ガーベラの季節と種類!色や咲き方や大きさによる違いとは?

ガーデニング

真っ直ぐに伸びる花茎に陽気な印象を与える花を咲かせるガーベラ。

そんなガーベラには、色や咲き方、花の大きさの違いで、様々な品種が存在することをご存知でしょうか。

 

ガーベラを育ててみたいけど、種類が多すぎて選べず、二の足を踏んでいるなんて方もいるでしょう。

そんな時は、人気の品種を参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

今回は、ガーベラの開花時期や、色や咲き方、花の大きさ別で人気の品種について詳しくご紹介いたします。

新品種や珍しい品種についてもお伝えしますので、ぜひ楽しみにお読みくださいね。

ガーベラの季節!開花時期や種まきの時期は?

まず、ガーベラの開花時期って、いつ頃なのでしょうか?

 

実は、ガーベラは4月~6月、9月~11月、という2つのシーズンが開花時期になります。

春と秋がガーベラの季節なんですね。

 

しかし、俳句ではガーベラは「夏」の季語になるそうですよ。

一年に2回開花を楽しめると思うと、お得な気分になりますね。

 

種まきの適期は、地域によって異なりますが、大体4月中旬~5月中旬になります。

ガーベラの発芽適温は20~25℃なので、八重桜が開花する頃を目安にすると良いですよ。

 

ところで、ガーベラはカラーバリエーションが豊富なので、種類が気になっている方もいるでしょう。

そこで続いては、ガーベラの色の種類や、人気の品種についてご紹介いたします。

 

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ガーベラの種類!オレンジ・白・赤・黄色などで人気の品種は?

ガーベラには、オレンジ、白、赤、ピンク、黄色のカラーバリエーションが存在します。

それぞれ色別で人気の品種についてご紹介しましょう。

 

【オレンジ】

オレンジ色のガーベラで、「ミノウ」という品種が人気があります。

ガーベラで定番の一重咲きで、パステルカラーのような柔らかいオレンジ色をしています。

 

花の中央の芯も花びらと同色で、ワントーンでおしゃれな雰囲気も感じられます。

優しい色合いで誰が見ても可愛い!と思う人気の品種です。

 

【白】

白色のガーベラで、「ホワイトスター」という品種が人気があります。

一重咲きで、綺麗な純白色をしています。

 

花の中央の芯は緑色で、花びらの純白と相まってナチュラルな印象がある品種です。

昔から人気がある定番の品種で、ウェディングにもよく使用されています。

 

【赤】

赤色のガーベラで、「ブラックパール」という品種が人気があります。

八重咲きで、深みのあるワインレッド色をしています。

 

上品な色合いから、大人な雰囲気が感じられ、アンティーク調の落ち着いたアレンジにも向いています。

多肉植物とも相性抜群で、おしゃれなアレンジが作れますよ。

 

【ピンク】

ピンク色のガーベラで、「トレイシー」という品種が人気があります。

八重咲きで、ダリアを思わせる花の姿をしています。

 

優しいピンク色をしていて、幅広い年代に人気があります。

 

【黄色】

黄色のガーベラで、「エンジョイ」という品種が人気があります。

一重咲きで、パステルカラーのようなレモン色をしています。

 

爽やかな印象の可愛い色合いが人気の品種です。

ガーベラは色の違いによって雰囲気も変わってきます。

 

さらに、同じ色でも品種によって微妙に雰囲気が異なるため、人気の品種を参考に、自分のお気に入りのガーベラを探してみると面白いですよ。

 

実は、ガーベラは咲き方別にも種類があることをご存知でしょうか。

次の章では、それぞれの咲き方の特徴、人気の品種についてご紹介いたします。

 

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ガーベラの咲き方!人気の種類はどれ?

