クレマチスの花言葉!怖い意味がある?母の日に贈るのはOK?

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「つる性植物の女王」とも呼ばれ、古くから世界中の人々を魅了しているクレマチス。

そんなクレマチスの花言葉の中に、怖い意味のものがあるというウワサを耳にしたことはありますか?

 

母の日にクレマチスを贈りたいけれど、花言葉に怖い意味があるなら止めておこうと考えている方もいるでしょう。

今回は、そんなクレマチスの花言葉について詳しくご紹介いたします。

 

ギフトとしてクレマチスを贈ることを考えている方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。

クレマチスの花言葉は怖い?

クレマチスの花言葉の中に怖い意味があるという話は、ネットを中心に良くウワサされていますね。

ツルを伸ばし、見事な花をたくさん付け、見た目の美しいクレマチスからは想像できない方も多いでしょう。

 

しかし、クレマチスの原種の一つ、テッセンにはちょっぴりドキッとさせる花言葉があります。

それは、「甘い束縛」、「縛り付ける」です。

 

ツル性植物で、テッセンの名の通り、鉄線のように硬くて丈夫なツルが絡みついて生長することから連想されたとされています。

束縛は、過度な愛情や怖い印象を与えがちですが、ポジティブに考えれば、愛の強さの表現とも解釈することもできそうですね。

 

また、クレマチスには「企み」や「策略」といったネガティブな印象の花言葉もあります。

昔、フランスの物乞いが、毒素を含むクレマチスの葉や茎の汁を自分の肌につけて皮膚をかぶれさせ、病人になりすまし通行人の同情を引いたことが由来とされています。

 

この花言葉から、フランスではクレマチスは「物乞い草」と呼ばれています。

美しいクレマチスがそのような呼び名で呼ばれているとは、驚きですよね。

 

このように、クレマチスには少しマイナスな印象を与える花言葉があります。

そんな花言葉を聞くと、クレマチスは贈り物としてはふさわしくないのかな…と考えてしまう方もいますよね。

 

しかし、クレマチスにはポジティブな花言葉もちゃんと存在しますよ。

母の日のプレゼントとしてもピッタリな花言葉があります。

 

次の章ではクレマチスのポジティブな花言葉を詳しくご紹介いたします。

 

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母の日にクレマチス!花言葉はどうなの?

先ほど、クレマチスのマイナスな印象の花言葉をご紹介しましたが、クレマチスの花言葉はこれだけではありません。

そして、母の日のプレゼントとして贈るのにピッタリな花言葉があるのです。

 

クレマチスには、「旅人の喜び」、「精神の美」という花言葉があります。

「旅人の喜び」は、聖母マリアがイエスを抱いて旅に出た時、クレマチスが咲く茂みで休息をとったという神話に由来しているとされています。

 

この逸話から、西洋の宿屋では、クレマチスを玄関に飾って旅人を迎えたそうですよ。

聖母マリアとイエスがクレマチスに囲まれて休息している様子がうかがえるクレマチスは、母の日の贈り物にふさわしいでしょう。

 

「精神の美」は、クレマチスの細く華奢なツルからは想像できないくらい大きな花を咲かせることから、クレマチスの生命力(精神力)の強さを賞賛しつけられたとされています。

見た目も美しいことさながら、内面の美を表現した花言葉です。

 

芯がある女性を連想させるクレマチスは、母の日の贈り物に喜ばれることでしょう。

ぜひ母の日のプレゼントにクレマチスを贈ってみてはいかがでしょうか。

 

ところで、花言葉というと、花によっては全体や色別で意味が違うこともありますよね。

種類が豊富なクレマチスは、どのような花言葉があるのでしょうか。

 

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クレマチスの花言葉!全体や色別に意味が違うってホント?

