ガジュマルという観葉植物の花言葉を知っていますか?
ユニークな姿をした観葉植物ガジュマルには、縁起の良い花言葉がついているんです。
最近では、ガーデニングショップだけでなく、100均でもよく見かけるガジュマル。
ポイントを押さえれば、初心者でも比較的育てやすく、手に入りやすいと人気なんですよ。
今回は、ガジュマル花言葉や育て方、植え替えや挿し木のやり方まで詳しく説明します。
目次
ガジュマルとは?花言葉にはどんな意味がある?
太い幹が垂れ下がる「気根」が特徴的なガジュマルは、ちょっと不思議でユニークな形をしているんです。
クワ科フィカス属の植物で、ゴムの木の仲間。
ゴムの木と同じで、幹を傷つけると白い樹液が出てくるんです。
この樹液に触るとカブれることがあるので、注意してくださいね。
「ガジュマル」は一年中、濃い緑の葉をつけている常緑樹で、日本では沖縄などで見ることができるんですよ。
大きくなると20mくらいになるものもありますが、観葉植物では10cmから20cmくらいの小さい「ガジュマル」が一般的に見かけるサイズなんです。
「気根」が絡み合って神秘的な姿をしているためか、沖縄の座敷童子のような精霊「キジムナー」が、棲んでいるとも言われているんです。
精霊「キジムナー」は幸せを運んで来ると言われ、別名「多幸の木」「幸福を呼ぶ木」なんて呼ばれているくらい縁起がいいんですよ。
また、ガジュマルはとても生命力が強いため、「健康」と言う花言葉を持っています。
その生命力の強さから、セメントやアスファルトまでも突き通し、食事や岩を巻き込みながら成長するため、「締め殺しの木」なんてちょっと怖い別名なんかもあったりするんですよ。
ガジュマルの花は4月から5月くらいに、1cmくらいの小さいイチジクのような実の中に花を咲かせます。
実は、夏から秋に淡いピンク色に熟します。
野鳥が好んで食べると言われており、屋外に置いていたら、食べにくる姿が見られるかもしれませんね。
さて、ガジュマルがどんな植物か分ったところで、育て方が気になりませんか?
次は、ガジュマルの育て方を詳しくご紹介いたします。
関連記事
ガジュマルの育て方!室内と屋外で違うってホント?
「ガジュマル」は、日光が当たり、風通しのよい場所ならば、室内でも室外でも育てることができます。
基本、暖かい場所を好むので、気温が5度以下になってしまう地域では、室外で育てるのはやめましょう。
株が弱って枯れてしまいます。
できれば、室内の直射日光の当たらない明るい日陰に置いてあげて下さい。
冬は、窓の近くには置かず、暖かい場所に移動してあげましょう。
そして大切なのが、水やりです。
春から夏にかけては、早朝や夕方の涼しい時間帯に毎日あげてください。
土の表面が乾かないようであれば、2、3日おいてからたっぷりとあげてください。
あまり土が湿りすぎていると、根が酸素不足になって、株が腐ってしまうかもしれませんよ。
秋から冬は成長がお休みの時期に入るので、月に1回から2回程度でOKです。
水やりを抑えることで、耐寒性を高め、冬を上手に越せるようになるんです。
お水をあげる時は、鉢の底から水が出てくるくらいたっぷりと与えてください。
受け皿に溜まった水は捨ててくださいね。
根腐れの原因になります。
ところで「ガジュマル」は湿気を好む植物です。
葉水を与えることは大切な作業の一つなんです。
乾燥に弱いので、葉や茎、幹にたっぷりと水を吹きかけてあげてくださいね。
また、肥料は与えることで成長が早くなりますが、あげなくても大丈夫なんです。
もし、与えるのであれば、根に直接触れないように固形肥料を与えるのがオススメです。
春から秋の間、3ヶ月に1回与えてくださいね。
冬場は肥料を与えると肥料焼けを起こし、根が傷んでしまうため、控えましょう。
育て方を覚えてきたら、ますます元気に「ガジュマル」は成長していきます。
ただ、成長してくると、ヒョロヒョロと伸びて不恰好になってきたり、葉が生い茂って風通しが悪くなってしまうんです。
形を整えるためにも、剪定をしちゃいましょう。
5月から7月頃が最適な時期です。
飛び出してしまった葉や枝を切っていきます。
そして、重なり合ってしまった葉も切ってしまいましょう。
切り口には癒合剤を塗ってあげてくださいね。
雑菌から守ってくれる効果があるんです。
切る際にも注意が必要なんです。
「ガジュマル」はゴムの木の仲間です。
切った枝の先から白い樹液が出てきて、触れるとかぶれてしまうことがあるので、必ず手袋をして剪定してくださいね。
実は、ガジュマルって、どんどん成長してくると土が減ってきてしまいます。
それは、土の栄養分がなくなってきているという合図なんですね。
元気でいてもらうためにも、植え替えをしてあげましょう。
関連記事
ガジュマルの植え替え!土や手順など失敗しないためのコツは?
