ネメシアの花言葉と育て方!増やし方や寄せ植えのコツとは?

ガーデニング

ネメシアと聞いて、「どんな花なんだろう。。?」と思う方が多いことでしょう。

ギザギザの小葉に小さなキンギョソウのような可愛らしい花が房状に付き、多彩で香りのある人気のある春の花です。

 

そんなネメシアの花言葉や上手な育て方をご存じでしょうか?

 

今回は、ネメシアの花言葉や開花時期、育て方、挿し木による増やし方、寄せ植えについて詳しく解説しています。

最後には、ネメシアが荒れる原因と対象法についてお話ししていますので、お楽しみに!

 

それでは、ネメシアの花言葉や開花時期から大公開です!

ネメシアとは?花言葉や開花時期は?

ネメシアは、キンギョソウに似た色とりどりの小花を咲かせる寄せ植えや花壇に人気の春の花の1つです。

現在では品種改良が進み、一年草だけでなく多年草である「宿根(しゅっこん)ネメシア」も多く出回っています。

 

一年草タイプは、赤や青、黄色、白、紫、ピンク、複色など多彩で花色が濃いのが特徴です。

多年草タイプは、一年草タイプに比べ花色は少なく淡い色合いですが、四季咲き性が強く高温多湿の夏を越し、秋にも花を咲かせてくれます。

 

そのため、ネメシアの開花時期は以下の通りです。

〇一年草タイプ:3~5月

〇多年草タイプ:3~5月、9~11月

 

この花は、南アフリカ原産のゴマノハグサ科ネメシア属の植物で、世界的にも人気で、最近ではバニラのような甘い香りなどの品種もあります。

ネメシアは草丈20~40cmに小花がたくさん咲かせ、株もこんもりなる花姿から、「包容力」という花言葉を付けられているんですよ。

 

さらに、香りの良い品種ならば、花だけでなく香りにも癒されること間違いなしなので、包容力という花言葉はピッタリですね。

そんな素敵な花言葉を持ち、可愛い花を咲かせるネメシアを育ててみたいと思いませんか?

 

ネメシアの育て方についてお話しします。

 

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ネメシアの育て方!水やりや切り戻しや花がら摘み等のコツは?

ネメシアは育てやすい植物ですが、たくさんの花を長く楽しむためにはポイントがあるんですよ。

そのポイントを順を追ってお話ししますね。

 

【植え付け】

ネメシアは、春には一年草タイプと多年草タイプが、秋には多年草タイプが苗として園芸店に出回ります。

 

苗は、葉色が濃く、株がしっかりしたものを選びましょう。

ネメシアは、多湿に弱い傾向があるので、植え付ける際には葉に土が被らないように、少し浅植えにすることが上手に育てるポイントです。

 

【用土】

鉢植えの場合は、市販の園芸用のお花の土で良く育ちます。

地植えの場合は、水はけが良くなるように土壌改良をしてあげましょう。

 

ネメシアは、原産地で乾燥気味で涼しい環境で育っているので、高温多湿を嫌います。

そのため、地植えの場合は、水はけの悪い砂質や粘土質の土に気を付け、腐葉土などの有機質や小粒の軽石などでしっかりと改良してくださいね。

 

園芸用のお花の土を、しっかり混ぜ込んであげても良いでしょう。

 

【水やり】

基本的には、表面の土が乾いたらしっかり水やりをしましょう。

鉢植えの場合は、鉢底から水が流れるくらいに水やりを行い、受け皿に溜まった水は、こまめに捨ててあげることが大切です。

 

受け皿に水が溜まった状態だと、多湿になりネメシアを枯らした経験があるので、気を付けてくださいね。

ほかの植物に比べ乾燥には強いので、水やりは気持ち少なめにしてあげるとちょうどよいですよ。

 

また、水やりは花や葉の上から行うと小さなギザギザの葉が濡れ、多湿環境により、病気になることもあるので、根元から水やりをしましょう。

 

鉢植えの場合は、長雨が降るときは軒下など、雨のかからない場所に移動させることが長く綺麗に咲かせるポイントです。

地植えの場合は、植え付け直後や雨が降らない真夏以外は、水やりは必要ありません。

 

