アリッサムの花言葉と育て方!増やし方や寄せ植えのコツは?

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アリッサムの花言葉や開花時期、育て方等をご存知ですか?

まず、アリッサムとスイートアリッサムは違う植物であることを聞くと驚く方が多いかもしれません。

 

どちらも似た花ですが、実はちがいます。

 

今回は、そんなアリッサムの花言葉、開花時期や育て方、増やし方、寄せ植えについても詳しく解説します。

 

最後に、花が終わった後の「種取り」のポイントについてもお話しますのでお楽しみに!

アリッサムの花言葉や開花時期は?


春に香りの良い小花を咲かせる植物にアリッサムがあります。

 

このアリッサムは、主に黄色の花を咲かせる多年草です。

一般に、花屋や園芸店で見かけるスイートアリッサムとは別の植物になります。

 

アリッサムは、アブラナ科アレチナズナ(アリッサム)属。

ですが、スイートアリッサムは、アブラナ科ニワナズナ属と、属名が違います。

 

園芸店でよく見るスイートアリッサムは、“Lobularia maritima”という学名ですが、主にこの品種がアリッサムとして流通しているんです。

 

そのため、アリッサムと聞くと多くの方がスイートアリッサムのことを想像するでしょう。

花の特徴や花の形が似ているため混同されやすいですが、この機会に正しく覚えておくと良いですね。

 

アリッサムは主に黄色や白の小花ですが、スイートアリッサムは白、ピンク、紫、赤、オレンジと多彩な色を持っています。

どちらも開花時期は9~11月と2~5月で、育て方も同様です。

 

ただし、アリッサムは多年草に対して、スイートアリッサムは1年草である違いがあります。

 

アリッサムは、非常に美しい黄色の花を絨毯のように広げる植物です。

乾燥地帯を好み、ロックガーデン等に人気があります。

 

花言葉とその由来は、以下の3つです。

 

1:「美しさを超えた価値」
春先に、美しい花のじゅうたんを敷いたように咲き広がり、甘い香りを放つことが由来になっています。

 

2:「優美」
小花の色や形、良い香りが由来。

 

3:「飛躍」
春に一気に力強く咲き広がる様子から付けられたそうです。

 

アリッサムの開花時期や花言葉がわかると、育ててみたいと思いませんか?

では、続いて育て方についてお話ししますね。

 

 

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アリッサムの育て方!水やり・切り戻し・花がら摘み等のコツ


アリッサムは次から次へと花が咲く植物なので育てやすいですが、上手に育てるためにはポイントがあるんです。

順を追ってお伝えしますね。

 

【植え付け】

アリッサムの苗は、園芸店で春の2~4月に手に入ります。

葉色が黄色くなっておらず、根元がしっかりしたものを選びましょう。

 

ポットから、根鉢を引き抜きます。

 

根が固まっていたら、土と一緒にほぐして下さい。

根が固まっていなければ、そのまま植えて大丈夫ですよ。

 

地面に這うように広がるので、苗を深植えにしないように気を付けて下さい。

深植えになると、水やり後に蒸れて枯れる恐れがあるからです。

鉢植えでも地植えでも同様に植えつけます。

 

【用土】

鉢に植えつける際の用土は、水はけの良い土を好みます。

 

アリッサムは乾燥に強いですが、蒸れに弱い植物です。

そのため、水持ちが良すぎると腐る恐れがあるんですね。

 

鉢植えのアリッサムは、市販の園芸用の花の土で十分に育つので、その点は安心して下さい。

 

花壇の土が水はけの悪い「粘土質」の場合は、腐葉土など堆肥や小粒の軽石を混ぜ込んで土壌改良しましょう。

 

目安としては、土を軽く握って少し固まるくらいがちょうど良い土です。

 

【水やり】

水やりは土の表面が乾いたら、鉢底から流れるくらいしっかりやりましょう。

 

地植えの場合は、植え付け直後の水やりを除けば、雨が降らずに葉がしおれる時だけ水やりをします。

アリッサムは多湿を嫌うので、水のやりすぎや受け皿に水を溜めたままにしていると、根腐れしやすいので気を付けてください。

 

【肥料】

植え付けの時に、長期間ゆっくり効く緩効性肥料を土に規定量混ぜ込みます。

 

アリッサムは、小さな花が次々と咲き続けるので、肥料切れがないように定期的に置き肥や液肥を与えることがポイントです。

 

置き肥の場合は2か月に1度、液肥の場合は2週間に1度のペースで肥料やりをしましょう。

液肥は、濃く作ると根痛みの原因になるので、規定の薄さに水で薄めて与えてください。

 

【切り戻し】

アリッサムは多年草ですが、日本の高温多湿の夏を越すことが難しい植物です。

 

しかし、春の最後に、伸びきった枝葉を葉が残るように切り戻して、涼しい日陰に置いておくことで、夏越しすることもあります。

 

そのため、花が終わる頃に綺麗に切り戻して涼しい日陰で管理してみましょう。

うまく夏越し出来れば、秋にはさらに綺麗に咲き誇ります。

 

【花がら摘み】

アリッサムの花がら摘みは、小まめに行うと良いです。

 

花が終わったら、小さな種を付けてしまいます。

そうすると、そちらに栄養が集中して花が咲かなくなってしまうので注意が必要です。

 

種を取るのでなければ、花終わりは小まめに摘み取ることで見栄えの良い状態を長く楽しめるでしょう。

 

【病害虫】

アリッサムは、アブラナ科の植物なので比較的虫が付きやすいと言えます。

 

