カラミンサというハーブの育て方を知っていますか?
初夏にきれいな花が咲く、ミントに近い香りがするハーブですね。
実は、カラミンサの語源は、美しいミントという意味なんですよ。
ハーブティー、ハーブバス、料理など、色々な活用方法がありますし、見た目もとてもきれいなので、家で育ててみたいですよね。
また、カラミンサには、ネペタとグランディフローラの2種類ありますが、何がどう違うのか気になるところです。
どうやって育てたらいいのか?増やす時はどうしたらいいのか?知りたいことが多いですよね。
ここでは、カラミンサの種類や育て方、ハーブティーの作り方などご紹介していきます。
では、早速、カラミンサがどういうハーブなのか、見ていきましょう!
目次
カラミンサとは?ネペタとグランディフローラってなに?
カラミンサは、ミントに似た香りがするため「カラミント」とも呼ばれています。
そのままでもミントの香りはするのですが、葉っぱをちぎるとより強くミントの香りを感じることができますよ。
カラミンサにはミントと同じように、消化を促進してくれたり、発汗を促してくれたりするハーブです。
風邪の引き始めなどにも良いと言われているので、私は喉や頭が痛い時によくお世話になってます。
ところで、そんなカラミンサですが、見た目ってどんな感じなのでしょうか?
見た目もミントと似ているのかというと、それほど似ていません。
実は、カラミンサには2種類あって、それぞれ、ネペタとグランディフローラといいます。
では、この2つは何がどう違うのか?
ネペタは、花も葉っぱも小ぶりで、花は茎の近くでこじんまりと咲き、葉っぱはすこし厚めで楕円形をしています。
花の色は白や紫が主流で、かすみ草の代わりにも入れられるくらい、可憐な印象の花です。
反対に、グランディフローラは大きめの花や葉っぱがついています。
大きめと言ってもそこまで大きいわけではないのですが、茎の先からにょきっと外に向かって咲いている感じです。
葉っぱもネペタよりは大きめで、こっちの方が少しミントの葉っぱに似ている感じで、薄くギザギザの形をしています。
それぞれ好みがあると思うので、違いを楽しんでみてくださいね。
実は、そんなカラミンサは家でも育ててみたいという方は多いです。
家庭菜園で人気のカラミンサ、育てるのは難しいのでしょうか?
カラミンサの育て方!切り戻しは必要なの?
カラミンサは、かなり密集して育つ傾向があります。
そのため、花が咲くころには結構なボリュームが出てきて、咲いた花の白色がきれいで、ぱっと目を引くほどです。
育てるのはわりと難しくありません。
地中海の方を起源とするハーブなので、明るい陽射しの下でよく育ちます。
水やりも、そこまで気にしなくても大丈夫ですよ。
葉っぱがしおれかけてきたら、水をあげるという感じでもOKなくらい、強い品種なんです。
適度に世話ができる方でしたら、土が乾いてきたと思ったタイミングで水やりをしてあげると良いでしょう。
まあ、季節にもよるかと思いますが、月に1〜2度くらいを目安にしてみてください。
土はあまり密度の濃いものではなく、適度に粒の大きい土で、水はけや通気性が良い状態で植えてあげましょう。
また、虫なども特に付く心配はありません。
そして、このハーブの最大の特徴は、花が咲く時期がとても長いことなんです。
どれくらいだと思いますか?
せいぜい1ヵ月とか思ったあなた、全然足りません。
なんと、一度咲いたら半年ほど咲き続けます。
大体5〜7月頃に咲き始め、11〜12月くらいまで咲くんですよ!
すごいですよね。
一度で長く楽しみたい方にはぴったりのハーブです。
ただ、生命力が強いとは言っても、やはり植物ですので、きれいに咲き続けてもらうためにも、少しは手間を掛けてあげましょう。
花をきれいな状態で長持ちさせるために、切り戻しをします。
花が咲いた後、少し散ってきたり、伸びて全体の形が悪くなってきたら、思い切って短めにはさみを入れましょう!
なぜでしょうか?
それは、植物は上の方に優先的に栄養がいってしまうので、下の方の「これから咲くよ!」という花への栄養が足りなくなってしまうからです。
なので、下の方の花が、ちゃんときれいに咲けるように、3ヵ月に一度くらい、様子を見て切り戻しをしてあげてください。
もしも、切った方にまだ花がついていて、捨てるのがもったいない!と思ったら、花瓶に活けたり切り花にしてみるといいですね。
ところで、カラミンサが上手に育てられるようになったら、もっと増やしたい!と思う方は多いです。
では、続いてカラミンサの上手な増やし方について見て行きましょう。
カラミンサの増やし方は?寄せ植えにはポイントがある?
カラミンサは増やしたいと思わなくても、勝手に増えてくれるハーブではあります。
種が落ちたらそこからまた生えてくるので、特に手間をかけずとも、自然に増えて、毎年咲いてくれるのです。
ただ、何も手入れをしないままだと、ちょっとマズい・・・。
かなりのボリューム になって密集状態になり、水も栄養もきちんと行き渡らなくなってしまうんですよね。
なので、増え過ぎる前の「春頃」を目安に株を植え替える。
または、咲いてからの9~10月あたりを目途に「さし芽」をする方法があります。
株の「植え替え」ですが、これは春頃に株を分けて、他の鉢に植えてあげるだけです。
充分に株が大きくない場合は無理せず、新しい種をまくか、既に育っているカラミンサを購入しましょう。
「さし芽」ですが、これもある程度大きくなった太目の茎を10センチ程度切って、新しい鉢に植えます。
2~3週間ほどで新しい芽が生えてくるでしょう。
これでカラミンサが増えたら、ハーブティーにして飲んでみるのも楽しみですね。
ミントっぽい香りがするので、ハーブティーにも向いてますし、簡単・気軽にハーブティーができるのは嬉しいですよね。
では最後に、カラミンサのハーブティーの作り方、味や香りについて見て行きましょう。
カラミンサのハーブティー!作り方は?味や香りはどうなの?
カラミンサはたくさん育てられたけど、ハーブティーはどうやって作ったら良いのか迷う方もいらっしゃるかもしれません。
実は、カラミンサのハーブティーの作り方はとっても簡単なんですよ!
まず、お花はハーブティーにはできないので、葉っぱを使います。
そのまま生の葉っぱを使用してもいいですし、乾燥させてからハーブティーにしてもいいです。
乾燥させたハーブティーの方が、香りも味も強めに出ます。
生の葉っぱの場合は、ティーポットに葉っぱを10枚程度入れて、お湯を注ぐだけ。
乾燥させたものは、味の強さの好みにもよりますが、ティースプーン1~1.5杯くらいでしょうか。
通常のハーブティー同様、5~10分ほど蒸らして、香りが出てきたら完成です。
最初にも書きましたが、このハーブはミントの香りがするハーブなので、味も香りもミントティーに近い感じです。
ただ、ミントほど味も香りも強くないので、優しめのミントティーを想像されると一番近いでしょう。
スーッと軽めの爽快感と、すっきりした感じを味わえるハーブティーです。
では、まとめです。
まとめ
今回は、カラミンサの育て方や増やし方、ハーブティーの作り方等についてお伝えしました。
カラミンサは、ネペタとグランディフローラという2種類があります。
カラミンサは、太陽の下でよく育ちます。水は適度にあげましょう。
花が6か月ほど咲くので、長く楽しめる花です。
増やすときは、植え替えやさし芽をしてあげましょう。
ハーブティーにするときは、生の葉っぱでも乾燥でもできます。
優しくミントの香りがするので、スッキリしますよ~飲んでみてくださいね。