【肥料】

植え付けの時に、ゆっくり長く効く緩効性肥料を土に規定量混ぜ込んでおきましょう。

開花時期の3~5月、多年草タイプならば9~11月にも週に一回、即効性のある液体肥料を水に規定量薄めて与えることで、多くの花が咲きますよ。

 

多年草タイプは真夏や真冬も生育していますが、活動は鈍っていますので、この時期に肥料を与えると枯れる原因になるので気を付けてくださいね。

 

【剪定】

ネメシアは、順調に育つと株がこんもりと大きくなります。

その状態で花が咲いた姿は、非常に綺麗です。

 

花が終われば、そのこんもり大きく育った株を、半分くらいの高さで思い切って剪定してあげましょう。

そうすることで、風通しが良くなり病気にもなりにくく、一年を通してより多くの花が咲きますよ。

 

また、梅雨などの多湿環境になりやすい時期は、思い切って剪定し、風通しを良くすることが大事です。

短く剪定する場合は、必ず株に葉が残るようにしましょう。

 

私は、葉が残らないくらいに、短く切りすぎて枯らした経験があるので気を付けてくださいね。

 

【花がら摘み】

ネメシアは、1つの枝に房状に小花が咲き、咲き終わり始めると、房の下から花が終わっていきます。

その終わった花からひとつずつ花がら摘みをしても良いですが、とても大変な作業になるので、房の花が終わり始めたら、房ごと摘むと良いでしょう。

 

房ごと摘むことで、その下から脇芽が伸び、すぐに花が咲き戻りますよ。

さらに枝葉も増えて、株も良くなるんですよ。

 

【病害虫】

ネメシアに付きやすい病害虫は以下の2点があります。

〇アブラムシ

〇灰色かび病

 

アブラムシは、どの植物にも発生しますが、春の気温が暖かくなり始めた時期に、ネメシアの新芽に付きます。

日頃の観察で、こまめに取り除くか、市販のお薬で対処することが大事です。

 

そのまま対処せずにいると、大発生して枯れる原因になるので気を付けてくださいね。

 

灰色かび病は、梅雨や水やりの多湿環境でなりやすい病気です。

名前の通り、灰色のカビが葉に発生して、酷くなると全体に広がり枯れていきます。

 

梅雨の時期は、雨に当たらない場所に移動させたり、風通しが良くなるように株を短く剪定したりすることが重要になります。

もちろん、水やりも花や葉にかからないようにすることも大事です。

 

灰色かび病は、予防で防ぐことが一番良いですが、もしも病気になった場合は市販のお薬で対処しましょう。

 

ネメシアを上手に育てることができたら、どんどん株を増やして可愛い花を楽しみたいと思う方が多いんですよ。

そこで、続いてはネメシアの挿し木による増やし方についてお話しします。

 

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ネメシアの増やし方!挿し木のコツやポイントは?

ネメシアには一年草タイプと多年草タイプがあります。

一年草タイプは高温多湿に弱く、挿し木でも夏を越すことが難しいです。

 

挿し木で簡単に増やせるのは「宿根ネメシア」なんですよ。

 

宿根と言われていますが、実際は2~3年ほどすると枯れやすくなるので、こまめに挿し木で増やしておくと良いでしょう。

挿し木の時期は、3~6月、9~11月の気温が暖かい時期です。

 

挿し木には、若い枝葉よりも、少し硬めのしっかりした枝葉を10cm程切って挿し穂としましょう。

よく切れるハサミやカッターで切り、切り口を水に薄めた発根剤であるメネデールを吸水させると、発根しやすいですよ。

 

市販の挿し木挿し芽用の土や肥料分の入っていないバーミキュライトや小粒の赤玉土に、5㎝程の深さの穴を空けて、優しく植えましょう。

土に肥料分が入っていると、発根が悪くなるので注意が必要です。

 

植えたネメシアは、水切れをしないように明るい日陰で管理することで、2~3週間で新芽が出てきます。

葉が5~6枚と出てきたら、優しく掘り上げて、3号ポット(直径9cm)程の鉢に植え替えて、日当たりの良い場所で育ててあげましょう。

 

すぐに花が咲くまで育つので、安心してくださいね。

増やした植物や購入した植物を花壇に植えるだけがガーデニングではなく、鉢に寄せ植えすることでもっとその楽しみが広がります。

 

しかし、どんな花を組み合わせたら良いかわかりませんよね?