ガーベラの咲き方は6種類に分けられます。

ガーベラは、花の中央にある小さな花びら「管状花」、外周の大きな花びら「舌状花」の2種類の花びらでできています。

これらの花びらの形状や大きさ、枚数の違いで種類が分けられているんですね。

 

では、それぞれの咲き方と、咲き方別で人気の品種についてご紹介しましょう。

 

【一重咲き】

舌状花が大きく開き、管状花は小さく、花の中央で密集している咲き方です。

一般的によく見かけるガーベラは一重咲きのものが多いです。

 

一重咲きで人気の品種は、前の章でお伝えした「ミノウ」、「ホワイトスター」、「エンジョイ」などが挙げられます。

一重咲きの花の姿は、ピンと真っ直ぐ伸びた花びらから元気で明るい印象を受けますね。

 

【半八重咲き(アネモネ咲き、セミダブル)】

管状花が一重咲きよりも大きく、花が二層に重なったように見える咲き方です。

半八重咲きで人気の品種は、淡いピンク色でウェーブブーケなどにも使用される「シェリー」や、大人っぽいピンク色で中央に向かってグラデーションが濃くなる「レンブラント」などが挙げられます。

 

一重咲きの元気で明るい印象より、上品さも感じられる咲き方です。

 

【八重咲き(ダブル咲き、フルダブル)】

花びらの枚数が多く、ボリューム感のある咲き方です。

八重咲きで人気の品種は、前の章でお伝えした「ブラックパール」、「トレイシー」などが挙げられます。

 

ボレロシリーズも人気があり、特にボレロディヴィディヴィという品種は緑がかった白色の花がナチュラルな印象があり、人気があります。

花が分厚い八重咲きは存在感があり、見る人の目を引くことでしょう。

 

【スパイダー咲き】

舌状花が細長くツンツン尖り、立体感のある咲き方です。

スパイダー咲きで人気の品種は、ヒマワリを思わせるオレンジ色の花びらに芯が黒色で元気な印象の「トマホーク」、マットなピンク色に芯が黒色で可愛いとカッコいいを合わせた印象の「イギー」などが挙げられます。

 

シャープな印象で、甘すぎない可愛さがあり、人気があります。

 

【カール咲き】

舌状花が無く、管状花が大きく発達し、その管状花がカールして咲く咲き方です。

カール咲きで人気の品種は、花びらが波打つタイプのパスタシリーズです。

 

中でもストロー咲きのコルヴァーラは、クリーム色でマットな質感の花びらから温かい印象があり、人気があります。

個性的な咲き方なので、一味違った雰囲気を楽しみたい方におすすめですよ。

 

【ポンポン咲き】

八重咲きよりボリューム感があり、花を横から見ると中心が盛り上がるように咲く咲き方です。

八重咲きよりもさらに重厚感があります。

 

ポンポン咲きで人気の品種は、淡いピンク色の花びらに芯が黄緑色で優しい色合いの「ヒマリア」、赤紫色の花びらに芯が黄緑色でまるで和菓子のような「デュラスト」などが挙げられます。

丸みのある可愛らしい見た目が魅力的な咲き方です。

 

スタンダードな一重咲きのガーベラ以外にも、色々な見た目の咲き方があることを初めて知った方もいるのではないでしょうか。

ぜひ自分好みの見た目の咲き方を探してみてくださいね。

 

さて、ガーベラの咲き方をいろいろとご紹介しましたが、実は「大きさ別」にも種類があります。

普段よく見かけるガーベラより、大きいサイズの種類が存在するんですね。

次の章では、大きい種類の中で人気の品種についてご紹介いたします。

 

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ガーベラの種類!大きい花で人気なのは?