土が減ってきたり、幹にシワができてくると、植え替えの時期。土の栄養分を吸収して、土が減ってきているんです。
1年から2年に1回植え替えをしてあげましょう。
5月から7月くらいの夏前に行うのがベストです。
用意する土は、通気性と排水性を考え、観葉植物の培養土がオススメです。
培養土には肥料が入っているので、与えなくても大丈夫なんです。
「ガジュマル」は植え替えの準備のために、数日前から水やりを控えてください。
準備ができたら、植え替えをしていきましょう。
鉢から「ガジュマル」を取り出し、3分の1くらい土をほぐします。
根は切らなくても良いですが、黒くなってしまったものや細かいものは切ってしまいましょう。
お気に入りの鉢を選び、鉢底石を入れ、石が隠れるくらい土を入れておきましょう。
「ガジュマル」を仮置きして、飾りたい向きを確認。
位置が決まったら、隙間に土を入れていきます。
水を与えると土が沈むので、少し多めに土を入れてあげましょうね。
植え替えをしたあとは、株も少しお疲れ気味。
日当たりの良い日陰で10日程休ませてあげてください。
様子を見て、1ヶ月くらいで、いつもの場所に戻してあげましょう。
でも、剪定で切った枝を捨てるのは、かわいそうですよね。
なので、挿し木をして、ガジュマルの株を増やしてみませんか?
コツを押さえればカンタンですよ。
関連記事
ガジュマルの挿し木!増やし方のコツやポイントは?
「ガジュマル」を増やすには、5月から7月くらいがベストの時期。
ちょうど剪定の時期と重なるので、その時の枝を使います。
枝は8cmから10cmくらいの長さに切って準備しておきます。
白い樹液が出るので、水で綺麗に洗い流してくださいね。
水の吸い取りが悪くなってしまうんです。
葉は2、3枚残し、他は全部取ってしまいましょう。
葉を残していると栄養分が取られてしまうので、発根が遅くなってしまいます。
水をためたコップや水差しに切り口を数時間入れて、水を吸わせてあげます。
鉢に鉢底石、8割くらいの土を入れたら、水で湿らせておきます。
そこに、「ガジュマル」の枝を挿して終了です。
土は挿し木用の土を使用してくださいね。
その後は、土が乾かないように水やりをして、明るい日陰で管理してあげてください。
発根まで約2、3週間くらいです。
株を揺らして、グラつかなければ根が生えている合図です。
土からだけではなく、「ガジュマル」は水耕栽培でも増やすことができるんですよ。
発根しているのを目で確認することができますが、忘れずに毎日水を交換してあげることが大切です。
十分に根が出ているのを確認したら、鉢に植え替えてあげましょう。
あとは、土が乾かないよう水やりをし、明るい日陰で育ててあげてくださいね。
最初に挿した枝は、太くなりませんが、約10年くらいすると、地中で太った根が上がってきて「ガジュマル」らしさが出てくるようになりますよ。
ただ、水やりも、管理の仕方もわかってきたのに、葉がパラパラと落ちてしまうのはなぜ?
・・・とお悩みの方もいるでしょう
そこで、最後にその原因と対処法をお教えします。
関連記事
ガジュマルの葉が落ちる!原因や対処法は?
どんなに大切に育てていても、葉が落ちてしまう、なんて悩んではいませんか?
実は、ガジュマルは、落ちた葉の状態を見たら原因が分かるんですよ。
今回は3パターンご紹介しますね。
まず1つ目に、シナシナした葉が落ちていた場合は「根腐れ」が原因かもしれません。
水の与え方を見直し、季節ごとに水量を見極めて与えてあげてください。
2つ目は、色が抜けたように、黄色い葉が落ちていたら、日照不足が原因の可能性があります。
その場合は、日当たりの良い場所に移動させてあげてくださいね。
そして3つ目。
乾燥した葉が落ちている場合の原因は、水不足であることが多いです。
たっぷりの水を与えてあげてください。
それでもまだ足りないようであれば、水をはったバケツに鉢ごと入れて、1時間くらいそのままにしてあげてください。
その後、日当たりの良い日陰に置いてあげれば良いですね。
上記のことをチェックして、元気にガジュマルを育ててあげてください。
それでは、ガジュマルについて最後にまとめましょう。
関連記事
まとめ
今回は、ガジュマルの花言葉や育て方等についてお伝えしました。
とてもユニークな姿をしている「ガジュマル」は、生命力溢れた観葉植物です。
室外では気温が5度以下になると枯れてしまうので、できれば室内で管理してあげるのがオススメです。
水を好む観葉植物なので、常に土の状態を確認してあげてください。
「ガジュマル」を見て、バランスが悪くなってきたら、剪定をしてスッキリとさせてあげましょう。
さらに剪定した枝を使って、新たに株を増やすのも楽しいですよね。
葉がハラハラと落ちていたら、葉の状態を見て、健康でいてもらえるように対処してあげましょう。
精霊「キジムナー」が棲むと言われる「ガジュマル」「キジムナー」に幸運を運んでもらえるように、「ガジュマル」を大切に育てて見ませんか?
あなたが育てたガジュマルのことも、ぜひ教えてくださいね。
おすすめ記事