そこで、ネメシアの寄せ植えについてお話ししますね。

 

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ネメシアの寄せ植え!コツやポイントは?

ネメシアには、花色のバリエーションが豊富な一年草タイプと、花色のバリエーションは少ないですが、優しい淡い色が特徴の多年草タイプがあります。

 

色にメリハリのある寄せ植えには、一年草タイプで寄せ植えを作り、ふんわり優しい印象の寄せ植えにしたい場合は、多年草タイプを使うと良いでしょう。

 

ネメシアの一年草タイプは、春のみの開花なので、春の花と組み合わせて、多年草タイプは、春と秋の花と組み合わせて寄せ植えを作ります。

  • ブルーデージー
  • ワスレナグサ
  • ローダンセマム
  • ラベンダー
  • キンギョソウ
  • ビオラ・パンジー類
  • アリッサム
  • マーガレット
  • リシマキア
  • ワイヤープランツ
  • タイム

など

 

ネメシアは、草丈が20~40cm程なので鉢の真ん中や後ろ側に植え付けると良いでしょう。

小花ですが満開になると、非常に見ごたえがあるのでメインの花としてもおすすめです。

 

鉢を正面から見て植物が3角形になるように植え付け、横から見ても3角形になるように植え付けることで、大きくなってもバランスが良い寄せ植えになります。

 

また、ネメシアは花色も豊富なので、ネメシアの色違いを同じ鉢に植えても、非常に綺麗ですよ。

香りのあるネメシアを、ラベンダーのように香りのある植物と一緒に植えても素敵ですね。

 

ただ、せっかく可愛く育って、綺麗に咲いたネメシアが枯れるとすごく悲しいですよね!

その原因と対処法についてお話しします。

 

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ネメシアが枯れた(枯れる)!原因と対処法は?

ネメシアが枯れる原因は、以下があります。

  • 日当たり不足
  • 暑さ
  • 多湿
  • 寒さ

 

ネメシアは日当たりを好む植物です。

特に、一年草タイプは、日当たりが悪いと花が極端に咲かなくなり、株も弱ってしまい枯れやすくなります。

 

多年草タイプは、比較的強いですが、それでも日によく当たることで、健康に育ちます。

そのため、日当たりが悪い場合は、真夏を除き日当たりの良い場所で育てましょう。

 

ネメシアは涼しい南アフリカの環境で育っているので、日本の高温多湿の梅雨から夏を嫌います。

特に、一年草タイプは夏を越すことができずに枯れてしまいます。

 

多年草タイプも強いとはいえ、苦手な環境なので、明るい日陰で風通しの良い場所で、管理することだが大事です。

思い切って株の半分を剪定して、風通しをよくすることで多湿による灰色かび病などの病気も防げます。

 

多年草タイプのネメシアは、最低温度3℃程まで耐えることができるので、暖地では雪や霜を避ければ、植えっぱなしでも大丈夫です。

しかし、3℃以下になる場合は、枯れる恐れが高いので、明るい室内に入れたり、マルチングをしたりなど寒さ対策が必要になるでしょう。

以上のことに注意しながら、元気なネメシアを楽しんでくださいね!

 

それでは、ネメシアについて最後にまとめましょう。

 

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まとめ

ネメシアの花言葉と育て方についてお話ししました。

 

ネメシアは南アフリカ原産のゴマノハグサ科の植物で、一年草タイプと多年草タイプがあり、どちらも寄せ植えや花壇に人気の花です。

高温多湿を嫌いますので、水やりは花や葉にかからないように行い、梅雨時期は剪定をして風通しを良くしましょう。

 

ネメシアは、春と秋に挿し木で簡単に増やすことができます。

一年草タイプは春の花と、多年草タイプは春と秋の花で寄せ植えを楽しめますよ。

 

ネメシアは、日当たりの居場所で育て、高温多湿の対策と、冬に最低温度が3℃以下になる場合に寒さの対策をすることで、上手に育てることができます。

元気にネメシアを育てて、ステキなグリーンライフを楽しみましょう!

 

あなたのネメシアのお話もぜひコメントしてくださいね^^

 

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