花言葉は全体を統括した花言葉と、色によって花言葉が違う場合があります。

 

チューリップを例に挙げると、チューリップ全体の花言葉は、「博愛」、「思いやり」があります。

色別では、赤いチューリップは「愛の告白」、「真実の愛」、黄色のチューリップは、「望みのない恋」、「名声」となります。

 

では、種類の豊富なクレマチスは、どのような花言葉があるのでしょうか。

 

実は、クレマチスは色別の花言葉はつけられていません。

全体の花言葉は、「旅人の喜び」、「精神の美」、「企み」、「策略」になります。

 

種類が豊富なだけに、色別の花言葉がないのは少し残念に思うかもしれません。

ですが、クレマチスは贈り物としてネガティブな花言葉かどうか気にせずに好きな色を選べるという点では嬉しいですね。

 

ただ、色別の花言葉はつけられていませんが、クレマチスの品種で意味が違うものがあります。

次の章では、品種別の花言葉をご紹介します。

 

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クレマチスの花言葉!品種別の意味の違いとは?

クレマチスは色別の花言葉は無いものの、クレマチスの品種で意味の違う花言葉があります。

 

まず、怖い意味の花言葉でご紹介した中国の原種のテッセンには、「甘い束縛」、「縛り付ける」の他、「高潔」の花言葉があります。

「高潔」の花言葉は、潔く凛とした花の姿にちなんでいるとされています。

 

日本の原種であるセンニンソウの花言葉には、「あふれるばかりの善意」、「安全」、「無事」があります。

花言葉の意味は明言されていませんが、仙人のような白い花を咲かせることから連想されたのではないでしょうか。

 

ちなみに、「安全」、「無事」という花言葉とは裏腹に有毒植物ですが、漢方として利用されていますよ。

 

もう一つ日本の原種であるカザグルマの花言葉には、「心の美」、「高潔」があります。

全体の花言葉同様、細いツルに清く凛とした大きな花を咲かせることが由来となっています。

 

アメリカの原種であるテキセンシスの花言葉には、「精神的な愛」があります。

花言葉の意味は明言されていませんが、全体の花言葉同様、細いツルに大きな花を咲かせる姿がテキセンシスの生命力(精神力)が感じられる

 

・・・ということから、そんな花言葉がつけられたのではないかと考えられます。

 

このように、品種によって微妙に違う花言葉があるため、花言葉を知った上でお気に入りのクレマチスを見つけてみてはいかがでしょうか。

 

ところで、クレマチスは世界的に人気な植物ですが、英語圏の外国人と関わりのある方には、英語の花言葉が気になりますよね。

そこで最後に、クレマチスの英語の花言葉をお伝えします。

 

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クレマチスの英語の花言葉は?

クレマチスの英語の花言葉は、

・mental beauty(精神的な美)

・Traveller’s joy(旅人の喜び)

・artifice(策略)

・ingenuity(創意工夫)

 

になります。

 

ingenuity(創意工夫)の花言葉は、日本語の花言葉にはありませんでしたね。

 

19世紀末のイギリスではクレマチスの栽培が盛んであり、クレマチスをフェンスやアーチに巻き付けて、誰が一番美しく花を咲かせられるかアレンジの腕を競っていたそうです。

そのため、創意工夫が求められたことから、このような花言葉がついたとされています。

 

日本語にはない花言葉ですが、クレマチスのツル植物の特徴を捉えた素敵な花言葉ですね。

創作活動をする方に、このような花言葉を添えてクレマチスを贈るのも喜ばれるのではないでしょうか。

 

それでは、クレマチスの花言葉について最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回はクレマチスの花言葉についてお伝えしました。

 

クレマチスの花言葉には、少し怖い意味のものやネガティブな花言葉があります。

一方、母の日の贈り物にピッタリのポジティブな花言葉もありましたね。

 

クレマチスは種類が豊富ですが、色別の花言葉はありません。

ただし、品種で花言葉の意味が違うものがあります。

 

英語の花言葉には、ingenuity(創意工夫)というものがあり印象的でした。

クレマチスには怖い意味の花言葉もありますが、贈り物にピッタリな花言葉があります。

 

数ある花言葉から伝えたい思いの花言葉を選んで、クレマチスに添えて贈ってみてはいかがでしょうか。

あなたはどんな思いを持ってクレマチスをプレゼントされましたか?教えてくださいね。

 

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