夏が近づくと花屋さんに並ぶ、カラフルなアスターには、どんな花言葉があるかご存知ですか?
ネット上では「怖い花言葉がある」という噂があるようですが、本当なのか気になるところですよね。
また、アスターは青や紫、白、ピンクなどいろんな色がありますが、色別の花言葉にはどんな意味があるのか知りたい方もいると思います。
アスターに怖い花言葉があるのかどうか、色別の花言葉や誕生花、おすすめの品種も合わせてご紹介します。
アスターの花言葉は怖い?
アスターには怖い花言葉があるイメージがある方もいると思いますが、実際はどうなのでしょうか。
実は「さようなら」や「後の祭り」のように、アスターには少し怖い感じのする花言葉もあります。
しかし、一般的に使われるのは「信じる心」や「同感」など良い意味の花言葉の方です。
贈るときにあまり神経質になる必要はないでしょう。
日本では、アスターといえばお盆の仏花に使われる定番の花。
故人を想う「さようなら」「追憶」「追想」「思い出」という花言葉がつけられているんです。
「さようなら」なんて花言葉を贈って大丈夫かしら・・・と思うかもしれませんね。
でもアスターの「さようなら」というのは故人との別れを偲ぶ意味であって、別れを切り出したい相手に贈る花言葉ではないのでご心配なく。
また、「思い出」から派生して、後から思い出してももう遅い・・・ということで「後の祭り」という花言葉もありますが、あまり一般的に使われる花言葉ではありません。
他にも、アスターにはいろいろな花言葉がつけられています。
代表的なものには、「変化」「同感」「信じる恋」「信じる心」があります。
「変化」という花言葉は、アスターが品種改良により色や形、花の大きさにさまざまな変化があることにちなんでいます。
また、アスターはひと株にたくさんの花が集まって咲くことから、仲良く人が集まるのを連想して、「同感」という花言葉もつけられています。
「心くばり」という花言葉もあり、これも周りの人を思うというイメージからきています。
それから、アスターには「信じる恋」「信じる心」のように恋愛や、信じるということにちなんだ花言葉がつけられています。
アスターは花びらの数が多いので、昔から恋占いに使われてきました。
マーガレットと同じように、花びらを1枚1枚ちぎって「好き」「嫌い」「好き」・・・と占っていくんですね。
そこから色別の花言葉にも、信じることに関する花言葉がつけられているんです。
ここまではアスター全体の花言葉ですが、さまざまな色があるアスターには、色ごとに異なる花言葉がつけられています。
色別の花言葉もご紹介していきましょう。
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アスターの色別の花言葉!青・白・紫・ピンク・赤などの意味
アスターには品種によってさまざまな色があり、花言葉も色によってさまざまです。
イメージにあった花言葉を贈れるよう、参考にしてみてくださいね。
青のアスターの花言葉
「信頼」「あなたを信じているけれど心配」
アスターは花占いに使うことから、恋愛や信じることにちなんだ花言葉が多いです。
青色のネガティブなイメージから、信じたいけれど心配・・・という恋の不安が込められた花言葉になっています。
白のアスターの花言葉
「私を信じてください」「私に信じさせてください」
白い花はそのイメージから潔白、純粋さを表す花言葉が多いです。
アスターは信じることに関連した花言葉がつけられるので、潔白や誠意を信じて欲しい、という意味で「私を信じてください」とつけられています。
紫のアスターの花言葉
「恋の勝利」「私の愛はあなたの愛より深い」
紫色のミステリアスで落ち着いた雰囲気から、自信に満ちた花言葉がつけられています。
ピンクのアスターの花言葉
「甘い夢」
ピンク色の可愛らしいイメージから、ロマンチックな花言葉がつけられました。
赤いアスターの花言葉
「変化を好む」
赤には積極的なイメージがあり、次々と新しいことに挑戦していきたいという意味を込めてつけられています。
日本の花言葉をご紹介しましたが、アスターは欧米でも人気のある花なので、英語の花言葉も気になるところですよね。
そこで続いては、英語の花言葉とその由来も合わせてお伝えいたします。
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アスターの英語の花言葉と由来は?
