マジョラムというハーブの使い方、ご存じですか?
マジョラムを買ってはみたけれどイマイチ使いきれない
鉢植えがうちにあるけど眺めるだけで食べたことはない
なんて方も多いのではないでしょうか。
実は、マジョラムって、手間なく簡単に育てられ、
葉や枝の香りはもちろん、夏にはかわいいお花を楽しむこともできるハーブなんです。
今回は、マジョラムの手軽な使い方や、育て方のポイントについてお伝えします。
あと、よく似たハーブと言われるオレガノとの違いをご紹介していきます。
マジョラムの使い方!料理のレシピのおすすめを3つご紹介!
マジョラムを使うのは凝ったお料理だけ?
そんなことはありませんよ~。
清涼感のある甘い香りを活かして、手軽に使うことができるハーブです。
ドレッシング、トマトや豆を使った煮込み料理、そして相性抜群なお肉料理に使うのがおすすめです。
ここでは手軽な材料で簡単に作れるおすすめレシピを3つご紹介します。
【マジョラムのドレッシング】
<材料>
オリーブオイル 大さじ 2
酢 小さじ 2
塩 小さじ 1/2
マジョラム 小さじ 1/2 *生であればなお良い
<作り方>
それでは作り方です。
「すべての材料をよく混ぜる」
以上!・・・って感じです^^
このドレッシングは、トマトサラダ、魚介を使ったサラダなどに良く合いますよ。
たったこれだけの材料ですが、マジョラムの豊かな香りを存分に楽しめます。
これにしてから、うちでは市販のドレッシングはほぼ使ってません。
続いては、トマトとマメのスープをご紹介します。
【トマトと豆のスープ】
<材料> 2人分
玉ねぎ 中¼
オリーブオイル 大さじ1
水 100cc
カットトマト缶 半量(200g)
ミックスビーンズ 1袋(50g)
コンソメキューブ 1つ
塩、コショウ 少々
マジョラム 1つまみ
EXVオリーブオイル 小さじ1
では、作り方に行ってみましょう。
<作り方>
1.玉ねぎを1cm角に切り、鍋に入れオリーブオイルで炒めます。
2.玉ねぎが透き通ってきたら、ここに水、カットトマト缶、ミックスビーンズ、コンソメキューブを加えて煮ます。
3.玉ねぎが柔らかくなったら、塩、コショウで味を整え、最後にマジョラムとEXVオリーブオイルを加えます。
保存食材で作れるので、ほんとに重宝。
買い物に行くのが億劫な日にはいつも助けてもらっている私の救世主的メニューです。
では、3つめは、マジョラムを使ったポークソテーをご紹介します。
【ポークソテー】
<材料>
とんかつ用豚肉 2枚
塩、コショウ 少々
マジョラム 2つまみ
薄力粉 小さじ1
<作り方>
1.豚肉に塩、コショウ、マジョラムを振って、20分ほどおいてなじませます。
2.薄力粉をビニール袋に入れ、ここに1.を入れ良くまぶします。
3.油(分量外)をしいたフライパンで2をソテーします。
これはもうウチの定番メニューですね。
とっても簡単なのに、献立の主役になってくれるありがたい一品です。
マジョラムはやさしい香りなので、たっぷり目に使ってもOKですよ~
こんな風にマジョラムの香りを毎日楽しみたいなら、やはり生の状態で常備できることが一番ですよね。
それならいっそ、お家でマジョラムを育ててみませんか。
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マジョラムの育て方!栽培のコツとポイントとは?