春には、アブラムシやチョウ類の幼虫等が発生しやすいです。

そのため、植え付けの時に浸透移行性と呼ばれるお薬を土に混ぜ込むのがおすすめ。

 

この浸透移行性は、栄養分と一緒に吸収されて植物を食害する虫に効果を発揮します。

土に混ぜるタイプでなければ、日頃の観察で見つけたらすぐに対処できるように、スプレータイプの物を準備しておくと良いでしょう。

 

病気としては、湿気によるカビ類が発生する可能性があります。

こちらは、水はけのよい土に植えたり深植えをしなかったりすることが予防になります。

 

また、水やりの時も葉や花の上からやると、水が乾かずに蒸れてしまい結果的にカビが発生することもあるので、気を付けて下さい。

もし、カビが発生した場合は、その部分を取り除き殺菌剤で消毒をして様子を見ましょう。

 

アリッサムを上手に育てられたら、今度は増やしてみたいと思いませんか。

増やし方についてお話しします。

 

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アリッサムの増やし方!種まき・挿し木・株分けのポイント


アリッサムを増やすには、「種まき」「挿し木」の2つの方法があります。

 

【種まき】

種まきで増やすには、種の収穫をしなければいけません。

 

アリッサムは、花終わり後に簡単に種を付けるので収穫は簡単です。

花終わり後に乾燥した枝を切り取り、白い用紙の上で振るうと小さな種がたくさん取れます。

 

しかし、小さく軽い種なので風で飛ばされないように注意しましょう。

せっかく取れた種が、吹き飛んでしまったら悲しいですよね。

 

収穫した種は封筒などに入れて、冷蔵庫のような冷暗所に保存してください。

 

秋または来春に種まきすると簡単に新芽が出てきて増やすことができます。

アリッサムは、こぼれ種でも増えるので植えっぱなしでも自然と増えていくこともあるので安心してください。

 

【挿し木】

広がった枝葉を長さ5~10㎝で剪定して、2~3束まとめて挿し木さし芽の土や赤玉土の小粒に優しく植えます。

その後は、明るい日陰で水切れがないように管理しましょう。

 

しかし、アリッサムの挿し木は日本の気候では難しく成功率が低いです。

そのため、剪定の時に出た枝葉で試すのが良いかもしれません。

 

増やし方としては種まきが一般的なので、なるべく種まきで増やした方が良いでしょう。

 

さて、アリッサムを増やすことができたら、その増やした株で「寄せ植え」を作るとガーデニングの幅が広がりますよ。

では、そんな寄せ植えのコツについてお話しますね。

 

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アリッサムの寄せ植えのコツとポイント

アリッサムはを寄せ植えする場合は、花が咲く時期が一緒の植物と寄せ植えするのがおすすめです。

 

〇ビオラ・パンジー
〇ハボタン
〇ストック
〇プリムラ
〇ガーデンシクラメン
〇ラミウム
〇ワイヤープランツ
〇タイム
〇ローズマリー など

 

アリッサムは草丈が低い植物なので、鉢の前の縁沿いに植えてあげると良いでしょう。

 

寄せ植えは正面から見て3角形になるように植えつけて、横から見ても3角形になるようにすると、大きくなってもバランスの取れた美しい寄せ植えになります。

美しい黄色や優しい白色の品種があるので、ぜひ春らしい明るい寄せ植えを作ってみてください。

 

アリッサムだけを寄せ植えしたり、スイートアリッサムと混色しても面白いかもしれません。

花色はスイートアリッサムの方が多いので、様々なバリエーションの寄せ植えを作ることができますよ。

 

ところで、上記のようにアリッサムを上手に育てた後、花終わりに種を取ると来年もガーデニングが楽しめます。

では、そんな種取りのコツについてお話しますね。

 

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アリッサムの種取りのコツとポイント


種取りのタイミングは、花が咲き終わったら随時収穫が可能です。

 

しかし、最盛期に種を付けると花が楽しめません。

そのため、開花が落ち着いて花が少なくなった時期に種取りをすると良いでしょう。

 

アリッサムの種取りは簡単ですが、種自体が小さいので取りこぼさないように気を付けてください。

 

花が咲き終わると小さな種の入った莢ができます。

その莢が茶色くなったころには中の種が熟しているので、莢の付いている枝ごと切り取りましょう。

 

白い紙の上で、枝ごと振るうと小さな種が出てきます。

軽いので、風で飛ばされないように気を付けてください。

 

その後は、封筒などに入れて風通しのよい場所や冷蔵庫のような冷暗所に、保存しておくと良いですね。

 

それでは、アリッサムの花言葉や育て方について、最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、アリッサムの花言葉と育て方についてお話しました。

 

アリッサムは秋と春に咲くアレチナズナ(アリッサム)属の多年草。

花言葉は「美しさを超えた価値」「優美」などです。

 

アリッサムは、水はけのよい土に浅く植えつけて、乾燥気味に育てます。

増やし方は「種まき」「挿し木」の2通りがありますが、「種まき」で増やすのが一般的で簡単な方法です。

 

開花期が同じであるパンジーやビオラ、ハボタン、ストックなどと寄せ植えすると素敵になります。

種は非常に小さく軽いので、風で飛ばされないように気を付けながら採集しましょう。

 

アリッサムを綺麗に咲かせて、ステキなグリーンライフをお過ごしください。

 

あなたが育てたアリッサムの話も、ぜひコメントしてくださいね~

 

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