ガーベラは花の大きさで小輪、中輪、大輪の3種類に分けられます。

中でも大輪は花の大きさが大体10cm以上あるものを指し、存在感があり、人気があります。

 

そんな大輪系で人気の品種は、前の章でもお伝えした、一重咲きの「エンジョイ」、スパイダー咲きの「トマホーク」が挙げられます。

 

  • パステルカラーのレモン色をした「エンジョイ」
  • 大輪でヒマワリに似た雰囲気がある「トマホーク」

両方とも、一輪挿しにして飾ると、部屋がぱっと明るく爽やかな雰囲気になりそうですね。

 

落ち着いたシックな雰囲気がお好みであれば、花が黒みがかった赤色で一重咲きの「ブラックジャック」や、花が紫色で芯が黒い「ブルーアイ」も人気があり、おすすめです。

 

大輪系のガーベラは一輪挿しでも存在感がありますし、花束にアクセントとして取り入れることもできます。

使い勝手も良く、一本でも華やかですので、おすすめですよ。

 

ところで、ガーベラは1年間に100種類以上の新種が開発されているということをご存知でしょうか?

そして、そんな種類の多いガーベラの中には、珍しいガーベラも存在します。

最後に、最近開発された品種や珍しい品種についてご紹介いたします。

 

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ガーベラの種類!新品種や珍しいのはどれ?

ガーベラは比較的品種の入れ替わりが多い花です。

今まであった品種がなくなって代替の新しい品種が導入されたなんてことも多く、名前を覚えるのが難しいと思う方も多くいらっしゃるようですよ。

 

そんなガーベラの新品種をご紹介いたしましょう。

 

・ビューティー

一重咲きで中輪サイズのガーベラです。花は赤色で芯が黒色をしています。茎がしっかりしているのが特徴です。

 

・ソナリ

半八重咲きで中輪サイズのガーベラです。綺麗なみかん色で、他の品種にはあまり見かけないオレンジ色で珍しいですよ。

 

・アリバ

半八重咲きで中輪サイズのガーベラです。オレンジ色のバイカラーで、中心に向かって色が濃くなるグラデーションが綺麗ですよ。

 

・アケビケーキ

半八重咲きでフルーツケーキシリーズのガーベラです。

フルーツケーキシリーズは、品種改良された、花粉が出にくい品種シリーズです。花粉が出ないことによって、通常のガーベラより約1.5~2倍長持ちします。

 

アケビケーキは花は白色で芯が黒色をしています。花を長く楽しみたい方におすすめですよ。

 

新品種として出てきた品種も、いつの間にか廃盤になってしまう可能性があります。

気になったガーベラがあったら、なくなってしまう前に手に入れると良いかもしれませんね。

 

また、新品種が次々登場する中、ガーベラに見えないちょっと珍しい見た目の品種も存在するのをご存知でしょうか。

前の章でお伝えした6種類の咲き方に分類できないもので、「変わり咲き」と呼ばれるガーベラが存在します。

 

では、変わり咲きのガーベラについてご紹介いたしましょう。

 

・ポコロコ、マリモ

マリモのような見た目のガーベラです。ポコロコは小さく、マリモはポコロコより一回り大きいサイズになります。

花の見た目は一般的なガーベラと全く異なりますが、茎はガーベラらしい茎をしています。

 

ふわふわした見た目が可愛らしい品種です。

 

・ムーチョロコ

花の部分が葉の集まりのように変化し、一見すると全て葉のように見えるガーベラです。

他の花と一緒にアレンジすると名脇役となるでしょう。

 

グリーンを楽しみたい方におすすめですよ。

 

このように、ガーベラには、ガーベラに見えない珍しい品種も存在します。

店頭に並ぶのも珍しいので、気になった方はぜひ探してみてくださいね。

 

それでは、ガーベラの種類について最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、ガーベラの種類についてお伝えしました。

 

ガーベラの季節は春と秋。種まきの適期は、八重桜が咲く頃です。

ガーベラはカラーバリエーションが豊富で、それぞれの色に魅力的な人気品種があります。

 

咲き方は6種類。咲き方で見た目も異なり、それぞれ人気品種も多いですよ。

ガーベラは大きいサイズも人気です。どのようなアレンジでも存在感抜群になります。

 

新品種が次々登場するガーベラは、見た目がガーベラに見えない珍しい品種もあります。

種類が多く、色も見た目も様々なガーベラ。

 

人気の品種を参考に、ぜひ自分のお気に入りの品種を見つけてみてくださいね。

 

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