アスターの英語の花言葉は、どんなものがあるのでしょうか。
アスターの色・形がさまざまで、たくさん集まって咲く様子にちなみ、「多様性・変化(variety)」という花言葉がつけられています。
そこから、「忠実、貞節(fidelity)」「私はあなたを想うでしょう(I will think of you)」など、周りの人を思う花言葉もつけられました。
また、英語でも色別の花言葉がつけられています。
白いアスターの花言葉は「純粋・無垢」。
花嫁の無邪気さ、純粋さを表すために結婚式でよく使われます。
紫のアスターは色の高貴さから、王族と知恵を表しており、そこから「忠誠心」という花言葉がついています。
ピンクのアスターは、愛や優しさ、感受性の象徴とされており、「他人への愛」という花言葉があるんですよ。
そして、赤のアスターには愛情を表す色として、「不滅の愛」「不朽の献身」の花言葉がつけられています。
さて、花言葉は花を贈り物にするために調べると思いますが、同じく誕生花を知りたい方もいらっしゃると思います。
最後に、アスターの誕生花、プレゼントにおすすめの人気品種も合わせてご紹介いたしますね。
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アスターの誕生花!人気の品種はどれ?
アスターの誕生花は、4月3日、4月10日、4月22日、8月29日、11月28日となっています。
品種の数が多いため、どれを贈れば良いか迷いがちなアスター。
小輪のポンポン咲きで、濃ピンク・濃紫・赤・白の組み合わせは、いかにも仏花という感じに見えるのでプレゼントには避けた方が無難です。
最近はニュアンスカラーや華やかな大輪花など、おしゃれな品種がいろいろ出てきています。
アレンジメントでも人気の、いちおし品種をご紹介しますね。
【シャギーディープブルー】
細い花びらが特徴的な、花径10cmほどもある超大輪品種です。
単体でも良いですが、グリーン系の花材と合わせると、とてもおしゃれなアレンジができあがります。
存在感のあるスタイリッシュな花束は、大切な人に渡せば心に残る贈り物になるでしょう。
【マカロンピンク】
コロンとまんまるの大きな花はまさにマカロン!
花の中心はイエローで、ピンクとのグラデーションも可愛いです。
「甘い夢」の花言葉を添えて、恋人に贈るのにぴったりの愛らしい品種です。
【ココットマーブルレッド】
赤と白がマーブル状に混ざり合うユニークな小輪花です。
個性的でスタイリッシュなので、ちょっと目新しいものが好きなおしゃれさんに贈れば、喜ばれるかも知れません。
【ステラトップブルー】
パステル調の色彩がかわいらしいマイクロアスター。
白〜薄紫の小花が混ざり合い、優しいグラデーションが美しいです。
小輪タイプなので、他の花と合わせてブーケにするのもおすすめですよ。
ナチュラルな雰囲気なので、ちょっとしたお返しにも良いですね。
【マッシュ ラベンダー】
マッシュシリーズは花びらの重なりが多く、こんもりした八重咲きシリーズです。
その中でもラベンダーは特に大きめの花。
淡いラベンダー色なので、大輪でもくどくありません。
落ち着いた雰囲気が好きな人にも喜ばれる、優しい色合いです。
それでは、アスターの花言葉について最後にまとめましょう。
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まとめ
今回は、アスターの花言葉や人気品種をご紹介しました。
アスターの花言葉は「変化」「同感」「信じる心」「さようなら」「追憶」なので、怖い意味はありません。
アスターの色別の花言葉で、青・白・紫・ピンク・赤などをご紹介しましたね。
英語の花言葉は、「多様性・変化(variety)」で、他の色も周りを想う言葉が多いと言えます。
最後に、アスターの誕生花とプレゼントにおすすめの品種5選もお伝えしましたね。
多様な品種があるアスターは、どれを贈ろうか選ぶのもまた楽しいものです。
贈りたい花が見つかれば、ぜひぴったりの花言葉を添えてみてくださいね!
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