サクラソウ(桜草)花言葉と育て方!増やし方や寄せ植えは?

ガーデニング

サクラソウと聞くと「桜に似た花を咲かせる植物なのかな?」と多くの方が想像するでしょう。

まさに桜の花に似た可愛らしい花を咲かせる植物であり、日本にも自生していたことから「ニホンサクラソウ」として古くから愛されている植物なんですよ。

 

そんな歴史ある可愛らしいサクラソウを育ててみたいと思いませんか?

今回は、この植物の花言葉や開花時期、育て方、増やし方、寄せ植えについて詳しく解説しています。

 

最後には、サクラソウの花終わり後の管理や種の収穫について解説していますのでお楽しみに!

サクラソウ(桜草)とは?花言葉や開花時期は?

サクラソウは、名前の通りサクラに似たハート形の花を5枚並べたような可愛い花です。

 

サクラソウ科プリムラ属の総称をサクラソウとも言います。

ですが、本来は古典園芸としても楽しまれている宿根草の「ニホンサクラソウ」一品種のことを指します。

 

ニホンサクラソウは4月~5月の短い時期に、ピンクや白の可愛らしい花を咲かせてくれるんですよ。

 

この植物は品種改良された園芸品種が300種類以上あり、近年でも多くの花形や花色が生まれています。

 

ところで、サクラソウの花言葉をご存じでしょうか?

 

サクラソウには、「初恋」「純潔」「憧れ」などの花言葉があります。

 

短い期間にとても可愛らしい花を咲かせて散ってしまう様子からこれらの花言葉が付けられているんですよ。

可愛らしく素敵な花言葉の中に、どこか切ない雰囲気を持っていますね。

 

そんなサクラソウことが分かって来ると、愛着がわいて育ててみたいと思いませんか?

サクラソウの水やりや切り戻しなどの育て方についてお話しますね。

 

関連記事

 

サクラソウ(桜草)の育て方!水やりや切り戻し等のコツは?

古典園芸のサクラソウと聞くと、育てるのが難しく感じるかもしれませんが、ポイントを抑えれば園芸品種と同様に簡単に育てることができるんですよ。

 

【植え付け】

サクラソウは、春の3月~4月に園芸店で手に入ります。

園芸品種も同時期に出回りますが、古典園芸としてのニホンサクラソウは流通量が少なく手に入りにくい場合があるんですよ。

 

葉色が濃く、株がしっかりしたものを選びましょう。

購入した株の根が固まっている場合は、軽くほぐして浅植えすることがポイントです。

 

サクラソウは葉が地際で広がるので、深く植えると葉に土がついたり、雨ではねた土が葉についたりして病気になることあるので気を付けましょう。

 

【用土】

サクラソウは、肥沃な水はけのよい土を好みます。

鉢植えの場合は、市販の園芸用のお花の土で良く育つので安心してくださいね。

 

お花の土に、1割ほど小粒の軽石を加えて水はけをよくしてあげると、さらに育てやすくなりますよ。

地植えの場合は、腐葉土や小粒の軽石を加えて土壌改良をして植えてあげると良いでしょう。

 

さらに、雨の当たらない樹木の下などが良く育つ場所になります。

 

【水やり】

基本的には、土の表面が乾いた時に、鉢底から水が流れるくらいにしっかりと水やりをしましょう。

鉢の下に受け皿をしている場合は、溜まった水はこまめに水を捨ててください。

 

水が溜まったままだと、土が乾燥せず根腐れをして枯れてしまう恐れがあるので気を付けてましょう。

 

また、サクラソウは葉が地際に広がるので、花や葉の上から水をやると葉に水が溜まり病気になりやすいです。

そのため、根元から水がかからないようにすることが上手に育てるポイントになります。

 

【肥料】

植え付ける時に、ゆっくり長期間効く緩効性肥料を土に規定量混ぜ込んであげましょう。

花が咲き始めたら、1週間に1度即効性のある液体肥料を水に規定量溶かして、水やり代わりに与えてください。

 

この時も、花や葉に水がかからないように気を付けることがポイントです。

 

【剪定】

サクラソウは花茎が伸びるので、花が終わったらこまめに剪定してあげることが大事です。

見た目にもすっきりして花姿の美しさも維持でき、次々花が咲いてくれますよ。

 

花終わりを取り除かないと種を作る準備をして、花が咲きにくくなるので注意してくださいね。

また、枯れた葉や黄色くなった葉もこまめに取り除いてあげることで、風通しが良くなり病気予防になります。

 

【病害虫】

サクラソウには、以下の3つ病害虫が発生しやすいです。

1:灰色かび病

2:アブラムシ

3:ハダニ

 

1:灰色かび病

気温の低い時期に多湿になると、葉に灰色~黒色のカビが発生して葉が枯れていきます。

この病気は、水のやりすぎや風通しが悪いことが原因で発生しやすいです。

 

そのため、以下の3点に注意して育てましょう。

1‐1:水やりは葉や花にかけない

1‐2:受け皿の水は溜めない

1‐3:花終わりや枯葉、黄葉はこまめに取り除く

 

それでも、病気が発生する場合は、市販の殺菌剤で対処して、風通し良く育ててあげることが大事です。

 

2:アブラムシ

アブラムシは、どんな植物にも発生しますので、日頃の手入れや観察が重要になります。

特に4月~5月の開花期の蕾に発生しやすいので、見つけ次第市販のお薬で対処すると良いでしょう。

 

3:ハダニ

ハダニは、空気中の水分が少なく乾燥した環境で発生しやすい害虫です。

葉の裏に発生するので見つけにくく、葉にかすりが入ったり、酷い場合は葉に糸を引いたような症状になったりします。

 

ハダニは湿気を嫌いますので、水やり忘れなど土を乾燥させすぎないように気を付ければ発生は抑えられます。

発生した場合は、市販のお薬で対処しましょう。

 

サクラソウを上手に育てることができたら、今度は増やしてみたいと思いませんか?

