベリアが上手に増やせたら、寄せ植えをして更に楽しんでみたいと思いませんか?
次ではロベリアの寄せ植えのコツやポイントをご紹介しますね。
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ロベリアの寄せ植え!コツやポイントは?
それではロベリアの寄せ植えのコツやポイントをみていきましょう。
ロベリアは草丈がそれほど大きくなく、花の大きさも1~2センチと小さめなので、様々な花と組み合わせがしやすく、寄せ植えやハンギング向きの花と言えます。
相性がよい植物もたくさんあり、組み合わせを考えるのも楽しいですよね。
少し高さのあるストックやナデシコと合わせれば高低差を楽しめます。
高さが低めのプリムラやアリッサムなどと合わせて、下垂種のロベリアを使えば素敵なハンギングができます。
また、寄せ植え全体の色合いから組み合わせを考えるのも楽しいですよ。
例えばロベリアの爽やかなブルーを引き立たせるなら、ラベンダー、ゼラニウム、アゲラタム、ランタナ、シルバーリースなど。
ロベリアのブルーがぐっと引き立ち、爽やかな寄せ植えが完成します!
このように楽しみ方がいろいろあるロベリアですが、なぜか「しおれる・・・」とか「花が咲かない!」と悩む方はいらっしゃいませんか?
最後に、これらの原因や対処法についてお話しますね。
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ロベリアがしおれる!花が咲かない!原因や対処法は?
大切に育てている花がしおれたり、花が咲かなかったら「どうして?」と悩みますよね。
ここではそうしたお悩みが解決するように、原因や対処法についてお話しますね。
まず、しおれる原因としては水が十分に足りていない可能性があります。
乾燥に弱い性質なので、土の表面だけではなく内部にもしっかり水を与えてください。
次に花が咲かない原因としては、花がら摘みをしていなかったり、切り戻しが足りないことが考えられます。
花がら摘みは咲き終わった花をこまめに取り除き、風通しをよくしておくこと。
切り戻しのコツは、茎の先まで花が咲いたら思い切って花茎の付け根で切ってしまうこと。
そして根元の土に液体肥料を与えてあげましょう。
そうすれば次の花もどんどん元気に咲いてくれますよ!
それでは、ロベリアについて最後にまとめましょう。
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まとめ
今回はロベリアの種類や育て方についてお伝えしました。
ロベリアにはたくさんの種類があり、花色も花姿も種類によって多種多様です。
育て方は日当たりのよい、風通しのよい場所がおすすめです。
乾燥を嫌うので土が乾いたら土の内部までしっかり水やりをします。
ロベリアは挿し芽や種まきで増やすことができます。
上手に増やせたら、寄せ植えにチャレンジするとさらに楽しめますよ。
もしロベリアがしおれたり、花が咲かなかったら、水やりに気を付けたり、花がら摘みや切り戻しをしっかりしてみてください。
可憐なロベリアの花がたくさん咲いてくれたら毎日が楽しくなるので、ぜひ育ててみましょう。
あなたが育てたロベリアの話も、ぜひ教えてくださいね^^
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