マジョラムはポイントさえ押さえれば、おうちで簡単に育てられるハーブです。
マジョラムは地中海沿岸が原産地。
そんなイメージどおり、育てる環境としては日当たりと水はけが大切となります。
土が乾いたら水をやるというくらいにして、乾燥気味の状態にしておかないと、根腐れという大惨事になりかねません^^;
ついついお水をあげたくなっちゃいますが、がまんがまんです。
特に高温多湿となる梅雨時は要注意。
水やりを控えめにすることはもちろん、枝や葉を摘んで風通しをよくし、蒸れを防ぐのもいい方法です。
私はこの時期は特に率先してお料理に使うようにしています。
次に注意が必要なのは冬。
地中海生まれのお嬢様ですから、寒さにも弱いんですよね。
霜が当たらないように注意してあげてください。
では、植え方からその後の育て方を順を追ってみていきましょう。
・植え方
春、暖かくなってそろそろ霜も降りなくなったな、という頃をみはからって苗を植え付けます。
日当たりの良い場所で30cmほどの間が空くように植えます。
土は、草花用、ハーブ用として市販されているようなものでOKです。中性~弱アルカリ性の土が適しています。
これに暖効性化成肥料をまぜておくと万全です。
・毎日のお世話
水をやりすぎない、ってなかなか加減が難しいのですが、
庭に植えている場合は、雨が降らない日が続いて乾燥が続くときだけ水をやります。
プランターや鉢植えの場合は、表面の土が乾いてから数日経った頃にやっと水をやるという感じです。
肥料は、植えたときに入れておいたもので基本的には大丈夫だと思います。
もし、元気がないようであれば、夏と冬以外の時期に月に1回ほど液体肥料をやります。
かわいいかわいいマジョラムちゃんですが、水と同様、肥料もやりすぎには注意してください。
やりすぎるとかえってダメになっちゃうことがあります。
かかりやすい病気は特にありませんが、乾燥が続くとハダニがつくことがあるので、注意してくださいね。
ハダニは、ちょっと気持ち悪いですが、テープを張り付けて駆除することができますよ。
・植え替え
寒さに弱いので、外に植えている場合でも秋に鉢などに植え替えると安心して冬を越せます。
この時に、鉢の大きさにあわせて株分けをします。
・増やし方
秋の植え替えの際の株分けや、挿し芽、種をとってまくなどの増やし方があります。
種をまく場合は、4-5月頃に種をまきます。
芽が出るまで1-2週間ほどかかります。
その後も成長はゆっくりで、収穫できるようになるまでには3カ月ほどかかります。
気長に楽しみたい方にだけおすすめします。
ところで、そんなマジョラムですが、宿命のライバル(?)がいることをご存じですか?
続けて見て行きましょう。
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マジョラムとオレガノの違いとは?使い方も違うってホント?
マジョラムについて調べてみると、似ているハーブとして必ず登場するのが、オレガノ。
その違いって何なのでしょうか。気になるところですよね。
マジョラムとオレガノの違いについては、学者でも意見が分かれているといいます。
マジョラムはオレガノと同じハナハッカ属に分類されていましたが、
近年、これとは別にマヨナラ属に分類する考え方も出てきているそうです。
そんな学問的なことは別にして、香りをかいでその違いを感じてみましょう。
オレガノは男性的な強い香りでやや苦味を感じます。
一方マジョラムは穏やかなすーっとした甘い香りで女性的なイメージです。
この違いを活かして使ってみてください。
たとえば、青魚のハーブ焼のような強い香りが欲しい時はオレガノ、
ジャガイモのグラタンのようなあまり強い香りだと素材の風味を消してしまう恐れがあるものにはマジョラム、
と使い分けると良いでしょう。
オレガノとマジョラムの違い、そんな風にイメージしてくださいね。
それでは、マジョラムについてたくさんお伝えしましたので最後にまとめます。
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まとめ
今回は、マジョラムについて、使い方、育て方、オレガノとの違いについてご紹介しました
その穏やかで甘い香りは、お肉料理、野菜料理いずれにもよく合うこと。
おすすめレシピを3つ紹介しましたね。
育てるときは水はけと日当たりがポイントで、高温多湿と寒さを嫌うことでした。
そして、よく似ているオレガノとの違いについても見てきました。
ぜひ、あなたもマジョラムの特徴を活かして、毎日の暮らしの中で色々な使い方を工夫してみてくださいね。