勿忘草(ワスレナグサ)の花言葉は怖い?青や白など色別意味

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春、可憐な青の小花を咲かせる勿忘草(ワスレナグサ)。

 

可愛らしい人気の花ですが、怖い花言葉があるという噂が気になっている人もいるのではないでしょうか?

また、勿忘草には青の他、白やピンクの花もあるので、色別に花言葉があるのかどうかも知りたいところですよね。

 

今回は、勿忘草に怖い花言葉があるのかどうか、色別の花言葉も合わせてご紹介します。

勿忘草(ワスレナグサ)の花言葉は怖い?

まず、勿忘草の花言葉が怖いという噂から見て行きましょう。

 

勿忘草の花言葉を見てみると、「私を忘れないで」「真実の友情」「誠の愛」となっています。

勿忘草の「私を忘れないで」は有名なので、花言葉に詳しくない人でも聞いたことがあるかもしれませんね。

 

実際は美しい花言葉ばかりなのに、なぜ怖い花言葉があるという噂があるのでしょうか。

それは、勿忘草の「私を忘れないで」「誠の愛」という花言葉が、悲しいエピソードに由来しているからなんです。

 

これは中世ドイツの伝説です。

ドナウ川のほとりで、若い騎士ルドルフが小さな青い花を見つけ、愛する恋人ベルタのために摘み取ろうとしたところ、誤って川に転落してしまいます。

 

彼は溺れながら最後の力を振りしぼり、ベルタに向かって花を投げます。

そして「私を忘れないで」という言葉を最後に溺れ死んでしまうのです。

 

ベルタはルドルフの最後の言葉と、小さな花を胸に一生を過ごしました。

 

勿忘草の小さな花に、こんな悲しいエピソードが秘められているんですね。

それ故に花言葉も暗く悲しいものがあるのだろうと思われがちなのですが、勿忘草にはマイナスイメージの花言葉は無いのでご安心ください。

 

ところで、勿忘草は青・白・ピンクの3色あるので、それぞれの花言葉が気になる方もいると思います。

色別にご紹介していきましょう。

 

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勿忘草(ワスレナグサ)色別の花言葉!青や白などの意味

勿忘草は青い花が最も一般的ですが、たまにピンク色や白い花の品種も出回っています。

バラのように、色によって全く花言葉の印象が違う訳ではありませんが、一応色別に花言葉がついています

 

の勿忘草の花言葉は、「真実の愛」、「誠の愛」となっています。

これは前述しました悲しい伝説に登場するのが、青い勿忘草だからです。

 

一方、ピンクの勿忘草の花言葉は「真実の友情」となります。

フランスでは勿忘草が友情を表す言葉になっているそうですよ。

 

また、白の勿忘草の花言葉は全体の花言葉と同じく「私を忘れないで」です。

儚げな白は、より花言葉の印象に似合いますね。

 

日本の花言葉がドイツの伝説に由来しているのなら、他の国ではどうなのかも気になる人もいるかも知れません。

フランスでの花言葉もご紹介致しますね。

 

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勿忘草(ワスレナグサ)のフランス語の花言葉と由来は?

フランスで勿忘草の花言葉は「私を忘れないで」「真実の愛」「忠実な記憶」「誠実な友情」となっています。

やはり、ドイツの伝説が由来の「私を忘れないで」「真実の愛」となっているんですね。

 

また、勿忘草は友情を表す花とされています。

そのため、花言葉も友情に関する言葉になっているわけです。

 

それでは、続いて英語の花言葉はどんなものがあるかも見てみましょう。

 

勿忘草(ワスレナグサ)の英語の花言葉と由来は?

勿忘草の英語の花言葉は、私を忘れないで(Do not forget me.)」。

これが直訳されて、そのまま日本名の勿忘草(忘れな草)になっているんですね。

 

元々、日本では瑠璃草という名前もあったのですが定着せず、勿忘草と呼ばれるようになったとされています。

瑠璃草よりも印象に残りやすい名前になったおかげで、勿忘草はより人気が出たのかも知れませんね。

 

他には「true love(真実の愛)」、「memories(思い出)」というものもあります。

「思い出」は、上記のドイツの伝説で、ベルタが死んでしまった恋人の思い出を胸に一生を過ごしたことから来ているそう。

 

花言葉は国によって印象が違うものが多いですが、勿忘草の場合、どの国も1つの伝説に基づいて花言葉がつけられているなんて面白いですね。

 

勿忘草をプレゼントするなら、花言葉だけでなく誕生花がいつなのか知りたい方もいるかも知れません。

気になる人気品種も合わせてご紹介しますね。

 

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勿忘草(ワスレナグサ)の誕生花!人気の品種はどれ?

勿忘草の誕生花は、2月7日・29日、3月13日・15日、4月5日・6日・17日・21日・24日、5月14日・15日です。

早春から初夏近くまで長く咲くので、春の長期間、誕生花になっていますね。

 

普段、あまり品種について意識することは少ない勿忘草ですが、実はいろいろ品種があります。

自分で育てるも良し、プレゼントするのにもおすすめの品種を選んでみましたよ。

 

「ビクトリア」

勿忘草の1種、ミオソティスの改良品種のシリーズです。

花びらの数が6〜7枚と一般的な勿忘草より多く、ライトブルー、インディゴブルー、ピンク、ホワイトの4色があります。

 

3〜4色まとめてプレゼントすれば、可愛らしくもにぎやかです。

久しぶりに会う人に、春の訪れを告げる手土産として送ってみてはいかがでしょう。

 

「ミオマルク」

咲き始めはピンク色で、咲き進むにつれ水色に変わっていくのがなんとも可愛らしい品種です。

花のサイズは1cm大程度と、従来種に比べずっと大きい花なので、単体でも充分見栄えがします。

 

勿忘草を見慣れているお花好きの人でも、「これが勿忘草!?」と驚いてもらえるでしょう。

一般的な勿忘草と違い毎年咲くので、ガーデナーにプレゼントすれば喜ばれることうけあいです。

 

「ドワーフブルー」

草丈は20cmほどとコンパクトにまとまるので、鉢植えにも向いている品種です。

種も販売されているので、秋に自宅のプランターやお庭に蒔いておけば、4月頃から次々咲きますよ。

切り花にして、ミニブーケをちょっとしたお礼に渡せば、ナチュラルテイストが好きな人にも喜ばれそうですね!

 

気になる品種はあったでしょうか?

 

勿忘草は、品種によって違いがあるのが意外と知られていないお花です。

プレゼントするときには、相手にちょっとした豆知識として伝えてみてくださいね。

 

苗をそのままラッピングしてもいいですし、春らしい寄せ植えにしてプレゼントするのも素敵ですよ。

 

それでは、勿忘草の花言葉について最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、勿忘草の花言葉を、色別、国別のものも合わせてご紹介しました。

 

まず、勿忘草の花言葉は「私を忘れないで」「真実の愛」です。

なので、噂の「怖い花言葉」はありません。

 

色別だと、勿忘草のピンクは「真実の友情」白は「私を忘れないで」です。

勿忘草のフランスの花言葉は「真実の友情」。

 

そのため、勿忘草は友情を表す花とされています。

誕生花とおすすめ品種もご紹介しましたね。

 

勿忘草は、贈った相手に春の訪れを感じさせるのにぴったりの花。

ぜひ、愛情や友情を伝えたい相手にプレゼントしてみてくださいね。

 

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