アーティチョークって、食べたことありますか?
以前よりは目にすることも増えてきましたが、まだまだ未知の食材ではないでしょうか。
アーティチョークの食べ方は独特で、ちょと手間はかかりますが、とても美味しいです^^
手軽にハーブティーとして飲むのもおすすめです。
アーティチョークの正体は、アザミ科のつぼみ。
ですから、食材としてだけでなく、お花として育てて楽しむこともできるんですよ。
今回は、そんなアーティチョークの食べ方、アーティチョークティーの入れ方から栽培方法までをご紹介していきましょう。
目次
アーティチョークの食べ方とレシピのおすすめ!味の特徴は?
アーティチョークって一体どうやって食べるのでしょう?
残念ながら、アーティチョークの食べられる部分は全体の2割ほど。
つぼみの上2/3は切り取って捨て、ガクの下のわずかな部分を食べます。
じゃあ、どんな味がするのか?
これもよく聞かれるのですが、あの外見だと日本人にはなかなか想像がつきませんよね。
甘味とほんのり苦みをあわせもつ大人の味といったところでしょうか。
そら豆の味に例えられることもあります。
食感はというと意外にも、ホクホクとしたお芋や百合根のような感じで、美味しいんです♪^^
でも、まずは自分で味わってみないことにはイメージできませんよね。
ここでは生のアーティチョークの茹で方から、もっと簡単に瓶詰を使ったレシピなどあわせて3つご紹介します。
まずは、シンプルイズベスト!のボイルド・アーティチョークをご紹介します。
ボイルド・アーティチョーク(基本の茹で方)
<材料>
- アーティチョーク 1個
- 水 1リットル
- 塩 大さじ 1
- 酢 大さじ 2
では、作り方に行ってみましょう。
<作り方>
1.アーティチョークの上2/3を切り落とし、下の部分だけ使います。
2.1リットルほどのお湯を沸かし、塩、酢を入れてから1.を茹でます。
アーティチョークがすっぽりお湯に浸るくらいの大きさの鍋がいいです。
クッキングペーパーなどを落し蓋にしてもいいですよ。
3.1時間弱茹で、ガクを引っ張ると抜けるようになったらOKです。
4.茹で上がったらお皿に取り、真ん中のめしべの部分をスプーンなどで取って捨てます。
5.ガクを1枚ずつ取って、その根元部分を葉でこそげるようにして食べます。
ガクの下の花托(かたく)という、瓶のふたを逆さにしたようなところは、アーティチョークハートと言われます。
アーティチョークの中でも一番美味しい部分ですから、捨てないでしっかりいただきましょう。
このレシピは「アーティチョークとは何ぞや?」
と思った方にはぜひ挑戦していただきたい1品です。
シンプルなだけにアーティチョークそのものの風味を存分に味わえます。
オリーブオイルと塩こしょうをつけても美味しいですよ。
続いては、風味豊かなアーティチョークのフライをご紹介します。
アーティチョークのフライ
<材料>
- 茹でたアーティチョーク・・・好きなだけ ※基本の茹で方を参照
- 揚げ油 (オリーブオイルがベスト)・・・適量
- 塩・・・少々
では、作り方です。
<作り方>
1.アーティチョークは縦半分に切り、水気を拭き取ります。
2.熱した揚げ油で、こんがりと色づくまで揚げます。
3.塩少々をふっていただきます。
これもシンプルですが、茹でたアーティチョークを油で揚げることにより、さらに風味が増しますよ。
アーティチョークは、このようにシンプルに食べるのが私は好きです。
瓶詰で作るアーティチョークとクリームチーズのディップ
<材料>
- アーティチョーク(瓶詰) 150g
- クリームチーズ 100g
- サワークリーム 大さじ1
- マヨネーズ 大さじ3
- すりおろしにんにく 少々
- こしょう 少々
- パセリ 少々
<作り方>
1.クリームチーズは冷蔵庫から出して柔らかくしておきます。
2.アーティチョークは水気を切り、1cmくらいの大きさに切ります。
3.1.2.とその他の材料をよく混ぜ合わせます。
4.クラッカーやバゲットなどにつけて食べます。
面倒な下ごしらえが要らない、瓶詰を使ったレシピです。
簡単でちょっと変わったおつまみになるので、私はホームパーティに持っていくお土産として、よく作って行きます。
さて、こんな風にして食べるアーティチョークですが、下ごしらえはちょっと面倒だと思うこともありますよね。
そんな方は、もっと簡単にハーブティーとして飲んでみてはいかがでしょうか。
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アーティチョークティの作り方は、
- 生のアーティチョークを使う方法
- 乾燥させたものから作る方法
の2通りがあります。
では、早速ご紹介しましょう。
生のアーティチョークで作る方法
1.アーティチョークを丸ごと1つ切らずにそのまま鍋に入れ、上までかぶるくらいの水を注いで弱火にかけます。
2.1時間ほど煮出したら火を止め、そのまま5時間前後放置し、最後にアーティチョークを取り出して、出来上がりです。
取り出したアーティチョークは食べられますよ。
乾燥したアーティチョークで作る方法
1.乾燥したアーティチョークをひとつかみ鍋に入れ、水1リットルを注ぎ、弱火にかけます。
2.1時間ほど煮出したら、できあがりです。
※乾燥したアーティチョークが細かくなったものであれば、大さじ1をお茶パックに入れてティーバッグを作り、これに熱湯を注いで飲むこともできます。
いずれも、ホットでもアイスでも楽しめます。
ただ、お茶にすると特有の苦みが出るんですよね。
私はだんだん慣れてきましたが、苦みが気になる方は、はちみつを入れて飲んでも美味しいですよ。
インドやベトナムではお酒を飲みすぎた時、二日酔い防止のためにこのアーティチョークティーを飲む習慣があるとか。
それもそのはず、アーティチョークには次のような体に良い成分が含まれているのです。
- シナリン・・・・・・肝機能を保護
- スコルモシド・・・・胆汁の分泌促進
- クロロゲン酸・・・・胃酸の分泌促進
- カリウム・・・・・・塩分排出、利尿作用
- ルテオリン・・・・・尿酸値を下げる機能
- 水溶性食物繊維・・・便秘を改善し、糖分の吸収を抑える機能
二日酔いだけでなく、体の色々な不調を防いでくれそうです。
でも、アーティチョークってそれなりのお値段はするし、いつも手軽に買えるものでもありませんよね。
だったら、自分で育てちゃおう!という方はとても多いです。
・・・ということで、次にアーティチョークの栽培方法もご紹介していきましょう。
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アーティチョークの栽培方法!育て方のコツと旬の時期は?
アーティチョークはアザミ科の植物のつぼみで、食用としてはもちろん、そのままにしておけば開花し観賞用として楽しむこともできるんです。
アーティチョークが好むのは日当たりの良い場所。
一度根を張ると、植え替えを嫌う性質があるので、植え付ける場所はよく吟味して決めましょう。
背丈は1~2mくらいになりトゲもあるので、あまり人が通らない、邪魔にならない場所を選ぶことも、長く育てていくためのコツといえます。
では、育て方の流れを追って説明していきますね。
・種まきは?
3-4月の暖かくなった春の時期に、鉢に種をまきます。
土に指の第一関節くらいの穴をあけ、ここに1粒ずつ種をまいていきます。
芽が出ない種もあるので、育てたい本数より少し多めに種をまきます。
芽が出るまでは20度くらいに保ってあげたほうが良いので、寒い日は家の中に入れてあげてください。
乾燥にも注意です。こまめに水をあげてくださいね。
・植え付けは?
本葉が5枚くらいつくまでに育ったら、植え付けです。
庭なら日当たりが良く、水はけのよい場所を選びましょう。
プランターや鉢の場合は、大きく育ちますから、なるべく大きなものを用意しておきましょう。
土は、水はけの良いもの、例えば小粒の赤玉土6:腐葉土3:川砂1くらいの割合でまぜたものを用意します。
間は1m以上空けて植えるようにしましょう。
上手に世話をすれば、同じ場所で5-6年は育てられますから、ずっと育てられる場所にしておいてくださいね。
・水やりと肥料は?
乾燥にも湿気にも弱いので、注意して水をやります。
つぼみの出始めは乾燥すると育ちが悪くなるので、特に注意してあげましょう。
植え付け後の5-6月は成長のために養分が必要なので、液体肥料を半月に1回くらいの頻度でやるとよく育ちます。
2年目以降は3月下旬にも液体肥料をやると、その後の育ちが良くなります。
・越冬(えっとう)は?
寒冷地では冬には枯れてしまいますが、根が生きていれば、春にまた芽を出します。
藁や腐葉土で覆って、根を霜から守ってあげてください。
・旬の時期(収穫時期)は?
2年目以降の6月頃には大きく膨らんだつぼみをつけます。
これを収穫して食用にします。
さて、いかがでしたか?
アーティチョークの家庭菜園、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
それでは、アーティチョークについていろいろとお伝えしましたので、最後にまとめましょう。
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まとめ
今回は、アーティチョークについて、知っておきたいことをピックアップしてお伝えしてきました。
まずは、味の特徴と食べる部分。
基本の茹で方から瓶詰でも作れるおすすめレシピを3つご紹介しましたね。
アーティチョークティーの作り方、効果についてもご紹介しました。
そして、アーティチョークは意外にもお家で育てられるということで、栽培方法についてみてきました。
こうしてアーティチョークについて知ると、興味はさらに深まりませんか?
変わったものが大好きで好奇心旺盛なあなた! (私もよくそういわれます笑)
次はこれ、アーティチョークですよ~!
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