株分けについてお話しますね。

 

関連記事

 

サクラソウ(桜草)の増やし方!株分けのコツやポイントは?

サクラソウの増やし方には、株分けがあります。

株分けは、1年以上育てたサクラソウで芽が複数ある株を用いて、11月~2月の寒い時期に行いましょう。

 

黒ずんだ根を取り除きながら、綺麗に整理することで、自然と根のほつれが取れて株を分けることができます。

この時に、無理に引っ張ったりすると、根が痛み枯れる恐れがあるので、ゆっくりと慎重に株分けをしてくださいね。

 

株を分けたら、市販の園芸用のお花の土に、浅く植え替えてしっかり水やりをしましょう。

 

その後は、土が乾いたら水やりしていくと、暖かくなるにつれて葉が広がり可愛い花が咲いてきますので安心してくださいね。

 

サクラソウを順調に増やすことができたら、その増やした株で寄せ植えを作ってみたいと思いませんか?

寄せ植えのポイントについてお話しますね。

 

関連記事

 

サクラソウ(桜草)の寄せ植え!コツやポイントは?

サクラソウの草丈は、開花期で20~30cm程になります。

そのため寄せ植えする場合は、鉢の真ん中~後ろ側に植えてあげるとバランスが良いでしょう。

 

寄せ植えは、鉢の正面から見て3角形になるように植えて、横から見ても3角形になるように植えると大きくなってもバランスの良い寄せ植えになります。

ただしサクラソウは葉が地際に広がりますので、植物同士をくっつけて植えると風通しが悪くなり、病気になりやすいので注意してくださいね。

 

サクラソウは4月~5月に可愛らしい花が咲きますので、以下のような同時期に花が咲く植物やカラーリーフと寄せ植えすると良いですよ。

〇ビオラ・パンジー

〇ネメシア

〇オステオスペルマム

〇アリッサム

〇ワスレナグサ

〇イベリス

〇ヘリクリサム

〇ローズマリー

〇アイビー

〇タイム    など

 

サクラソウは、園芸品種も含めると非常に多くの花色や花の形があるので、サクラソウだけで寄せ植えしても可愛いですよ。

その時も、浅く植えて株をくっつけ過ぎないように植えてあげることがポイントになります。

 

寄せ植えしたサクラソウの花の見頃が終わり始めたら、どうすればいいんだろうと悩みますよね。

花終わりの管理や種の取り方についてお話します。

 

関連記事

 

サクラソウ(桜草)花が終わったら?種の取り方はどうする?

サクラソウの花が終わったら、花茎を切り取り除きましょう。

 

この植物は、寒さには非常に強いですが、暑さやムレに弱いです。

そのため花終わりは、風通しの良い明るい日陰で管理してあげることが重要になります。

 

梅雨の時期や気温の高い夏に、水をやりすぎるとムレて枯れやすいので、土がしっかり乾燥してから、少なめの水やりを行いましょう。

秋に涼しくなってくると新葉が出てくるので安心してくださいね。

 

新葉が出てきたら、日陰から日当たりの良い場所に移動させて管理しましょう。

 

ところで、「花終わりに種を取りたい場合は、どうすればいいの?」と思いませんでしたか?

その場合は、花終わりは剪定せずにそのままにしておきましょう。

 

花が散った後に、花の中心部だったところが膨らみ、その中に種が作られるんですよ。

その膨らみが破裂すると、中の種が飛び散ってしまいますので、袋をかけたり、晴れる前に収穫したりすると良いでしょう。

 

破裂前に収穫した場合は、そのまま乾燥させて、膨らみから種を取り出すと良いです。

収穫した種は、春3月~4月に種まきすることで、発芽しますのでお楽しみにしてくださいね。

 

密閉できる容器に種を保存して乾燥させすぎないようにすることが、春の種まきの発芽率を良くするポイントです。

種を収穫後の苗も、風通しの良い明るい日陰でムレないように管理してくださいね。

 

それでは、サクラソウについて最後にまとめましょう。

 

関連記事

 

まとめ

今回は、サクラソウの花言葉や育て方等についてお話しました。

 

サクラソウには、「初恋」「憧れ」「純潔」といった可愛く美しい花に見合った花言葉が付けられています。

この植物は、古典園芸として古くから愛されており、上手に育てるポイントは「水はけ」「日当たり」「風通し」です。

 

サクラソウは、株分けを冬に行うことで、簡単に増やすことができます。

ですが、根を無理に引っ張って切らないように気を付けましょう。

 

寄せ植えのポイントは、葉が地際に広がるので、植物同士をくっつけすぎないように植えることです。

 

サクラソウの花終わりは、種を収穫後も同様に花茎を剪定して、風通しの良い明るい日陰で秋まで水を少なめに管理しましょう。

それでは、可愛いサクラソウを元気に育ててあげてください。

 

あなたが育てたサクラソウの話も、ぜひ聞かせてくださいね。

 

おすすめ記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました